2007年11月17日

もう『スイス派』展を観ましたか?

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現在芸術情報センターB1地下展示室で行われている本学所蔵品展『スイス派』。後期展示の会期は11月22日(木)までです。まだ観ていない人はお見逃しのないように!

後期展示は「ギャラリー58の作家たち」の作品を中心とした展示になっています。「ギャラリー58」とは、スイスを代表する著名なグラフィックデザイナーであるJ.ミューラー=ブロックマン氏が、構成主義派のために開設した画廊のこと。

芸術情報センター竣工記念として「現代ヨーロッパ構成主義版画展」が開催されたことは以前(ブログ10/17にも触れましたが、その展示作品の中核を構成していたのが、この画廊が本学のためにセレクションした「構成主義版画コレクション」であり、現在本学の所蔵品となっているものだそうです。

竣工の際はミューラー=ブロックマン氏も来学されたそうですが、氏はそれ以前より客員教授としてしばしば本学で教壇に立っておられたということですからすごいですよね。

シンプルで幾何学的な形と色の構成による作品をじっと観ていると何か視覚的ではあるのですが数学的な分析をしているような不思議な感覚があふれてきます。皆さんも是非この感覚を体感してみてください。

皆さんはご存知でしょうか?実は芸術情報センター1階のエントランスホールにミューラー=ブロックマン氏の作品が常設展示されていることを・・・。是非『スイス派』展を機に本学と強い結びつきのあった世界的デザイナーの作品を改めて鑑賞してみてください。

 

 

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2007年11月14日

チュルリラ、チュルリラ・・・ですよね?

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現在、Tulipのツアー中ということで大阪に来られていて、24日、25日にフェスティバルホールで予定されている「Live Act Tulip 2007追加公演の宣伝も少しされていました。これがTulipの最後のツアーになるそうです。

本日14号館ホールにて財津和夫先生の講義が行われました。「作曲家活動のエピソードを語る」と題された今日の講義にはポピュラー音楽コースの学生の以外にも多くの学科から教員までもが聴講に来ていました。

講義はあまりアカデミックにやってしまうと皆さん眠たくなるでしょ、ということから難しい内容は避け、音楽を聴きながらエピソードをお話いただくという構成でした。

お子様がお生まれになったときに「僕が作る歌なんてこの子に比べたらたいしたものではない、もう何も作らなくてもいいや」「クリエイティビティってなんだろう」と考えたときがあったことなど、先生のプライベートな部分も交えてたくさんのお話を聴かせていただきました。

大学生時代に作ったバンド「ザ・フォーシンガーズ」の話。第3回ヤマハライトミュージックコンテストの九州代表として意気揚々と上京したそうです。もちろんグランプリ狙いで乗り込んだそうなのですが、そこには「オフコース」や「赤い鳥」も出場していたとのこと。すっごい歌のウマイ彼らの練習風景を目の当たりにして、メンバーの3人に「(ヤバイ、このまま行くと)俺たち3位だ」と報告したそうです。でも結局結果は6位。そこだけ聞くと「まあまあすごい」と思いますが決勝には全部で6グループしか出ていなかったとのこと。それもやっぱりスゴイことです。

Tulipとしてデビューして「心の旅」のヒットが出るまでの話、「あのヒットがあったから今こうして講義する立場にいます」ともおっしゃっていました。

その後、ソロ活動になってから様々なアーティストへ曲を提供するお仕事を精力的にすすめて行かれるのですが断ったお仕事はないそうです。(というのは事実と少し異なり、演歌は2、3断ったことがあると訂正されていました。)

先生の作曲のお仕事は(1)まずアーティストの顔を思い浮かべる→(2)そのアーティストが今まで歌ってきた曲を思い浮かべる→(3)ちょっと変化球を加えて曲作りに入る、のだそうです。
その後合計8曲の貴重なデモ音源を聞かせていただきました。松田聖子さんの「夏の扉」「白いパラソル」「野ばらのエチュード」のまだ歌詞が入っていないデモのお話しでは作詞家:松本隆さんとのエピソードなど、笑いを交えながら説明いただきました。「RAG FAIR」やコーラスグループ「サーカス」、韓国のアーティスト「Position」に提供したデモ音源、最後にはできたてホヤホヤの平原綾香さんに提供する曲の音源も聞かせていただきました。まだ歌詞がついていない状態なので、実際に発売されるときにはどんな風に仕上がっているのか楽しみです。

講義の終盤には、名曲「青春の影」を含め合計5曲をライブで披露していただきました。

講義の中で印象に残った言葉は、
「気持ちがほぐれたり、心の奥のほうがクリーンになったりするのが芸術だ。これは人生で一番すばらしいことだ。皆さんは芸術大学にいますのであまりに身近にありすぎて意識しないかもしれない。そうならないように『自分にとっての芸術って何?』を意識して学んでいってほしい。それを伝えていくことは皆さんにとって死ぬまで続く仕事です。使命です。それぞれの芸術観をもって社会に対して表現していってほしい。」

講義を終え会場を出られる前、マイクのところに戻ってきて、「みなさんがいっぱい勉強して幸せになれることを願っています!」と言って拍手に包まれながら会場を後にされました。
とてもさわやかなメッセージでした。

 

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2007年11月9日

第19回 日中交流作品展

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本学は中国の上海市にあります「上海大学美術学院」と姉妹校提携を結び、活発に交流をしています。毎年紅葉の時期には、日本(大阪芸術大学)、中国(上海大学美術学院)と会場を相互に交換し、それぞれの学生の作品の展覧会を実施しています。毎年、作品とともに学生も相互に行き交い、交流を深めています。

19回目を迎える今年は本学が会場となり、本日11時よりオープニングが行われ、その後記念パーティーが開かれました。
早速、本日から始まりました作品展を鑑賞してき

ました。本学のグループ校である大阪芸術大学短期大学部、大阪美術専門学校の学生作品も展示されていました。絵画、彫刻、染織、金属工芸、陶芸、ガラス工芸、映像作品等、個性的な作品が所狭しと展示されており、そのパワーに圧倒されました。

来年で交流20年目を迎えようとしています。

今後も永遠にこの友好関係が続きますことを誰しもが願っています。

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2007年11月7日

22号館ガラス工芸棟2階ギャラリーに注目!

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22号館ガラス工芸棟の2階ギャラリーで10月の上旬から12月中旬まで展覧会を開催しています。今回は、現在開催中の「小夜展」をご紹介します。
この展覧会は「暗い空間で作品を表現したい」という3人が集まり展覧会行っています。うす暗い空間の中にあるガラス作品には、何か神秘的なものを感じ、またそのガラスに光があたる美しさには目を見張るものがあります。

この展覧会は工芸学科ガラス工芸コース3回生のガラス工芸実習1の授業として行われており、前期には企画とプレゼンテーションを行い、後期に実際にその企画で展覧会を開催するという授業です。作品の制作はもちろんですが、展覧会を告知するチラシ・ポスターの制作、展示方法、展示台の制作等展覧会に関わる様々なことを体験します。

出展者に話しを伺うと「ガラス以外のこともいろいろと学び、すごく勉強になる」とのことでした。
このような経験が卒業後の作家活動の原点となっていくのかなと思い、さすがクリエーターを養成する芸大ならではの授業だなと感心しました。
是非、22号館ガラス工芸棟の2階へ足を運んでみて下さい。 

●「小夜展」
11/7(水)→11/13(火)
10:00→18:00(最終日17:00まで)
土曜日13:00→18:00 日曜休廊日

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2007年11月6日

みみをすます

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本日は「学内定期演奏会」のレポートです。

13時20分、会場となっている14号館ホールへ「リハーサル見学」。
指揮は演奏学科 河野正孝教授。普段あまり見ることが出来ないリハ風景。
少し緊張しながらホール内へ。テンポやタイミングを丁寧に確認されていました。

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14時58分頃。開演前のチューニング!期待感が一気に膨らみます。
15時。いよいよ開演。プログラムは4曲。
(1)
ベートーベン/交響曲7番
(2)
コシ ファントゥッテよりアリアANHANG No.15
(3)
ファゴット協奏曲
(4)
トロンボーン協奏曲
演奏者は本学管弦楽団を中心に大学院生(バリトン独唱)、管弦打コース4回生よる独奏。
ブログでは演奏曲を「音」としてお届けできないのがとても残念。
楽器の音とは別に、譜面をめくる音や出演者の息遣いなどがリアルに感じられる演奏会でした。

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