2011年11月24日

加古川 「ギャラリー郁」 +神戸 「ギャラリーほりかわ」

大阪芸術大学美術学科日本画卒業の藤原郁子さんより個展のお知らせをいただきました。

2011年11月23日(祝・水)から27日(日) 加古川 「ギャラリー郁」

2011年12月8日(木)から13日(火) 神戸 「ギャラリーほりかわ」

・題名「Flower」

fujiwara000.jpg京都文化芸術博物館 「日本画 きのう・京・あす展」出品。
材料は、日本画顔料・岩絵の具、和紙。2011年制作。
この「Flower」の花の部分をもとに「持ち運べるアート作品」というコンセプトで、IKUKO FUJIWARAブ

ランドの傘とiPhoneカバーが阪急うめだ本店で12月7日(水)より発売されるそうです。

 

 

fujiwara001.jpg題名「悠久」

大阪芸術大学主催の「世紀のダ・ヴィンチを探せ!」 国際アートトリエンナーレ2010に出品された「悠久」シリーズ作品


材料は、日本画顔料・岩絵の具、金箔、銀箔、杉板戸。2011年制作。
この「悠久」シリーズの1と2は、大阪芸術大学に収蔵されています。

詳しくは藤原郁子さんのホームページをごらんください。
http://www.ikuko8.jp

是非、藤原さんの素晴らしい作品をご覧なってはどうでしょうか?


2011年11月21日

久野安依子展   2kw58ギャラリー

1121katou001.jpg久野安依子さん(博士課程前期芸術制作専攻09修了)の個展が10月24日より11月5日まで行なわれました。このギャラリーは外光を大きなガラス窓で室内に取り入れ、白い静謐な空間を作り出しています。今回の久野さんの作品、白を基調とした絵画とその展示空間は互いに共鳴し一体であるような体験をしました。

 

 

1121katou000.jpg久野さんのコメントを一部引用します。

"母なる存在"を主題として絵を描いています。

デンマークで出逢った丘の上で、はるかに広大なあまりに美しい自然の中嵐を浴びた時、天国はどこか知らないところにあるのではなく、この世界そのもの天国なのだという考えが自分のなかに芽生えたことから、展覧会の名前を「ここは天国」といたしました。

 

 

1121katou003.jpg久野さんの経験から生まれた世界観と作品の関係が窺える内容です。

この作品には、母なる存在の一つであろう女神のイメージが軽やかで伸びやかな線によって描かれています。その女神イメージと重なるように全身をベールに包まれた人物も見えます。また聖なる徴である光背を連想できるイメージや画面中央には風で飛ばされそうな女性イメージも見えます。これは、久野さんのコメント「・・美しい自然の中嵐を浴びた時・・」のイメージが描かれているのかもしれません。ほぼ無彩色の中、ピンクや淡い赤、浅い青などが印象に残ります。

 

 

1121katou002.jpg作品は、私達が視覚で捉えてきた世界を切り取り、複数の時間を同一画面に取り入れ、そこに現れてきたものを単純化ぎりぎりの線と色彩に還元し、そして平坦な画面構成に配慮しながら、奥行きのある広大なイメージを作り出しているように感じ取れます。久野さんの云う「ここは天国」とは何か、「現実にある場所」とは。現在に生きる私達にとって興味ある「問い」です。

 

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室
 


2011年11月20日

世紀のダ・ヴィンチを探せ!

geijyutkennkyuu000.jpg大阪芸術大学では「世紀のダ・ヴィンチを探せ!」というスローガンの下、全国の高校生を対象としたアートコンペティションを毎年開催しています。
今年で5回目の開催となる当コンペティション。新たな分野に「放送」が加わって全15分野となり、全都道府県から2054点もの作品が寄せられました。
先達て行われた最終審査には芸大グループの教授陣が一堂に会し、回を増すごとにクオリティーのあがる上がる甲乙付け難い優秀な作品達を前に、白熱した議論が繰り広げられました。
 

その審査の結果が11月27日の授賞式にて発表となります。

今年のグランプリは誰の手に?世紀のダ・ヴィンチは見つかったのか?
是非あなたの目で確かめに来て下さい。
皆様のご来場、お待ちしております!!

 

 

“世紀のダ・ヴィンチを探せ!”高校生アートコンペティション2011

授賞式
日時:2011年11月27日(日) 11:00から
場所:大阪芸術大学芸術劇場

展覧会
日時:2011年11月28日(月)から12月17日(土) 10:00から16:00 (日・祝休館)
場所:大阪芸術大学芸術情報センター1F展示ホール

お問い合わせ
大阪芸術大学藝術研究所事務室
〒585-8555 大阪府南河内郡東山469
TEL:(0721)93-1398
FAX:(0721)93-5746
E-mail:hunt-h@osaka-geidai.ac.jp
 


2011年11月19日

試写会決定!!

sishakai000.jpgこの冬、1番の感動話題作
『(500)日のサマー』ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演
映画『50/50 フィフティ・フィフティ』試写会大決定!!

 

sishakai001.jpg11/25(金) 7号館映画館にて
■第1回目 13:00から14:50
■第2回目 15:00から17:00(完全入れ替え制)

・事前申し込み不要!当日参加OK、先着順
・各回上映15分前に、7号館映画館前(天の川通り沿い)に集合して下さい!
・他学科生も参加OK!(ただし振替え授業は映像学科のみです)

☆振替え授業は随時映像学科研究室前に掲示しますので、確認して下さい。

12/1(木)ロードショーの作品を、映像学科映画館で先取りしちゃいませんか?

投稿:映像学科研究室


2011年11月17日

芸術計画学科学生による共同制作展

皆さんこんにちは!
今回は、映像学科の大橋先生からの投稿ブログです!

 大阪市阿倍野区の「ギャラリー流流」で、芸術計画学科生による共同制作展が行われているので紹介します。本展は芸術計画学科専門科目「空間表現研究(造形表現研究)」(大橋勝担当)の授業の一環として行われています。
 大きく2つの作業がここには展示されています。ひとつは壁面に展示された色彩構成(塗り絵)のようなもの。これはB4の用紙に、メンバーが一本づつ無作為に線分を加えてゆき、途中のすべての状態の紙を塗り絵の原画として、各自が着色していくという課題です。横一列が個人の作業で、縦の列は同じ種類の原画です。人によって色や画材の選択が異なっているのがよくわかります。

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 もうひとつは、天井から吊った糸にオブジェを一定の間隔で取り付けていくという課題です。紙や粘土を用いて作った物や既製品など、大きさの制限以外は自由に様々のものが糸に結わえられています。全体としては簾または縄のれんのように、空間を緩やかに仕切る面を構成しています。
 

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 一定の枠組みを設定し、参加者のそれぞれ創意工夫したものを持ち寄って組み合わせること。作為と偶然の出会いをすくいあげることがひとつの狙いです。90年程前にシュルレアリスト達によって考案され、試みられた手法がこの作業の基盤になっています。グループ展とも異なるユニークな展覧会です。ご覧いただけたら幸いです。

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期間:2011年11月3日から22日 期間中水曜日休み
開廊時間:午前11時から午後7時
会場:ギャラリー流流 大阪市阿倍野区丸山通1-2-2 電話:06-6656-8184
催し名:大橋勝の現代芸術演習part3「井戸端会議または優美な屍骸」
参加者:今井萌、高橋豪、滝澤仁悟、谷本亜利紗、西山英梨子、桝本有佳里、松村直美、吉井麻友、大橋勝

ギャラリーHP:http://ru-pe.com/??
アクセス:http://ru-pe.com/www/pages/g-ac2.htm

投稿:大橋勝先生(映像学科)