2008年2月9日

「綾」なす音と音

ウィンド・アンサンブル
ウィンドアンサンブル  
P.スパーク/ジュビリー序曲
伊藤康英/管楽器の為のソナタ
R.ウッドフィールド/ロシアサーカスの音楽
アマデウス、浮かれる!モーツァルトメドレー
ウィンドアンサンブル 綾

ウィンドアンサンブル 綾

 

  バンド名は「綾」。綾とりの糸が一本でもほどけると、たちまち形を成さなくなるように、ブラスバンド「綾」も演奏者ひとりひとりが奏でる音が綾とりの糸のように、ほどけずに幾重にも重なり、美しい音を紡ぐ…。「綾」の由来はこのブラスバンドの姿勢でもあります。
 2月1日、冷え冷えとした夕べ、本学14号館ホールではウィンドアンサンブル「綾」の演奏会が催され、吹奏楽ファンの真剣な眼差しに応えるように壮大な音を響かせてくれました。

 白いジャケットに身を包んだ演奏者たち。観ている者も爽やかな印象を持ちます。本学演奏学科の学生と院生、それに卒業生と副手さんで構成された「綾」は、一昨年5月に結成したばかりの初々しいバンドです。吹奏楽を愛する仲間が集まり、互いに切磋琢磨して演奏力の向上や豊かな音楽表現の実現を目指しています。バンドを指導されているのは演奏学科教授の待永先生。この日は前半の曲を指揮され、後半ではフルートを担当されていました。

 では、その1曲目。オープニングにふさわしく、明るく張りのある曲をエネルギッシュかつダイナミックな演奏でホール全体を圧倒したかと思うと、2曲目は落ち着いた、安定感のある演奏に、じっと聴き入ってしまいました。3曲目はサーカスさながらの躍動感に、心が弾みます。そして、圧巻は「アマデウス、浮かれる!」。ご存知、モーツァルトの名曲の中から代表作5曲をメドレーにしたものですが、現代的なアレンジで、吹奏楽にインスパイアされるとこんなにも歯切れのいい、楽しい曲になるのかと驚きました。思わず、楽器から音符が飛び出してくるような、まるで軽快な音の饗宴!

 「綾」はこれからも吹奏楽の素晴らしさをコンサートや本学クラブチームの応援など、様々な活動を通じて伝えてくれることでしょう。綾とりの糸が次にどんな彩りを重ねて、吹奏楽を聴かせてくれるか、今後も注目です。 
 演奏会が終わりホールを出ると、凍てつくような夜空がとても美しく感じられました。
まっすぐな若き演奏者たち。彼らが奏でた音が冬の夜空に共鳴したのでしょうか。

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2008年2月8日

卒業制作展、はじまりました!

卒業制作2007

卒業制作2007

卒業制作2007

卒業制作2007

卒業制作2007

本日から学内で卒業制作展が始まりました。
学内のあちらこちらに作品が展示されていて、より芸術大学らしい雰囲気です。
「大学がいつもこうだったらなぁ」、そう思います。

でもまだまだじっくりとは見て回ることができていません。というのも体育館の第1アリーナに展示中の美術学科、デザイン学科の作品を見るだけでも半日はかかっちゃうと思いますので。

美術学科の彫刻コースは体育館のロビーの他、学内の主要な場所に点在しています。たくさん歩き回ってみてください。

作品の中には四輪乗り物を制作されたものもありました。1日に2回、時間を決めて実演するということだったので運転できるのかなと思っていましたが、実はこの作品、紙飛行機を自動的に折って飛ばしてくれるというマシンなのだそうです。
本日は調整中ということで実演はありませんでしたが、このパフォーマンスは必ず見てみようと思います。

芸術情報センターでは、優秀作品の展示が行われています。主には1Fの展示ホールでみることができますが、パイプオルガンのあるアートホールにも彫刻作品が展示されていますので、お忘れなくこちらもご覧ください。

で、そのまま階段を下りていくと、博物館の地下展示室がありますので現在開催中の所蔵品展「日本の蓄音機とレコード」も併せてご鑑賞いただけます。

作品展示のほかにも、パフォーマンスあり、作品上映あり、コンサートありの10日間。是非、丸一日お時間を作っていただき大学へお越しください。
このブログでも少しずつ紹介していきますので、お楽しみに。

●大阪芸術大学 卒業制作2007(学内展)
 2月8日(金)→17日(日)
 10:00→16:00
 ※芸坂を上がった正面の建物の1Fロビーで会場マップを配布しています。

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2008年1月15日

monkey pod × トランス

monkey pod × トランス

monkey pod × トランス

monkey pod × トランス

monkey pod × トランス

monkey pod × トランス

monkey pod× トランス」
想像力が現実を圧倒する!
一体誰が正解なんだ?!

115日・16日・17
18
30開演
新文化クラブハウス 大ホールにて

現在、第一食堂前のOUA-TVモニターの前にディスプレイされているのが何かご存知でしょうか?これは本日から3日間、新文化クラブハウスで行われる「monkey podの自主公演の宣伝美術です。

代表者のミュージカルコース3年生の山本信夫さんにお話を聞きました。
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「このmonkey podは、舞台芸術学科の演技演出コースとミュージカルコースやそれぞれの学年などの隔たりをなくして舞台公演をしたい、と思って集まってもらった団体です。
キャストは他の劇団に所属している人が多いのでこの公演をきっかけにして役者さんを知ってもらい、その役者さんが出演しているまた別の劇団の公演などを見に行ってもらえるような、輪が広がっていく展開になればいいなと思っています。」
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余談ですが山本さんは高校生の頃は、もともと建築志望だったそうで踊りも歌もやったことがなかったそうなのです。キャンパス見学会と受験講座に参加して、先生とお話し講座で舞台を経験して「個性を一番表現できるのは舞台芸術学科だ」と、身体表現芸術の面白さに目覚めたそうです。

今回の公演は鴻上尚史原作の「トランス」という作品です。三人劇の作品なのでキャスト3人+演出1人という4人グループを3グループ編成し、3日間それぞれ違う演出でこの「トランス」という作品を見せてくれるそうです。

本日(15日)の公演ではロックバンドが登場することになっているそうで、スモークマシーンなどを使った凝った演出になっているそうです。ちなみに公演中に演奏される曲は演出担当の方が作詞をして、バンドで協力してくれるメンバーが作曲されたそうです。こちらも見所です。

キャストは演技演出コース、ミュージカルコース学生、スタッフには音響効果コース、照明コース、美術コースの学生も参加していて、第一食堂前の宣伝美術も美術コースの方の制作だそうです。学内のOUA?TVで観れるCMは映像学科の友人に制作してもらったということです。

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2008年1月8日

日本の蓄音機とレコード

ipod touch

日本の蓄音器とレコード 

日本の蓄音器とレコード 

日本の蓄音器とレコード

日本の蓄音器とレコード

みなさん音楽再生機器って、どんなもの持っていますか?携帯電話で聴く方もいるでしょうし、私もほしいなぁと思う「ipod touch」なるものもありますよね。音楽だけでなく写真や動画も簡単に持ち歩くことができ、いつでもどこでもメディアを楽しむことができる、便利な時代ですよね。

「めざましい技術の発展だなぁ」と、あらためて今日、学内の博物館の所蔵品展の会場でひとり感慨にふけっておりました。

本日から博物館の地下展示室では冬季所蔵品展として「日本の蓄音機とレコード」の展示が行われています。

音の録音・再生機器の最初の形は、かのトーマス・アルバ・エジソンが発明した蓄音機で「フォノグラフ」と呼ばれる円筒形の蓄音機でした。それが1877年のこと。今から131年前です。
そこからアナログ音楽の時代が始まり、CD(コンパクトディスク)が発表されたのが1981年、ipodが発表されたのが2001年。電子技術はめざましく発展したんだと実感できます。

この展示会場では、実際に蓄音機をつかって昔のレコードを再生してもらうことができます。会場にあるレコードリストからかけてほしいレコードを選んで会場のスタッフの方にお願いしてみてください。

私は今年で38歳になります。考えてみるとカセットテープの時代からCDMDを経てMP3プレイヤーなど音楽データの形式も機器も変化していく様子を体験してきました。今は音の質は向上し利用しやすくなって、それが当たり前のような気になっています。
蓄音機で聴く音楽は音の質でいうと、決してクリアではありませんが、「音の深み」というか「渋み」というかアナログならではの「音の表情」のようなものを感じることができると思います。

単に音楽だけでなく、昔のレコードのラベルやパッケージのデザインも見ることができますし、蓄音機そのものの造形も楽しむことができると思いますよ。

●『日本の蓄音機とレコード
平成20217日(日)まで 【入場無料】
開館時間:10:0016:00
      
 (118日は13:00まで)
休館日:113日、14日、19日、20
      1月27日→30日、23

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2008年1月7日

博士 前・後期1年次生 作品展

博士課程 前期・後期 1年次 作品展

博士課程 前期・後期 1年次 作品展

博士課程 前期・後期 1年次 作品展

2008年最初の授業はあいにくの雨で始まりましたが、スクールバスから降りて三々五々授業教室へと分かれて行く学生さんたちは、それぞれの休暇を過ごしリフレッシュした様子で、また学内にも活気が戻ってきました。そして、そんな学生さんを待っていましたとばかりに学内展覧会が開催されています。

本日より芸術情報センター1階・展示ホールにて開催の「博士前・後期1年次生 作品展」は、本学大学院・芸術研究科博士課程・芸術制作専攻〔絵画〕の1年次生の今年度1年間の成果発表会となる展覧会です。

アクリル、油画、日本画、ドローイングなど様々な表現方法、技法を用いた作品の数々が展示されています。緻密な作品、ダイナミックな作品等々、他の領域の大学院生はもちろん、学部学生さんもきっと刺激を受け、創作意欲を駆り立てられることと思いますので、是非ご覧ください。

●会期:1月7日(月)→11日(金)
     10:00→18:00
     (但し、10日(木)は16:00まで)
●会場: 芸術情報センター1階
      展示ホール

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