2009年11月26日

コンプレックスと向き合って・安井源太 個展

     

西宮 苦楽園口にある 「galerie6c」で、10月20日(火)~11月1日(日)に『安井源太 個展 GENTA YASUI EXHIBITION』
が開催されました。安井源太さん(本学 美術学科2005年卒業)は、2008年6月24日のブログでご紹介した「絵描き
二人展」では、キャンバスにアクリル絵の具で描かれていましたが、2009年7月2日のブログ「fleur Vanilla」展
‐器と花のコラボレーション+絵画‐を契機に、アルシュ紙(フランス製)に水彩やボールペンで描き、葉や花びら
をコラージュするという手法が登場しました。アルシュ紙を選んだのは、水彩が使いやすい上に、何より鉛筆やペン、
パステルなどといった画材を幅広く使うことができるからだそうです。
「Panx sss」 紙に水彩、油彩、インク、植物
「Panx sss」   紙に水彩、油彩、インク、植物 403×403mm 

シクラメンの葉をコラージュし、蘭系の花が描かれていますが、どれがコラージュで、どれが絵なのかわからない、
コラージュかと思ったら描かれた葉っぱだったりして、まるでオー・ヘンリーの「最後の一葉」のようだなと思い
ました。シクラメンの葉は水を含んでいる等、葉や花の種類や特性を熟知している安井源太さんならではの作品です。
「無題」 紙に水彩、インク、植物 530×530
「無題」 紙に水彩、インク、植物 530×530mm

ボールペンで描かれた部分を見ても描写力のすごさに感心しますが、安井源太さんは、子どもの頃から水木しげるの
妖怪が大好きで、ずっと描いていたそうです。もしかして・・・、やっぱり、「妖怪事典」も持っているそうです。
(ちなみに芸大図書館も所蔵しています)。少し不気味な要素と絵から伝わる湿り気や子供の頃から培われた描写力
等、今回の作品のルーツがそこにあるのかもしれません。
「無題」 紙に水彩、アクリル、インク、植物 530×530
「無題」  紙に水彩、アクリル、インク、植物 530×530mm

クロトンの葉は裏側が使われています。できるだけコラージュとはわからないように工夫されています。
押し花にして使うのではなくて、生のままの葉や花を使うことで生命力がより表現されているように思います。
画面の中には、色々な円が描かれていますが、これもコラージュなのか、描かれているのか・・・どういう手法なのか
と気になり聞いてみました。これは、キャンパスの上に絵の具を丸く置き、アクリル板を真上から下ろすと円になり、
少しずらすと動きのある楕円形や長方形が生まれるとのことです。
「Isofonizkloom」 紙に水彩、アクリル、インク、植物 970×1939
「Isofonizkloom」  紙に水彩、アクリル、インク、植物  970×1939mm

安井源太さんは、個展のタイトルを敢えて付けないようにしているとのことです。タイトルに固定されたイメージ
で見られたくない。それぞれ自由に感じて欲しいとのことです。作品のタイトルも同様で便宜的に付けているだけ
で、あまり意味はないとのことでした。
「作品は、作品そのものが旅人のような存在であってほしいと思うので、意味やモチーフが描かれた理由などはあまり
明確にしないようにしています。羊は僕の頭からこぼれるようにしてキャンバスに現れたので、僕の記憶であったり、
人間であったり、生物全てでもあると思います。」
「Voldkanithkcoparaberga」 紙に水彩、アクリル、インク、植物 970×1621
「Voldkanithkcoparaberga」 紙に水彩、アクリル、インク、植物  970×1621mm

そして、今回の展覧会は、自分のコンプレックスのようなもの(苦手な線)と向き合うような制作になったとのこと
です。今までは、描きたいものがあれば、直接的に例えば宇宙そのものを美しく描かれていたように思いますが、今回
は、間接的に、宇宙の美しさだけではない恐怖感等も描かれているように思いました。自分が嫌いだった線を用いたり、
色を重ねていったりと不完全な中から見つかるものがあったり、くずすことでまとまるということがわかったとのこと
です。以前にキュレーターの方からの「殻を破らなければ・・・」とのアドバイスの声が聞こえていましたが、まさに
今回は、自分自身からの脱却を図ることができた第一歩になったのではないかと思います。
展覧会も好評だったとのことです。自分から開放される為に自分の原点に立ち戻り、自分が自由になれる手法を見出し
安井源太さんは、次の展覧会の話もされていました。これからも独自の世界観を極めるべく、意欲的な制作活動に
期待したいと思います。
GENTA YASUI EXHIBITION
安井源太さんは、フラワー・アレンジメントの仕事をされていますので、卓上には、鹿の角と一緒に、日によって
トケイソウやフランネルフラワーが生けられていました。

galerie6c は、もともとは、カリスマ的な花屋さんだったそうです。オーナーが外国に行かれることになり、
デザイナーのご友人が、ギャラリーとして引き継がれました。そのため、壁も真っ白な平面ではなかったりと
独特の雰囲気がありますが、とても気持ちの良い空間になっています。ベランダには、鳥越隆志さん(本学・建築学科
2003年卒業)の展覧会「GARDEN PLAN」の作品が常設展示され、とても素敵な雰囲気をより一層演出しています。
皆さんも是非一度お出掛けください。

投稿者:図書館

GENTA YASUI EXHIBITION
安井源太 個展          
会期:2009/10/20(火)~11/1(日)*展覧会は終了しています。
   11:00~18:00 月曜定休
会場:galerie6c
   0798-61-6131
http://blog.galerie6c.net/
 


2009年10月23日

Logic Circuit 赤土浩介 展

     

西天満のGallery wks.で、9月28日(月)~10月10日(土)『Logic Circuit赤土浩介 展』が開催されました。
2008年3月14日のブログでもご紹介した赤土浩介さん(本学大学院芸術制作研究科2000年修了)の前回の展覧会
『OVER OVER』は、どこまでも自由に制作されていましたが、今回の『Logic Circuit ロジック サーキット 論理回路』
では、悩みながら、考えながら・・・がテーマとなっています。
「はじめからイメージを固めて描く必要はない。曖昧なゴールを目指すのは、そこでしか起こらないたくさんの選択肢に
未知の可能性があるからだ。・・・」

『Logic Circuit 赤土浩介 展』

悩みながら、考えながら・・・と言うと色々な受け止め方をする方がおられるとは思いますが、
心理的にも技法的にも悩んだり、考えたりしながら、描き進めておられるのだろうなと感じました。
確かに前回は、有機的な丸みを帯びたフォルムで描かれていたように思いますが、今回は、直線で描かれていたり、
マスキングテープが張られていたりなど、無機的な部分が混在しています。

「Root」 acrylic color on canvas F100 / 1620×1303m
「Root」 acrylic on canvas F100 / 1620 × 1303

ちょうど、現代美術家で本学短期大学部デザイン美術学科(立体造形)講師の中西學先生(本学美術学科1982年卒業)が
見に来られて、赤土浩介さんと素材や技法についての談義が始まったので、隣で興味深く拝聴することができました。
赤土浩介さんの作品は、キャンバスに麻布を自分で張っておられるとのことです。ガッシュやアクリル絵の具で彩色した後に、
スプレーやパステルで表情を付けておられますが、それらを引き立たせる為には、アクリル絵の具が良いし、自分の目指す質感
を出すには麻が良いとのことでした。

左「 Trip art 」acrylic color on canvas S50 / 1167 x 1167 mm   右「 フォルミズム(A)」acrylic color on canvas F80 / 1455 x 1120 mm
左「Trip art」 acrylic color on canvas S50 / 1167 × 1167 mm
右「フォルミズム(A)」 acrylic color on canvas F80 / 1455 × 1120 mm

中西學先生も麻の質感がうまく出ているとおっしゃっていました。かなり塗り重ねていることにも触れられると
赤土浩介さんも普通はキャンバス地に絵の具が通らないように目止めや地塗りなどの前処理を施すけれども、あえて麻布のまま、
アクリル絵の具をかなり塗り重ねていますと言われていました。そして、色にもかなりこだわっていますとのことでした。

左「 かくれんぼ ロジック 」acrylic color on canvas F80 / 1455 x 1120 mm
左「かくれんぼ ロジック」 acrylic color on canvas F80 / 1145 × 1120 mm

いつも新しい試みに挑んでおられる中西學先生と赤土浩介さんならではのお話をお伺いして、日頃、完成された作品を鑑賞する中で、
そこまで目が行っていなかった素材や技法について、作家さんたちは色々研究を重ね、試行錯誤を繰り返しながら自分の作品が
一番生きる素材や技法を探し出し、自分独自の色や形を見出していかれるのだなと改めて思いました。

左「 GO 」acrylic color on canvas F60 / 970 x 1303 mm   中「 puzzle 」acrylic color on canvas F15 / 652 x 530 mm
左「GO」 acrylic color on canvas F60 / 970 × 1303 mm
中「puzzle」 acrylic color on canvas F15 / 652 × 530 mm

芸術家はよく『作品と対話する』と言われますが、赤土浩介さんも『作品と対話する』そうです。
「二転三転と変化する色や形、七転八倒するイメージや行き先。対話は欠かせない。」
今回の『Logic Circuit』で、悩みながら、考えながら・・・美しい色彩やユニークな画面を魅せてくれた赤土浩介さんが、
これからも作品との対話を重ねながら、どんなイメージに到達していかれるのか・・・、
また次を楽しみにしたいと思います。

『Logic Circuit』 赤土浩介展
SHAKUDO kosuke exhibition
 9月28日(月)~10月10日(土)*展覧会は終了しています。
 11:00~19:00
 日曜休廊/土曜・最終日は17:00まで

Gallery wks.
http://www.sky.sannet.ne.jp/works/


2009年10月22日

ZAnPonは宇宙である。

京都・イムラアートギャラリーで今月10日からスタートしたZAnPonの個展に行ってきました。
アートフェアなどを除くと4年ぶりの新作個展。前々から楽しみにしていました。

ZAnPon個展 イムラアートギャラリー

今年度、大学の手提げ袋のデザインが一新され、
大学案内の表紙デザイン同様ZAnPonの作品が起用されました。
キャンパス見学会などで手にされたどの人もが
その華やかさに気持ちがワクワクするような感覚を覚えたのではないでしょうか?

2008年の作品『光りある人』以降、
幸福感が前面に満ちる作品を多く発表してきたZAnPon
今回の個展ではこれから先の「次のZAnPon」の姿を垣間見ることができる作品を含め
9点が展示されていました。

『Chat beans』(手前の作品)

見に来てくれる方々に最高のコンディションで見てもらえるようにと、
会期直前に自らギャラリーの壁を白くペイントし直すなど
搬入までは作品の仕上げと並行してあれこれ結構忙しかったようです。
「ちょっと休憩」するようにギャラリーに立ち寄ってもらえるようにと
ZAnPonが見立てたポップなデザインのベンチが置かれているこだわりの設えでした。
DMのデザインとギャラリーの窓に描かれた個展のタイトルは、
デザイン学科4年生の田原拓真さんのお仕事なのだそうです。

田原拓真さんがデザインしたタイトルとDM

ギャラリーの正面に展示された『Revolution』。
大きさもさることながら、展開する色彩は迫力満点です。
今回の新作の数々にはZAnPonのコアな部分の中でも
「やさしさ」にフォーカスして制作されたものが多く、
見る人がHAPPYになるようにという思いが随所に感じられます。

『Revolution』
*写真左はギャラリースタッフの三宅亜木さん

それぞれの作品には自由で美しい流線と色面が
心地よい絶妙のバランスで展開しています。
さまざまな生き物が見え隠れして、動きがあって、発見がある。
それらは単に「バランスで構成された線や面」というわけではないんです。
単に「作品」というだけでなく、これはZAnPonそのものなんだって感じます。
どれも命を与えられたZAnPonの分身なんだろうって。

ZAnPonは言います。
「見る人が見たいように見てもらえればその方が作家としてうれしい」と。
どんな形がそこに浮かんでくるのかという答えは必要でないのです。
作品と対話するように自由に遊べる。それもZAnPonの魅力です。

『Revolution』にズームイン

無数の星が浮かぶ夜空を見ながら
「あの星とあの星を結んで、あの星ともこう線で繋いで...」と、
夜空に白鳥が飛ぶ姿、魚やクマ、サソリまでも描くことができる。
人間の想像力は豊かです。
自分だけの新しい星座を描いていくようにZAnPonの作品を楽しむもよし。
天体の観測と物理法則に基づいて宇宙のナゾを解明しようとする人のように、
想像力を働かせてZAnPonの色彩感覚、バランス感覚を探ってみるのもよし。

実際、彼自身作品を制作するときは
キャンバスをクルクルと自在に回転させながらペンを走らせるのだそうです。
それはZAnPon的宇宙の天球を回すようなものです。

この個展、芸大生は必須です。
ZAnPonは「自分がしっかりしなきゃ」ってよく言うのだそうです。
「自分がアーティストとしてちゃんとやっていけていないと、
アートを志す若い人たちが夢をもてなくなるから」って。

アーティストとして生きるZAnPon
後輩となる皆さんに伝えようとすることを
言葉ではなく彼の今の作品から感じとってほしいって思います。

これからもワクワクするような未知なる宇宙を描き続けてくださいね。
来年は大阪芸大のスクールバスのラッピングなんていかがでしょう?
ねっ、ZAnPonさん?
うわぁぁ、乗ってみてーっ!

ZAnPon Exhibition  -Re born-
2009年10月10日(土)~10月31日(土)
11:00~19:00(日曜、祝日 休廊)

imura art gallery
(京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31)
http://www/imuraart.com
投稿者:教務課


2009年10月9日

KIAF 09

      

会場はこちらCOEX convention center!!
 先日のブログ『ART OSAKA』取材でもお世話になった中嶋寿挙さん。『ART OSAKA』では直接取材することが出来ませんでした。というのも、中嶋さんはその頃、韓国で開催される『KIAF 09』というアートフェアに参加するため、その準備に追われていたそうなんです。

 韓国でのアートフェア!?それは是非レポートして頂きたい!ということで、中嶋さんにお願いしました★☆

>>今回展示された作品の紹介をお願いします。
 「今回出品した作品は『MY PANTY!シリーズ』と『頑張る気持ちシリーズ』の2つです。


「頑張る気持ちシリーズ」 
MY PANTY!シリーズ』は男性3人が女性を取りあう三つ巴の関係を描いています。男3人はどうしても彼女が欲しくて、相手にも渡したくなくて、必死にひっぱ弄っている姿を描けたらと思っています。
 『頑張る気持ちシリーズ』は顔が大きくて太っている女の子が、好きな男の子とのために頑張る姿を描きたいと思っているシリーズです。今回は、ヨガをして顔と身体をシェイプアップする姿を描いています。

世界各国から多く作品が一同に集結!! このシリーズには、顔が大きくて太っていても必死に好きな男の子を追いかけるという作品もあります。HPで、是非そちらも見て頂きたいです。どちらも男女の関係、恋愛、好きな気持ちをテーマに、必死に何かをする姿を描きたいと思っています。」


>>当日の会場はどんな様子でしたか?
 「今回で展示は2回目ですが、初めて現地へ足を運びました。会場とブースや通路がとても広く、国を上げてフェアを開催しているので、サポートがとても整っていました。」

中嶋さん、お忙しいところ本当にありがとうございました!!

>>日本のアートと韓国、アジアのアートの違いは感じましたか?
 「韓国の作品はサイズが大きく、自分の作品がとても小さく見えました。これからの活動で、サイズアップも考えていかなければと思いました。」

 『学生のうちに海外旅行に行きなさい!!』と、よくゼミの先生から口酸っぱく言われたことを思い出します。いろんなものを見て、触れて、感じることで、将来の貴重な財産となると伝えたかったのでしょう。

 写真からも、海外での展示会・作品はその国の文化や価値観が反映されているようにも見えます。こうした作品を目の当たりにして、また作品制作に取り掛かる…。これはどんな世界でもどんな職業にでも言えることではないでしょうか?

最後に、中嶋さんからこんな言葉が…
 「私はまだ、アーティストとして未熟ですし、これから先続けていけるかは未知です。今はギャラリーに展示の機会を頂けているだけでも恵まれた状況かもしれません。しかし、いつ無くなるかわからないものです。それでも一生懸命、出来るだけの事はやっていきたいです。」

 
 年明け2月には地元スペースでの展示が予定されていて、webギャラリー『タグボート』の作品入替日が今月14日に予定されています。

 中嶋さんの今後のご活躍に期待しています!!

 中嶋さんの作品の販売は『ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート』へ
http://www.g-sho.com/hisakiyonakajima/ <http://www.g-sho.com/>)
 また、web上で販売しているギャラリーは『@Gallery TAGBOAT』まで
http://em.m-out.com/ec/html/category/001/007/802/category802_0.html
 中嶋さんの活躍はホームページでもご覧頂けます!!
http://sites.google.com/site/hisakiyonakajimahome/


2009年9月5日

ART OSAKA 後編

 

岡本さんの作品 
 
 前回の続きです。『ART OSAKA』って何?という方は、前回のブログをご覧ください!!
<<昨日のブログへリンク>>
 
 続いてお邪魔したのは、1108号室『Yoshiaki Inoue Gallery』。こちらには昨年も出展されていた岡本啓さん(美術学科卒)の作品がバスルームに飾られていました。

作品の前での一枚

 岡本さんの作品は「写真をいかに絵画的に見せるか」を追求したことで生まれたもの。これがまさか写真で撮ったものとは思えない、まるで絵の具でキャンバスを彩ったよう。岡本さんは写真を独学で学び、失敗しているうちに作品が見えてきたそうです。

>>美術学科卒業ですが、絵はもう描かないのですか?

 「美術学科だから作家になる!!というわけではなくて、人と競い合うことが嫌いで、絵じゃないものをやりたいと思っていて、写真を独学で学びました。」
 
>>学生の時にやっておいた方がいいことってありますか?
 「旅行は絶対にしておくべきです。時間があれだけある時期はあんなにありません!!いろんなものを見て、吸収して自分のものにしておくことが大切です!!」
 
 

 


中嶋さんの作品 最後にご紹介するのは、816号室の『ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート』。今回のアートフェアに招待して頂いた中嶋寿挙さんの所属するギャラリーです。中嶋さんは別のアートフェアへの出品する作品制作のため、今回のアートフェアには出展のみでギャラリーには不在でした。
 
 文明の利器を駆使して、『メール』でコメントを頂きました。
 
>>芸大に入学したきっかけは何ですか?
 「芸術系学科の分野が豊富で、美術以外にも様々な表現媒体の勉強が出来るのではないかと思ったからです」
 
>>芸大に入学してよかったことはありますか?
 「芸術の歴史を学ぶことが出来たことです。美術学科は1年次を平面・立体ともに学ぶところから始まり、4年次までに様々なコースを横断することが出来ます。そこで感じた様々な人の考え方が勉強になりました」
 『天までとどく、大きな気持ち』
>>中島さんの作品『天までとどく、大きな気持ち』について
 「4点の連作の中の1点になります。顔の大きな女の子が、大好きな男の子を抱きかかえて空高く昇っていくという姿です。他の3点はHPをご覧になってください」
 
>>作品作りで一番心がけていることは何ですか?
 「僕の作品を手にして、面白い恋愛をするきっかけになってもらえたら・・・、といつも考えています」
 
>>アートの世界を目指す芸大生に一言お願いします。
 「学生のうちに誰にも評価されなくても、表現したいことの一片を自覚できればいいと思います」
 
 中嶋はまた918日(金)20日(日)に『KIAF』(http://www.kiaf.org/という韓国のアートフェアにも出品されます。また来年1月には地元のスペースにて展示をする予定だそうです。
 
 実はまだ、メールでのやり取りしかできていなくて、声もお聞きしたことがなくて…。いつの日かギャラリーでお会いできることを楽しみにしています!!
 
中嶋さんの作品の販売は『ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
 
また、web上で販売をしているギャラリー『@Gallery TAGBOAT
 
中嶋さんの活躍の様子はホームページでもご覧頂けます!!http://sites.google.com/site/hisakiyonakajimahome/

ART OSAKA

 会場 :堂島ホテル(大阪市北区堂島浜2-1-31)
 会期 :8月21日(金)プレビュー 8月22日(土)、23日(日)一般公開
開催時間:12:009:00
 入場料 :1,000/1Day pass
『ART OSAKA』のホームページはこちら
http://www.artosaka.jp/index.shtml