2010年12月13日

芝生でグラビア!?

 皆さんこんにちは、ゲイブルちゃんです!寒い寒いと言いつつも、昼間太陽が顔をのぞかせている間はぽかぽかあったか。
芸大の芝生はお昼寝にピッタリ!芸ちゃん大ちゃんを連れてお散歩にでかけようかしら・・・なんて考えていたところ、何やらOUA-TV前の芝生で怪しげな行動をとっている学生を発見!!さっそくカメラ片手に取材取材・・・!!

バランスを取るのが大変…
 デザイン学科の学生たが実習の真っ最中でした!!デザイン学科なのにカメラ??と思ったのですが、デザイン学科にも写真を使った授業があるそう。今は、アートディレクターフォトグラファーモデルデザイナー、4つの役割に分かれてローテーションしながら学習しているそうです。撮影した写真で、最終的にポスターを作るという課題
たくさんのぬいぐるみを抱えて笑顔でにっこり!!なんのポスターかな?洋服?おかし?何かのイベント??

 

何十枚、何百枚と撮った中から最高の一枚を厳選します!!

 実は、なんのポスターにするかは決まっていないんだそう。商品や宣伝したいものからイメージを膨らませるのではなく、出来上がった写真やデザインを見て、何を宣伝するのか決めるんだそうです。さすがデザイン学科、デザインを中心に考えられている授業ですね!!
私ゲイブルは放送学科卒なんですが、放送学科の広告コースでは全く逆の授業でした!!同じ広告をつくる授業といっても、学科によってとらえ方や学習の仕方が全く異なるんですね!!おもしろい!!

 大阪芸術大学は、教室で座って講義を受けるだけではなく、このように外へ飛び出し、キャンパス全体を使って行う実習授業が多いのが特徴です!頭で考えるだけでなく、自ら動いて身体にたたき込む社会に通用する芸術人を目指して、芸大生たちは今日も奮闘中です!

 今回はデザイン学科の学生にいろいろと教えてもらったわけですが、私の学科にはこんな面白い授業がある!!という方、是非ぜひ、OUA-TVのゲイブルまで情報をお寄せ下さいね!!


2010年12月10日

芝生の手入れ

     

熊手でごりごりごりごり・・・・ 
 皆さんこんにちは、ゲイブルちゃんです。
芸大の木々もすっかり色付き、冷たい木枯らしに吹かれてその葉っぱもどんどん枝から落ちつつある今日この頃。特に芸バス乗り場のイチョウの木。鮮やかな黄色がとってもきれいだったんですが・・・ほとんど散ってしまいました。もう少し長く楽しめるとうれしいんですが・・・。
さて、芸大を彩る様々な木々や花々、いつもキレイに手入れされていますが、いったい誰がお世話をしてくれているのでしょうか??

こんなにたくさん集まりました・・・ 実は、田中造園のみなさん!!草花だけじゃなくて、芝生の手入も、さらには溝掃除まで行ってくれているんです!
今日は、OUA?TV前の芝生を手入れされていたので、さっそく取材に行ってきました!

 なにやら熊手のようなもので、かき集めています。芝生の上をごりごりごりごり・・・。
実は、枯れた芝をかき集めているんです!!とっても重労働・・・。一応機械もあるようなんですが、やっぱり人の手でやるのが一番確実なんだそう。機械と人の手と、並行して作業を進めています!!
そもそもなぜこんな作業を??
機械も使いますが、人の手にはかなわないのかな??
 ここの芝生は、学生たちがよく歩くので、本当は立っていなければならないはずの芝が、踏みしめられることによって寝てしまうんだそうです。それを起こしてあげるとともに、芝と芝との間に入り込んでしまった枯れた芝を取り除いてあげるんです。そうしないと、雑草やキノコが生える原因になってしまうそうです。って、ええぇ!?キノコって、芝生にとってはよくないものだったんですか!?・・・薄々は感づいていたけれど、あまりにも愛らしく可愛らしいので、見つけるとついつい愛でてしまって・・・。芸大キノコなんて勝手に命名し、ブログにまでアップし・・・。田中造園のみなさん、芝生の天敵、きのこにはしゃいですみません。次見つけたらこっそりと取り除いておきますね

 寒い中、ずっと外での作業本当にお疲れ様です。芸大の緑が美しく保たれているのは、田中造園さんのお仕事のおかげです、いつもありがとうございます!

 みなさんも芝生に雑草を見つけたら、こっそり抜いておいてあげて下さいね!

 


2010年12月9日

「Sampling Your Memory」ヤマガミユキヒロ展

  

静と動を異なった技法で表現しているんですね! 私が勤めるGallery PARCでは、様々なジャンルから注目のクリエーターを取り上げ紹介するプロジェクト【PARC_ Creator Support Project】をスタートしました。
 第1回目となる今回は、独特の視点と技法により「都会の風景」をモチーフにした作品などで注目を集める、京都在住の美術家・ヤマガミユキヒロを紹介します。
ヤマガミは、同一視点からの風景を絵画と映像により、ひとつのキャンバス上に再構成する独自の技法「キャンバスプロジェクション」による作品で、2008年には「岡本太郎現代芸術賞」特別賞を受賞するなどの高い評価を得ています。今回は、「キャンバスプロジェクション」の新作であり、関西では未発表の作品《Sleep Walking》(2010)や、街灯の光や空をモチーフにした作品により構成しています。

とっても落ち着いた雰囲気です。
 ヤマガミの「キャンバスプロジェクション」作品は、都市の風景の中で動かないもの ― 例えば、道路、ビル、看板、街路樹、街灯 ―を油絵でパネルに描き、そこに動くもの ― 例えば、人、車、電飾、光 ―の映像を投影しています。絵画の中に時間軸を取り込んだ作品だと言われています。ですので、作品もそれなりの時間をかけて見てみてくださいね。

私は、彼の作品を見るまでは「この手法ははたして?」と思っていたのですが、聞くと見るとでは大違い。実際に作品を目の当たりにすると、立ち去り難いのです
26日まで開催していますので、是非遊びに来てください。

PARC_ Creator Support Project
「Sampling Your Memory」ヤマガミユキヒロ展
12月1日[水]~12月26日[日]
11:00~19:00(月曜休)

【お問合せ先】〒604-8082
京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル
ル・グランマーブル カフェ クラッセ 2F
Tel・Fax:075-231-0706
http://www.grandmarble.com/parc/

投稿者:半羽優子
(芸術計画学科94卒(ギャラリー・パルク  アシスタントディレクター)
 


2010年12月8日

感謝状贈呈式!!

  

功績が認められたことで、また次の仕事に繫がっていくのです!!
 今年いっぱい、奈良県内で開かれている平城遷都1300年祭。
大阪芸術大学は、4月24日から11月7日までの間、メイン会場となった平城宮跡会場まほろばステージに設けられた大型ビジョンの映像中継を行いました。放送学科を中心に、映像学科短期大学部メディア・芸術学科など様々な学科の学生がスクラムを組み、雨の日も風の日も台風直撃か!!という日もカメラを回して大型ビジョンへの映像配信という大仕事を担ってきました!

勉強にもなったけれど、何より楽しかったんです!
 そしてナント!!先日その功績が認められ、平城遷都1300年記念事業協会から感謝状を頂きました!!
OUA‐TV事務室で行われた授賞式。授業の関係で学生スタッフ全員が集まることは出来ませんでしたが、2010年の今年、世界遺産平城宮跡で経験したことに胸を張り、誇りを持って100年先の1400年祭を目指しましょう!
それでは、また100年後に・・・。

投稿:OUA‐TVスタッフ
 


2010年12月7日

北里桂一先生個展&画集出版

         

いたみホールでの個展も大盛況でした!

 北里桂一先生の個展と画集が出版されました。個展は11月25日(木)から11月29日伊丹市立文化会館(いたみホール)で開催されました。先生は長年大阪芸術大学の芸術計画学科で教鞭をとってこられ、ご専門の1つは日本画でした。今回の展覧会では、大学生の時の作品から近年の作品まで数十点が展示されていました。それと同時に「色鉛筆の写生帖」の画集を出版することになりました。

 
 

18歳のときの作品です・・・すごい・・・。

今にも泳ぎだしそうですね!

 

 

 この彩色画は先生が18歳大学一年の時の作品だそうです。静謐な空間が漂う見事な画です。生きている小動物をこのような透明感ある作品にするのは、画力がかなり必要でしょうね。

空の青と、雪の白のコントラストが印象的です。 

 この作品は横に広がる水田を描いており、初冬の頃か雪どけの季節かを思わす情緒ある風景画となっています。中央に稲作が終わった水田に曇りを見せない雪肌が囲み、空は、雪肌と変わらないくらいの輝く雲、そして日本の空とは思えない青で構成されています。

とても貴重な経験でした!
 私は卒業後ものづくりに関わっていく手段として印刷というメディアを選びました。どのような紙を使い、どんなレイアウトにするかという印刷物の仕様を考えたり、各工程のプロに作業内容を指示し、管理していますデザインコピーライト写真印刷技術など幅広い知識が必要で、2年目の私はまだまだ勉強しているところです。
今回北里先生の画集を通して、印刷で芸術作品を見せたいという1つの目標を形にすることができました。日本画や色鉛筆のように光沢のない作品を見せるためにどの紙を使うのか、普通の印刷インキで表現できない鮮やかな色鉛筆の色彩をどう出すのかなど、先生の作品の繊細な線や色味を、できる限り原画に近く見せる事を念頭に、色々と考え工夫しました。わからない事も多くあり、多くの方に聴いて回って助けてもらいながら作り上げて行きました。そうして画集が完成したことに先生はとても喜んでくださり、私自身も非常に楽しく、いい経験をさせて頂きました。まだまだ未熟な私にこのような機会を下さったことを本当に感謝しています

寄稿者 坂本優子 芸術計画学科09卒