2018年2月8日

卒展準備中です。

今日は、芸術情報センター展示ホールが朝から賑やかです。
明後日から始まる「平成29年度 大阪芸術大学卒業制作展」ですが、こちらの展示ホールでは「優秀作品展」を開催します。
今年は、美術・デザイン・工芸・写真・建築・キャラクター造形・文芸・音楽学科の優秀作品が展示されます。


展示作業の邪魔にならないように慎重に動きながら、カメラ片手に作業風景を撮影させていただきました。


展覧会は、ただ作品を並べればいいというわけではありません。
展示方法の基礎をしっかり押さえて、自分の作品の魅力を最大限に伝える工夫をするのも大切なこと!

こちらは、「レーザー墨出し器」を使っての展示。
壁面などにレーザー光を当てて、適切な高さで水平に作品を展示することができます。

 

大型の作品は天井からワイヤーで吊るし、「気泡管水平器」という道具を使って調整していました。


今年はどんな卒業制作展になるのか、とても楽しみです!!


大阪芸術大学のキャンパスがアート一色で染まる、卒業制作展!!
みなさんもぜひお越しください★
 

平成29年度 大阪芸術大学卒業制作展
期間:平成30年2月10日(土)〜18日(日) 11:00〜17:00
場所:大阪芸術大学

卒展DEオープンキャンパス
期間:平成30年2月11日(日)〜12日(月祝) 11:00〜16:00
場所:大阪芸術大学

平成29年度 大阪芸術大学大学院修了制作展
期間:平成30年2月6日(火)〜16日(金) 11:00〜19:00(最終入場18:30)    
    (※2月13日(火)は休館日です)
場所:大阪芸術大学 スカイキャンパス(あべのハルカス24F)

平成29年度 大阪芸術大学グループ卒業制作選抜展
期間:平成30年2月23日(金)〜3月4日(日) 11:00〜19:00(最終入場18:30)
    (※2月26日(月)は休館日です)
場所:大阪芸術大学 スカイキャンパス(あべのハルカス24F)

>その他の詳細はコチラから
 

今年も、卒展の模様をブログでもご紹介する予定なので、お楽しみに~♪

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2018年1月31日

1967年開設 建築学科が50周年を迎えました!

今日のブログは、建築学科50周年の話題!

1964年に大阪芸術大学が開学し、その3年後に増設されたのが建築学科です。
機能的観点と芸術的視点の双方から建築を探求する学科で、美しく快適なデザインを創造できる建築のプロをめざします!

そんな建築学科が、1月27日(土)と28日(日)の2日間、スカイキャンパスで50周年を記念したイベントを執り行いました!!
50年間の歴史を振り返るとともに、未来に向けて新たな展望を持つことを目的に企画された今回のイベント。
記念シンポジウムや展覧会、トークセッションなどが行われました。
私は27日(土)に伺ったのですが、会場は満席で、多くの卒業生や在学生、大学関係者が集まっていました!


まず初めに記念式典が開かれ、副学長の塚本英邦先生と、建築学科長の門内輝行先生から挨拶がありました。
門内先生は建築学科の教員に就任されてからまだ2年ですが、大阪芸大に11号館が建設された時に見学のため本学を訪れていたそうです。
「まさか、その何十年後に教員をしているとは!」と門内先生。
「これからも、アートの分野から見た建築を深めていきたい」と話されました。

 

そして、記念シンポジウム。
基調講演を行ってくださったのは、香山壽夫建築研究所・東京大学名誉教授の香山壽夫さんです。
芸術としての建築」というテーマのもとお話をしてくださいました。
人間が建築をつくるのはなぜか?という切り口から、紹介されたのは壁画。
何百年にも渡り何人もの人間によって描き続けられた壁画を例にして、建築は人と人を結び、時を繋ぐものだと語られました。

 

続いて、「21世紀における建築・都市のデザインビジョン」と題したパネルディスカッションが行われました。
パネリストは、西沢立衛建築設計事務所・横浜国立大学大学院教授の西沢立衛さん、ワークステーション・武蔵野美術大学教授の高橋晶子さん、設計組織プレイスメディア・放送大学教授の宮城俊作さん、そしてアルキービ総合計画事務所・本学建築学科教授の久保清一先生。
コーディネータは門内先生です!


久保先生は、建築学科の卒業生でもいらっしゃり、学生時代から「芸大生として建築を学ぶのだから、芸術家であろうと思った」とのこと。
総合芸術大学である大阪芸大の学びについても言及され、建築写真家や舞台建築などを例に、15学科の学びは全て建築にとって必要でリンクしていると教えてくださいました。
そして「大阪芸大には、芸術劇場や実験ドームといった施設もあり、建築を学ぶ環境が整っている」ともおっしゃていました!!


また、建築学科関係者による同窓会総会、祝賀会も開催され、多くの先生方や卒業生が建築学科の50年に思いを馳せていました!

時代のニーズに合わせて、日々進化する大阪芸術大学。
次の50年では、どう発展していくのでしょうか?

 

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2018年1月17日

建築家への登竜門!?

もうすぐ卒業制作展シーズン…ということで、ブログでも卒展に向けた話題をお届けしていきます♪

建築学科では毎年、12月頃に「卒業制作審査会」が行われています!
これは、卒業を控えた4年生の学生たちが、卒業制作の作品を教授陣の前でプレゼンテーションするというもの。
現役の建築家や建築評論家の方々も招き、プロの建築家さながらの本格的な審査を受けます。

 
 

今回は、建築家の平田晃久さんがお越しになり、審査会の前には特別講義も行っていただきました。
平田さんは、2004年「SDレビュー朝倉賞」をはじめ、近年では2012年「第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 金獅子賞」、2014年「群馬県太田市北口駅前文化交流施設プロポーザル最優秀賞」、2015年「LANXESS カラーコンクリートアワード最優秀賞」など、数々の賞を受賞。
「建物はもっと自然環境に『からまる』べきだ」として「エコロジカルな建築」という方法論を提唱され、自然や生き物から学んだ設計思想で大きな注目を集められています。


講義で平田さんは「人間は地球上にいる微生物のようなもの」だと表現。
平田さんがつくる建築物は、自然の一部として存在することが意識されており、各階にテラスがある高層マンションや、自然光がたくさん入るように屋根を折り重ねてできた教会など、個性的な作品が学生たちに紹介されました。

 
 

審査会では、学生たち1人ひとりが、ずらりと並ぶ建築学科の先生方の前で、堂々とプレゼンテーション!

 

どういったコンセプトで考えた建築や環境デザインなのか、注目するポイントはどこなのか、しっかりと説明していました。
私が聞いている分には、よく考えられているなぁと感心していたのですが、専門家である先生方は、鋭く…!?
「考えがわかりづらい」「テーマが弱い」「意図がはっきりしていない」など、とても厳しい意見も飛び出しました。
予想外の質問に戸惑う場面もありましたが、それでもきっちりと受け答えをする学生たち。
もちろん、厳しいばかりではなく、学生たちそれぞれの良さもしっかりと評価されていました。

この審査会を経て、来月の卒業制作展ではどんな作品が並ぶのでしょうか!?
 

「平成29年度 大阪芸術大学卒業制作展」
2018年2月10日(土)~18日(日)11:00~17:00
大阪芸術大学のキャンパス内にて開催予定!!
>詳細はコチラ

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2018年1月11日

声優学概論「声は未来だ!」

冬休みが明け、一昨日から授業が再開した大阪芸術大学。
通学してくる学生たちは、どこかまだ冬休みが恋しそう!?
「できることなら…冬休みが始まる頃の12月末に戻りたい…」というのは、学生ではなくブログ担当の心の声です。笑
せめて今日のブログだけでも、時間をちょっと戻しちゃいましょっ♪

 

ということで、お正月よりもさらに少し前!
12月24日(日)には、大阪国際交流センターで「朝日・大学シンポジウム 声優学概論 聖夜の声優 声は未来だ!」が開催されました!!

放送学科に声優コースが誕生することをきっかけに、2011年『ドラマは「声」が連れて来る。』というタイトルで初めて行われた「声優学概論」。
今回が6回目の開催で、今ではすっかり毎年恒例イベントとなりました。

 

オープニングは、清教学園 中学校・高等学校ハンドベル部のみなさんによる演奏と、梶原ひろみさんによるパフォーマンス!
「そりすべり」や「アメージンググレイス」など、クリスマスにぴったりの素敵な楽曲を披露してくださいました♪
ありがとうございました!!

 

 

第1部、まずはじめは朗読劇
1つ目は、短期大学部メディア・芸術学科 声優コースの学生たちによる朗読劇 オー・ヘンリー作「賢者のおくりもの」。

 

 

続いて、オスカー・ワイルド作「幸福の王子」。

 

 

3つ目にチャールズ・ディケンズ作「クリスマスキャロル」が熱演されました!!

 

 

次に、アニメのアテレコ実習の模様をご紹介!
声優コースでは普段どんな勉強をしているのか、その授業風景がそのままステージで再現されました。

 

 

最後に、滑舌練習として有名な「外郎売り」のパフォーマンス!!
大量のセリフ(約2000字だそうです!)の中に言い難い言葉や早口言葉がたくさん入っているのですが、それを声だけではなく、身体全体を使って表現しました!

 

 

そして第2部♪
まずは、「声優の卵達」と名づけて、卒業生で、現在は青二プロダクション所属で新人声優として活躍中の祖山桃子さん、奥谷楓さん、清水健佑さん、宮園拓夢さん、鶴野有紗さんが登場!
学生の頃の話や、声優の世界に入って驚いたことなどを話していただきました。

 

 

ラストは、みなさんお待ちかね「花形声優たちのシンポジウム」!!


ハイジ(アルプスの少女ハイジ)やコロ助(キテレツ大百科)の声でお馴染み、放送学科教授の杉山佳寿子先生、また、エース(ONE PIECE)、ピッコロ(ドラゴンボール)役の古川登志夫先生、「秘密のケンミンSHOW」や「世界の果てまでイッテQ!」ナレーションの真地勇志先生、槇村香(シティーハンター)、ロボコン(燃えろ!!ロボコン)役の伊倉一恵先生、金田一一(金田一少年の事件簿)、スポンジ・ボブ(スポンジ・ボブ)を演じる松野太紀先生、そして、たまちゃん(ちびまる子ちゃん)やキッコロ(モリゾーとキッコロ)役の渡辺菜生子先生が登壇されました。

サプライズ企画として、さまざまなアニメのキャラクターが登場する「クリスマスだ!たこ焼きパーティー!」というショートストーリーも即興で行ってくださり、会場は大盛り上がり!!

お越しくださったみなさま、誠にありがとうございました!

 

さて、今年の大阪芸術大学も、昨年に負けず劣らずさまざまなイベントが開催される予定♪
冬休みの思い出は胸にしまって…これからに目を向けていきましょー!!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年12月23日

ネイキッド未来授業―世界一のクリスマスツリーの下で

クリスマス直前と言うことで、今日はクリスマスツリーの話題を♪
クリスマスと言えば、欠かせないのはツリーですよね★
街の中に大きなツリーが飾られると、クリスマスムードが一気に高まります!!
クリスマスツリーの発祥はドイツですが、その由来については諸説あるそうです。
どの説にも共通しているのは、針葉樹で葉を落さないモミの木が「永遠の命」の象徴として利用されているということ。
また、オーナメントにも意味があって、りんごは「アダムとイブ」の禁断の木になる「知識の実」、頂上の星は「希望の星」…など、調べてみると奥が深いです!
日本で初めて飾られたのは、1860年、プロイセン王国の使節オイレンブルクが公館に飾ったのが最初のクリスマスツリーなのだそう。

さて、ところで今、神戸の街には世界一の高さ(*注)となる生木のクリスマスツリーが飾られているのを、みなさんご存知ですか?
*注:人工物ではなく、人が届けた生木のクリスマスツリーとして根鉢を含めた鉢底から葉頂点までの植物体の全長が史上最大、という意味を指します。

今月2日(土)から26日(火)にかけて開催されている「めざせ!世界一のクリスマスツリープロジェクト」!
株式会社そら植物園プロデュースのもと行われ、神戸港開港150周年を記念した行事の一つとして取り扱われています。
クリスマスツリーとしてそびえ立つのは、富山県氷見市で見つかった推定樹齢150年、全長約30メートル、重量約24トンの「あすなろの木」!!
このイベントの照明演出を担当したのは、アートサイエンス学科客員教授の村松亮太郎先生率いるNAKED Inc.です。

3日(日)には、大阪芸術大学と大阪芸術大学短期大学部の学生や関係者、さらには一般公募で集まった高校生を対象に、村松先生の特別講義が開かれました!!


講義参加者には、アートサイエンス学科の学生の他に、昨年の大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピングのプロジェクトに参加したデザイン学科の学生の姿も発見!
また、高校生の中には、関西以外の地方からこの日のために訪れたという人も!!
改めて、村松先生の人気を感じました。


村松先生は今回のプロジェクトに参加したことについて、
「”黒と白”や”光と影”のように、二極のものが一緒に存在することで、世界が形成されていると思っている。今回は生木とプロジェクションマッピングという、全く異なる2つの間にどんなグラデーションが生まれるのかに、興味があった。全然違う分野の人と一緒に仕事をするのは、僕のテーマの一つでもある。」と話されました。


また、アートサイエンス学科での学びについてや、多様化する現代のアート表現についても語られました。

さらに、講義のあとには会場へ移動し、実際にツリーを見たり、直接幹に手を触れる体験もしました!!

 

このツリーに飾られているのは、イベント参加者が夢や希望のメッセージを書き込んだ反射材のオーナメントのみ。
あとは最小限の照明のみで、有機的な演出が施されていました。

 

生きている樹木と、最新テクノロジーの融合による、これまでにはない新しいクリスマスツリー!!
みなさんもぜひ、神戸の街でご覧になりませんか?

投稿:島田(企画広報部事務室)