2008年5月1日

新入生歓迎祭2日目、新歓ステージ。

新入生歓迎祭2日目です。今朝、私が大学に着いた7:00にはもう既にたくさんの学生さんたちが歓迎祭の準備を行っていました。昨日、時間切れでやれなかったことなのか、念入りなチェックなのか。いずれにせよ、楽しむこと(楽しませること)に一生懸命になれる姿には頭が下がります。

新入生歓迎祭2008 2日目
まず新歓ステージでは、オープニングの後さっそく、芸大名物「Geidai Action Team」によるゲイダイガーショーのスタートです。いきなり悪者たちが暴れまわり、始まってそうそうゲイダイガー、ピンチを迎えています。
新入生歓迎祭2008 2日目
UFO
通から長く長く続くフリーマーケットでは、古着や雑貨に混じって、教科書や参考書の「お下がり」も販売されていました(格安?!)。
新入生歓迎祭2008 2日目
銀河系広場では、これまた大芸大恒例の「よさこい×結び」が披露されていました。いつも良く揃っていて、溌剌と踊る姿はカッコイイです。嫌な顔して踊っている人なんて一人もいません。みんな楽しそうです。その「よさこい」の会場付近でお猿さんと遭遇することができました。なかなか良いタイミングだったと思います。
 新入生歓迎祭2008 2日目
またまた戻って新歓ステージでは、先月「ハモネプリーグ2008」で全国にその名を轟かせた「VIVENTE」によるアカペラステージです。どうも客席の前のほうに既に入部を決めている新入生がサクラとして仕込まれているようで、ミョーにアリーナ席と一体感が生まれています(笑)。
新入生歓迎祭2008 2日目
少し時間がプログラムより早く進行しているのか、タイムキーパーさんの「もっと延ばして!」の指示にもうまくトークでつないでなかなかのMCぶりを見せてくれていました。ステージ前の観客の皆さんはノリノリっていう感じではなく身を硬くしてピタッととまっているような感じに見えました。聴き惚れてちゃっているんでしょうね。ヴォイスパーカッションのデモンストレーションなどもあり、歌い終わると拍手と歓声で盛り上がっていました。
新入生歓迎祭2008 2日目
15:30を過ぎ、曇り空からパラパラと雨が・・・。このあと一番盛り上がる「スプラッシュ」のダンスパフォーマンスどうなるだろう?・・・、・・・とこのブログを書いているうちに「スプラッシュ」時間になったようです。(ちょっと写真とってきます。)

ということで、すんごい盛り上がっている「スプラッシュ」のステージを見てきました。長い間練習してきただけあって素晴らしいステージです。カッコイイっす!未だ進行しています。観客席は常に奇声ともとれる声援が続いていて、音楽に合わせて建物ごと揺れているような感じです。
新入生歓迎祭2008 2日目
新入生歓迎祭2008 2日目
新入生歓迎祭2008 2日目
きっと1年生だろうという感じの近くにいた男子2人。声は聞こえませんでしたが顔を見合わせて「すげーなぁ、芸大」。そんな声が口の動きから読み取れました(本当)。そう、すごいっす!楽しむことの達人たちの集まりです。こりゃハマルは、芸大。
ステージも終盤。雨もほとんど上がりましたっ!この盛り上がりが雨を蹴散らしたって感じでしょうか。そうこうしているうちにエンディングのアナウンスが・・・。皆さんお疲れ様でした。

そんな中、芸術情報センターではなにやら着々と準備が進められています。
GOODS DESIGN COLLECTION 2008
そう明日のお昼休みに予定されている「2008芸大Tシャツ」のお披露目ファッションショーの準備です。ライトアップされたパイプオルガン。アートホール全体がステージとなり、照明・映像・美術・音楽・ダンスパフォーマンスのショーが行われます。
明日、2時限目が終わったら、アートホールに急げーっ!!

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2008年4月30日

新入生歓迎祭、始まりましたー!

新入生歓迎祭はじまりましたーっ!
新入生歓迎祭 情熱大芸
今日は昼休みだけの開催でしたが、本日のプログラム忍術研究会による「MURAMASA」の公演がありました。
忍術研究会 MURAMASA
この他にも様々な団体の出し物がありますのでご紹介します。場所は「公式パンフレット」で確認してくださいね。

2008年度 大阪芸術大学 新入生歓迎祭 (5月1日のプログラム)
●「新歓STAGEHOME―」 (12:3518:25
新入生歓迎祭 新歓STAGE -HOME-
●フリーマーケット(12:4517:30
●お笑いライブ「あなたの為に今僕ができることは精一杯の力であなたを笑わせること」
 (開場:13:30 開演14:0016:00
●武道体験「人の力」(12:2017:00) 各部デモンストレーション(演武)
◇少林寺拳法部◇合気道部◇氏家流平法手術部◇柔道部◇なぎなた部◇正道会館空手道部

●ライブ
・サウンドギャラリー「魁!!サウンド塾」(12:2017:00

・ニューフォーククラブ「新入生歓迎ドレミの広場ライブ」(12:5018:30
・軽音楽倶楽部「ヤル気・元気・楽気」(晴天時:15:3017:55 雨天時:13:0018:00
・吹奏楽団Harmonie dArts「アルモ屋さんの歓迎会」(14:0014:40
・落語研究寄席の会「芸大漫才 ―目玉親父―」(15:0017:00
●上映会
・特撮・CG映像サークルSFASFA新歓上映会」(13:0017:30
TV-CM研究会the 10%「上映会」(12:5017:00
・漫画・アニメーション研究会グループCAS「新入生歓迎上映会」(14:2517:30
YAMATON PRODUCTION「新入生歓迎上映会」(12:2514:00
・映画研究部「上映会。」(13:0018:00
●上映会&パフォーマンス
・放送研究会「放研体験会」(13:3017:00
●展示会
・えほん缶「絵本展」(12:5017:30
・アート・ラボ「新歓展示会『ラボ展!!』」(13:0017:30
・デッサン部「デッサン部展示会」(12:2018:00
・学園祭実行委員「学園祭展」(13:0017:00
●パフォーマンス
・芸大パフォーマンスドール「ジャグリングパフォーマンス『家族』」(14:1015:10
・忍術研究会「新入生歓迎祭公演『MURAMASA』」(13:3014:0017:2017:50
・むつごろう雑技団「大道芸ショー」(13:0017:00
・よさこい×結び「演舞・演奏」(12:2013:1015:1016:00
Dance Crew未成年「Street dance crew未成年Show case」(13:0013:40
・村田堂本舗「演劇路上ライブ」(12:3512:5515:0515:30
●体験セミナー
・ハンドクラフトクラブ「七宝焼教室」(12:3017:30
・女子ラクロス部「体験ラクロス」(14:2017:30
TRPGサークル「遊」 「TRPG体験イベント」(13:3016:00

新入生歓迎祭 ライブステージ -HOME-
ライブステージの準備も順調に進んでいるようです。そして明日の午後からの授業は休講。
新入生歓迎祭を満喫しましょう!!

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2008年4月29日

FUNKY802 digmeout EXHIBITION 2008

現在、大阪・御堂筋の心斎橋界隈では「MAG」(御堂筋アートグランプリ)という大きなプロジェクトが進行中です。今後の大阪の未来を担う若手のクリエーターを発掘し、御堂筋をステージとした新しい「エンターテイメント」のソフトや人材を創出することを目的にして、SOUNDDESIGNARTDANCEFASHION、の5つのジャンルのコンペティションが行われ5月にグランプリが決まります。そのMAG511日)に先立ち、412日から大阪の街をアート一色に染めようとあちこちのショップやカフェでアートイベントを行う「SHOP ART EVENT」などが行われています。

そんな心斎橋で今日からスタートした「FUNKY802 digmeout EXHIBITION 2008」に行ってきました(MAGとは別のアートプロジェクトです)。場所は南船場「drapeau EXHIBITION SPACE」(ドゥラポ エキシビジョンスペース)というところです。FUNKY802 digmeout EXHIBITION 2008
以前のブログでも何度か紹介しましたが、大阪のFM局「FM802」が展開しているアートプロジェクト「digmeout」。「digmeout」は“私を見付けて!”っていうニュアンスだそうです。まだ見ぬ若き才能を発掘するこの展覧会は今年で13回目。一般的に若手アーティストの登竜門的な存在として認知されています。審査の結果、最終的に選ばれたアーティストはFM802のビジュアルアーティストとして活動していくほか、digmeoutが行う企業コラボレーションをはじめとした各種アートプロジェクトにも参加していくことになります。この「digmeout」今までにも大阪芸術大学の卒業生の方がたくさん「ディグミーアウト」されています。
FUNKY802 digmeout EXHIBITION 2008
今回887点の中から最終的に残った12名のアーティストの中に、2人の卒業生が選ばれていました。yum(ユム)さんとyokoboxxx(ヨコボックス)さんです。展覧会会場にはそれぞれのアーティストのコーナーにパソコンが設置されていてインタビュー映像を視聴することができます。
FUNKY802 digmeout EXHIBITION 2008
(↑チラシの裏面から転用させていただきました。)

yumさんはインタビューの中で「既にディグミーアウトした知り合いがいまして・・・」と今回の応募のきっかけをお話されていました。これはひょっとしてZAPonさんのことなんだろうか。また「ウォークマンなしでは出かけられないくらい自分にとって音楽は大切で、特に自分の制作はヒップホップのコラージュ的な要素から影響を受けています」とコメントされていました。実際にイラストを描き始めてまだ半年ぐらいだというコメントは結構意外でした。また「現代アートとイラストレーションの境目」についてのコメントの中では今後の活動への方針も含め、ご自身の制作に対する考え方をお話されていました。
>>>yumさんの紹介

yokoboxxxさんは、卒業後一旦ゲームメーカーで仕事されていたという経歴をお持ちで、アーティストの集合体「StrangeGaRhythmon」を率いるアートディレクターとして活躍されています。インタビューの中では「絵画や写真、グラフィック、プロモーションビデオなど目に入ったものは全部消化したい」そんな思いをもって制作活動をされてきたことをお話されていました。また「子供のころから家にMTV(ミュージックTV)がひかれていて数々のプロモーションビデオから影響を受けた」、「映像制作をしていきたい、映像への思いを抑えられなくなった」「イラストを描くのは速いですよ。10分ぐらいあれば。速くキレイな線を描きたいんです。」と話されていたことが印象的でした。
>>>yokoboxxxの紹介

在校生の皆さん、是非この機会に先輩方の活躍を生で見に行ってください。
●「FUNKY802 digmeout EXHIBITION 2008
4
29日(tue)→56日(tue) 10001900
大阪・南船場「drapeau EXHIBITION SPACE」にて

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2008年4月28日

情熱大芸

学内の木々の新緑が美しい初夏のような陽気です。朝は本当に清々しくて、特にその美しさを味わうことができます。毎日必ず1度は通る芸坂を上るとき私はずっと上を向いて坂を上がります。モミジやケヤキなど新緑のトンネルの天井はこんな感じです。
芸坂 新緑 トンネル もみじ
外が気持ちよいので、お昼休みになると総合体育館の芝生広場では、お弁当食べたり、寝転がったり、バトミントンしたり。過ごし方様々な学生さんでいっぱいになります。
総合体育館 芝生広場 昼休み
新緑だけでなく、総合体育館の裏手には柴桜などの花々も美しい表情を見せてくれています。中でも一番光っているのが花水木(ハナミズキ)9号館の大階段の下にある自動販売機コーナーに植えられている赤と白の花水木が一番目立ちます。
ハナミズキ 花水木 9号館
学内には他にも花水木を見ることができ、デザイン学科棟(10号館)の前に等間隔で花を咲かせている木もそうです。
花水木 ハナミズキ 10号館前
桜は見ごろが終わっても、次々と花盛りつづく春の学内。のんびりできたら気持ちよさそうです。授業でたくさんの課題が出されて気持ちがいっぱいいっぱいでも、たまには花を眺めてリフレッシュしましょう!
ハナミズキ 花水木

さて、いよいよあさっては29日から新入生歓迎祭です。ライブあり、作品展示あり、ダンスパフォーマンスあり、内容盛りだくさんです。学内には告知用の様々な看板が並んでいますが、中でも学内に4つある新歓の看板がやはり一番インパクトがあります。「情熱大芸」。
2008年度 大阪芸術大学 新入生歓迎祭
チャチャ、チャッ、チャッ、チャー・・・、どこからかヴァイオリンの音楽が聴こえてきそうです。この看板の「職業」という欄は4枚とも違う職業が書かれていますので、学内で4つ見つけてなんて書いてあるかチェックしてみてください。

●2008年度 新入生歓迎祭
 4
30日(水)12:2013:20
 5
1日(木)12:2018:30

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2008年4月25日

夾竹桃の箱

美術学科の先生に確認したいことがありまして、21号館へ。今日のブログは「Gallery 5F」です。以前のブログでも紹介しましたが、美術学科には廊下を利用したギャラリーがあります。

日常的に作品を発表する場として作られた「Gallery 5F」の新年度1回目の展示は副手の刀川昇平さんの作品です。新年度に入って学年が変わり、美術学科の皆さんの作業スペースも引越しが完了しています。そこで、美術学科の学生さんに刺激になればということと、「このギャラリーをこんな風に使っていいんだよ」というのを知ってもらうために今回の展示を企画されたそうです。
Gallery 5F 21号館 美術学科
展示されているのは『夾竹桃の箱』というタイトルの作品です。高さ2メートルぐらいの位置に据え付けられた箱には植物の種子が丁寧に描かれています。以前、美術学科の先生方が中心になって『種子展』という展覧会が開かれました。この種子は、その『種子展』のころから高田先生がコレクションしていたものをわけてもらってモチーフにしたそうです。
Gallery 5F 21号館 美術学科
箱からは金属製のアームが横に延び、アームの先から真下にテグスが足元まで下りています。その先には紡錘形の黒と白の立体が吊り下げられていて、更にその立体の下に盛られた塩。なんとも不思議な作品です。
Gallery 5F 21号館 美術学科
黒と白の立体の材質は木。上部の黒はバーナーで焦がして黒を出し、下部の白は何度も塩水につけて再結晶させて白を出しています。不思議なのは単に形だけではなく、音もなくかすかに揺れているからでしょうか?地面が揺れているのか、自分が揺れているのか?盛塩とこの立体の間に何か化学反応のような力が生まれているのか?人か通るたびに動かされる空気のせいか?
Gallery 5F 21号館 美術学科
作品は4つあり、それぞれに盛られている塩も違うのだそうです。伯方の塩、いわきの塩、鳴門の塩、沖縄の塩。刀川さんのこだわりの部分です。

箱に描かれている種子は「夾竹桃」(きょうちくとう)という植物の種子です。この夾竹桃は広島に原爆が投下された後、大地にこの種子が舞い下り焼け野原になった土地を復活させたといわれる、とても逞しい植物だそうです。刀川さんは広島生まれの広島育ち。お名前の「刀川」という苗字も広島に由来するそうです。そんな話を聞いて自分の中で何かが繋がったような感じがしました。
Gallery 5F 21号館 美術学科
種は「単なる種」というだけでなく、こうして作品の中に存在する時に作者の深い深い思いと共に新たな別の価値に生まれかわっているんだな、そんなことをジワジワと感じました。自由に鑑賞して自由に感じればいいっていう場合もありますが、作家さんとお話して、話の中に登場する何気ないキーワードが作品に込められた作家の思いに近づけてくれこともあります。この作品をはじめ見たときに「不思議な作品だなぁ」としか感じなかったものが、こうも変わるか!と思うほどの変わり様。鑑賞って深いです。

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