2011年3月9日

本番、迫る!!

      

 みなさんこんにちは、ゲイブルです!!
先日は卒業認定者の発表も行われ、晴れて卒業が決まった卒業生たちは、春からの新生活に向けてより一層ウキウキしていることでしょう!
芸大は春休みとなので、授業も行われておらず、少しさびしいキャンパスなんですが、今日は何やら芸術劇場の方が騒がしい様子・・・。さっそく私ゲイブルは、カメラ片手に取材に行ってまいりました。

本格的なセットに期待も高まります! 3月12日に行われる大阪芸術大学第32回オペラ公演「魔笛~全2幕~」。今日はその仕込みが行われていました。さすがオペラ公演・・・仕込みも大掛かりです。舞台上にシートを張ったり、照明を調整したり、もう大忙し!今日は、学生たちだけでなく、芸大生たちの舞台をいつもサポートしてくれているスタッフの方もたくさん出入りされていました。
魔笛の舞台は古代エジプト。神殿の柱のようなセットがどんどんと建てられていきます。周りにぷら下がっている帯状のものもセットの一部なんだそう。本当に本格的で、豪華なセットですよね!!この状態から、照明の加減や転換などで、また雰囲気も変わってきます。本番がとっても楽しみです!!

生演奏にもご注目ください!

 大阪芸術大学の誇る芸術劇場には、オーケストラピット(通称オケピット)もあるんです。オケピットとは、舞台の手前にある穴のような空間のことで、本番はこの場所でオーケストラが生演奏をします。今日は譜面台などが置いてあるだけでしたが、楽器や人を乗せてから、ピットを下に下ろすんだそうです。実は結構深いんですよ!!
本番はぜひ、舞台上の歌や演技だけでなく、大阪芸術大学管弦楽団による生演奏にもご注目ください

客席から客観的に舞台を見ることも大切です!
 今日の仕込みには学生たちも参加していました。このオペラ公演では、芸大の学生たちが裏方の仕事を手伝うインターンシップも行われているんです。
今日参加していたのは、舞台芸術学科2年の宮山あかねさん、上田瞳さん、映像学科3年の山根翔子さん。女の子ばかりだったのでゲイブルはビックリ!この後、照明の位置を合わせる「シュート」という作業をするそうで、いそがしそうに走り回っていました。

 10日には、公開リハーサルも行われます。入場は無料ですので、皆さん是非お越しくださいね!

皆様のお越しをお待ちしています!

大阪芸術大学第32回オペラ公演
魔笛~全2幕~

日時:3月12日(土) 午後12時半開場/1時開演
場所:大阪芸術大学芸術劇場
入場無料(要整理券)
指揮:藤川敏男
演出:浜畑賢吉

公開リハーサル
日時:3月10日(木) 午後1時半開場/2時開演
場所:大阪芸術大学芸術劇場
入場無料(要整理券)


2011年3月9日

陶芸の提案2011 Ceramic Propsition

      

 みなさんこんにちは、ゲイブルです!今日は投稿ブログを紹介します!!

 2月14日から26日までギャラリー白、白3陶芸の提案2011 Ceramic Propsitionが行なわれました。このグループ展には一色智登世さん(07博士前期終了)金理有さん(06修士修了)高間智子さん(06院研究員終了)増田敏也さん(99工芸学科卒)山本朱さん(短大工芸卒)5名の方が出品されていました。
このグループ展の意図(コンセプト)について展覧会テキストを見てみます。

こんなかわいらしいものまで!! 

  陶芸でなければ表現できないものを模索しながら、陶芸に語らせることをしない制作。残されること「美術」なるものに憧れることなく「使い手」に向けて表現し続けること。それこそ現代において陶芸ゆえの提案となり得る指向性かもしれない。残されたものがその文化の現在を映し残すことを忘れない限り、未来における堅牢な遺物をもたらすことができるに違いない。   

中谷至宏(元離宮二条城事務所 担当係長 学芸員)
 
 テキストの最後だけの抜粋で不十分ではありますが、今回の展覧会の意図は十分理解出来ると思います。
 

工芸と一口にいってもいろいろなものが作れるんですね!!
 私の拙い工芸の知識ですが、この提案を考えてみます。過去にアートは純粋芸術(ファインアート)と応用芸術と区別されていました。工芸は応用芸術領域で純粋美術に憧れてきたという歴史があります。これを象徴する様に陶芸には陶彫という言葉がありこれは陶器の彫刻のことです。彫刻は純粋美術でありハイアートでもありました。その文脈で陶芸を捉えようとし彫刻という名前をつけ、応用芸術から純粋芸術に自らの芸術性を自己言及していくことになりました。そこで大きく変化したのは、純粋に視覚に訴える作品となった時、陶芸特有の「作家―作品―使い手」の関係が消滅したのではないのでしょうか。今回の「陶芸の提案2011」では、そのような問題提起がなされていると思います。そして現代における「使い手」とは何だろうか、そのような視点から作品を鑑賞品してみました。
 このテキストを読んで、過去にピーター・ヴォーコス展を鑑賞した事が思い浮かんできました。

春らしい作品ですね!  これは一体・・・?  まるで生えてきたみたい・・・!

報告 加藤隆明 芸術計画学科講師


2011年3月2日

さまざまな表現方法で創りだす6つの童話の世界

 みなさんこんにちは、ゲイブルです!今日は投稿ブログを紹介します!

卒業してからもアートで繫がっています!2月24日から3月1日まで、大阪芸術大学の卒業生6人が大阪市西区にあるART HOUSE『MINGLE~6つの童話展』を開催しました。
このグループ展はキャラクター造形学科デザイン学科放送学科舞台芸術学科の卒業生6人によるグループ展で、それぞれが得意とする分野でファンタジーな世界を表現したもの。
キャラクター造形学科卒業生の久代小百合さんはアニメーション、舞台芸術学科卒業生の曽我部あゆみさんはクラフト、デザイン学科卒業生の吉永麻衣さんはおりぞめと、一見バラバラなセッション。ところが、各自の個性と感性が鮮やかな色彩となって自己主張しながらも、ひとつの空間の中でそれぞれがバランス良く調和し、ファンタジックな世界を創り上げていました
今後も学科の垣根を越え、さまざまなテーマでコラボレーションしてほしいものです。

とってもカラフルでかわいいおりぞめですね! とっても可愛い世界が広がっています! 学科の枠をこえて活動しているんですね!

投稿:キャラクター造形学科 林日出夫先生 

 


2011年3月1日

ミオ写真奨励賞作品展 井上尚美 優秀賞受賞

    

 みなさんこんにちは、ゲイブルちゃんです!今日は投稿ブログを紹介します!

 ミオ写真奨励賞作品展が天王寺ミオ12階ミオホールで2月5日から13日まで行なわれました。この公募展で、井上尚美さん(映像学科01卒)が優秀賞を受賞されました。まずこの写真コンテストのコンセプトを、写真家でありこの作品展のディレクターでもある吉川直哉さん(写真学科卒)のコメントを、ミオ写真奨励賞作品展ホームページから抜粋し記載させて頂きました。

芸大から近いということで、見に行った方も多いのでは?

 1998年、天王寺ミオ誕生3周年を記念して、大阪発の写真公募展、ミオ写真奨励賞がスタートしました。ちょうど、写真に対する一般的なイメージが、重厚なものから気軽に楽しめる明るいものへと変わりつつあるときです。写真企業による若者を対象にした写真公募展が増え、幅広いジャンルの写真展が商業空間でも頻繁に開かれるようになり、一般雑誌でも写真特集が組まれました。若者にとって写真が身近なものになってきた頃です。

 ミオ写真奨励賞は、国内外の若者による多様な写真表現を展覧会でご紹介することを大切にしたいと考えています。そしてドキュメンタリーやアートといった部門を設けず、作品の優劣だけではなく、作家の可能性などを含め、幅広く応援をしたいという姿勢を持っています。ですから、「奨励賞」をグランプリにして、賞金ではなく写真奨励金と呼ぶのは、今後の創作活動を応援するという主旨からです。
                            
ミオ写真奨励賞 http://www.miophoto.jp/ 

 一般的公募展と異なり、若手アーティストの育成を基本としたコンテストになっています。特徴として過去の受賞者たちの動向も本ホームページで紹介されております。

空白の部分が想像を掻き立てます!
 受賞された井上さんの作品は、縦横30センチ程度の正方形の画面を、縦7段横15列に規則正しく配置してありました。また、配置された幾つかの場所は、画面と同じ面積がくっきりと抜かれ展示壁がそのまま露出されているという展示形式でした。
 今回は、複数の写真で空間を構成するインスタレーション形式が数多く見受けられました。しかし井上さんの作品はインスタレーション形式というより壁画的或は宮廷絵画のようなl観者を圧倒的ボリュームで包み込むような印象でした。しかしそのような大きなボリュームがありながら色彩の軽やかさとリズム感が身体全体に響きわたるような気持ちよさがあります。

迫力がありますね!

モネの「睡蓮の部屋」のような感じでしょうか。また作品を構成している一枚一枚の作品は、私たちがどこかで経験したような風景が絶妙な画面構成で撮影されており、また、画面イメージの前後左右の配置には特に直接の時間軸も物語も無いようでした。その事で観者は自由に画像を読む事が出来一人一人異なった物語が生まれそうな印象でした。井上さんの作品の鑑賞は、画面から距離をおいてと近づいての見え方が異なり、興味深い作品でした

 2月5日に開催された審査員ギャラリートークのなかで、審査員によると、井上さんの作品は最後まで奨励賞(グランプリ)を競っていたそうです。

報告 加藤隆明 芸術計画学科講師


2011年2月28日

Wonderful Choco 池田高弘展

 みなさんこんにちは!ゲイブルです!今日は投稿ブログを紹介します!

 池田高弘(美術学科07卒)展が2月12日から19日まで番画廊で行なわれました。
 会場に入り作品を見渡したとたん、私の中で困惑と親和性が同時におこりました。壁にはシルクスクリーンによる版画作品陶器作品抽象絵画、そして美術作品展示とは異なる,レストランに設置してある食品見本展示台の様なものに、皿やチョコレートイメージの陶器作品が展示されていました。
 私にはこれらの絵画、版画、陶器作品など個別のメディウムと全体の展示との関係を理解することは困難な作業でした。しかしそのような困惑した中にも、親しみやすい安堵する感覚もありました。

こんなにおいしそうな作品も!壁には版画作品が・・・でも・・・??

 

舐めたらココアの味がするのかな??

 作家のコメントでは、版画や絵画、陶器に着色された絵具顔料にはココアパウダーを混入させているのだそうです。私の感じた親和性の一つは、食材パウダーという身近にありしかも食べ物の色という日常的経験が、そのような感覚になったのだと思いました。

絵具に食材を混ぜるなんて驚きですね!!

 池田さんは、食材パウダーを絵具の原材料と多様な媒体を横断し制作しておられるようでした。
 

なんだかチョコが食べたくなってきました!!

 抽象絵画は、私が経験している抽象絵画の表面感覚ではなく、陶器のようなつるつるとしたセラミック感覚で、ドロッピングされた絵具の流れの端が見せる盛り上がったところは、緩やかな弧をえがき絵具とは異なるテクスチャーを見せていました。
 もう一つの親和性は、抽象画と思われるものは、具体的スイーツの一部をクローズアップし絵画に再構成したものだと分かりました。 今回の困惑した要素に、抽象画と具象物が同時に展示してある事でおこったものですが、私が抽象として見ていた作品は、具体的もののクローズアップによる抽象的イメージである事が分かり、私の中で一連の作品は一つの水平面に位置する事が出来ました。
 池田さんは日頃見慣れたスイーツが作り出す表面のイメージを絵画や版画、陶器のフレームに再構成しているアーティストなのです。
報告 加藤隆明 芸術計画学科講師