2010年7月7日

日本の文化に触れる

            

涼しげでいいですね!
 こんにちは、ゲイブルちゃんです。7月になり、いよいよ夏本番!!学内も、七夕週間で盛り上がっています!七夕週間と言えば、やはり、学校に浴衣を着て登校するというのが醍醐味の一つ!!いつもと来ている服が違うだけで、授業を受けるのも何となく楽しくなりますよね!それに、浴衣を着ると、男の子も女の子も何となく色っぽく見えませんか!?日本文化ならではの奥ゆかしい感じ、さらには洗練された和の雰囲気!そういった、いつもと違うギャップにグッとくるのでしょうか・・・。

 さて、浴衣と言えば、日本の代表的な民族衣装の一つですが、皆さんはちゃんと一人で浴衣を着つけることが出来ますか??最近では、帯がマジックテープ式になっていたり、作りつけの物だったり、簡単に着られるようになっているものが多いですね。しかしやっぱり自国の文化ですから、一人で着られる技術を身につけたいもの!上手く着つけることが出来れば、簡易的に作られたものより、見た目も断然キレイに見えますよ! 大阪芸術大学には、そういった日本の文化を理解し、若い世代や外国に伝えて行くことを目的とした「日本伝統文化研究会」というサークルがあります。今回、このサークルで、浴衣の着付け教室を行うというのでお邪魔させていただきました!
 着付けを教えて下さるのは、顧問でもある放送学科教授の石川豊子先生。今日は、先生が受け持っておられる日本語?、?を履修している留学生たちを中心に、10人ほどが参加していました。

礼に始まって礼に終わる、日本の心ですね!
 先生の授業はコミュニケーションをとても大切にしておられるそうで、まずは挨拶から始まります。今日は着付けということで、畳の部屋での授業でしたから、挨拶ももちろん日本式。正座をして、前に手をつき、ゆっくりと頭を下げます。とっても優雅で、日本ならではの美意識が感じられます!
 先生曰く、コミュニケーションとは言葉を発する「言語」と、それに伴う動作「非言語」から成り立っているのだそう。「宜しくお願いします」という言葉だけではなく、それに伴ってお辞儀という動作が加わることで相手にはより伝わりますよね。

左右を間違えないように!

 さて、いよいよ浴衣の着付けに入ります。留学生の中には初めて浴衣に袖を通す学生も!そういえば「この袖を通す」という言葉も、日本独特の言い回し。留学生たちも、先生から「衣服を着る」ことだと説明を受け、興味津々!そういえば、袖という単語を使った慣用句は、「袖を濡らす」や「袖を払う」など、まだまだたくさんありますよね。「袖を払う」は、自分の意思を通すために邪魔になる者を払いのけるという意味が、「袖を濡らす」には、涙を流して泣くという意味があります。日本語って面白いですね!!

ゲイブルも自分で着られるようになりたいものです!

 浴衣を着るときに一番注意しなければならない点は、まず、首元の合わせを左右間違えないようにすること右が下で、左が上です。逆にしてしまうと、お棺に入る時の死に装束となってしまいますのでご注意を!
おはしょりを整えるときは鏡を使って後ろもきちんと整っているか確認しましょう。友達同士で着付けをし合えばお互いに整えられるので、初心者の方にはおススメです!

いろんな種類の結び方があるんです!

 そしてやはり一番難しいのは、!!後ろ手で結ぶのは難しいので、前で形を作った後、後ろにくるっと回します。しっかり結んでおかないと、気崩れの原因となってしまいますから重要ですよ!帯の結び方には種類がたくさんあるので、基本を覚えたら、浴衣のや帯の雰囲気に合わせて、自分の好きな結び方にチャレンジしてみてくださいね!

みんなと
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2010年6月28日

芸大から世界へ!

 皆さんこんにちは、ゲイブルちゃんです!

 暑い日が続いていますね!梅雨の雨のせいで湿度も上昇、暑いだけならまだしもさらにジメジメ・・・早くカラッと晴れた青空を拝みたいものです。晴れたら晴れたでその日差しが次の天敵となるわけなんですが・・・。 さらにこの季節、気になるのはお肌の敵、紫外線!!夏の暑さに比例して、紫外線の量もこれからどんどん増えてきます!目に見えないからと油断せずに、しっかりと日焼け止め対策もしてくださいね!もちろん私ゲイブルも、毎朝しっかりと日焼け止めを塗っています!

初の海外公演!みんな真剣です!

 さて、日々学生たちが芸術活動に励んでいるこの大阪芸大ですが、その芸術に懸ける情熱は日本を飛び出し、国外公演が行われることになりました!!
 最近はワールドカップに話題の主役を奪われがちですが、ニュースでも色々と話題になっている上海万博!その上海万博芸大の学生が参加するんです!!

 6月29日、30日に、上海万博にて、~大阪から上海、そして世界へ「世界の発展、平和」につながる願いを込めて~と題し、大阪芸術大学上海特別プログラムが行われます。出演は、舞台芸術学科舞踊コースの学生グループ「Ballet」、さらに「よさこい×結び」のみなさん!!

海外ということで注意事項もたくさんあるようです・・・
 学園祭などでお馴染みのあの迫力満点のステージが、ついに中国大陸に上陸です!
 大阪芸大の学生が、世界の舞台でパフォーマンスを繰り広げます!!大阪を飛び出し、日本を飛び出し、上海という晴れの舞台で、芸大の魅力日本の魅力を発信します!
今日は、上海万博に参加する学生の説明会にお邪魔してきました。中には初めて海外に行く人も!期待と不安が入り混じったような表情の学生たち。初めての海外公演で緊張しているのでしょうか??

おそろいのTシャツで気分も引き締まります!

 でもきっと大丈夫!!芸大生は本番に強いんです!!それも、普段から学内外を問わずいろいろな舞台に出演し、たくさん場数を踏んでいるからでしょう。
上海でも素晴らしい踊りで魅了してくれること間違いなし!!がんばってくださいね!!
 実際の上海万博でのステージの模様は、後日OUA-TVで紹介しますので是非、チェックして下さいね!

~大阪から上海、そして世界へ「世界の発展、平和」につながる願いを込めて~
6月29日 日本館イベントホール
6月30日 世博文化中心【ミュージッククラブ】


2010年6月16日

布に懸ける 若きアート魂を見よ

   

 幸運や楽しい出来事、凡々とした毎日ですら、再び同じ時間が繰り返されることがないように、織りや染めも、同じ意図や素材を使って同様の制作工程で作ったとしても、色や風合い、手ざわり、微妙なニュアンスなど、完全に同じものを創り出すことはできません。
 これこそが手作りの醍醐味であって、テキスタイルや染織の世界に魅かれた人たち、布を愛する人たちが夢中になるわけがここにあります。
 今回ご紹介する作品展ちひさきものはみなうつくし Small Works 切・布・裂は、本学の工芸学科テキスタイル・染織コースの学生が制作研究してきた織りやろう染め、シルクスクリーン等で創り込まれた手作りの布です。
 矩形に切った小さな布には、伝統的な技法だけでなく、染織のミライを予感させるような斬新な工夫があり、どの作品も美しさを伝えるための緻密な計算が覗えます。
 制作した学生たちが、何にこだわり、何を心がけたのか。長い時間を費やし、丹念に仕上げた作品が展示ケースに一堂に並べられると、無心であることの強さやおおらかさを発し、観る人の目を惹き付けます。
 織り込み、染められた一枚の小さな布がこれほど品格を醸し出し、作者の美意識や心象世界を伝えるとは。驚きと共に染織芸術の深さに感動を覚えます。

※1
斬新で奥深い作品に惹き込まれてしまいます!工芸学科の学生たちの作品です!

    

     
 開催初日から、図書館を利用される方々の間で話題になり、多くの方に作品に触れて頂きました。先日も、本学で開催された教育懇談会に参加された保護者の方々からご好評を頂き、一般の方々の芸術への関心の高さを改めて実感しました。作品を堪能された後、一様に、本展覧会のコンセプト“ちひさきものはうつくし”の言葉にナットク!の表情をされていたのが印象的でした。

 皆さんは今年2月に、館内で展示した福本繁樹ブックアート和綴じ「さいはひぼん(福本)」鬼本・彦本・姫本豆本を覚えておられますか?

右:いとし 2009年度2回生小作品集 左:2004年度
 今回のSmall Works 切・布・裂を指導された福本教授の手仕事による、蝋染めや布象嵌をはめ込んだ和紙を和綴じ本にした、染織工芸の技が冴える作品展でしたが、このブックアートの世界に興味を持ったテキスタイル・染織コースの学生が、意欲的に取り組んだのが写真の和綴じ本です。

 多様な素材と手法による作品に一貫して言えるのは、学生たちの素材に対する徹底的な探求と幾何学的な形が誘発する端正な美です。この小さくも美しい布(きれ)だからこそ、平面に並べてみるもよし、和綴じにしても、額に入れてもよし。自由な発想や表現で、染織工芸はまた新たな芸術領域に昇華していくのだと思います。    
                                             右:いとし 2009年度2回生小作品集 左:2004年度

 新感覚ユニット!「小枝プロジェクト」
※2
新感覚ユニット!「小枝プロジェクト」

 現代工芸の制作として、学生たちは「100本の短い枝や棒のような材料を使ってかごを作る」という課題に取り組みました。枝や棒の感じを出すために学生たちがそれぞれに考え選んだ材料は、ストローやつまようじ、綿棒、マッチ棒、ペン、クリップなど。既成の枠にとらわれない、ユニークなかごが学生の手により編み出されました。

とても細かいですね!!

 見る人が楽しんでもらえるよう丸テーブルに置いて、いろんな角度から鑑賞して頂きました。ねらった通り、作品展を観に来られた方はもちろん、作品展を知らずに閲覧室に来られた方も全員と言っていい程、足を止めて見入っておられました。

 「ちひさきものはみなうつくし」作品すべてにあてはまる言葉です。
 作品の中からオーラのように発せられる“爽気”、凛とした清潔感は作品の向こうにいる学生たちの魂から湧き出してくるもの。ものづくりに対してまっすぐにこころを込めて取り組む、そんなひたむきさが端正な美を生むのだと実感しました。
 全作品を本ブログに載せたいところですが、学生たちの作品の中から1点、紹介します。作家のアート魂が伝わるメッセージを添えて。

「想像の創造」

       「想像の創造」
     タコ糸 毛糸 ガラス絵具/綴織り

          作品を作るときに、
  想像していたことが出来ない事があります。
そんな困難を埋められるような創造者になりたい。
               C08060 米田 尚美

 作品展は終了しましたが、図書館では今後も本学で学ぶ未来の芸術家たちが制作した作品を発表する場、“アートライブラリー”としての機能を発揮し、学生に様々な芸術作品に触れてもらい、新しい可能性や


2010年6月15日

平城遷都1300年祭に行ってきました!!

大迫力の朱雀門です!
 どうもゲイブルくんです。先日、平城遷都1300年祭に行ってきました!!ゲイブルちゃんとラブラブデート…なんてことではありません。

 というのも、約200日に及ぶ会期中に放送学科の学生たちがメイン会場の平城宮跡会場「まほろばステージ」で、ステージイベント中継をしているんです。その助っ人として行って来ました!!。

放送学科が技術協力をしています!
 去年、インテックス大阪で開催された食博覧会・大阪でのステージ中継以来のスイッチャーを担当しました!!多くの来場者があのモニターを見ていると考えると、思わず手が震えてしまいました。

 まほろばステージのオペレーションブース裏には、大阪芸術大学グループのパンフレットも置いています。「芸大って今テレビでもやってなかったっけ?」と資料を片手に話している人もチラホラ…。

パンフレットも是非お持ち帰りください!

 よく考えてみると、ステージイベントを見に来た人たちよりももっと多くの人が「大阪芸大テレビ」を見ていただいているんですよね。そう思うと、余計にプレッシャーを感じます・・・。
 でも、このプレッシャーをチカラの源にして“誰もが楽しめる番組”を目指して頑張ろうと思いました!!

 そんな今週の大阪芸大テレビでは、特集コーナーで「平城遷都1300年祭リポート」をお送りします!

 奈良県内各地で開催されている平城遷都1300年祭。そのメイン会場となっている平城宮跡会場だけでも様々なオススメスポットが目白押し!!
 これを見たらさらに行きたくなってしまいますよ!!今週放送の大阪芸大テレビもお見逃しなく!!

この大きなスクリーンに映し出されます!
 さて、話は変わりましてOUA-TVからこの中継業務に関するお知らせです!!
 OUA-TVでは、芸大生を対象に平城遷都1300年祭の映像中継スタッフを募集しています!!

業務日程:夏季フェア・8月20日(金)~8月27日(金)
        秋季フェア・10月8日(金)~11月7日(日)
         及び上記期間以外のすべての土日

業務内容:会場内の「まほろばステージ」で行われるイベントのライブ撮影
(ライブ映像はステージ上の大型LEDディスプレイに生中継します)

条件:基本的なカメラの取扱い、カメラワークができること

給与:日給支給、昼食付・交通費支給(自宅~会場)

勤務時間:午前9時~午後6時(業務日によって多少の変更有)
         現地集合・解散

場所:平城遷都1300年祭 メイン会場・平城宮跡会場「まほろばステージ」
近鉄奈良線・大和西大寺駅南口下車 徒歩7分

映像中継スタッフに興味のある芸大生は、OUA-TVまで!!


2010年6月14日

スーパーキャラクター

 キャラクター造形学科の4回生がグラフィック社の『スーパーキャラクター実践セミナー』でイラストデビュー!!

 キャラクター原論や原作演習1などの参考書『スーパーキャラクター実践セミナー』(グラフィック社)のカバー原画と本文イラストを、本学の在校生が描いてるってこと知ってました?
 イラストは全部で約80点。それをキャラクター造形学科4回生古澤由貴さんが一人で担当しています。

 きっかけは2回生の時。「菅本順一先生から『グラフィック社がイラストを描ける人を探しているんだけど、応募してみない?』と声をかけていただいて、ダメモトでとりあえずポートフォリオを提出してみようと…」
 腕試しのつもりが、ペンタッチがいいとほめられ、昨春『スーパーキャラクター実践セミナー』の挿画を担当することが正式決定した。

みなさんも目にする機会があるかも!古澤さんのイラストです! 「嬉しいというよりも、びっくりしました。大丈夫なの、私? って感じでしたね(笑)」
 思いついたものを好きなように描くのではなく、原稿を読んでイメージを膨らませ、ビジュアルを描く難しさ。『こんな感じで』とラフを指定されるのも初めての経験だったという。
「いい勉強になりました。講義や演習の時間に先生がおっしゃっていた意味はこういうことだったんだ、みたいな感じが多かったですね」
 実は古澤さん、入学するまであまりつけペンを使ったことがなかったという。
「Gペンや丸ペンの使い方を漫画制作実習1と2で基礎からしっかり学べたことが大きかったです。
今回、ペンタッチがいいとほめていただいたのも、実習の先生方のおかげです」
 
 目に見えて、初めてのスキルといえるだけに、やはり在学中の実績は大きい。
「今、就活中ですが、挿画の仕事をさせていただいたことを伝えると、企業も興味を持って見てくれます。この経験を将来に役立てることができるように頑張りたいです」

 まさにこの大阪芸術大学で夢への一歩を踏み出している古澤さん
 在学中でもこのような大きなプロジェクトに関わることで大きな自信に繋がりますね!

記事投稿:キャラクター造形学科 林日出夫先生