2023年12月6日

「木津川アート2023」に写真学科1年生が大活躍


木津川アート ポスターイメージ

去る10月11日と11月1日、写真学科1年生の学外撮影実習は京都府木津川市を訪れました。
木津川市では2010年から地域芸術祭「木津川アート」が開催されています。
今回の撮影実習は「木津川アート」開催前の平常の木津川市、作品展示が完了し、開催日を迎えようとするタイミングに、まちの様子の変化を肌で感じ、撮影してきました。

 10月11日 第一回 撮影実習風景 / 11月1日 第二回 撮影実習風景 (作品を覗き込む様子)

今回の木津川アート開催エリアは最寄駅から徒歩30分という立地だったため、市役所が駅と現地を2台のバスで行き帰りを送迎してくれるというありがたいご協力をいただきました。


バスで全員の送迎をしていただきました

2度の実習を助けてもらったお礼に「木津川アート」開催期間中、会場当番の「みまもり隊」として参加することに、各自土日や祝日のタイミングの良い日を選んでイベント開催の内側からアーティストや来場者と交流を持つ機会になりました。

会期中 みまもり隊体験の様子 / 会期中 みまもり隊体験の様子(写真学科卒業生と共に)
 

木津川アートの会場では全国から集まった15組のアーティストとその展示が繰り広げられ、地域の住民のほか遠方からの来場者で賑わいました。
17日間の開催中、15,000人を超える来場者数となったそうです。

旧ボタン工場 笹岡敬 / 旧ボタン工場 児玉幸子
 

本学からもキュレーターと出展アーティストとしてアートサイエンス学科の安藤英由樹教授、同じく林智子客員教授が、プロデューサーとして、写真学科の林直客員教授が参加されていました。

関西光量子科学研究所 安藤英由樹(本学アートサイエンス学科教授) / Lier幡 林智子(本学アートサイエンス学科客員教授)
 

学生の皆さんが覗き込んでいたのはこの展覧会のために撮り下ろされた木津川市の風景写真、エリアのあちこちに点在した様々な表現の作品に触れるたび、広いアート表現の中に存在する、それぞれ自らの立ち位置を確認しているようでした。

関西光量子科学研究所 吹雪大樹&テクマク / 上人ケ平公園 奥中章人
 

木津川アートの開催期間は終了しましたが、その模様は公式ホームページやSNSでご覧いただくことができます。
木津川アート公式ホームページ https://kizugawa-art.com

 

(報告 写真学科合同研究室  文責 林直客員教授)


2023年11月21日

演奏学科・音楽学科の学生によるオータムコンサート

 

 
11月6日、月曜日、まだまだ夏日の暑い日に、ヤマハミュージック大阪なんば店3階のヤマハグランドピアノサロン大阪にて「大阪芸術大学 演奏学科・音楽学科の学生によるAUTUMN CONCERT」が開催されました。


 会場となったヤマハミュージックは、いわば音楽の殿堂です。楽譜売り場、CD売り場、各種楽器売り場、音楽教室までもが一つのビルの中に集結しています。今回の会場は3階のグランドピアノショールームの中にあります。会場の横にはグランドピアノ各種が勢揃い、圧倒されるような光景です。これだけのグランドピアノが一部屋に揃っている光景はなかなか見られません。
 AUTUMN CONCERT には、8月に行われたオーディションを通過した9名の学生が出演しました。10月には大学内、3号館ホールでのドレスリハーサルを経て、擬似本番を体験、観客役のピアノの先生方全員から演奏とステージマナーについてアドバイスを受け、研鑽を積み重ねてきました。
演奏曲目はモーツァルトのソナタやベートーヴェンのソナタなど、ピアニストにとっては試金石のような、難しくも素晴らしくもあるソナタを演奏する学生が多く、他にもリスト、グリーグなどロマンティシズム溢れる作品、ドビュッシーの小品やプロコフィエフのソナタなどの研ぎ澄まされた感性の曲など、各時代を網羅するプログラムです。

 

ヤマハのCFXのコンサートグランドピアノの鳴りは美しく、さまざまな表現に応えてくれます。ピアニストは、何十時間、何百時間を一人でコツコツと練習に費やします。その練習の積み重ね、念入りな準備があるからこそ、本番でできる表現があります。何百時間にも及ぶ練習も不可欠なのですが、一回の本番にて、つまりホールで、素晴らしいピアノで、お客様と共に過ごす時間からしか得られない大切なものもあります。学生たちは日頃練習を重ね、そして今回の本番の体験、こ
れらを両輪として更なる前進の意欲を抱き、音楽と向き合う気持ちを新たにしたことでしょう。努力の先にある光景を感じられるコンサートとなりました。

 

(報告 演奏学科合同研究室)

 


2023年11月13日

大阪芸術大学大学院生によるグリーティング・コンサートvol.4

11月5日、日曜日、ヤマハミュージック大阪なんば店2Fサロンにて、「大阪芸術大学大学院生によるグリーティング・コンサートvol.4」が開催されました。


ヤマハミュージック大阪なんば店の楽器売り場に隣接したサロンでのコンサートです。
ヤマハの楽器のフロアはピアノは勿論のこと、管楽器、弦楽器、その部品などが、それはそれは美しく展示されていて、音楽好きにはワクワクが止まらない空間となっています。

 

出演は声楽、ピアノ、ヴァイオリン、打楽器、作曲を専攻する院生たちです。共演ピアニストも含め、総勢14名が出演、3部構成のコンサートで、2時間半にも及ぶ大コンサートです。

 

 

團伊玖磨「夕鶴」よりアリア、「ジャンニ・スキッキ」より”私のお父さん”、「ウエスト・サイド物語」より”すてきな気持ち”などの歌曲、ピアノではショパンのバラードなど、ヴァイオリンでシュニトケの「フーガ」や、スネアドラムソロのマルタンショウ「チック」など、有名曲から、初めて聴く名曲まで、バラエティ豊かな選曲です。
作曲の院生の作品のピアノ連弾のための「冬の風」の初演もありました。
時間的には長いコンサートなのですが、曲目選択や演奏順などのプログラミングの妙、そして、何よりもそれぞれの演奏者の個性あふれる熱演の連続の為、長いと感じることは全くなく、お客様の熱気と音楽の美しさに触れる喜びを感じる演奏会となりました。

 

Vol.4となります今回の「グリーティング・コンサート」は今までとは違い、入場人数を制限することもなく、関係者のみの演奏会でもなく、一般の皆様にオープンなコンサートとして満席のお客様をお迎えいたしました。
コンサートの本来あるべき姿を取り戻し、演奏者とお客様とが共に同じ空間の中で音楽を感じつつ形作っていく過程をエネルギーとして感じる時間でした。

 

 

空は青く高く美しく、芸術を存分に堪能し、清々しい1日となりました。


 

投稿:演奏学科合同研究室(文責:仲道祐子教授)


2023年10月18日

生駒「高山竹あかり」 幻想的な空間をお楽しみください

今年も、奈良県生駒市の高山竹林園(※)で開催された「高山竹あかり」に行ってきました。
10月7日(土)・8日(日)の開催で、私は8日(日)の夕方に行ってきました。
あいにくの雨で、明かりが灯らず幻想的な空間を見ることができませんでした。

この「高山竹あかり」会場には、本学工芸学科教授の長谷川 政弘先生(金属造形作家)がデザインした竹の造形物が数多く展示されていました。
今回は、7日(土)に先生から提供された写真を掲載させていただきます。
幻想的な空間をお楽しみください。
また、8日(日)に雨の中撮影した写真もご覧ください。

ぜひ来年の「高山竹あかり」は、晴天になることを願っています。

※高山竹林園は、生駒高山の地の伝統ある竹製品(茶せんなどの茶道具)をPRするとともに地場産業の一層の振興を図るために作られた施設です。


 

 

 

 

 

下の2枚は、8日(日)に雨の中撮影しました。

 
 

(報告者 就職課 川村良広)


2023年8月22日

昨年に引き続き近鉄トンネル内での演奏会を開催します

~今回は声楽アンサンブルです~
 

2022年11月に近畿日本鉄道とコラボで、近鉄奈良線で以前に使用されていた旧生駒トンネル内(大阪府東大阪市~奈良県生駒市)で演奏会を開催しました。

旧生駒トンネルは、近畿日本鉄道の前身である大阪電気軌道が1914年(大正3年)に開通させた、当時の複線標準軌式トンネルでは日本最長の3.388mのトンネルです。
生駒山脈を貫通して大阪~奈良を最短距離で結びました。
1964年(昭和39年)に新生駒トンネルが開通したため、使用されなくなりました。

この旧生駒トンネルを使用して、今回は学生たちによる声楽アンサンブルを披露します。
1914年(大正3年)に開通したこのトンネルと時を同じくして生まれた『文部省唱歌』。
共に多くの人々に愛され、時代と共に駆け抜けてきました。
未来に向かって走る学生たちが新しい息吹を吹き込む唱歌、童謡、愛唱歌。
響き豊かな空間で、心のタイムスリップのひと時を。
演奏曲は、「ほたるこい」「荒城の月」「汽車ぽっぽ」などです。

この演奏会は、近畿日本鉄道の旅行商品として発売されます。
詳しくは、近畿日本鉄道のホームページをご覧ください。
 

・開催日 2022年9月23日(土)、10月1日(土)
・募集人数 各日70名(最少催行人員50名)
・行程 近鉄各駅~近鉄奈良線石切駅…旧生駒トンネル(演奏会)…近鉄奈良線石切駅~近鉄各駅
9月23日(土) 13:30集合 演奏会 14:00~15:00
10月1日(土) 10:30集合 演奏会 11:00~12:00
・旅行代金 大阪難波駅から 大人6,180円、小人5,760円
      大和八木駅から 大人6,680円、小人6,000円
      京都駅から   大人7,140円、小人6,240円
      ※旅行代金には、近鉄往復運賃、イベント費用、諸税等を含みます。
      ※他駅からの設定もあります。
・申し込み 近鉄ホームページ上「おすすめのツアー」ページにて好評発売中です。

 
 

(報告者 就職課 川村良広)