2013年12月4日

「マテリアル表現技法Ⅰ」

冬休みまであと3週間足らず。
冬休みも楽しみだと思いますが、大阪芸大で行われている授業もとっても楽しそうなものばかりです!
私もまだまだ沢山の授業を覗かせて頂きたいと思っています♪
今回は、デザイン学科で行われている「マテリアル表現技法Ⅰ」という授業の様子をお届けします!

デザイン学科には、グラフィックデザイン(GD)、ビジュアルアーツ(VA)、情報デザイン(FD)、スペースデザイン(SD)、そしてプロダクトデザイン(PD)コースの5つのコースがあります。
「マテリアル表現技法Ⅰ」はこの中のGD、VA、FD、SDのコース合同で行われている実習科目です!


マテリアルとは、英語で原材料、素材を意味します。
この実習は【金工】、【陶芸】、【ガラス】、【染織】、【木工】という5分野のクラスに分かれており、それぞれの“マテリアル(素材)”を使って様々なデザインの表現を学びます。
私がお邪魔したのは、J.トーマス ペリー先生が担当されている【木工】のクラスです!

こちらが、10号館にある木工室。


なんだか中高生の頃の技術家庭の授業をも思い出させるような、懐かしい作業机に木の香り漂う空間です。

このクラスでは、「デザイン史」をテーマとして、木材を使って時計の文字盤を制作していました。
まずは紙の上にデザインを起こし、それを木板に写していきます。
形を取ったら、ノコギリや電動工具を用いて余分な部分を慎重に切り落とします。

そして、ツキ板と呼ばれる薄い木の板を貼りあわせて、文字盤上のデザインを構成していきます。
ものによって色の濃さや木目の模様などが違うので、組み合わせによって多彩な表現を楽しめそうですね!

デザイン制作ではパソコンを使用することが多くなった時代ですが、こうした“実際に道具を使って手を動かす”ということも忘れてはいけませんね。
黙々と作業に集中する学生たちを見ていると、私も何か作ってみたくなりました!

投稿:島田(OUA-TV)