2010年11月22日

京都での2つのこと

       

1つめは、京都の繁華街三条通御幸町に新しい画廊Gallery PARC (ギャラリー・パルク)ができました。その画廊のアートディレクターの1人が、芸術計画学科卒業で、以前大阪府立現代美術センター非常勤学芸員だった半羽優子さんです。画廊は1階ショップ&カフェとの共有エントランスから、吹き抜けの階段を上がった2階にあります。展示空間は現代アートからレクチャワークショップまで行う事ができ、設備としては昇降式スクリーンプロジェクター音響機器も備えてあります。
今回お伺いした時には舞台芸術の国際フェステバル「KYOITO EXPERIMENT」の関連の写真展が行われていました。今後、どのような展覧会が企画されるか楽しみです。

 会場写真は KYOTO EXPERIMENT関連企画 GOLD SEES BLUE _ KYOTO展 田中和人作品です。

様々な設備が整った現代風のギャラりーです!都会の喧騒とかけ離れた異空間が広がっています。落ち着いて作品を鑑賞できます。

 もう1つは、河村啓生さんのグループ展の紹介です。河村さん芸術計画学科卒業後、京都芸術大学大学院彫刻に在籍しています。そのクラスのイベントが京都市立芸術大学ギャラリー・アクア(堀川御池ギャラリー内)で行われています。彼の作品は、展覧会1階の会場から2階の会場への階段通路を暗幕で覆い、通路階段途中に野外で使用される青色照明器具を3点設置してあります。照明は一定の時間事に消滅を繰り返します

 河村さんから、大学院に進学されて学部の時の作風から大きく変えた理由を現在の制作環境を省みながら次のようなコメントをいただきました。今回はそれを紹介します。「いまの僕が所属する場所は、多かれ少なかれ誰もがモノを作っている環境です。そのような場所にいて、僕にとって自分の中にあるコンセプトが「モノをつくる」という行為以上に大切だったってことに気付かされました。「モノをつくること」自体を無意識のうちに目的化してしまっている院生や京都芸大の人たちに僕がちょっと違和感を覚えていて、自分の掲げたテーマに対してもっとクリティカルな方法を取っていかないと、コンセプトや思考はフニャフニャなのに、モノとしてはそれなりの作品をつくってくる彼らと一緒に見られてしまうと感じています。作品自体が弱いのはダメですが、そういう意味では芸計の(一部の)人たちの方が、「アート」という得体の知れないものに対して誠実に動いていたんだなって、いまは思います。」

なんだか幻想的な雰囲気です!まるで海の底に迷い込んだみたい・・・自分の中にあるコンセプトを一番に作品づくりをしているそうです!

報告・芸術計画学科 講師 加藤隆明

 


2010年11月17日

大阪芸大祭り芸ちゃんレポート

  

 皆さんこんにちは。ゲイブルちゃんです!先日行われた平城遷都1300年祭「大阪芸大Autumn Festival」。たくさんのお客様にご来場いただきました!!本当にありがとうございます。
今日は先日の大ちゃんリポートに引き続き芸ちゃんリポートをお送りします!

今日は芸ちゃんがレポート! みんな、こんにちは、芸ちゃだよ!きのうはゃんがレポートしてくれていたけど、ちゃんと伝わったかな…?心配だな・・・。今日は僕がしっかりとつづきをリポートするよ!

 せんとくんステージがおわって、つぎはゆうみともみによる、アコースティックデュオだよ。ゆうみ*ともみさんといえば、大阪芸大テレビのエンディング曲「しゃぼん玉」でもおなじみだよね。あの曲をうたっているのはゆうみさんなんだけど、曲をつくったのはともみさんなんだって。ゆうみ*ともは、大阪芸術大学卒業のOBで、学在学中からたくさんの賞をもらっているんだよ!!今は、東京を中心に活動しているんだって。おみやげにもらった東京カステララスクもおいしかったな・・・。とっても心地良い歌声だなぁ・・・。ともみさんのピアノとゆうみさんの歌声がピッタリ合って・・・。なんだかセンチメンタルなきぶんになっちゃった。

あたたかい歌声とピアノに癒されました!
 ゆうみ*ともみ
は、11月14日に、大阪の出戸パンセホールでライブを行うんだって!大阪でのライブは久しぶりだから、とってもたのしみだって言っていたよ!!ぼくもゲイブルちゃんと一緒に行こうかな?え?大ちゃんとかゲイブロくんはどうするのって?もちろんナイショで行くよ、デートなんだもん!!みんなも、ゆうみ*ともみの情報をホームページでチェックして、ライブに行ってみてね!

スゴイ迫力!かっこいー! 次は、ゴスペルグループ、“チェレステ・F・メルクルズ”のステージ!ゴスペルってすごいねー!会場のふんいきがガラリと変わったよ!ココは平城宮跡会場のはずなのに、なんだかバックに教会がみえてきたぞ!!音楽をながさないで声だけでうたう「あかぺら」っていう歌い方があるんだけど、すごいはくりょく!!ぼくこの曲きいたことあるよ!!映画でうたわれていたよね、たしか「天使にラブソングを」!「Oh Happy day」ていう曲なんだね。生できくとやっぱりちがうね!!すてきなハーモニーをありがとう!チェレステ・F・メルクルズも、12月にライブの予定があるんだって!!みんな、さっそくホームページをチェックだ―!!

女子高生から近所のお父さんの格好まで! 最後は舞台芸術学科のダンスステージ!!舞台芸術学科のみんなは、授業がおわってから、いそいでこのまほろばステージにかけつけてくれたんだって!芸大からだと近鉄電車で1時間もかかるのに・・・ほんとうにおつかれさま!でもいそいで準備しないと!時間がせまってきてるよ!
 今回のステージのために、1からふりつけを考えてくれたんだって!衣装もなんだか個性的でおもしろいね!!えぇ!?ポケットから酒の缶がでてきたよ!!小道具にもこってるなぁ・・・。舞台裏ではきがえに大忙し!すごい!!ものの30秒で早きがえを終えて再びステージに登場!かっこいいなぁ・・・。ぼくはいきなりあんなはげしいダンスはできないけど、まずはせんとくんダンサーズに入ることを目標にがんばってみようかな??

 とってももりあがった平城遷都1300年祭「大阪芸大Autumn Festival」!最後にはお客さんたちからあたたかい拍手をたくさんもらったよ!みなさん本当にありがとうございました。この様子は、大阪芸大テレビでも放送するから、みんなチェックしてね!!OUA-TVで、ゲイブロくんやゲイブルちゃん、スタッフの皆さんが頑張って編集しているので、みなさん、しばしお待ちを。
 以上、OUA-TVの愛されマスコット、芸ちゃんがお伝えしましたー!!


2010年11月15日

大阪芸大まつり大ちゃんレポート!

   

 皆さんこんにちは!ゲイブルちゃんです!!最近、昼夜を問わず、急激に冷え込むようになってきましたね。風邪などひいていませんか?心もどんよりしがちな季節ですが、今日は芸大のホットな話題をお届けします。
カメラももちろん学生が頑張っています!

 今年の春に開幕した平城遷都1300年祭。先日、平城宮跡会場で、大阪芸大Autumn Festival」が開催されました!9月5日にも平城宮跡会場のまほろばステージで大阪芸大まつりが行われましたが、今回はその第2弾!
芸大生たちによるパワフルなステージが繰り広げられました!!今回はちょっと趣向を変えて、芸ちゃん大ちゃんによるリポートをお楽しみください!キャラクターの都合上、多少ひらがなの割合が多くなっていますが、それは御愛嬌ということで・・・。

大ちゃんによるレポートをお楽しみ下さい! 大阪芸大Autumn Festival日記 10月25日月曜日、天気・雨

 今日は大阪芸大Autumn Festivalが、奈良けんの平城宮跡会場で行われるんだって。おーたむふぇあ??秋祭りってことだね。芸術の秋にふさわしいステージになりそうだね。
平城宮跡会場といったら、僕たちの大親友、せんとくんがいるところだよ。芸大の学生たちがカメラをつかって「ちゅうけい」をやっているんだって。今日はカメラだけじゃなくて、ステージに登場するのも、みんな芸大生なんだって。たのしみだね!!

 今日はあいにくのあめ・・・
 でもだいじょうぶ!!芸大生のパワーで雨雲なんかふきとばしちゃうもんね!!

厳かな雰囲気・・・ あ、はじまったよ!!雅楽あぷさらす」のみなさんによる雅楽でスタート!!大阪芸大の入学式でもおなじみだよね。おごそかなふんいきがまほろばステージにぴったり!!かっこいい衣装だなー!!ぼくも着てみたいな・・・え!?手足がみじかいから無理だって??・・・そんないじわるなこと言わないでよ、芸ちゃん・・・。
みたことないがっきがいっぱいだね。えんそうするのがむずかしそうだな。楽器についてのせつめいもあったよ。「しょう」っていう楽器は、中に「みつろう」っていうものが入っていて、ふく前にあっためて、とかしてあげないといけないんだって。気むずかしいがっきなんだね。まるでゲイブルくんみたいだな・・・。

とってもパワフルな歌声!
 つぎのプログラムは、音楽学科のバンド、Attyによるステージ。
うわぁ・・・かっこいいなぁ!!パワフルだなぁ!!ぼく、歌はにがてなんだけど、キーボードでバンドに参加してみたいと思ってるんだよね。さすがにギターやベースはむりだからね。芸ちゃんと僕とせんとくんで協力すれば弾けないかな・・・?あとで教えてもらおう!!
 お客さんもとってももりあがってるね!さいごは、夏の時期に制作したMake My Wayという曲をひろうしてくれたんだ!ボーカルの池田さは、季節はずれだからって気にしてたけど、全然そんなことないよ!!とってもかっこいい、げんきいっぱいの曲のおかげで、雨も心なしか小降りになったんだから!!

 つぎはどんなステージになるのかな??どんな学生たちが登場してくれるんだろう??たのしみだなぁ!!

 次回はゃんによるリポートをお届けしますのでお楽しみに!!
 


2010年11月9日

上瀬留衣さん展覧会

  

セクシーで、雰囲気がありますね!
 上瀬留衣
(2009年度芸術計画学科卒)の展覧会が、大阪市阿倍野区にある「Peephole Theater」にて開催されます。

 展示内容は分自身の身体を使用した立体作品で、”living sculpture/生きた彫刻”と呼ばれる形式です。彼女は卒業制作では自分の身体の一部を型取る立体作品を制作していましたが、卒業後このスタイルに変化してきました。文字通り体を張った表現で、三日間のみの展示(実演)です。ぜひご覧下さい。

※写真は前回までの作品です。

自らの体で表現するArtです!

場所:Peephole Theater
会期:2010.11/12[fri]-11/14[sun]
時間:13:00~20:00

作家連絡先 tonkatsukun@gmail.com
ギャラリーHP:http://ru-pe.com/
流流Blog:http://nikkiruru.exblog.jp/
アクセスMAP:http://ru-pe.com/www/pages/g-ac.htm
 

 


2010年11月1日

キャンパス見学会でつながる・・・

       

 9月19日(日)・20日(月・祝)には、大阪芸術大学 キャンパス見学会2010第3回、第4回が開催されました。
今日は、キャンパス見学会での学生と卒業生の活躍ぶりをご紹介させていただきます。

芸大紙袋やパンフレットでもお馴染みですね!! 芸術情報センター1階展示ホールでは、7月18日、19日の第1回,2回に引き続き、個別相談会と同時に今や芸大広報の顔!?とも言うべきZAnPonさんのイラストの原画や携わられた作品などを展示したZAnPon Exhibitionが開催されました。そして、なんと作品展示だけではなく、卒業生であるZAnPonさんが4日間とも会場に来てくださって、実際にその場で、作品の制作も行ってくださいました!お友達も多く、後輩思いの明るく優しいお人柄で、高校生の皆さんや保護者の方々とも気さくに会話をされていました。学生時代から作家活動を行っていたというお話もされていました。

制作風景が見られるなんて…感激です!!
  話をしながら無造作に描かれているように見えますが、まるで機械で描かれたかのような美しい放物線が続々と描かれていきます。彩色の作業は、今回残念ながら見られませんでしたが、色鉛筆を研ぎ澄まし、薄く塗り重ねていく手法ZAnPonさんならではです。きっと間近で展示作品を見ても色鉛筆とは思わなかった方もおられるのではないでしょうか。今回のオリジナルグッズである3種類のZAnPonさんTシャツも大人気でした。そのTシャツにも気軽にサインをしてくださるので行列ができたり、とても盛り上がっていました。ZAnPonさん、本当にありがとうございました!!

明るい雰囲気で話もしやすいですよね!
  そして、個別相談コーナーの展示を行ってくれたのは、Art Project(キャンパス見学会学生企画)の25名の学生たちです。
2007年から始まったキャンパス見学会での学生企画のプロジェクトは、今や伝説となった「展-TEN」の代表 中谷吉英さん(本学大学院芸術研究科芸術制作専攻デザイン領域 2009年修了)が、4年生の12月に「キャンパス見学会で配布されるT-シャツは誰が制作しているのですか?」という素朴な疑問を入試課の職員に尋ねたことから始まりました。

現役の学生たちも頑張ってくれていました!!
 2007年, 2008年の2年間はGOODS DESIGN PROJECT=G.D.P.と称して、中谷吉英さんを中心にコンペ形式で広く学生にデザインを募集し、Tシャツやクリアファイルを作成しました。続く2009年には、それまでスタッフとして参加していた田原拓真さん(本学デザイン学科2010年卒業)前原緒璃艶さん(本学芸術計画学科2010年卒業)が中心となってタンブラーのデザインコンペを行い、評判を呼びました。そして、2010年の今年は、デザイン学科3年生の鎌田愛さんを中心に学科や学年を越えた25名の学生たちが展示にもアイデアを駆使し、とても見やすくきれいな会場を演出してくれました!

来場者たちも興味津々!!  色々な学科や学年が入り交じった学生スタッフ同士のつながりが深まるようにとネームプレートにはそれぞれの愛称が書かれていました。そのおしゃれなデザインは、田中晋弥さん(デザイン学科2年生)です。学生企画がずっと続くようにと願いながら卒業して行った中谷吉英さん田原拓真さんは、第1回,第2回にそれぞれ東京と京都からわざわざ駆けつけてくださいました。鎌田愛さは、「1年生の時に『展-TEN-』の活動やG.D.P. そして、ZAnPon さんが在校生とのコラボで展覧会に参加してくださった「TEXAHEDRON(テキサヘドロン)」を観て触発されていたので、今回そのご本人たちに実際にお会いできて、とても感動しました。」と話してくれました。

アートを通じて繫がっているんですね!
 中谷吉英
さん田原拓真さんキャンパス見学会での学生企画がすごく良い形で続いていることをとても喜んでくださいました!そして、来年もデザイン学科2年生のメンバーを中心に頑張ってくれるそうです。2010年からは、G.D.P.(グッズデザイン学生企画)から、Art Project(キャンパス見学会学生企画)という新たなカタチで、「学生企画」のバトンはしっかり受け継がれていきます!!在校生の皆さんはもとより、今回のキャンパス見学会をご覧いただいた高校生の皆さんの中から来年Art Project(キャンパス見学会学生企画)に参加してくださる方が生まれたら、それはとても素敵なことですよね。ぜひ、ぜひ、お待ちしています!!!

                                                             
写真:杉山寛高さん(本学写真学科2年生)LIBRARY DESIGN LAB.