キャラクター造形学科卒業生の田中みなみさんの考案したキャラクターが、静岡県磐田市のイメージキャラクターに選ばれました。磐田市では昨年8月1日から9月末日まで同市をイメージできるキャラクターを募集。全国から集まった1210点もの応募作品の中から選考委員会で10点に絞り、昨年12月に市民投票を開催しました。
その結果を参考に再度選考委員会を開き、同市内の矢奈比賣神社(見付天神)に伝わる民話『悉平(しっぺい)太郎』をモチーフにした田中さんの“しっぺい”に決まりました。神社に住み着いた怪物を退治したとされる“しっぺい”は白い犬で、赤色の褌と紅白の綱がチャームポイント。磐田市では同市の魅力を全国にPRするキャラクターとして、活躍を期待しています。
また、毎回異なるテーマで作品を募集し、新たな才能を発掘し続けるスクウェア・エニックスマンガ大賞「極」の漫画部門で、卒業生の山本祥平さんが佳作を受賞しました。第4回目となる今回のテーマは「戦闘美少女」。山本さんの作品『ドライヴ』は「テーマを的確にとらえ、読者をきちんと意識した作品」と高く評価され、来月29日からガンガンONLINEで配信される予定です。
在校生も負けてはいません。三年生の北坂真惟さんは週刊少年サンデーの11月期まんがカレッジで努力賞を受賞しました。
受賞作はラーメン屋で働く女の子に恋をした80歳のおじいさんを描いた『年の差コンプレックス』。この作品も今月17日からクラブサンデーで配信されます。そのほかにも受賞はできませんでしたが、ジャンプSQ.編集部による第1回美大芸大キャラバン(新人漫画家を発掘するために芸術系の学部や大学に出張して批評会を開催)では、3年生・土井一泰さんの『オヤジ荘』、4年生・濱岡真未さんの『天気の神様』が、ともに最終候補作品に残りました。見事栄冠を勝ち獲った人はこのままの勢いで、栄冠にあと一歩まで迫った人はさらなる飛躍を目指して、ステップアップしてほしいものです。
投稿:林日出夫先生(キャラクター造形学科)


出品者(敬称略)・小林智恵・井上裕義・内海洋江・馬越敦子・大川和弘・加奥正則・黒田芳弘・黒田直子・酒巻あい子・外村美智子・中野雅子・西田敏夫・前田要治・松村一夫・松本和雄・森訓・山本純子・山内良輔・藤田尊彦・鎌谷卓之・敷名孝夫・家始義光・家始加奈子・小宮山隆満 以上
展示終了後オープニングパーティーになりました。
矢野志音の『NAIL BITER』は、自分自身の性癖に対する考察と矯正を映像表現を通じて行うもので、抽象的な映像構成と個人的な葛藤が分ちがたく組み合わされています。
前中梨沙の『女性的な男性的な』は、畳の表面を毛羽立たせて描いたドローイングです。表面をルーペで見るように指示がされており、細部と全体とを対立的に置くことがここでは試みられています。
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そもそもバレンタインに女性からチョコレートを送るという習慣は日本だけなんだそうです。
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