2014年6月23日

ラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」

一昨日の6月21日は「夏至」でしたね。
一年で最も日照時間が長い日。
夏至が過ぎたということは、これからどんどん気温が上昇していくということ。
熱中症などに気をつけてくださいね!

さて、今日は大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で今年4月から教授として就任された田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」を率いる内藤裕敬さんが、交替で出演されます。

そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、映像学科卒業生で漫画原作者の小森陽一さんです!
漫画原作としての代表作には「海猿」などが挙げられ、その他にも脚本家、小説家、映像作家などでも活躍されています。

今週は、小森さんの幼少期から中学時代までを振り返ってのトークが繰り広げられます!
幼い頃から映画が好きで、小学生の頃にはすでにその才能を生かしてクラスで活躍されていた小森さん。
映画に興味を持つようになったきっかけなども話されます。
ぜひ、お聴きください!!

「大阪芸大スカイキャンパス」
6月23日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2014年6月20日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

明日は、大阪芸術大学グループの創設者 塚本英世記念日で全学休講です。
電気設備点検による停電・断水のため、終日全館施設利用不可・学内入構禁止となります。
芸大グループのホームページの閲覧や、Actibe Mailの使用などもできませんので、お気をつけください!

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、「虚實皮膜の間(にしきかげえふいるむのあわい)」と題して学内で上演された、錦影絵の話題からお伝えします!
錦影絵とは、江戸時代に確立された影絵のことを言います。
錦影絵を復元し、現代のアートへと昇華させるために、芸術計画学科教授の池田光恵先生指導のもとに学生たちが集まって行っているものです。
日本のアニメーションの原点とも言えるもの…ぜひご覧ください!

 

続いて、大阪芸術大学の学生たちが制作した映像作品をお届けする「OUAシアター」のコーナーです!
今回は、「メッセージV 2013」で上映された作品の中から、映像学科の大内雅人さんが監督した『かっぱのカブソ』をお送りします。
家族には家事を押し付けられ、学校では不良にカツアゲをされ、散々な日々を送る主人公。
かっぱのカブソとの出会いがもたらすものとは…?!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時40分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
6月20日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:40から
6月21日(土)
テレビ和歌山 23:00から ※放送時間変更


2014年6月19日

中原裕美展(美術学科07年度卒) ギャラリーH.O.T   4/28-5/10

版画によって覆いつくされた壁、プリントされた和紙が隙間なくピンで留められている。
反復するイメージに丸みを帯びた「かわいいもの」が刷られている。
画面はカラフルで一つの版から144枚が刷られている。


展覧会のタイトルに「POP」とあった。
作者は日常的に使用する「POP」と美術に使われるのとでは内容が異なると考えた。
そしてより今の生活の中にある「POP」を表現したかったという。

今日あるPOPとは、日頃よく出かけるカラフルで雑多な物がぎっしり隙間なく並ぶ場所。
大型スーパーマーケットやユニクロ、百均ショップなどがそうである。
キャラクターグッズで埋め尽くされたホテルの部屋、その室内は壁一面にキッチュな壁紙が貼られ、子供が異世界に飛び込みたくなるようなワクワク感を演出するような場所。
中原さんは、そのようなところにPOP感覚を見出している。


確かにそのようにも感じ取れるが、しかしこの作品を体験したならば、その向こうにあるものと出合うように思える。
和紙に木版でプリントしていることで、それはもうチープな壁紙になりえない。
複製芸術である版画においてアウラ喪失はありうることだが、現代の壁紙と木版プリントの比較では、木版画にアウラが蘇ってくる。144枚の木版画で構成された空間は、鑑者を包み込むように圧倒的な版画の力を放出している。

一枚一枚の版画を見ると、アンディ・ウォーホルのようなシルクスクリーンでの刷残しやズレ表現など、巧妙に真似ているところが見えてくる。
木版画性とその媒体の歴史が壁紙POPと一線を置いているように思えた。

報告 教養課程講師 加藤隆明 協力 芸術計画学科研究室


2014年6月18日

卒業生 いのうえひでのり先生

先日から紹介している大阪芸術大学出身の先生方。
濱名一哉先生、田中光敏先生に続き、今回は舞台芸術学科教授のいのうえひでのり先生をご紹介します!!


いのうえ先生は、大阪芸大在学中に「劇団☆新幹線」を結成され、現在も演出家として活躍されています!
演出家としては、ハードロックやヘヴィメタルを大音量で頻繁に使用し、ライブコンサート並みの派手な照明を駆使するのが特徴です。

先週木曜日、舞台芸術学科演技演出コース2年生を対象に、いのうえ先生の特別講義が開かれました。


まずは、「オーディションの練習だと思って」と学生たち1人ひとりの自己PRタイムが設けられ、舞台芸術学科に入学した理由や将来の夢などが語られました。
元々高校時代から舞台をしていた人もいれば、人見知りを治したいという動機を持つ学生もいて、思い描く夢もさまざまのようです。
声優を目指す学生も多かったのにも驚き!
大阪芸術大学には放送学科に声優コースもありますが、演技力に重点を置いて学びたいという意志からあえて舞台芸術学科に入学する学生も結構いるようです。
目指す職業は同じでも、選ぶ学科が一つとは限らないのが大阪芸術大学なんですね!

いのうえ先生は、どの学生の話にも熱心に耳を傾け、ジョークを交えながら学生たちとの会話を楽しんでいる様子でした!!
先生のハキハキとした声からは、強い自信が感じられます。
学生たちそれぞれに合ったアドバイスも話されました。
特に印象に残っているのは、「いろんなことを経験してほしい。経験したことは全て糧になる。」と語られる姿。
世の中で有名になる役者はほんの一握り。
誰もがその職業で食べていける訳ではないのが現状ですが、志を持って行動するのはとても大切なこと!
無駄な努力なんて、一つもないですよね。


授業のラスト15分は、劇作家であるつかこうへいさんの戯曲「熱海殺人事件」のワンシーンを抜粋して、台本が配られました。
代表の学生2人が実際に芝居をして、いのうえ先生が指導されました。
九州北部の独特の方言でセリフが構成されているのですが、これがなかなかに難しそう…!
次回はグループを作り、この台本を使って全員で芝居を深めるそうです!!
厳しくも楽しい稽古現場となりそうです!

投稿:島田(OUA-TV)


2014年6月17日

放送学科 「制作実習Ⅰ」【ドラマ実習】!

今日は、放送学科の授業をご紹介!

放送学科には、【制作】、【アナウンス】、【広告】、そして【声優】の4つのコースがあります。
今回紹介するのは、制作コース2年生の必須科目(他コースは選択必須科目)「制作実習Ⅰ」です。
この授業では、「オーディオ」、「スタジオ」、「中継」、「ドキュメンタリー」、「ドラマ」の5つの制作実習から、前期と後期それぞれで1つずつ選び、実際に番組の制作を行います。

私がお邪魔させて頂いたのは、その中の「ドラマ実習」です!
放送学科教授で演出家・脚本家の長沖渉先生が熱心に指導されていました。


脚本は、放送学科卒業生の山口美佳さんが担当!
写真家を目指す2人の大学生を描いたお話です。
主役の2人は、プロダクションに所属する女優の方が担当されていました。
こうして外部から役者さんが来てくれることで、撮影現場の空気も一気に引き締まりますね!!

今回の撮影では、放送学科に新しく入った撮影用のレールが使われました!
カメラマンの乗った移動車をレール上で走らせながら撮影します。
手持ちや三脚では出せないダイナミックな撮影を行うことができるんですよ。

撮影の途中で何度も長沖先生の指導が入ります。
長沖先生は、NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」などを中心に、多くのドラマを手がけて来られた方です。
プロ仕様の機材に触れ、プロの先生を身近に感じながら実習を行うことができるのは、他ではなかなかないことだと思います!


ここで学んだノウハウを、ぜひこれから進む道で役立ててほしいですね!!

投稿:島田(OUA-TV)