4月12日(木)キャラクター原論の授業内で、キャラクター造形学科第一回産学協同キャラクターコンテストの授賞式が開催されました。
今回のコンテストはアミューズメント文化の創造に貢献する株式会社藤商事の協賛を得て、
歴史系(戦国・幕末)、萌え系、ロボットヒーロー系、ヒーロー系(特撮・アメコミ風)、その他・自由課題の5つのキャラクタージャンルのキャラクターを本学キャラクター造形学科、大阪美術専門学校キャラクター造形学科、大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科から広く募集したものです。
応募総数111点の中から、最優秀賞には本学二回生・佐々木綾さんの萌え系キャラクター『瀬川めりあ』が選ばれました。また
他には、優秀賞9名、佳作6名の学生が受賞しました。
今回の産学協同キャラクターコンテストの特徴は受賞者を選出するだけでなく、
2ndステージとしてはキャラクターの特性を活かしたプロジェクトを立ち上げて作品企画としてまとめ、株式会社藤商事に企画提案。最終的に商品化を目指します。
選ばれし優秀なキャラクターがどのように命を吹き込まれていくのか、非常に楽しみです。
続いて展示会のお知らせです。
5月12日(土)から17日(木)まで、第五回柏原ビエンナーレ「柏原から発信する!」美術展が開催されます。
今回の美術展にはキャラクター造形学科三回生・山田友里さんと卒業生・渡部加奈さんが参加しています。
山田さんの作品は昨年のオープンキャンパスで来校者に配布されたクリアケースのデザインでおなじみ。昨秋のアートキッシュにも参加しています。
渡部さんは07年度の学科のシンボルキャラクター“キューちゃん”の生みの親です。本人たちを知らなくても作品やキャラクターはご存知かもしれませんね。
会場は柏原市民文化会館リビエールホール地下レセプションホール、サテライト会場は杉本酒店麹蔵、杉本家家屋、瀬川産業倉庫、岡田産業南口倉庫です。時間は10(初日は13)時から19(最終日は18)時まで。
また21号館101教室の展示スペースでは、今年度もさまざまな展示を企画しています。
その第一弾が二回生有志による『D.O.F VS CANCER“二大企業に潜入せよ!”-サードパーソン調査録-』です。
来場者が正体不明の会社“サードパーソン”からの招待状を受け取った諜報員となり、
正義と悪に別れた二つの会社“ディフェンス・オブ・フォーチュン”と“CANAER”内部に潜入し、それぞれの会社の内情を報告するという参加型の一風変わった展示会です。期間は4月16日から20日まで。授業の合間にでも気軽に覗いてみて下さい。
投稿:キャラクター造形学科 林日出夫先生

『たにもとハム工房』谷本亜利紗
『自己過剰保護症候群リハビリテーション見学会』滝沢仁悟
『壁のシミとしての映像』高橋豪
25日、会場前ロビーでは田岡和也さん(当展出品作家)によるワークショップ「CUSTOM DECO BAG-Myショッピングバッグを作る-」が行われていました。日々買い物した際にもらう様々な種類の紙袋を素材にしたワークショップ。紙袋に施された色や形を分解し自分なりに再構成するというものです。出来上がる新たなショッピングバッグは分解された日常と自分なりの遊び心が混ざり合った作品に変わります。切ったり、貼ったりデコったりして楽しんでみようというワークショップです。
会場に飾られたサンプルは田岡さんの3歳になる息子さんが製作してくれたものだそうです。最近は大きな丸の中に2つほど丸を描いて5本の線を加えた形がお気に入りのようで、その形をふんだんに使用したショッピングバッグは何とも可愛らしい。きっとお父さんである田岡さんを描いたものだと思うととても微笑ましくなりました。
本日、会場では来場した学生さん達に作品の解説をする山中さんの様子がみられました。
大阪芸術大学はアートの創り手のみならず、プロデューサーやキュレーターといった繋ぎ手の育成にも取り組んでいます。今回の企画は、「アートのよき理解者であることをベースにして、芸術の社会性の部分をどのようにデザインするか」そんな学びを実践する芸術計画学科がある大学だからできたプロジェクトなのです。
さて、メイン会場に足を運ぶと7人の作家の具象絵画がずらりと展示されています。一角では小松原智史さんがライブペインティング中でした。
どの作品からも解放感・自由さが感じられます。一見どのように鑑賞していいものやらと思う裸の人物が描かれていたり、目隠しされた双子の獣が意味深く描かれたもの、社寺や仏像が明るく楽しい色彩で美しかったり、どこまでも終わりがないように展開し続いていく線。モチーフや発想、表現は違うけれど、これらの作品には何か共通するものがあるようです。
答えがそれかどうかはわかりませんが、田岡さんの息子さんの表現がそれを教えてくれたような気がします。いちばん身近な人物を描く。それをショッピングバッグにたくさん描く。その上、デコっちゃう。3歳の子供のこの「遊び心」が美術の動機の一つのように思えます。




さて現在、りそな銀行富田林支店様と「LIBRARY DESIGN LAB.」とのアートプロジェクト「であう、つながる」が行われており、この場をお借りして紹介させていただきます。
ここで搬入作業中の写真を元に紹介を。
それぞれにキャラクターが散りばめられており、双子のお姉ちゃん「ためこ」と弟「めくる」、ツキノワグマの「くまさわ」、シマリスの「りすな」、ミツバチの「みつば」と「はちみ」、カメの「おかめ」、オオムラサキの「おおむらさん」、ヘビの「へびまろ」が、いらっしゃったお客様を迎えます。
店内には彼らの出会いを描いた絵本も!
そして店内の中心で一番に目をひくのが桜の木です。
【出展メンバー】