2008年8月26日

地デジ対応

2011724日、いわゆる「アナログ放送」は終了します。そう「地デジ」といわれている「地上デジタル放送」に切り替わります。今年入学された方はこのまま行けば4年生の夏休みが始まるころにその日を迎えることになります。
地デジ 地上デジタル対応 スタジオ 放送
さて、今日は放送学科を覗いてきました。この夏休みを利用して学内では教室の設備などのメンテナンスが行われていることはこのブログでもお伝えしていますが、放送学科ではスタジオの機材の入れ替えが行われました。そう「地デジ対応」です。カメラや副調整室の機械も見た目は前とそれほど変わりませんが、全て中身が違っています。お金のことを言うといやらしいですが、カメラ1台でマンションが1件買えるほどなのだそうです。
地デジ 地上デジタル対応 スタジオ 放送
最近テレビを見ていても、まだまだ画面が16:9のサイズになっていない番組もあります。放送関係の会社では日々使いながら切り替えていかなければいけないという現状にあり、夏休みのある大学とは違って一斉に全て入れ替えというわけにいかないようです。
大学を卒業して放送関係に就職してちゃんとお仕事をこなすには、最新の設備で学んでおく必要があります。大学の設備が新しいということは大切です。放送関係の会社より先に教育関係の方が先に変わっていくことも、当然といえば当然のような気がします。しかしながら教育機関で「地デジ対応」になっているのは本学を含めまだ2校しかないそうです。(2番目というのがちょっとくやしいところですが。)
地デジ 地上デジタル対応 スタジオ 放送
アナログからデジタルへの移行だけではなく「過渡期」に学ぶことってメリットがあると思います。何かが変わる前と後、その両方を知っていることが貴重なことだと思いますし、力になると思います。機材が「地デジ対応」になったこのスタジオで学ぶ皆さんには「アナログ」のいいところも十分に学んでほしいなと思います。

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ


2008年8月25日

鮮やかな色 自然の色

キャンパス内を散策していると、本当に美しい光景を目にしました。写真でその瑞々しい様子が伝われば良いのですが。
サルスベル オオカマキリ 決定的瞬間 脱皮
自分の中では「決定的瞬間」でした。オオカマキリが脱皮した直後の様子です。
明るいピンク色と輝くような黄緑色。どちらもくもりのない鮮やかな色です。
大仕事を終えたカマキリは微かに風に揺られながらじっとしていました。
花を咲かせているのは「サルスベリ」という木です。学内では総合体育館周辺やテニスコートに向かう階段状の広場などに植えられています。
サルスベリ 猿 滑る サル すべる
花は写真にあるようなピンクの他、紫色の花を咲かせた木や白い花のものも見つけることができました。「サルスベリ」は樹皮の表面がツルツルしているように見えるテクスチャなので「猿滑り」。

今回の「サルスベリ」と「東京でサルが駅の構内に迷い込んで大騒ぎになっていた」という最近のニュースで思い出したことがあります。この大阪芸術大学ブログを開設したときの最初の記事は「こんにちはサルです」というタイトルでした。「大学の周辺で野生のサルが出没していますのでご注意を!」という内容でした。およそ1年前のことです。
そう!大阪芸術大学ブログもまもなく一周年。「ほぼ毎日」を目標にして、長かったような、早かったような・・・・・。これからもご愛読よろしくお願いいたします。

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ


2008年8月24日

hold + ordinary

デザイン学科3年生の2人による作品展に行ってきました。
会場は大阪・西心斎橋、ギャラリーパライソ
hold ordinary hordinary
展覧会のタイトルは、カタカナで読みすると「ホーディナリィ」。お二人が考えた造語なのだそうです。今回の作品展のコンセプトを表すための、作品を楽しむための鍵になる言葉です。
hold ordinary hordinary
hold(持つ、握る、掴む) *ordinary(普通の、普段の) 
hold ordinary hordinary 「 l 」と「 r 」が重なっている文字がポイントです。
—————————————————————
「私たちが日頃見たり感じたりしている何気ないモノや出来事を
形にして自分たちの中にとどめておきたい。」
—————————————————————

平井沙季さんの作品の中で一番印象に残ったのはやはりフラミンゴをモチーフにしたものです。会場の中央に展示されています。
hold ordinary hordinary
左が「Aone Flamingo」、右が「Real flame」という作品。フラミンゴは鳥類では珍しく4年間も子供を大切に育てるのだそうです。また「Flamingo」はラテン語で「炎」という意味を持つそうです。この「フラミンゴ」から連想される「愛情」や「暖かさ」がご自身のお母様の存在とリンクしたそうで、どちらの作品もお母様をイメージして制作されたのだそうです。

樋口朋美さんの作品の真骨頂は、細密に描かれた鳥や魚や昆虫などの小動物を作品の中に含んでいるところです。例えば「Allure」という作品では「魅惑」という言葉を樋口さんのイメージで展開し、横から見た四つん這いの女性の周りに蝶が描かれています。
hold ordinary hordinary
他にも「随波逐流」(自分に主義・主張がないこと)という言葉を表現した作品(写真右)にはリアルなアロワナが、「花鳥風月」の言葉の美しさを表現した作品(写真左)には羽ばたく鳥が描かれています。

会場には楽しい作品や、かっこいい作品、色っぽい作品など二人の合作も含め10数点が展示されています。
お話を聞いて一番驚いたのはその表現の多彩さです。染織の作品に見えるような色彩の作品もあれば、ポスターカラーを使ったように思える作品もあります。でも、どの作品もすべて色鉛筆のみで制作されているそうなのです。
hold ordinary hordinary
会場にいらっしゃったお二人はとても仲がよさそうでした。名前も近いので学生番号も並びなんだそうです。今回の展覧会のシンボルも「平井」「樋口」の「ひ」からとった「h」なのだそうです。会場にはこの「h」をつかった立体作品も展示されていました。
hold ordinary hordinary

hordinary(ホーディナリィ)
 
819日(火)?24日(日)
  12:00
?20:00(最終日は、17:00まで)
  ギャラリーパライソにて

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ

 


2008年8月23日

弓道場の様子

昨日のブログでお伝えしたとおり、学内の設備点検のため建物ごとに電気を止めての確認作業が行われています。校舎だけでなくクラブボックスなどもその対象となっています。
ブログのネタを探してグラウンドの一番奥、弓道場まで足を伸ばしてみました。
弓道 弓道部 弓道場 巻藁
弓道部でもいつもとは活動内容を変えて練習をされるようです。というのも、「射場」には電動シャッターが設置されていたり、「的場」を保護するためのフェンスネットも電動で昇降します。なので、電気が止まっているこの設備点検の期間は別の方法で練習するしかないのだそうです。
弓道 弓道場 弓道部 安土
安土」(あづち)といわれる矢を受け止めるための土盛りを整備したり、「矢道」といわれる芝生の広間に生えた雑草を丁寧に抜いたりと弓道場をメンテナンスする様子を見せていただきました。
弓道 弓道部 弓道場 矢道
先日行われた「第56全日本学生弓道選手権大会」では女子団体戦で接戦の末「決勝トーナメント」進出は逃しましたが、かなり好成績だったそうです。

学内を見学に来られる高校生などを案内する際、「弓道場を見たい」という方がいらっしゃいます。偶然にもそういう時は私が対応している場合が多く、主将をはじめ部員の方々には毎回お世話になっています。いつもご丁寧な対応ありがとうございます。
今度は胴衣をビシッと着て、かっこよく練習している様子を拝見しにいきますね。
その時はまたよろしくお願いします。

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ

 


2008年8月22日

「処暑」の落し物

学内では7月から始まっていた通信教育部のスクーリングも20日で一段落し、喜志芸大間のスクールバスも現在は運休しています(24日まで)。
昨日は少し雨が降り、学内には涼しい風が吹き抜けていきます。「外にいる方がよっぽど涼しくてええわぁー。だって今、停電してるでしょ。エアコンが使われへんからねー。おまけに断水やし・・・」。すれ違う時にある先生がそんな風に言ってました。
そう、今の期間、建物ごとに電気や水を止めて設備の精密点検が行われています。断水と停電が重なると研究室でお仕事される先生方にとっては大変です。ちなみに日曜日(24日)には全ての校舎で停電・断水となります。大学に来られる方はご注意ください。
 
夏の間も炎天下、長袖で保安にあたっていただいている守衛さんたちも、今日はとても過ごしやすそうです。少し気温が下がり、キャンパス内の人影が少なくなったせいもあってか、学内には少し物淋しい
雰囲気が漂ってきました。

処暑 入道雲 積乱雲 にわか雨 夏の空

昨日、にわか雨を降らせた入道雲は一段と大きなものに感じられました。
処暑 入道雲 積乱雲 にわか雨 夏の空
でも、この去って行く雲の反対側の空はイチョウの緑が映えるとても清々しい様子でした。
銀杏 イチョウ ぎんなん ギンナン
21
号館ではたわわに実っていた銀杏が早くも落ち始めていました。
銀杏 イチョウ ぎんなん ギンナン

総合体育館の芝生広場にもたくさんのトンボ達が飛び交っています。
まだまだ気が早いような気もしますが、キャンパスのあちらこちらで少しずつ秋の訪れを感じることができます。

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ