2008年7月17日

ART OSAKA 2008に注目!

みなさん、大阪でアートフェアが開催されることはご存知でしょうか?
先日オープンした本学のほたるまちキャンバスの近くにある堂島ホテルで、現代アート専門のアートフェアが725日(金)より3日間開催されます。いよいよ来週です。
ART OSAKA 2008 堂島ホテル
■ 開催概要
名称:ART OSAKA 2008
    URL:http://www.artosaka.jp/
会期: 2008725日(金)?27日(日)12:00-19:00
    *725()21:00迄(入場は終了30分前迄)
会場:堂島ホテル8階・9階・10階・11階 客室47部屋
    大阪市北区堂島浜2-1-31 
    URL:http://www.dojima-hotel.com
    JR北新地駅、地下鉄西梅田駅より徒歩3
    JR大阪駅、各線梅田駅より徒歩8
入場料: 1,000円(会期中有効)

この「ART OSAKA 2008」は、もともと2002年から天保山の海岸通ギャラリーCASOを会場に開催されていた「ART in CASO」がルーツとなっていて、昨年より会場を堂島ホテルに移して開催しています。今回は関西を中心に東京、名古屋のギャラリーから韓国、台湾のギャラリーも参加して、計47のギャラリーが一堂に集結する大規模なアートフェアです。これらのギャラリーがホテルの客室を展示ブースに見立て、通常とは違う展示方法で取扱の作家を紹介し作品の販売をするという企画です。
実はこのイベント中で作家として活動している本学の卒業生が多く参加しています。大阪芸術大学だけでなく、短期大学部、大阪美術専門学校卒業生を含めると現在把握しているだけで13名の作家がこのアートフェアに出品します。近年の美術界は現代アートに多大な注目が寄せられています。従来の洋画、彫刻といった既存の枠組みに捉われない作家、作品が続々と登場し、新しいアートの形を模索する動きは海外だけでなく日本でも高まりを見せています。昔は「作家は死んでからでないと認められない」とも言われてきましたが、最近は20代、30代で国内はもとより世界でも認められる作家が、この現代アートの分野では増えてきています。

このアートフェアに参加する作家の方々は、そうした可能性を秘めている作家としてギャラリーにプロモーションされています。そしてこの場での作品の販売によって、作家とギャラリーの評価がなされる厳しい現場でもあります。

卒業生がどのように活動しているのを見るだけでなく、今の美術界の流れがよくわかるイベントでもあります。関西でこれだけ多くのギャラリーが集まることはこのアートフェアしかありませんので、 入場料はかかりますがアートの最前線を実際に目にすることのできる絶好のチャンスです。なかなか学内だけでは知ることのできないアートの現場を、是非この機会にしっかりと学びとってください。

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2008年7月16日

大阪芸術大学+カリフォルニア美術大学写真・版画交流展

大阪芸術大学は、海外の大学や芸術家団体と共同で展示会や各種コンクールを開催し、学生さんの創造の成果を国際的な場でアピールするとともに、海外の作品に学ぶ機会を提供しています。カリフォルニア美術大学とは、1972年に姉妹校協定を締結し、留学生交流などの連携活動を行ってきました。
本年2月、カリフォルニア美術大学(CCA)での開催に引き続き、第6回大阪芸術大学+カリフォルニア美術大学写真・版画交流展が大阪芸術大学体育館ギャラリーにて開催されました。
大阪芸術大学、カリフォルニア美術大学交流展 
開催初日の7月15日、ギャラリー前で、オープニングセレモニーが行われました。
大阪芸術大学、カリフォルニア美術大学交流展テープカット 
大阪芸術大学+カリフォルニア美術大学写真・版画交流展
カリフォルニア美術大学から版画科准教授のGreg piatt氏(写真左)と
同大学学部事務副部長のMark Takiguchi氏(写真右)がお見えになられました。

大阪芸術大学、カリフォルニア美術大学交流展作品
大阪芸術大学、カリフォルニア美術大学交流展作品2 
大阪芸術大学からは27名(27作品)、
カリフォルニア美術大学から23名(29作品)の出品がありました。 
日本とアメリカ、文化や価値観の違い、そして言葉の壁を越えて、
お互いの持つ感受性が芸術という世界で結びついています。
よく、芸術は世界共通語であるといわれますが、まさにそうであると確信できました。
  
交流展は、7月21日(月)まで大阪芸術大学体育館ギャラリーで開催されています。
11:00?17:00(最終日は、16:00まで)
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2008年7月15日

現代マスコミ論 『ソーシャルプロデューサーの時代』

昨日、放送学科の「現代マスコミ論」という授業にお邪魔してきました。昨日は前期最後の授業でした。この授業はマスメディア各界でご活躍の方々に毎週講師としてお越しいただいて、毎回、教科書では学ぶことのできないタイムリーなお話を聞くことができます。

『ソーシャルプロデューサーの時代 ABC新社屋誕生秘話など』と題し、朝日放送から小関道幸氏に講演いただきました。小関氏は朝日放送で報道、編成のお仕事をされ、現在はプロデューサーのお仕事をされておられ「サンデープロジェクト」などの番組を手掛けられた方です。
小関道幸 現代マスコミ論 ソーシャルプロデューサー
「おはようございます!」から授業は始まりました。さすが放送業界の方です。
小関先生は朝日放送の新社屋建設の仕掛け人です。50年以上の歴史を刻んだ朝日放送の建替えにあたり、「場所を替えずに建替え」という選択、「大阪の玄関口に移転」という選択があったそうですが、そのどちらでもない選択をされました。「中之島」に目をつけたわけです。その計画は大阪の本当の魅力を十二分に汲み、今後の大阪の未来に期待するプロジェクトでした。
「商都、大阪」「文化都市、大阪」の他、大阪は「水の都」とも呼ばれてきました。小関さんの計画は「新しい時代の川の風景」の中に「カルチャーフロント」をつくろうというものでした。「最近の放送局は「街づくり」もやるんですよ!」という言葉が印象的でした。
現代マスコミ論 小関道幸 ソーシャルプロデューサー
朝日放送の新社屋は「デジタル時代の創造工場」という構想のもと、完成記念イベントとして3つのプロジェクトが計画されました。(1)中之島演劇祭、(2)中之島音楽特区、(3)ショートフィルム・フェスティバル。ショートフィルム・フェスティバルは小関さんが2年前に立ち上げた「子供未来プロジェクト」が基になっているそうです。本学映像学科長の大森一樹先生も参加しているイベントです。

また、朝日放送の新社屋東側にできた「堂島リバーフォーラム」にオープンした「大阪芸術大学ほたるまちキャンパス」についても講義の中で紹介していただきました。ちなみに今月23日まで大阪芸術大学の所蔵品展を「ほたるまちキャンパス」で開催中です。
大阪芸術大学 ほたるまちキャンパス 所蔵品展

小関さんは学生達に「今、関西に根を張って活動しているDNAを最後の切り札として持っておいてほしい。大阪人の気質として『本音』でものが言えるだったり、しんどいことも面白がってつくっていくことだったり、いいものがあります。これから『文化の首都づくり』をそんな大阪で実現したい」。そして「ソーシャルプロデューサー」という仕事は「時代をどう捕まえて、どのような情報を発信していくのか」を考えて実現していくことだとおっしゃっていました。

映像資料として「NHKスペシャル 沸騰都市」、テレメンタリー2007グランプリ作品「二重被爆」を紹介していただきました。
沸騰都市」は、現在バングラディシュのダッカという都市の現状と経済発展の裏側に眼を向けたドキュメンタリーです。この番組の企画をされた原丈人さんの「国富論」という著書を紹介いただき、ソーシャルプロデューサーとして持つべき視点についてお話いただきました。今後の日本はアジアの人々とどう繋がっていくかが重要な課題である、というまとめでした。
また「二重被爆」は記録映画にもなったドキュメンタリー作品で、広島・長崎の2都市の両方で被爆された方を取材しています。「われわれの仕事は『人の生きざま』を見つめ、そこから現代社会に問題提起していくことだ。その人がどう戦っているのか、どう戦ってきたのか、そしてどう負けたのかなども含め見つめることから始まる。これがわれわれの仕事の原点であり、立ち位置です。」そんな風にお話されていました。「われわれは人生を預かって、人生を伝えている」という言葉がグッときました。

こうして社会人になってから聴く大学の講義は本当に勉強になるなぁ、と感じます。普通ならお話を聴くことができないような方から、さらに「週変わり」で、新鮮で深みのある講義が聞ける。在校生の皆さん、すっごい贅沢な環境だってことわかってるかなぁ?

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2008年7月14日

今回もおみごと!! 11号館ロビー学生企画展示

本日、11号館下ロビーでは恒例の在校生による企画展示の搬入が行われていました。
11号館 学生企画
来週20日、21日に控えたキャンパス見学会に向けての展示です。今回は、以前のブログでもご紹介しました大学案内の「サブパンフレット」を使った空間です。今回も非常に短い期間でよくここまで企画して実現してくれたものだと、感心するばかりです。今回の展示のアイデアから設計はデザイン学科スペースデザインコースの3年生、企画は大学院生とともにお願いしました。また、グラフィックデザインを芸術計画学科の卒業生にも手伝っていただきました。忙しい中、ほんとにありがとうございました。
11号館ロビー
今年度新しく制作した「Osaka Geidai CampusLife」という小冊子は、学科ごとに在校生ファッションや専門用語、持ち物などなど大阪芸術大学生の“生態”をイラスト入りで紹介しています。今回展示ではそれに加えて、さらにたくさんに在校生にインタビューを行い、「生」の声として各学科の魅力を本人の手書きと写真付きで紹介しています。これは芸術計画学科の2年生、3年生が精力的に取材してくれました。もちろん写真撮影も。イイ感じです。
学生企画
会場では「Osaka Geidai CampusLife」を配布するとともに、モニターで53日のキャンパス見学会で行われたファッションショーの様子を見ていただく予定です。
この場所、空調がないことが本当に残念です。風が抜ける窓もないので、夏場には利用しにくいのが難点ですが、大学の「顔」となる場所でとても魅力的な空間ですので常にこんな風に華やかであってほしいです。
11号館ロビーの様子
20:30を過ぎてようやく完成しました。一日中作業してくれた皆さん、本当に本当に蒸し暑い中ご苦労様でした。今日は涼しいお部屋で十分な水分と睡眠をとって休んでください。ありがとうございました!

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2008年7月13日

図書館を活用しよう!?電子ブックデータベース講習会報告?

去る7月4日(金)、電子ブックデータベース講習会【GVRL(e-Book)】を12:30から各30分5回にわたって、図書館4階共同研究室で開催しました。学生、教員を含めて総勢45名の参加がありました
電子ブックとは、
インターネットの中にあるバーチャル図書です。図書館に行く時間がなくても、各種事典等のレファレンスブック(参考図書)が学内のインターネット端末から利用できます。また、電子ブックの特長は、一度に多くの利用者が同じ資料を利用できることや、登録されたすべての電子ブックの横断検索が可能なことです。この事典に載っていなかったので、次の事典を調べなければならないという手間が無くなります。その上、250タイトルの電子ジャーナルと同時に検索することもできるので、非常に便利です。豊富な研究資料への手軽なアクセスが魅力です。

電子ブックデータベース講習会
今回は、版元の方が利用方法を分かりやすく説明してくださいました。
電子ブックデータベース講習会
5回講習会を行いましたが、どの回も皆さん熱心に聴いてくださいました。電子ブック・電子ジャーナルの便利さに納得のご様子でした。

使い方は、非常に簡単です。図書館HP→ データベース → 電子ジャーナル・電子ブック からアクセスできます。電子ブック タイトルリストを参照してください。マニュアルもPDFファイルで見ることができます。
電子ブックデータベース講習会
検索結果は、メディア毎(Magazines, Academic Journals,Books, News, Multimedia)に表示されます。また、検索キーワードが赤字で表示されたり、PDFファイルで本や雑誌のイメージのまま見ることができるものもあります。 電子ブック・電子ジャーナルは全タイトル洋書ですが、翻訳機能もありますので(完全な訳ではありませんが)参考になると思います。
電子ブックデータベース講習会
図書館内の端末はもちろん、学内のインターネット端末からもアクセスして是非、ご利用ください。とても便利で使い易いことが実感していただけると思います。
図書館では、他にも朝日新聞・毎日新聞のデータベース、事典・辞書を中心にした『ジャパン・ナレッジ』ューグローヴ世界音楽大事典Web6,000タイトルの楽譜コレクションが電子化されている『Online Sheet Music23万曲の音楽を自由に再生できるインターネット音楽ライブラリーナクソス・ミュージック・ライブラリー』等、色々な分野のデータベースを揃えていますので、ご活用ください。
何か使い方等、わからないことがありましたら、各カウンターでお尋ねください。また、ご希望がありましたら、各種データベース講習会を開催しますので、遠慮なくメインカウンターに申し出てください。

●図書館HP
http://www.osaka-geidai.ac.jp/library/

投稿者:図書館事務室

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