2018年12月11日

今年の特別演奏会は「レクイエム」

「大阪芸術大学特別演奏会」が今年も12月3日(月)にフェスティバルホールで行われました!

 


毎年この時期に開催している特別演奏会。今年も会場のフェスティバルホールにはたくさんのお客様にご来場いただきました。

演奏学科教授の大友直人先生のもと、大阪芸術大学管弦楽団による演奏です。
一部はG.ビゼー「アルルの女」第2組曲、E.グリーグ「ピアノ協奏曲」イ単調11作品16が演奏されました。「アルルの女」は、よく耳にしたことのあるフルートの旋律が印象的な曲です。

 

2曲目は、ピアノ協奏曲。演奏学科教授の仲道祐子先生のピアノが加わり、より華やかな演奏となりました。

第2部は、フォーレ「レクイエム」ニ短調 作品48、オーケストラの演奏に合唱とソリストが加わっての演奏です。


大阪芸術大学混声合唱団の合唱で始まり、ソリストとして演奏学科学科長の三原剛先生のバリトン、講師の松井るみ先生のソプラノが加わり、演奏を盛り上げました。

演奏終了後、会場は熱気と拍手喝采に包まれました!

演奏会は、発表の場と同時に学びの場にもなっています。たくさんの拍手も学生たちにとっては、演奏家としてもらう一つの経験となります。また来年も素敵な演奏を、ぜひ聴かせて欲しいです。

次回の大阪芸術大学の演奏会は…
12月15日(土)に大阪市中央公会堂で開催される「大阪芸術大学クリスマス・ポップスコンサート」♪
特別演奏会のクラシックから一転、こちらではポピュラー音楽コースによるポップスステージが繰り広げられます!
会場のある中之島では、光のイルミネーションも開催されています。ぜひ、一夜限りの特別なステージに、みなさんもお越しください!

 

「大阪芸術大学クリスマス・ポップスコンサート」>>詳細はこちら

 

 

投稿:中村(企画広報部)


2018年11月20日

&(アンド)でARTを楽しもう!

 
天王寺にある商業スポット「あべのand(アンド)」。
こちらでは今、『アンドでARTを楽しもう! 大阪芸術大学EXHIBITION』ということで、大阪芸術大学の学生による作品を展示していますので、ご紹介します♪


明るい吹き抜けの光が差し込む場所に、作品が並べられ、とても近い距離で作品をみていただけるようになっています。

今回の展示を指導していただいた、美術学科客員准教授の森井宏青先生に、展示のコンセプトをお伺いしました。
 

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 -在学中にプロの世界を体験させる-

 昔はほとんど重視されることのなかった「美術学科におけるキャリア教育」のため、最大限にこの機会を活用したいと思いました。and様より、大学と企業体の連帯により、力強い文化圏を育てるという熱意ある申し出に、こちらも単なる安易な「学生作品展」であってはいけないと感じました。
 同じ実技の世界に例えれば、スポーツのメジャーな大会や、舞台活動の主役の座を射止めるためには、過酷な選考が常識であるように、今回の出品学生にも「プロとなるべき資質」の有無を厳しく問いました。
 
 とりわけその中から、あえて「今選抜できる最高の実力を持った作家」として、大学院から佐田さんを選出し、特別なブースを設け、個展形式の展示といたしました。

 
他の出品者、または2回生たちにも、社会で個展をするために必要な姿勢や、作品のレベルについてなど、レクチャーしました。
展示の際の佐田さんの緊張ぶりが他学生たちにもショックだったようで、緊張感ある良い学びの場になったはずです。

4階部分はリーダーとして大学院の大西君に現場監督をさせましたが、見事にリーダーシップを発揮しておりました。

 佐田さんを特別扱いすることは、「大阪芸術大学学生代表アーティストとして、社会デビューさせる」と言う意味になります。作品の質、努力の量、知識、それらを偏見無く公平に評価した結果、実力が飛びぬけていましたので、私自身の教え子ではありませんが教授方と相談の結果、彼女を選出いたしました。

ただ一人の学生を特別扱いすることに様々な意見が出ることも予想しましたが、社会に出れば全員が実力のみでふるいにかけられてしまう実情を、プロ意識として在学中に美術学科の学生に伝える必要があると感じました。学生たちには「うらやましければ、今すぐ主役に見合う努力をするしかない。」と指導しました。
 

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単なる作品展示ではなく、プロのアーティストとしての意識を体験する場。
作品もとても素晴らしいものが揃っていると感じました。
展示方法はもちろん、進め方や意識、たくさんの事を学んでもらえたのではないでしょうか。

佐田さんを中心とした、芸術の秋にふさわしい魅力あふれる作品を是非ご覧ください。

 

アンドでARTを楽しもう! 大阪芸術大学EXHIBITION
 期間:2018年11月1日(木)~30日(金)
 場所:あべのアンド3階・4階
 

 

 
投稿:中村(企画広報部)


2018年11月10日

フェイスペイント in 天王寺MIO

11月になり、朝晩がだいぶ涼しくなりました。

10月31日はハロウィンで、街中が盛り上がっていましたが、みなさんは何かイベントに参加されましたか?
学園祭も終わり、街中はもうクリスマスモードになってきました。

本日のブログは、以前にもご紹介しました「MIO HALLOWEEN」の模様をご報告です。

ライブペイントで書き上げられた学生作品

この「MIO HALLOWEEN」はデザイン学科の学生たちが、イベントの企画から考えて9月末からイベントが開催されていました。
そして、10月27日(土)から5日間は、フェイスペイントが実施されました。

毎年ご好評をいただいている、この企画。
撮影に伺わせていただいたのは、初日の土曜日だったのですが、多くの方が途切れることなくお越しになり盛り上がっていました。

 

特に、この日は子どもさんに大人気!
メニュー表からデザインを選んだり、ドライフラワーを使ったデコレーションなども出来るようになっています。
親子でおそろいにされる方もいらっしゃいました。

 

年々、企画も注目度もパワーアップしているMIO HALLOWEEN
天王寺ミオのスタッフの方によると、シールラリー「モンスターを探せ!」も大好評で、台紙を急遽追加発注されたそう。

ご来場いただきましたみなさま、企画からお世話なりました天王寺ミオのスタッフのみなさまありがとうございました。

 
投稿:中村(企画広報部)


2018年11月1日

工芸学科金属工芸コース 秋の特別展

 
竹之内街道歴史資料館と大阪芸術大学がコラボレーションした「大道旧山本家住宅 秋の金属工芸展」が行われました。
10月20日(土)に行われる竹内街道灯路祭りとの同時開催から始まり、10月28日(日)まで展示させていただきました。

 

 
竹内街道は、大阪府堺市の大小路から松原市、羽曳野市を経て太子町に入り、大阪・奈良の府県境の二上山の南にある竹内峠を超えて、奈良県葛城市の長尾神社に至る約26kmの街道です。日本最古の国道と呼ばれており、日本遺産に認定されています。

 

今回、金属工芸コースが展示させていただいたのは、その竹内街道の沿道にある旧山本家住宅です。
旧山本家住宅の茅葺きの切妻屋根の両側を本瓦葺きとした母屋は、その構造の手法から江戸末期と推定され、内部はドマ、ザシキ、シモミセなどを配する典型的な民家で、離れには大正元年(1912)の棟札も残ります。
大和棟の形態をよく残し、大和と界を結ぶ街道沿いの歴史的景観を特徴づけるものとして「国登録有形文化財(建造物)」に登録されています。

展示するにあたり、事前に先生や学生と視察に訪れ、建物の雰囲気を活かした展示を考え、作品の搬入はトラックを使用し、竹内街道歴史資料館の方の協力のもと、学生たちは意見を交わしながら展示作業を進めました。
展示は、茅葺ギャラリーの雰囲気を損なわないよう心がけ、いかに作品と建物を引き立たせるかを試行錯誤しながら、照明の取り付けや作品の設置を行うことで、金属工芸コースならではの、場と作品の調和を作り出しました。

 

10月20日、竹内街道灯路祭りが始まり、「大道旧山本家住宅 秋の金属工芸展」がお披露目になりました。
街道に並べられた無数の灯篭に明かりがともされ、旧山本家住宅で演奏会が行われる中、多くの方に訪れて頂き、当日だけで山本家住宅の来場者は640人を超えました。

 
 
日本遺産に認定された竹内街道での灯路祭りに参加し、国登録有形文化財に登録された旧山本家住宅との協調を考えながら取り組んだ今回の展覧会は、学生にとって大変貴重な経験となり、また、多くの方々に、太子町の歴史文化の重要性に目を向けていただくきっかけを作ることができたのではないでしょうか。


 

参考:http://www.saikonokandou.com/about/
   http://www.town.taishi.osaka.jp/shisetsuguide/1362549975155.html

資料提供:太子町教育委員会
 

投稿:工芸学科金属工芸コース


2018年10月24日

ウィンドウアートで美を発信!ただいま企画中

みなさん『資生堂』と聞くと、なにを思い浮かべますか?
化粧品をイメージする方が多いかもしれませんね。
 

大阪・北浜にある資生堂ビル。

かつて資生堂ビルのショーウインドウでは四季を彩る、ウィンドウアートがされていました。
東京銀座では、今でも行われていますが、大阪の資生堂ビルからウィンドウアートがなくなってからかなりの年月が経ちました。

 
美のアートを復活させたい!ということで、この度大阪芸術大学へお声かけいただきました。
若手社員の方々と、大阪芸術大学の学生でのコラボレーションアート企画が進行中です。
 

9月末、デザイン学科の学生たちが、ハイパープロジェクトという授業で、実際の現地を確認しに北浜にある資生堂様のビルへ訪問させていただきました。
現地の視察をさせていただくと共に、資生堂の若手社員の方々と意見交換を行いました。

キラキラ、ワクワクを感じてもらいたい!美のアートを復活させて、資生堂のことも知って欲しい!

期間限定ですが、12月のクリスマスイルミネーションの季節に合わせ、ワクワクする企画を考え中です。
準備期間が短い中での企画ですが、どんなアイデアが飛び出すのでしょうか?

 
実際の作品はまた改めて取材し、ご紹介させていただきますので、お楽しみに♪
 
 
投稿:中村(企画広報部)