昨日午後、芸術情報センター・AVホールにて株式会社資生堂宣伝制作部部長・デザイン制作室長の山形季央氏による特別講演が開催されました。山形氏は、1976年本学デザイン学科卒業後、株式会社資生堂に入社。現在、クリエイティブディレクターとして活躍されています。 |
昨日午後、芸術情報センター・AVホールにて株式会社資生堂宣伝制作部部長・デザイン制作室長の山形季央氏による特別講演が開催されました。山形氏は、1976年本学デザイン学科卒業後、株式会社資生堂に入社。現在、クリエイティブディレクターとして活躍されています。 |
昨日から関西地方もとても冷たい風が吹き、学内の学生さんたちの装いも変わりました。マフラー、コート、ブーツ、皆さんおしゃれです。河南町は朝から良いお天気でした。スクールバスで芸坂の上まで到着される方は又別の景色をご覧になっているかと思いますが、朝の芸坂は深まる秋の美しいシーンがたくさんあります。 |
17日から総合体育館ガーデンギャラリーでスタートしている「デジコン」を見てきました。この展覧会はデザイン学科情報デザインコースの3年生8人による作品展です。 今日、取材に伺ってうれしかったのはメンバーの方々の些細な会話です。 ●デジコン |
日曜日。先日美術学科の学生達が制作していた壁画が完成したので、早速見に行きました。 たった4日間で、しかも10人足らずの制作者で、こんなクオリティの高い壁画が出来ました。近々、絵の下部に制作者達のサインを入れるそうです。 制作途中、壁画用絵具が足らなくなり、急遽、絵具の追加注文をした時がありました。配達してきた絵具会社の方が壁画をご覧になられて、とても感心されていたそうです。また、制作最終日に工事用ネットを外したとき、道行く人々が足を止めて眺めていたそうです。写真を撮りに行ったのは日曜日だったので、人通りは少なかったのですが、壁画の前では、自転車に乗りながらでも思わず振り向いてしまう街の人々や、スピードを緩めて走る車が何台も通り過ぎました。 4日間に及ぶ制作で、風邪を引いたりしてしまう人もいたそうです(お大事に)。 場所:大阪市中央区北久宝寺町1丁目5-13小泉ビル 投稿者:野口リサ (大学院・芸術制作専攻【絵画】1年) |
お伝えした本学大学院卒業生山中俊広さんが代表のYODギャラリーは今年1月のオープン以来、着実に実力を発揮されています。Lマガジン3月号では、関西で注目のギャラリーとして掲載されていましたし、7月の ART OSAKA 2008にも、さっそく出展されました。 杉山さんの作品を初めて見たのは、作品のポートフォリオで、日中交流展の作品や卒業制作展で優秀賞を受賞した作品等です。一見、CGかと見違うようなキューブの集合体ですが、フリーハンドで、しかも頭の中で考えたものをそのまま絵にしていると聞き、とても驚きました。しかし、良く見るとスケルトンの部分やキューブの組み合わせや影など、確かにCGでは逆に表せないファジィ(曖昧さ)な魅力に引きつけられる思いでした。 こうして、待ちに待った杉山卓朗展のオープニング・レセプション[11月10日]に行ってきました。閉じたキューブから、中身が気になりだしたとのことで、今回は開いたイメージになっています。直線から、本人が「R」と呼ぶ曲線も登場し、確かに進化しています。 大作の「無題」は、圧巻です。今度はキューブが解体されているだけではなく、教室の壁や床が解体されて、建築物のパーツが複雑にしかも心地よく入り交じっている、そんな印象を受けました。その上、それがどこまでも増殖されて行くような感覚になります。全体的なダイナミックさにも引かれますが、一つ一つのパーツもとても魅力的です。
杉山卓朗さんのもう一つの魅力は、色彩の美しさだと思います。あまり色を混ぜたくないとご本人は言われていましたが、鮮明な、しかし優しさのあるとてもきれいな色合いだと思います。色の組み合わせも頭の中で考えたもので彩色して行くそうです。 杉山卓朗展のオープニング・レセプションには、2006年本学大学院修了 現大学院陶芸コース非常勤助手の金理有さん、2005年本学大学院修了町田夏生さん、2004年本学美術学科卒業 岡本啓さんを始めとした若手の作家さんたちがたくさん来られて、大いに盛り上がっていました。岡本さんに杉山さんの作品の感想を聞くと「絵画に男女の区別はないけれど、敢えて言うなら男らしい作品」とのことでした。論理的、幾何学的思考の所以でしょうか。地図が読めない私には到底できない発想です(笑)杉山さんに今後、どんな作品を制作したいかと尋ねたところ「平面を交えた三次元作品」も制作してみたいとのことでした。するとそういう気配を感じる作品が入口横の外壁にありました。細い木で組まれたキューブです。夜には人工的なライトアップによって計算された影が出現しますが、日中は、陽の光の射す角度によって表情を変えるであろう地球規模の作品に成り得る面白さを感じました。この作品は、日を追う毎に増殖(継続制作)されて行くそうです。ギャラリーに足を運ぶ日にちや時間によって、どんな影を織りなすのか本当に楽しみです。 杉山卓朗展?Hyper-Geometrism? YOD Gallery 投稿者:図書館事務室 |