2014年1月15日

「器楽合奏法」 音楽会♪

1月も折り返し!
お正月の松飾りを飾っておく期間を指す「松の内」は地域によって異なりますが、関西では今日1月15日までが一般的。
年賀状を送るのも今日までで、それ以降は寒中見舞いになりますので注意しましょう。

さて、今日は初等芸術教育学科にお邪魔してきました!
初等芸術教育学科には3年生の授業に「器楽合奏法」という科目があります。
この授業を担当されているのは、同学科教授の奥原光先生。
学生たち自身が楽器の奏法を身につけることはもちろん、子どもたちがストレスを感じないような指導法を模索します。

今日はこの授業の集大成として、学生や教職員を招いての「音楽会」が行われました!

子どもたちの音楽会と同じようにリコーダーや鍵盤ハーモニカなどを中心にして、マリンバや鉄琴、ピアノなどで編成されており、ジブリアニメ「となりのトトロ」やミュージカル「キャッツ」の名曲、「夕やけこやけ」、「ビリーブ」などを演奏しました。

学生たちは今回のために特別な練習は行っておらず、あくまでも授業内練習の成果の発表という形での音楽会です。
子どもの頃に誰もが一度は触れたことのあるような楽器を使っての演奏は、どこか懐かしく親しみやすく感じられました!

初等芸術教育学科は教育系ということもあって、他の学科に比べると何かを制作して発表する機会が少ないかも知れません。
でも、授業内での活動にとどまらず学科の外とも結びつきをもつことで、総合芸術大学の中の教育系学科だからこそできる経験がたくさんあると思います。
今後もこういった取り組みをどんどん増やしていって欲しいですね!!

投稿:島田(OUA-TV)


2013年12月4日

「マテリアル表現技法Ⅰ」

冬休みまであと3週間足らず。
冬休みも楽しみだと思いますが、大阪芸大で行われている授業もとっても楽しそうなものばかりです!
私もまだまだ沢山の授業を覗かせて頂きたいと思っています♪
今回は、デザイン学科で行われている「マテリアル表現技法Ⅰ」という授業の様子をお届けします!

デザイン学科には、グラフィックデザイン(GD)、ビジュアルアーツ(VA)、情報デザイン(FD)、スペースデザイン(SD)、そしてプロダクトデザイン(PD)コースの5つのコースがあります。
「マテリアル表現技法Ⅰ」はこの中のGD、VA、FD、SDのコース合同で行われている実習科目です!


マテリアルとは、英語で原材料、素材を意味します。
この実習は【金工】、【陶芸】、【ガラス】、【染織】、【木工】という5分野のクラスに分かれており、それぞれの“マテリアル(素材)”を使って様々なデザインの表現を学びます。
私がお邪魔したのは、J.トーマス ペリー先生が担当されている【木工】のクラスです!

こちらが、10号館にある木工室。


なんだか中高生の頃の技術家庭の授業をも思い出させるような、懐かしい作業机に木の香り漂う空間です。

このクラスでは、「デザイン史」をテーマとして、木材を使って時計の文字盤を制作していました。
まずは紙の上にデザインを起こし、それを木板に写していきます。
形を取ったら、ノコギリや電動工具を用いて余分な部分を慎重に切り落とします。

そして、ツキ板と呼ばれる薄い木の板を貼りあわせて、文字盤上のデザインを構成していきます。
ものによって色の濃さや木目の模様などが違うので、組み合わせによって多彩な表現を楽しめそうですね!

デザイン制作ではパソコンを使用することが多くなった時代ですが、こうした“実際に道具を使って手を動かす”ということも忘れてはいけませんね。
黙々と作業に集中する学生たちを見ていると、私も何か作ってみたくなりました!

投稿:島田(OUA-TV)


2013年11月27日

カルロス菅野先生による特別講義

一昨日、ついに今年のNHK紅白歌合戦の出演者が発表されましたね!
今年は初出場が9組、みなさんはどのアーティストに注目していますか?
年末になると音楽番組が増えてきますよね。
これは、古代から「年忘れ」の行事として宴・歌唱行事を行う日本人ならではの風習も表れている気がします。

という訳で、今日のブログは音楽の話題です。

 

今日は演奏学科ポピュラー音楽コースでカルロス菅野先生による特別講義が行われました!
カルロス先生はパーカッショニスト、音楽プロデューサーとして日本のラテン・ミュージックを牽引してきた方です。 
過去にサルサ・バンドである「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のメンバーとして紅白出場経験もあるんですよ。
現在は、ラテン・ジャズビッグバンド「熱帯JAZZ楽団」のパーカッショニスト兼リーダー兼プロデューサーとして活動。
また、多くのトップミュージシャンとのセッションやアルバム参加、国内・海外で公演を続けられています。

 

そんなカルロス先生に学ぶのは、「リーダー力」!
先生のこれまでの音楽活動を映像と音楽で紹介され、学生からの質問に答える形でバンドリーダーとしての経験談が語られました。

講義というとかしこまったイメージがありますが、ポピュラー音楽コースの先生も学生もとても気さくで、講義というよりトークショーのような雰囲気を感じました。
先生のジョークに学生たちから笑いが沸いたり、パフォーマンスに拍手が起こったり、終始楽しい空気が流れていました。
勿論、先生が話されることはどれもとても貴重な話で、私も思わず話の内容を沢山メモしてしまいました!


授業の最後に先生から学生たちへ送られた言葉がとても印象的です。

「君たちは恵まれた環境にいる。もっと過酷なところから這い上がってくる人も沢山いる。本気になって音楽と向き合え。
そして、大事なのは“根拠のない自信”を持つこと。そしてその自信には根拠がないということを意識しておくこと。」

この言葉は、音楽に限らず他の分野を学ぶ芸大生たちにも言える言葉なのではないでしょうか。
カルロス先生のアツい特別講義でした!!

投稿:島田(OUA-TV)


2013年10月16日

フィルムのカメラで撮る「基礎・映像技術」

連休が明け、先週に比べて涼しくなってきましたね!
大阪芸大のキャンパスでは、秋に関わらず年中芸術真っ盛り!なのですが、秋は特に芸術盛り。
キャンパスの端から端まで歩いただけでも、至るところで学生たちが絵を描いていたり、ダンスを踊っていたり、演劇の練習をしている姿が沢山見られます。

先日は、総合体育館の階段で映像を撮っている学生グループを発見!

“映像を撮影する学科”と言えば、放送学科と映像学科が主な学科。
この学生たちは…映像学科の学生たちのようです!

彼らが使っているカメラは、16mm映画用フィルムのカメラ
カメラをよく見てみると、放送業界で使っているカメラとは形も違い、中にフィルムが入っているのが外見からも分かります。
フィルムで撮った映像は独特で、デジタルカメラでは出せない味のある仕上がりになるんです!
「大阪芸大テレビ」のOUAシアターのコーナーで紹介している作品の多くは、フィルムで撮影した映像ですよ。

この日は1年生の演習科目「基礎・映像技術」という授業の一貫で、課題として与えられたストーリーを撮影していました。
カメラを回すことは勿論、露出計で露出(光の強度)を測ったり、カチンコで撮影の合図を出したり、しっかり役割分担をして作業を進めていました。

なんだか本当の映画撮影の現場に居合わせたみたいで、取材させて貰った私もドキドキしちゃいました!

投稿:島田(OUA-TV)


2013年10月9日

「技術基礎実習」の取材の様子を取材!

先日、OUA-TVの事務室にカメラを持った学生たちが訪問。
いつもは学生たちを取材する側のOUA-TVが、逆に取材されちゃいました。
そこで、その取材の様子を更に私がブログ取材することに…!

彼らは放送学科の1年生。
放送学科には制作、広告、アナウンス、そして声優コースの4つのコースがありますが、各コースに分かれるのは2年生から。
1年生ではまず、各コースで学ぶ放送技術の基礎知識を全員が修得します。
今回は、そんな1年生の実習科目「技術基礎実習」の一貫でOUA-TVに取材にやってきたという訳です!

1年生と言えど、さすが放送学科の学生たち。
事前にまとめた質問内容を段取り良くインタビューし、機材を使いこなして撮影して行きました。
このあと編集作業も行って、作品が完成するそうです。
どんな内容の番組になるのでしょうか?楽しみですね!

1年生のうちから本格的な設備と機材に触れて、その業界を体験できる放送学科。
私も授業を受けてみたくなっちゃいました…!

投稿:島田(OUA-TV)