2009年2月12日

イベント 目白押しです。

今後たくさん予定されているイベントの中で、来週土曜日221日に予定されているものの告知を3つ。

1つ目は江戸時代の幻燈機芸能「錦影絵」と明治の手回し活動写真の上演会のご案内です。大阪芸術大学芸術計画学科・錦影絵池田組は、「錦影絵」の復元と新作上演を始めて今年で5年目になります。今回の錦影絵「ほたるみち」は、上方落語風の噺(オリジナル)です。手回し活動写真では、数本の学生作品も含め、明治からの活動写真をお見せしながら解説します。お忙しいこととは存じますが、御覧下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
錦影絵 手回し活動写真
●にしきかげえ ふいるむ あわい 「虚実皮膜の間?その参」
 「錦影絵」と「手回し活動写真」の上演会

内容:日本の映像史の出発点を追体験すると同時に映像自体の原点に触れる試み
手回し活動写真「Endless Action」(講師:松本夏樹)
  エンドレス・アニメを明治の手回し活動写真機で次々と上演いたします。
錦影絵「ほたるみち」(制作総指揮:池田光惠)
  全員で木製幻燈機(風呂と仕掛け種板)を操り新たな演目をご披露いたします。

日 時:2009221日(土)17時?(約1時間)
            22日(日)15時?(約1時間)
場 所:大阪芸術大学ほたるまちキャンパス
    
585-0003 大阪市福島区1-1-12 堂島リバーフォーラム3階
    TEL.06-6450-1515
◆イベントに関するお問い合わせ:
  大阪芸術大学芸術計画学科合同研究室
  ダイヤルイン:0721-93-3977 (#3641

2つ目は舞台芸術学科の卒業舞踊公演です。毎年恒例となっており今年で24回目を迎えます。1年生から4年生までが出演します。
卒業舞踊公演
●第24回 舞台芸術学科・卒業舞踊公演
日 時:2009221日(土)
場 所:大阪国際交流センター・大ホール
    16:30 開場 17:00 開演 全席自由(1,000
マネジメント・・・大阪コンサート協会 TEL.06 ( 6762 ) 2204

3つめは短期大学部広報学科演劇・演技演出コース第1回卒業公演です。
短期大学部広報学科演劇・演技演出コースが新設され初めての卒業公演です。三林教授監修によるA班と小野寺教授監修によるB班があり、21日に予定されているのはB班の「スワロー 諏訪桜 –諏訪の浮城」(シェークスピア原作「十二夜」より)です。
広報学科演劇・演技演出コース シェークスピア 十二夜 小野寺昭 三林京子
詳細はコチラから >>> 広報学科演劇・演技演出コース第1回卒業公演
●広報学科演劇・演技演出コース第1回卒業公演
日 時:2009221日(土)
場 所:川西市 みつなかホール
    15:00 開場 15:30 開演 入場料(1,000
   
 前売=チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:308-299)
マネジメント・・・大阪コンサート協会 TEL.06 ( 6762 ) 2204

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2009年1月29日

旋風、起こす

今週はじめの26日、スポーツ報知で本学の女子駅伝部が大きく取り上げられました。その前にもの産経新聞・夕刊で取り上げられたのが今月10日。と、メディアへの露出が続いています。

1月10日付の産経新聞では「“全入時代”PR本腰」と見出しがうたれ、女子駅伝部の創設が取り上げられました。26日のスポーツ報知ではその前の日(25日)の大阪国際女子マラソン渋井陽子選手が優勝したことを受けて、とってもタイムリーな記事として大変大きく取り上げていただきました。
渋井陽子 土佐礼子 高橋尚子 中瀬洋一
(報知新聞社から 【1月26日付 スポーツ報知
)

なぜタイムリーなのか。そう女子駅伝部の監督を務める中瀬洋一さんは、昨年の春まで三井住友海上でコーチ、マネージャーを歴任された方で渋井陽子選手や北京オリンピックのマラソン代表の土佐礼子選手とともに駅伝日本一を3度も経験されています。さらにそれ以前には積水化学であの高橋尚子選手も指導されていた方なのです。

中瀬監督は日本の陸上界の宝のような存在なのに、驕りなど微塵も感じさせず、日頃からとても気さくなナイスガイです。何事にも丁寧に、そして謙虚に対応される人柄はとても素敵です。お昼ごはんなどをご一緒させていただくと、栄養学の話から運動生理学の話、陸上界のこぼれ話、選手一人一人違う個性を汲んだ指導方法のノウハウ、スポーツ選手のマネジメントの話などブログではお伝えできないような話も含めて興味深い話がフツーにドンドンでてきます。その引き出しの多さから“本物感”がひしひしと伝わってきます。

その中瀬監督の下で走る今春入学予定の新女子駅伝部員の方々は全員、芸術計画学科で学ぶ予定です。その芸術計画学科は新年度から「スポーツマネジメント」という研究分野が追加されることになっています。

4月の大阪インカレまで3ヶ月を切り、それに併せて女子駅伝部の活動も盛り上がっていくと思います。現在の1期生は3名。2月は週2回のペース(火・金)、3月は週3回のペース(火・水・金)で練習が予定されています。迫田晶子さん(舞台芸術)、高木詩真子さん(美術)、福原汐美さん(音楽)、頑張ってくださいね。学内で練習風景を見かけたら皆さんご声援を!
そして、ユニフォームのデザインも決まりました。
渋井陽子 土佐礼子 高橋尚子 中瀬洋一

↓そして、そして、女子駅伝部のドキュメンタリーがNHKで放送予定です。
NHK大阪放送局 情報番組『ウィークエンド関西』
 27日(土) 朝7:308:13 NHK総合チャンネルにて

渋井陽子 土佐礼子 高橋尚子 中瀬洋一
学内には走った距離の目安となる数字が白い文字で表示されました。練習コースは一周1,600メートル。芸坂をふくめ起伏の多い難易度の高いコースです。今日は一般入試初日。寒さも和らぎ3月下旬並みの陽気で、学内はちょっと運動してみたくなる気持ちの良い空気です。駅伝部員の方でなくても、この数字のマークを参考にして練習コースにチャレンジしてみてはどうでしょう?

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2009年1月26日

もうすぐ、天保山。

今年の「卒業・修了制作展」学外展の会場はサントリーミュージアム[天保山]です。ここのところ学内で行われている大学院作品展で展示されていた作品の数々がもうすぐ輸送されます。
サントリーミュージアム 天保山 卒業制作展
サントリーミュージアム[天保山]では210日からまず大学院芸術研究科(修了制作作品)の展示が始まり(16日まで)、その後220日から芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業制作作品)の展示(26日まで)が予定されています。

サントリーミュージアム 天保山 卒業制作展 
しかーし、まだ学内では「大学院作品展」が続いています。明日まで総合体育館ギャラリーでは芸術制作専攻(デザイン)の作品展示が行われています。
サントリーミュージアム 天保山 卒業制作展
会場はかなりゆったりとした使い方で大型の作品が展示されていました。グラフィックデザイン、プロダクトデザインの他、デザイン研究領域には写真による表現もその分野に含まれています。

サントリーミュージアム 天保山 卒業制作展
モノクロの写真で表現された競馬をテーマにした写真はスピード感や馬の哀愁のようなものが感じられ、馬が駆ける音まで聞こえてきそうな迫力がありました。作者の長谷川朋也さんに聞いてみたところ一番左の写真は東京、真ん中の馬の瞳をアップで撮ったものは北海道、右の馬の足の写真は兵庫の競馬場で撮影されたものなのだそうです。

実は会場が2つに分かれており、ガーデンギャラリーでも展示が行われています。コチラには中谷吉英さんの作品が展示されています。学部でプロダクトデザイン、大学院ではグラフィックを専攻された中谷さん。デザインという世界には扱うものに対してグラフィックやプロダクト、スペースなどの専門的な技術や考え方がありますが、一人のデザイナーがそれらの分野を横断的に活躍することも多くなっています。今回の作品ではこれまでの中谷さんのデザイン活動からご自身が考えていたデザイン活動の在り方を表現した作品となったそうです。
サントリーミュージアム 天保山 卒業制作展
グラフィックデザイン・プロダクトデザイン・空間デザインのそれぞれをボーダレスに扱い、テーマとした“バッタ”を平面から立体、空間構成へと展開させる作品となっています。今後、サントリーミュージアム[天保山]の展示に向け、バッタの立体作品を増やす計画もあるとか、ないとか・・・。

明日27日の修了作品審査ではどのようなプレゼンテーションなるでしょうか。期待してます。
皆さん頑張ってください。

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2009年1月23日

plywood chair

12月のキャンドルナイトに引き続き、大阪美術専門学校よりお知らせします。
今週いっぱい総合デザイン学科ライフデザイン専攻2年生が作品展示を行っています。場所は美専の展示ギャラリー、正面エントランスロビーから地下へのびていく段差が特徴的で、天井の高いゆったりとしたスペースです。
plywood chair
中庭が見渡せて一方がガラス張りなのでとても明るく開放感があります。こんな曇りの日でも作品たちを美しく照らしてくれます。

plywood chair 大阪美術専門学校
plywood chair 大阪美術専門学校 「plywood chair」展
この作品展は毎年行っているもので、ずっと気になっていたのです。どんな仕組みで出来上がったものなのか、ライフデザイン専攻の山岡俊雄先生に聞いてみました。

『今回の展示はライフクリエイティブIの授業内で行っている習作展です。内容は厚み12ミリの合板を使用し接着剤や釘などは使用せず組むという事だけで椅子を制作するものです。前期はアイデアから実際の大きさや形状を図面上で検証するところまでを行い、後期は実際に工作機械を使い具現化する作業をしました。この課題の目的は、ライフデザインでの作品の中では比較的大きいものの為、頭で想像したものと実際に出来たものとのギャップが大きいというところでスケール感を養ってもらいたい事、そして組み立てるだけで椅子を制作するため構造体が意匠にならなければならないところの造形センスを身に付けてもらいたいところです。結果的には、この課題で家具デザインの面白さや難しさが伝われば良いと思っています。』

plywood chair 大阪美術専門学校
奥田有加さんの作品は、背骨のラインに沿うような座面で、包み込まれるような座り心地です。前からだけでなく後ろや横、いろんなアングルから異なる表情を楽しめます。

plywood chair 大阪美術専門学校
福本麻衣さんの作品は、コロコロ揺れる椅子がコンセプト。リビングでTVを見ながらゆーらゆら。板と板の間に雑誌やモノを挟んでみる、椅子としても物入れとしても使えます。

plywood chair 大阪美術専門学校
永山太一さんの作品は、いろんな体勢で座ることをコンセプトにした椅子。ここではお見せできませんが、いろんなポーズを図解してあります。

plywood chair 大阪美術専門学校
吉田匡希さんのデザインは、ひと休みできるように低座で、鳥の巣を揺りかごのようにしたもの。ポイントは座面とアームの一体化です。

plywood chair 大阪美術専門学校
太田由衣さんは、駅のホームにある椅子をもっとデザイン性のあるものにしたいと考えました。前後に一人ずつ座るようになっていて、いくつも連なると背もたれの曲線美がポイントになります。

plywood chair 大阪美術専門学校
佐藤智美さんの椅子は「stylish」をテーマに、どの角度から見ても「流れ」を感じられるデザインです。座ってみると背もたれからおしりのフィット感があり、十分にくつろげる角度になっていて、見た目以上の強度があるそうです。

すっ、すごいですね。釘や接着剤が何にも使われてないなんて想像もしませんでした。木を組み合わせるだけで人間一人の体重を支えるなんて・・・

plywood chair 大阪美術専門学校
この展示作品には実際に座っていいものもありますよ。
残りの会期が短いですが、JR美章園より徒歩3分と近いので是非見に来てください。

●plywood chair
 平成21117日(土)→24日(土)
 9001700
 場所:大阪美術専門学校 展示ギャラリー

投稿者:大阪美術専門学校事務局

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2009年1月10日

Pa-ssage(1月号)更新しました。

第3弾となるPa-ssage」(1月号)、更新しました。今回はついにあの方。大学院 芸術制作専攻(デザイン研究領域)中谷吉英さんのインタビューです。そう、記憶にもあたらしい昨年12月に行われた「-TEN- FINAL in図書館」の総合プロデュースを担当された人物です。
Pa-ssage 中谷吉英 千木良庄子 EartH
入試課でも大変お世話になっている中谷さん。ここ数年のキャンパス見学会など、イベントが非常に活気付いてきたのも中谷吉英さんのおかげです。秋には大阪芸術大学ブログの1周年イベントを企画してくれたのもこの方です。私、個人としては「Student of the Year 2009」を差し上げたいと思うほど、すばらしいセンスと愛嬌を備えた素敵な大学院生です。

インタビューの中では芸術学部、大学院の6年の間に企画された展覧会イベントの足跡を辿りながら、中谷吉英さんのモチベーションの秘密へ迫ります。学内、学外を問わず活躍されている中谷さんの大学生活はどんなものだったのか?皆さん興味ありますよね?
>>>中谷吉英さんがデザインされた「Cupuc」

質問の中には、Q.もし今の繋がりや経験を持ったまま、もう一度大学2年生に戻るとしたら何をやりますか?』という興味深いものもあります。そしてPa-ssageの核となる『後輩へのメッセージ』も必読です。
Pa-ssage 中谷吉英 千木良庄子 neri
前回に引き続きインタビュワーは中谷玲子さん。写真を霞末侑作さん。紙面の構成を宮崎リサさんが担当してくださいました。中谷吉英さんが大学院を修了する前にこの「Pa-ssage」企画で取り上げてもらえることができて本当に良かったです。制作担当のEartHの皆さんどうもありがとうございます。
>>>Web
マガジン「Pa-ssage」は「受験生のための情報サイト」からご覧ください。
Pa-ssage 中谷吉英 千木良庄子 neri

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