2009年12月28日

キャラクター造形学科1年生・住吉峻さんが手塚賞佳作受賞!

      

 芸大は冬休みに入って一週間が経ちますが、皆さん風邪を引いてはいませんか?体調管理には十分気をつけて下さいね★☆
 芸大ブログは大晦日まで更新しますよ!!今日のブログはキャラクター造形学科の林先生からの投稿を頂きました!!

授賞式の様子

 今月14日、平成21年度手塚賞・赤塚賞の授賞式が、東京都千代田区の帝国ホテル二階孔雀の間において行われました。

 特に本年度上期の第77回手塚賞は受賞作の多いレベルの高い審査となりましたが、その中で本学キャラクター造形学科1年生・住吉峻さんの『PEACE』が見事、佳作に選ばれました。

あの鳥山明先生の評価は自信に繋がりますね!!

 手塚治虫先生の名を冠したこの『手塚賞』は日本漫画界の登竜門として1971年に創設。毎年半期に一度、審査会が行われています。

 週刊少年ジャンプで連載されている『バグマン』の小畑健先生、『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博先生、『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生、『賢い犬のリリエンタール』の葦原大介先生も手塚賞を受賞してデビューされた先生方です。

住吉さんの作品!!是非読んでみたいです!!

 応募作397編の中から厳しい選考を通過した住吉さんの『PEACE』は、審査委員を務められた鳥山明先生から「独特の魅力を持っている」と高く評価され、18歳という将来性も加味されての受賞となりました。

 キャラクター造形学科からは卒業生・菊田タクミさんに続いての受賞です。ジャンプSQ2(→ローマ数字)でデビューされた菊田さんに続く、住吉さんのデビューが待ち遠しいところです。

投稿者:林日出夫(キャラクター造形学科・准教授)


2009年12月17日

ウォール・アート・フェスティバル

 

ん~どうやって描こうかな~?

 11月22日(日)、JR京橋駅前の京阪京橋商店街で、関西の芸術系大学・専門学校の学生が腕を競い合うウォール・アート・フェスティバル(主催:京阪京橋商店街振興組合)が開催されました。

 今回のイベントは同商店街振興組合が町おこしの一環で募集した、京橋の思い出やPRを詠んだユーモア川柳の中から、厳正なる審査で選ばれた十数点の受賞作を、約100メートルの壁画に漫画で表現するというものです。

一度描き始めるとそう簡単にペンは休めません!!

 大阪芸術大学からは池本衣里さん、方山貴絵さん、駒井亜弥さん(キャラクター造形学科4年)と片岡摩衣子さん、秦友希さん、濱岡真未さん、山口未月さん(キャラクター造形学科2年)の7名。大阪芸術大学短期大学部からはデザイン美術学科2年生2名と1年生2名、大阪美術専門学校芸術研究科漫画コース3人とキャラクター造形学科卒業生1名を加えた計15名が大阪芸術大学グループとして参加しました。

どんな絵が完成したんでしょうか!?続きは現地で!! 

 前日に各校の先生方が下絵を描き、当日朝10時から先生方の指示の元、 学生たちがイメージした色を塗って漫画を完成させていきました。いわば先生と学生とのコラボ作品です★☆
 
 完成した壁画は京阪京橋駅付近の高架下で見ることができます!!京橋の名物スポットなので、迷ったら地元の人に聞いて見て下さいね。

投稿者:林日出夫(キャラクター造形学科准教授)


2009年11月30日

朗読と音訳との違いとは?

  

なんと説明をして下さった久保田さんも芸大の卒業生!! 先日、社会福祉法人・日本ライトハウスの方々が大阪芸術大学に来校されました。

 社会福祉法人・日本ライトハウスとは、視覚障害者の方々の福祉サポートを行っている団体で、視覚障害リハビリテーション事業や盲導犬を訓練したりと様々なサービスを提供しています。

 今回来られた日本ライトハウスの久保田さん、梅原さんは、目の見えない方にも様々な情報を得られるように、録音図書や拡大写本の製作・提供サービスを通して、目の見えない方・見えにくい方の生活をもっと楽しく、豊かにしようという活動をされています。
ノートパソコンで簡単に音声を取り込むことが出来ます!!
 そこで、その視覚障害者の方々の為の録音図書の製作に放送学科アナウンスコースの学生たちが協力し、『録音ボランティア』としてに参加することになりました。

 視覚障害の方なら点字を理解できると思う人も多いと思いますが、実態はかなり違うようです。糖尿病や緑内障などで、人生の途中で視覚障害を発症された中途視覚障害者の方が視覚障害者の方の8割を占めていて、年齢的に触圧が弱まることで、なかなか点字を習得するのは難しく、点字識字率はまだまだ低い傾向にあるそうです。

小学生の教科書なんて何年ぶりだろう!?エヘッ!!
 今回録音ボランティアをするに当たって重要なのが『朗読音訳の違い』。皆さんわかりますか?
 簡単にいうと、『朗読』は読む人の解釈を入れて、気持ちを込めて読むこと。『音訳』は読む人の解釈がなるべく入らずに、活字を音声に置き換えて読むことだそうです。

 学生に細かく説明して下さった久保田さんも、実は大阪芸術大学の卒業生!!しかも放送学科アナウンスメントコース(当時)に在籍されていたそうです!!どおりでわかりやすい説明だなぁと思いました!!

日頃の実習の成果を発揮してくださいね!! 音訳を録音するパソコン操作の説明を理解するのにみんな四苦八苦…。
 それでも、OUA-TVでニュースキャスターも務めた渋江美和さん(放送学科3年)は「最初から最後まで教科書を読むこともそう多くはないので、是非チカラになれるように頑張ります!!」と、意気込み十分のコメントを頂きました!!

 初めは小学生の社会・理科・算数の教科書を音訳するそうですが…。いかに聞く人にわかりやすく伝えられるか、その表現力が重要になってきます。

 それにしても、算数なんてどうやって音訳するんでしょう?

 こうして普段勉強していることが社会で実践できる環境を大切にして、頑張ってほしいです!!


2009年10月21日

家を交換して住む!?

  

 大阪芸術大学芸術計画学科2年生の相宮康人さんが、ブログ記事を投稿してくれました!
なにやら、ちょっと変わった、でもとっても面白そうなアート企画の話題です!
 
芸術計画学科では、毎年、「アートプロデュースコンペティション」という学生たちが企画したアートプロジェクトのコンペが行われています。今年もそのコンペティションが行われ、芸術計画賞受賞企画に「家を交換して住む」が選ばれました!
 
この企画は、一人暮らしをしている私、相宮康人の家と、同じく一人暮らしで、大阪芸術大学映像学科2年生の鬼頭 遊(きとう ゆう)さんの家を、一週間(2009年10月19~25日)まるごと交換して生活をするというものです!
交換期間中は、服はその家にあるものを着て、食べるものはその家にあるものを食べることが条件。その様子は映像・写真などで記録し、後日ギャラリーで発表します。
また、毎日の生活の模様はブログでも紹介します。
(相宮康人×鬼頭遊 http://ameblo.jp/iewokoukan-aimiyakitou/

 誰でも、他人のプライベートには何かしら興味があるはず。同世代の人間が何を考え、どのような生活をしているのか、実際に侵入して観察してみたいという欲求からこの企画を発案しました。
 現在、本来はプライベートであるはずの情報が不特定多数の人間に公開されています。その事から私は、私以外の人間も他人のプライベートに興味を持っているのではないかと感じ、最も人間がプライベート空間と感じている場所は家(部屋)であるという結論に至りました。
 家(部屋)というプライベート空間は、好きな音楽、食べ物、本、家具、等様々な生活者の身体の延長によって構成されています。つまり、家(部屋)というプライベート空間は、生活者が無意識に作り出した生活空間であり、インスタレーション作品であるともいえます。作品(部屋)を交換した時、例えば、家具の配置が変化するなど、作品(部屋)は他人の介入によって新たに生まれ変わるのではないか。また、他人のプライベート空間という特殊な空間での生活を通して参加者は“自分”という存在が揺さぶられる。そして、生活を終え自分の部屋に戻ってきた時、“自分”を再発見することができる、と考えます。
 家(部屋)という作品の変化と、自分という存在の変化、この物質的変化・精神的変化を伴う体験・実験が、今回のプロジェクトのコンセプトです!

 
皆さんも是非、ブログをチェックしてみてください!
 
(写真は実際に交換生活している部屋です)
テレビ番組に出来そうな企画ですね!!

他人の部屋で過ごすってどんな感じなんでしょうかね。


2009年10月5日

女子駅伝部が杜の都を目指して初挑戦!!

     

 
 芸大応援旗も完成しました!!
 
 2週間ほど前の話題ですが、ご了承下さい!!

 9月26日土曜日、神戸市北区の『しあわせの村』で、第19回関西学生対校女子駅伝競走大会が開催されました!今年度から本格的に始動した我が大阪芸術大学女子駅伝部も初出場を果たし、10月に杜の都・仙台で行われる全日本大学女子駅伝対校選手権大会出場の切符をかけて、たすきを繋ぎました!!

応援団も多く駆け付けました!!ありがとうございました!!
 神戸しあわせの村の中の周回コース30.0kmを6人の選手がたすきを繋いで走るこの大会。学生女子長距離界において関西は『大激戦区』と呼ばれ、関西の各大学が全国の舞台でも互いがしのぎを削って優勝を争うほど、関西の壁は高く厚いものとなっています。

 いよいよスタート!!これまで女子駅伝部を見てきたワタシも、ようやくこの舞台が来たかと思うと、もうとにかくそれだけでも嬉しさが込み上げてきました!!芸大からも、学生や職員が応援に駆け付け、芸大の旗を振って沿道で応援しました!!

林田さnは1年生ながら区間3位の走り!! レースはというと、この日は9月とは思えないほど気温も上がり、強い日差しが照りつける中でのレースとなりました。前半で出遅れたものの、数多くの大会で結果を残してきた3区の林田詩緒里さん(芸術計画学科1年)が強豪校の選手たちと互角以上に走り切り、区間3位という好記録をマーク!!
 その勢いは4区の三谷真美子さん(芸術計画学科1年)にも表れ、一時は順位を一つ上げる粘りも見せました!!

 最後は残念ながら繰り上げスタートとなってしまい、たすきを繋ぐことができず、順位は最下位19位だったものの、来年、再来年に繋がる期待の膨らむレースとなりました。
 
主将の迫田さんも1年間で大きな成長を遂げました!!

 この1年間、チームを引っ張ってきた迫田晶子さん(舞台芸術学科4年)は・・・
「初めての駅伝大会ということで、たすきは繋がりませんでしたが、間違いなく気持ちは最後まで繋げて、全員しっかり完走しきれたと思います。精神的に強い心を鍛えられて、一人じゃなくて人に支えられているって感じる芸大女子駅伝部です。いつか全国で一番になる日を夢じゃなくて現実にできるように、後輩たちには頑張ってほしいです。

 
 

中瀬監督もお疲れ様でした!!来年に向けてまた頑張ってください!!

女子駅伝部の中瀬洋一監督は・・・
「一人ひとりが任された区間を記録はさておいて、一生懸命走ってくれたので、悔いのない走りをしてくれたってことに満足していますし、母校のたすきは繋がらなかったけど全員が怪我なくゴールできたことに誇りを持って嬉しく感じています。来年この場所で笑うのは本当に自分たちだっていうことで、明日からまた練習に励みたいと思います。

 

 4年生は引退となってしまいますが、在学生にとってはこの日からまた新たなスタート!!きっと近い将来必ず、杜の都・仙台で、芸大女子駅伝部が颯爽と走り抜ける姿を見られる日が来ます!みなさんも熱い応援宜しくお願いします!!

 また、この大会の模様は今月1日更新のOUA-TV NEWSにて放送中です!!彼女たちの活躍を是非ご覧下さい!!