2011年1月24日

トリビュート・TRIBUTE展 ギャラリー白

       

 皆さんこんにちは、ゲイブルです!!今日は芸術計画学科の加藤隆明先生より投稿ブログをいただきました!

 1月10日から15日まで大阪西天満のギャラリー白「トリビュート・TRIBUTE展」が行われました。このグループ展のテーマは「TRIBUTE-感謝・賞賛・尊敬などの気持ちを表すしるし。賞賛。捧げもの」となっています。この企画展に出品している作家は、尊敬するアーティストや自分に大きな影響力を与えたてくれた人物を作品のテーマとし、その人物に対して尊敬の気持ちと愛情こめた感謝の言葉をそれぞれの文章にしてありました。ギャラリーで鑑者はその用紙を手に取り作品と向き合うことになります。展示された個々の作品達は、その人物たちへの捧げものということでしょう。
そのような展示構成において、観者は作家が作品を生み出す原初な体験を垣間見ることが出来る展覧会となっていました。
出品作家は、ほぼ大阪芸術大学の美術学科写真学科の卒業生で構成されており、1970年から80年にかけて在籍した人たちです。

大阪西天満 ギャラリー白誰の作品をテーマとしているのでしょうか?尊敬する作品に対しての賞賛を表しています。

 当時のアート状況は、具体美術やもの派コンセプチュアルアートミニマルアート等の影響を若い世代に残したまま、ニューペインティング(新しい具象絵画・当時の名称)という新しい表現形式が現れてきた時代です。このようなアート状況の中で、学生達はお互い、技と思考を切磋琢磨し制作を続けてきました。

 この展覧会の作家は30年以上の制作実績を持つ人たちです。
出品作家は浜本隆司さん福田新之助さん松井俊二さん山本修司さん三村逸子さん吉田廣喜さん吉野晴朗さん 若林節子さん 杉本晋一さん中沢てるゆきさん下谷純雄さん善住芳枝さんです。
このような先輩達と会話することも在学生の皆さんにとってアート力を高めることになると思います。積極的にギャラリー廻りをして、自らのアート力を高めほしいと思います。

様々な種類の作品が並んでいます。卒業生たちの作品を見ることで、学生たちの意識も向上します!みなさん30年以上の制作実績が!!

三村逸子さん

 出品作家の作品 出品作家である三村逸子さんと作品
三村さんは大阪芸術大学 美術学科で非常勤講師として後進の指導をしていただきました

ギャラリー白 http://galleryhaku.com
 

投稿:芸術計画学科 加藤隆明

 


2011年1月20日

第12回 至高の精神 本郷 仁「視覚・光覚」展 砺波市美術館

     

 今日は、芸術計画学科94年卒の、杉本積さん(砺波市美術館学芸員)からブログ投稿を頂きました!!

 私が勤務する砺波市美術館では、毎年この時期に「至高の精神展 IN SPIRITU ALTISSIMO」を開催しています。この展覧会は、多様な展開を見せる現代美術の分野で活躍している作家を紹介する展覧会です。
 今回は、第12回目となり、私が担当して8年目になります。今日は、その準備風景の一コマを紹介します。

こんなに雪が!!とっても寒そう!!

 私が勤務する美術館のエントランスからの風景です。水墨画のようですね。ですが、雪が降っていて結構寒いです。毎年作品搬入の日は降らなければいいなと天に祈っております。

練れば練るほどいい企画が生まれるんです!! 

 今日は、館長が不在のため館長室で出品作家さんとデザイナーさんとで広報印刷物の打ち合わせです。(左から、出品作家本郷さん、私、デザイナー薮さん)この日は、細部まで詰めて話し合いを行いましたのでたっぷり2時間かかりました。作家の思い、私やデザイナーの考えを突き合わせて行きます。

このパワフルさが展覧会を成功に導く秘訣です!

 

 今日の出席者。グラフィックデザイナー 道子さんです。二人のお子さんをもつパワフルママさんです。ここ数年、私の担当展覧会で一緒に仕事をしています。気心が知れていてとても仕事がしやすく頼りになります。

 まさに異色!?理系出身のアーティストです!!

 出品作家の本郷 仁(ほんごう じん)さんです。富山市在住の立体造形作家です。現職は、富山ガラス造形研究所の教授です。ガラス工芸の既成概念を破る大きなスケールで作品制作を行っている方です。最近は、に関心があって今回は、展示室に2.5メートルの鏡の塔を2つ建てる予定です。アートの分野ではめずらしい工学部出身のバリバリの理系です。

皆さん是非お越しくださいね!

 この日は、紙質使用インクまで話し合いました。紙は黒色、刷るインクは銀色です。こういう組み合わせは初めてです。どのように仕上がるか想像がつきません。結構冒険ですが楽しみです。
展覧会では、ポスターないしチラシでグラフィックイメージが出来上がるとそれを柱にしていろんな媒体に発信して行きます。いわば展覧会全体の顔となりますので話し合いを重ねながら制作します。

 会期は1ヶ月ほどありますので気になりましたら是非展覧会を見に来てください。

第12回至高の精神 本郷 仁「視覚・光覚」展
平成23年2月5日(土)~3月6日(日)
午前10時~午後6時 月曜休館

お問い合わせ先
〒939-1383
富山県砺波市高道145-1
砺波市美術館
Tel:(0763)32-1001/Fax(0763)32-6361
http://city.tonami.toyama.jp/shisetsu/bijyutu/bijyutsu.html

投稿者:杉本 積
芸術計画学科94年卒(砺波市美術館 学芸員)

 


2011年1月18日

大野浩志個展「在り方・現れ方」 特定非営利活動法人キャズ

   

大野浩志さん今日は、芸術計画学科講師加藤隆明先生より投稿して頂きました!!

 大野浩志(工芸84卒)さんの個展が1月15日から2月5日まで大阪市浪速区元町のギャラリーで行われています。
  
 大野浩志は「描く」ことではなく「塗る」という行為と「焼く」という行為によって作品を成立させる。木材の表面に、息を凝らすような緊迫した想いと意思をもって、繰り返し繰返し塗る。そうして焼く。ただその木材の表面に対峙し表象欲を積極的に捨て去ることで、その作品は作家の作為や意図を超えた「在り方・現れ方」となるのである。(案内状より)

 作品は会場中央に置かれ、床から垂直に積み上げられた焼いた木材プレートがあり、床にはブルシャンブルーの絵具が何層にも塗られたプレートが渦巻き状に展示してありました。この垂直・水平の違いは、同じ木材プレートでありながら、焼く行為」「塗る行為」の違いで構成しているようです。また、絵の具が塗られた木材プレートには一枚一枚、年月の記録がなされており、日々の時間と作品が密接であることが分かります。

同じ木材ですが、「焼かれたもの」と「塗られたもの」です。

日付の記入もしてあります。

 壁には過去の作品の資料情報と今回の展覧会の期間、このギャラリーで日々作品を制作展示していく試みがなされています。

 木材の上に限りなく薄く絵具を塗り、それが乾いたら同じように塗る。そのストイックな制作方法は、作者の自由な身体を強硬に拘束することにより得られる表現であると感じました。

日々の制作活動の積み重ねがココにあります。

是非お越しください!

 学生の皆さん是非足を運んでください。大野さんは気さく方なので、皆さんの作品に関しての質問などにも快く答えていただけると思います。

特定非営利活動法人 キャズ http://cas.or.jp/index.shtml
大野浩志Hp http://www.geocities.jp/ecnis0512/index.html#

報告・加藤隆明 芸術計画学科講師
 


2011年1月12日

R IS FOR RABBIT

  

  卯年にちなみをテーマにした展覧会が下記の通り開催されます。この画廊ならではの独特のセレクションに大阪芸術大学出者も含まれているので、お知らせします。

以下、画像・全文提供:乙画廊

(仮)うは兎のう  "R IS FOR RABBIT"

R IS FOR RABBIT

多産・豊穣のシンボル、ウサギは発情期が無い
なぜならウサギは年中発情できるからだ。
これはヒトと同じ能力である。
天敵が多く発情期を待っていたら絶滅するところから備わった能力。
しかし、その最大の天敵はヒトである。
さあ、干支の卯に肖って、今年1年を大事無く、全ての実りを祈り年末には感謝の報告をしようではないか!
耽美エログロキュートな乙画廊チョイスな作家達の思い思いのウサギを楽しんで頂ければこれ幸いである。

展示作家
池原悠太/岩澤慶典/江村あるめ/太田裕範/岡田彩希子/口枷屋モイラ/こだま美瑠兎/富崎NORI/中村キク/藤田佳菜子/古川沙織/
みそら/南舘麻美子/湯真籐子/横田沙夜/涌井晃

場所:乙画廊
会期:2010年1月14日(金)から2月5日(日) 15日(土)16時からパーティー
開催時間: 11時00分から18時00分
日曜・月曜休廊・但し30日(日)/31日(月)は開廊
土曜・祝日は17:00まで

画廊提供ここまで 以下投稿者

岡田彩希子(芸術計画学科卒・現在京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程在籍、研究内容:精神分析・現代美術)は、前回、CASOの個展にて、生と死女性性をテーマとした大規模なインスタレーション作品を発表しました。作品は、生きている花枯れた花植物鳥の羽根と、個展直前に亡くなった家族の姿を扱う荘麗な構成写真お骨パラフィンによる立体樹木生きている小鳥等、そしてそれらと対話するような映像作品によって構成されています。作家本人による詩、新宮一成氏の朗読が加わり、意味と意識の生成される、美しい空間が描出されました。今回はステージド・フォト作品2点を出品予定です。

写真は前回CASOでの作品の一部

様々な表現方法を駆使しています!!この空間自体が作品そのもの!

     

    

  

       中村キク(美術学科銅版画専攻卒)は、銅版画鉛筆画を制作しており、主に動物の頭部を持った少女たちがモチーフとして登場します。前回は2010年7月にヴァニラ画廊にて個展「仲のいい姉妹」を開催。聴こえることのない静かな音が空間を満たしているような、甘やかで繊細な世界観を描き出しました。今回の展示内容は、ウサギ作品を2点、詩を1点出品予定です。
中村キクHP: http://muttnik.nikita.jp/

写真は今回展示予定の作品から。

動物の耳が何だか可愛いですね!

ぜひご覧下さい。

画廊HP:http://web.mac.com/oto_gallery/
画廊住所:〒530-0047大阪市北区西天満2-8-1大江ビルヂング101
画廊TAL&FAX :06-6311-3322
イベント形態: 企画展


2010年12月27日

くろすろーど Vol.1-Acoustic-

 音楽学科4回生の小山直人(オヤマナオト)です。普段はベースを弾いて活動している僕ですが、今回はライブイベントを企画してみました。題名に書いてある通りイベント名は「くろすろーど Vol.1-Acoustic-」。イベントのテーマは[Acoustic]です。僕が今までベーシストとしてライブやレコーディングのサポートで関わったアコースティック系アーティストたちを集めました。ライブハウス内装の壁面にはデザイン学科4回生の石原愛(イシハラアイ)が作品を展示してくれます。ステッカーデザインにも協力してもらいました。愛ちゃん以外にも大阪芸大で出会った仲間や、高校時代の友人僕と関わったいろいろな人が多数このイベントに協力してくれています。僕が作詞・作曲に関わった曲を歌ってもらったり、オムニバスCDを作ったりと今回は普段あまりしない事がいくつかあって不安もありましたが協力してくれる皆のおかげもありとても良いイベントになりそうです

是非お越しください!楽しいイベントになること間違いなし!!
 

詳細はこちら
2011年1月6日(木)小山直人企画LIVE 「くろすろーど Vol.1 -Acoustic-」

場所  :心斎橋Club☆Jungle(http://www.clubjungle.jp/
チケット:前売り1500円(ドリンク別)、当日2000円(ドリンク別)
オープン 18:20 スタート 19:00
演者:ゆうみ*ともみ from 東京⇒Myspace「http://www.myspace.com/1004559522
    1001(イチマルマルイチ)⇒Myspace「http://www.myspace.com/1001ichimarumaruichi
    小山直人⇒Blog「http://ameblo.jp/naoto-oyama/
    たにぐちあや⇒Blog「http://ameblo.jp/aya-x8/」、Hp「http://oaoyoao.web.fc2.com