2009年4月17日

「日本選手権」

2009年2月22日付ブログ「高く!早く!遠く!」で投稿していただいた本学放送学科4回生の夏目和樹さんがその後の経過を投稿してきてくれました。
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「高く!早く!遠く!」で紹介された、紙飛行機大会の日本選手権が4/4に羽田空港JAL格納庫にて行われ、世界大会に3部門から2名のファイナリストが、オーストリアはザルツブルグで行われる世界大会への切符を手に入れました。

この大会に大阪芸術大学から5名が選出されました。

惜しくもオーストリア行きの切符は逃しましたが、芸大生のみなさん楽しんでいた様子です。

当日は観覧者含め、300名近くの方々が足を運んでくださいました。
日本選手権

日本選手権

日本選手権
当日の会場には、大阪芸術大学の佐々木怜央さん(工芸学科2回生)Red Bullの空き缶で制作した飛行機が展示されました。

その飛行機の完成度の高さは会場にいた300名の観客を魅了していました。

紙飛行機のように、大阪芸術大学の学生も、この大学で知識や経験といった翼を得て、大いなる空へ羽ばたいて行ってほしいものですね。

http://www.redbull.jp/#page=ArticlePage.1238988435904-989112883.1

夏目和樹(大阪芸術大学放送学科4回生)

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2009年3月13日

ジャズの聖地NY

国際部から、2008年度ジュリアードジャズセミナーの途中報告メールが届きました。
今回のセミナー参加者は音楽学科5名、通信教育学部音楽学科6名の11名です。
ジュリアードジャズセミナーは1週間の予定で、アメリカ・ニューヨークに滞在します。

NY地下鉄の改札

NYに到着した一行

到着翌日から、3日間ジャズの名門校ジュリアード音楽院にて終日研修をします。
4日目・5日目の2日間は、人種のるつぼニューヨークの市内観光です。
自由の女神、エンパイアステートビル、グランドゼロ、メトロポリタン美術館など。
5日目は終日自由行動といった行程です。
研修に観光にNYを満喫できるセミナーです。

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国際部からの報告>
現地時間3月9日午後10時ごろにニューアーク空港へ到着し、ホテルに着いたのは11時を過ぎていました。しかし、長いフライトの疲れにも関わらず、学生全員初日から元気にセミナーを受けています。
ジュリアード音楽院ジャズ科の先生から1日みっちりレッスンやレクチャーを受け、本場のジャズを皆体感しているようです。初日のセミナーの後は、レストランでの歓迎夕食会に招待され、それぞれ交流を楽しんでいました。さらに、その後、ジャズクラブに演奏を聴きに行った学生もいました。

セミナー風景その1 
セミナー風景その2 
セミナー風景その3 
セミナー風景その4 
本場での研修は、学生にとって貴重な体験です。発見や感動、多くのことを学んで帰ってくることでしょう。そして、NYを訪れたことで、今まで以上にジャズが好きになったのではないでしょうか。

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2009年3月11日

田村早絵 作品展 ?まめくらげ?

大阪市天王寺区にある「SoHo Art Gallery Cafe」にて310日からはじまった個展「田村早絵作品展 ?まめくらげ?」に行ってきました。会場にはアクリルガッシュで手描きしたイラストレーション、銅版画、シルクスクリーンプリントで制作された作品がおよそ20点展示されていました。
田村早絵 作品展 ?まめくらげ?
田村早絵さんはデザイン学科の出身で、卒業後、副手さんとしてデザイン学科の研究室に勤務されています。早いもので3年前からの勤務もいよいよ最後。退職後は東京で制作活動を続けていかれるのだそうです。学部生としての4年間を数えると7年。大学を去る前にと、今回の初個展が企画されたのだとか。ギャラリーに伺ったときにはちょうど、芸大の職員さん、デザイン学科の先生、もうすぐ卒業する4年生の方、別のギャラリーのオーナーなど個展を観に来ていた方が多く、作品数が多いこともあってか結構賑わっていました。
田村早絵 作品展 ?まめくらげ?
田村さんは男性のスーツ姿に魅力を感じるそうで、個展のDMに使われている作品のイラストレーションにもスーツ姿のキャラクターが登場しています。イメージとしてはペットボトルぐらいのサイズの小さなサラリーマンを描いているのだそうです。顔は無表情ですが、計算機に乗ってあくせくしている様子や毛糸に絡まって途方にくれている様子、赤いキノコに座ってボーっとしてる様子など、彼の日常と非日常を描いたイラストからはなんともいえない哀愁が感じられます。
田村早絵 作品展 ?まめくらげ?
絵のタッチせいからか、ほのぼのとして愛らしさのある作品でした。田村さんはこのシリーズの中で『ゆめごこち』と『ひとやすみ』が気に入っているそうです。

田村早絵 作品展 ?まめくらげ?
また、今回の個展のために初めて挑戦した銅版画の作品もありました。腐食液などは使わずドライポイントのみで、銅版へのインクの残し方に随分苦労しながらの制作だったそうです。『釣り人』という作品では、仕上がったプリントに水彩で色を入れ、更にその上から孔版(シルクスクリーン)で明るい色で星などの空の表情を加え、とても雰囲気のある作品に仕上がっていました。
田村早絵 作品展 ?まめくらげ?
そしてお得意のシルクスクリーンの作品の数々。会場にあるポートフォリオからわかるのですが、もともと動物を擬人化するイラストレーション作品を多く制作されていたのでこれまでいろいろな種類の動物達を観察されてきたのだと思います。特にシマウマやキリンなどの草食の動物が好きだということでした。今回、テキスタイルデザインを意識して作られた作品には額装された平面作品の他、布地にプリントした作品を使って作られたブックカバーやぬいぐるみなどもありました。
田村早絵 作品展 ?まめくらげ?
その中に楽しい試み見つけることができました。お気に入りのシマウマの縞模様は木目を、エリマキトカゲの模様は葉脈をスキャナして、羊の模様は羊雲の写真を利用してと、自然のなかにあるものをデザインに生かしています。
田村早絵 作品展 ?まめくらげ?
ちょっとシャレが聞いていたり、表情がその動物にピッタリだったり。この発想は面白い!じゃぁ、カエルだったら?ハリネズミだったら?フラミンゴは?と考えてしまいます。是非是非、ヴァリエーションを増やしてほしいなと思いました。
田村早絵 作品展 ?まめくらげ?
こんな発想も、まずは自然を観察するところからですよね。大阪芸大は周りが自然に囲まれていますので、学内外問わず自然観察の宝庫です。四季を自然から感じることができるので、デザインを勉強する人たちにとっても少し田舎である環境の方がアイデアも広がっていいですよね。
田村早絵 作品展 ?まめくらげ?
この春、卒業して東京に行かれる方も多いと思います。それぞれの方がどんなところにお住まいになるのかはわかりませんが、都会の生活に行き詰ったら自然を感じる場所に行ってください。そして大阪芸大を思い出して気持ちをリセットしてくださいね。皆、がんばれー!

●「田村早絵 作品展 ?まめくらげ?」
  2009310日(火)→15日(日)
  12001900(最終日のみ1700まで)
  会場:SoHo Art Gallery Café
     大阪市天王寺区生玉町10-20 (最寄り駅:地下鉄谷町線「谷町九丁目」)
     http://web.mac.com/celio_barreto/iWeb/SoHo/Welcome.html

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2009年3月7日

サイコフィクション

映像学科の卒業制作展「DAIGEI FILM AWARD 2009 in HEP!に昨日行ってきました。受付で聞いてみると、あいにくの雨と金曜日ということもあってお客さんは少なめ、とのことでしたが、満席とはいかないまでもたくさんの来場者がありました。
DAIGEI FILM AWARD 2009 in HEP! 映像学科 SMG
17時を過ぎてからHEP FIVEに到着したので記録映像『愛と、生きる』の途中から入場。
その後上映された『狐が横切るお釈迦様』、『VILTICE』と2つの作品を観ました。いずれの作品も完成度が高く感心するばかり。

さて、お目当ては1日目のプログラムの特別企画、スクリーミング・マッド・ジョージ先生の特別講義です。講義までの約10分の休憩中、スクリーンにはミュージックビデオがダイジェストで上映されていました。マッド・ジョージ先生の手掛けた特殊美術が用いられた作品の数々にしばし圧倒。先生の世界的な活躍が良くわかりました。
DAIGEI FILM AWARD 2009 in HEP! 映像学科 SMG
ステージの司会者が現れました。顔はゾンビの特殊メイクが施されています。続いて顔から足が突き出た人物、そうマッド・ジョージ先生の登場です。のっけから度肝をぬいた演出です。ステージには他にも先生が制作されたマスクと型取りされたマスクの原型などが用意されていました。その特殊美術の制作物と先生がニューヨークで活躍されていた頃の映像を紹介しながらこれまでの活動とお仕事が紹介されました。
映像学科 スクリーミング・マッド・ジョージ 特別講義 DFA
もともとニューヨークの美術大学で油絵を専攻されていたそうで、大学在学中に『ハウリング』という特殊メイクの映画に衝撃をうけたそうです。それからご自身が絵画で表現したかった世界観を映像で表現したい、そう思われたのがこの世界に入ったキッカケなのだそうです。あの『ポルターガイストII』の白骨化していくゾンビの映像など製作現場のエピソードを数多くお話いただきました。失礼な言い方ですが、こんな先生から学べるなんてホント値打ちがあります。
映像学科 スクリーミング・マッド・ジョージ DFA
特殊美術のお仕事もどんどん進化しているのが良くわかりました。肌に直接塗ってもよいシリコンだとかさまざまな材料の質が非常に良くなっていて、昔に比べると随分やりやすくなっているそうです。CGの合成技術も進化しているので、表現は飛躍的に多彩になっています。

スクリーミング・マッド・ジョージ先生は大阪芸術大学で授業をご担当されるようになってもう4年。2年前は70人ものクラスで特殊美術を指導されていたそうで、その大所帯では思うような授業の進度が見込めなかったそうです。次の2年生は30人程度の人数に限定し、より細かなところまで指導できるような体制を計画されているそうです。
映像学科 スクリーミング・マッド・ジョージ DFA
舞台上ではライブで特殊メイクの実演が始まりました。サルの顔に変身するためのアプライアンス(マスクの部分的なパーツ)を取り付け、皮膚の色とアプライアンスの色の境目を馴染ませるメイクを施していきます。背景には先生が担当されている「特殊映像美術2」の授業風景の映像が流れており、先生は授業の解説もしながら、特殊メイクのコツも話しながら、サルの顔を完成させていきます。
映像学科 スクリーミング・マッド・ジョージ DFA
ビューティーメイクとは正反対のメイクだと説明がありました。表面を均質化するのではなく、緑や青の色を混ぜながら肌のランダム性と透明感を点描で表現していく要領です。
映像学科 スクリーミング・マッド・ジョージ DFA
次には大学の特殊映像美術の授業で使われているパペットが登場です。パペットの種類には大きさや動かし方によって様々な機構のものがあり空気の圧力を使うものや油圧もの、モーターの種類もいろいろあるそうです。これはロッドパペットといわれ、パペットの各部位から伸びる竿を何人ものスタッフで操り動かす人形です。眼球の動きと瞬き、口の開閉はそれぞれ別のリモコンで操作します。

特殊美術の世界を学んでいくにはパペットを使うのが最も合理的だと先生はおっしゃっていました。造形、型取り、動きこの3つを経験することが特殊美術には必須だからです。そしてブルースクリーンの前で撮影し、映像を合成して作品に仕上げていくという工程です。今後はアニメーションのクラスとの連動も考えているのだとか。
個人的には美術学科の彫刻コースの方とコラボしたらもっと面白くなるんじゃないかと思いました。

最後は先生の最新作「BOY IN THE BOX」の予告編が上映され、今後スクリーミング・マッド・ジョージ先生が確立していきと考えられている「サイコフィクション」というジャンルのお話がありました。「サイコミステリー」でもなく、単なる「ホラー」でもない新しいジャンルです。精神分析学的な人間の内面だけを描いたシュール。コメディタッチでしたが、スゴイ映像でした。

SMGFX.JAPANスクリーミング・マッド・ジョージ オフィシャルウェブサイト
http://smgfx-jp.com/

DAIGEI FILM AWARD 2009 in HEP!
 200936日(金)→8日(日)
 会場: HEP HALL(大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE 8F
 12時開演→20時終演(予定)
 上映スケジュールは公式HPからどうぞ!
 http://www.daigei-eizou.com/award-2009/dfa2009hep/
 ↑「上映作品ロケ地ガイドツアー」のコンテンツが追加されました。

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2009年3月5日

DAIGEI FILM AWARD 2009 in HEP !

いよいよ明日から映像学科の卒業制作展「DAIGEI FILM AWARD 2009 in HEP!」がスタートします。36日から8日までの3日間、タダで映画漬けの日々を送ることができます。
場所は大阪・梅田のHEP FIVE。こんなポスターが目印です。
HEP FIVE 大森一樹 スクリーミング・マッド・ジョージ
「映画コース」「記録コース」「アニメーションコース」「表現研究コース」それぞれの作品を3日間で合計35本、一挙上映です。そして映画鑑賞だけでなく特別イベントも用意されています。

まず1つ目は6日(金)19:00からのスクリーミング・マッド・ジョージ先生の特別講義「特美講座?別の世界へ?」です。公式ホームページではこの特別講義に先立ち敢行された「特別インタビューの記事」掲載されています。
(公式ホームページ:http://www.daigei-eizou.com/award-2009/

世界を舞台に活躍するスクリーミング・マッド・ジョージ先生に名前の由来からアーティストになったきっかけなど貴重なお話が掲載されています。しかしこのインタビューWEB上には全文は掲載されておらず、「これからの創作活動について」や「学生へのアドバイス」などヒートアップするインタビューの後編は、DAIGEI FILM AWARD 2009の会場で配布されるパンフレットに全文掲載さているそうです。続きが読みたい人は是非会場へ。講演会では、さらにディープなお話に期待できます!
HEP FIVE 大森一樹 スクリーミング・マッド・ジョージ
特別イベント2つ目は7日(土)19:00からの学科長による「大森一樹による公開処刑」。おおー怖っ。大森一樹監督が学生監督を(普段大学で行っている面接のように)処刑しちゃうんだそうです。それも公開で。ひやぁー!
また8日にはお客様のアンケートを基にした「観客賞」などの授賞式も予定されているそうです。

DAIGEI FILM AWARD 2009」は公式ページからスタッフブログも読むことができます。スタッフの学生さんの活躍や日常がわかり親近感がわいてきますよ。
http://ameblo.jp/daigei/
映画好きも、そうでない方も、行けばいいじゃない!
この週末、是非、HEPGO!GO!

DAIGEI FILM AWARD 2009 in HEP!
 200936日(金)→8日(日)
 会場: HEP HALL(大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE 8F
 12時開演→20時終演(予定)
 上映スケジュールは公式HPからどうぞ!
 http://www.daigei-eizou.com/award-2009/dfa2009hep/

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