2012年10月2日

金属工芸体験その2

金属工芸体験その1の続きです。

kinkou03.jpg満足のいく模様がつけられたところで、次は丸みをつけて器の形にする作業です。
丸く窪んだ木の台にあてがって内側を木槌で叩いていくんですが、円盤をまわしながら同じところを同じくらいの力で叩かなくてはいけないので難しかったです・・・!
叩いているうちに金属が伸びたり曲がったりしてしまうので、丸みがついたところで伏せて机に置くと、淵が揃わずにガタガタ。
あー、これは心の歪みですねー、と冗談を交わしながら社員さんに調整してもらいました(笑)。

kinkou05.jpg次は表面を磨く作業。
金属のスポンジで磨いていくと、表面が削れて手が真っ黒に。
どの程度磨いたらいいんですか?と聞いたら、あんまりやりすぎると模様まで削れてしまうとのこと。
加減がわからなくて、なんだかピカピカしてきたな?と思ったところでやめておきました。
布巾で粉をふき取ったところで、次は器に足をつける作業に!
体感的にはこれが一番難しかったです!!
金属同士を接合する「ろう付け」という溶接方法を使いました。
器より融点の低い合金を溶かしてくっつける、というものなのですが、なんとバーナーで直接火を当てるんです!
前述の通り、錫も融点の低い金属・・・。あんまりもたもたしていると器本体まで溶けてしまうんです。

kinkou04.jpg細かく指示をもらって悪戦苦闘しながら、どうにか器が完成!
ふう・・・大変でした!!
出来上がってみると、不細工ながらも作った器に愛しさを感じます(笑)。
あまり関わる機会のない伝統工芸に触れることができて、とっても貴重な場でした!

芸大ブログではこれからも色々な学科の授業に飛び込み取材をしていきたいと思いますのでお楽しみに!!

投稿:山口(OUA-TV)


2012年10月1日

金属工芸体験その1

kinkou00.jpg9月27日から28日にかけて、工芸学科金属工芸コースで特別講義が開かれました!
『錫(すず)を知る』というタイトルで、講師に大阪錫器株式会社・伝統工芸士の今井章二先生と今井達昌先生をお招きし、錫の知識を学ぶ講義と、実際に作品を作る実習体験を行うこの特別講義。
工芸学科はもちろん、他学科の希望者も対象にして行われたんですよ!
この特別講義は10年ほど前から2年に一度、伝統工芸に触れてもらうという目的で開かれているんだそうです。
今回は取材に行けてラッキーでした!

kinkou01.jpg学生たちはまず錫についての基本的な知識を身につけるための講義を受けました。
みなさん、錫についてご存知ですか?
普段身近にあるものでは携帯電話や、スチール缶のメッキなどに錫が使われています。
錫は他の金属よりも融点が低くてやわらかい金属。酸化や腐食に強いので飲食器に向いているんだそうです。
有名なものではレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に描かれている食器も錫製なんですって!
実際に錫で出来た器なども見せていただきましたよ!
講義を聞いて関心が深まったところで、いよいよ実習体験です!
せっかくなので私たち取材に行ったメンバーも体験させてもらっちゃいました!!

kinkou02.jpg錫のうつわを作るなんて、全くの素人の私たちにもできるんでしょうか・・・!?
ドキドキしながら、まず丸い錫の板をもらいました。
大きさはそんなに大きくないのに、ずっしりと重いんです、これが。
錫はやわらかい金属なので、厚みが2mmくらいないと保たないんだそうです。
最初の工程は、色々な模様のついた金槌で「板に模様をつける」ことでした!
大阪錫器の社員の方に教えてもらいながらやっていくんですが、これが結構疲れます!普段金槌なんて使わないからでしょうか(笑)
うまく中心に当てないと綺麗に模様の出ないという難しい金槌もあって、私たちも挑戦していたのですが、先生がさらっと作った同じ模様と比べると一目瞭然の出来栄え!
さすが職人技!!と感動しました!!

 

次回に続きます!

投稿:山口(OUA-TV)


2012年7月2日

測量演習!

  kenchiku002.jpg
7月に入りました!
そろそろ本格的に暑くなってきますね。
私は暑いのは苦手ですが、夏のくっきりした青空と白雲は大好きです。
先週の木曜日もまさに夏!と言った天気でした。
晴れた空の下、建築学科の測量の授業が行われていたので、少しだけお邪魔してきました!

kenchiku001.jpg『測量演習』は建築学科の授業。様々な機器を使って距離や長さ、面積などを計測します。
この日は情報センターから体育館までの地面の高さを測っていました。
見慣れない道具を覗きこんで、遠くにいるポールを持った人に合図を出しています。
私もこの道具を覗かせてもらったのですが、中に十字線があって、ポールを合わせて印をつけて行くんだそうです。
これはオートレベル(水準儀)という道具で、地面の高低差がわかるらしいんですが……難しそう!
教室で講義を受けるだけでなく、実際に体を動かして実習に取り組めるのは芸大ならではですよね。

kenchiku003.jpg
最近いろんな学科にお邪魔して学生たちの話を聞くんですが、それぞれに違った特色があって本当に面白いです!
また別の学科にも取材に行きたいと思いますのでお楽しみに!


2012年5月8日

第一回 声優・アフレコ実習!

ar003.jpg以前新しく放送学科の声優コース用にボイススタジオが完成したことをお知らせしましたが
先日そのボイススタジオで第一回目の授業が行われました!
今回行われた授業は「声優・アフレコ実習」。
この授業は放送学科アナウンスコース3年生を対象にしたもので、
声優として大活躍されている先生方が実際の現場の経験談を交えつつ
「声で表現すること」を指導して下さいます。

ar000.jpg初回を担当してくださったのは放送学科教授の杉山佳寿子先生。
杉山先生は『アルプスの少女ハイジ』のハイジ役など、数多くの人気作で
キャラクターを演じられています。

今回は初回の授業ということもあり1分間の自己紹介を録音しました。
限られた時間の中で自分を表現することは文章の構成だけでなく、
体内時計の正確さも求められるので学生たちの表情も真剣そのもの!

ar002.jpg練習を終え、録音に臨む学生たちは
初めて使うボイススタジオに最初は緊張した様子でしたが、
杉山先生のアドバイスやお話を聞いているうちに
次第にリラックスして録音を楽しんでいるようでした。

今回の授業を受講した学生は
「ずっと憧れていた先生の授業を受けられて嬉しかったです!」
「現役で活躍されている先生に実際に自分の声を聞いていただけるだけるだけでも光栄なのに、
アドバイスもいただけたのでとても勉強になりました!」と笑顔で話していました。

 

ar001.jpgちなみにこの「声優・アフレコ実習」は後期には
「声優・吹き替え実習」という授業に変わり
より多くのジャンルを学べるようになっています。
どんどんパワーアップしていく授業に豪華な先生方。
授業に参加している学生たちがこの授業を通して
自分の新しい可能性を見出せたら素敵ですね!
 


2010年12月22日

吉野山での1コマ 2

 こんにちは、ゲイブルちゃんです!!今日は先日に引き続き、美術学科課外授業レポートをお送りします!

 やっと辿り着いたところで記念写真をパチリ! 
 ゲイブルを含め、美術学科の学生たちが必至に吉野山を登り、やっとのことで?辿り着いた金峯山寺。(実際には大した距離ではなかったようです・・・)平城遷都1300年祭を記念して、金剛蔵王権現像特別開帳が行われていました。

 ところがここで私ゲイブルに最大のピンチが到来!!奈良や京都など、仏閣ではよくあることなんですが、何と国宝の蔵王堂内では撮影が禁止されていたんです!!そんな!!私には学生たちの学習の様子をカメラに収めるという大切な使命があるのに・・・!!

 金峯山寺の方と交渉した結果、秘仏などにカメラを向けず、学生たちの様子のみの撮影ならば、ということで、OKをもらいました!!・・・しかし、何度係の人に「カメラは禁止ですよ!!」と怒られたことか・・・。一応、腕にPRESSの腕章をつけていたんですが・・・。水戸黄門のように、この腕章が目に入らぬかー!!とやりたくなってしまいました・・・。

残念ながら秘仏の撮影は禁止でした・・・今回ご開帳されていたのは、金剛蔵王権現三体釈迦如来千手観音菩薩弥勒菩薩の三体なのですが、これらの仏は変化身であり、(つまり簡単にいえば、一つの神様が姿形を変えて仮の姿で現れるということ)それぞれ、釈迦如来=過去、千手観音菩薩=現在弥勒菩薩=未来の3世に渡って私達を守って下さる守護仏なのです。
みんなしっかりと手を合わせて拝んでいましたが、一体何をお願いしていたんでしょう??困った時の神頼み、なんてよく言いますが、頼ってばかりっでは神様も大変、山のような願い事を一つずつ叶えていくのも骨が折れるでしょう。いくらお賽銭を奮発したって、自らの努力を怠ってはいけないということですね

しっかりと手を合わせています・・・いいインスピレーションが湧くといいですね!

金峯山寺本堂「蔵王堂」です

 さらに、この金剛蔵王権現像は、国宝である蔵王堂のご本尊として400年以上も鎮座されている日本最大の秘仏なんです。美術的な価値ももちろん非常に高く、学生たちはこの貴重な機会を逃すまいと、しっかりと目に焼き付けていましたよ!!昨年の卒業制作展でも、仏や仏教の話をモチーフにした作品が多くみられたように、今回のこの経験を日々の制作活動にしっかりと生かしてほしいですね

 今日は午後からの出発だったので、あまり散策の時間はとれず、せっかくの紅葉をスケッチブックに納めることはできませんでした・・・。次は桜の季節に、スケッチブックを持って、今度はゆっくり吉野の山々を見て回りたいですね!!