2018年1月31日

1967年開設 建築学科が50周年を迎えました!

今日のブログは、建築学科50周年の話題!

1964年に大阪芸術大学が開学し、その3年後に増設されたのが建築学科です。
機能的観点と芸術的視点の双方から建築を探求する学科で、美しく快適なデザインを創造できる建築のプロをめざします!

そんな建築学科が、1月27日(土)と28日(日)の2日間、スカイキャンパスで50周年を記念したイベントを執り行いました!!
50年間の歴史を振り返るとともに、未来に向けて新たな展望を持つことを目的に企画された今回のイベント。
記念シンポジウムや展覧会、トークセッションなどが行われました。
私は27日(土)に伺ったのですが、会場は満席で、多くの卒業生や在学生、大学関係者が集まっていました!


まず初めに記念式典が開かれ、副学長の塚本英邦先生と、建築学科長の門内輝行先生から挨拶がありました。
門内先生は建築学科の教員に就任されてからまだ2年ですが、大阪芸大に11号館が建設された時に見学のため本学を訪れていたそうです。
「まさか、その何十年後に教員をしているとは!」と門内先生。
「これからも、アートの分野から見た建築を深めていきたい」と話されました。

 

そして、記念シンポジウム。
基調講演を行ってくださったのは、香山壽夫建築研究所・東京大学名誉教授の香山壽夫さんです。
芸術としての建築」というテーマのもとお話をしてくださいました。
人間が建築をつくるのはなぜか?という切り口から、紹介されたのは壁画。
何百年にも渡り何人もの人間によって描き続けられた壁画を例にして、建築は人と人を結び、時を繋ぐものだと語られました。

 

続いて、「21世紀における建築・都市のデザインビジョン」と題したパネルディスカッションが行われました。
パネリストは、西沢立衛建築設計事務所・横浜国立大学大学院教授の西沢立衛さん、ワークステーション・武蔵野美術大学教授の高橋晶子さん、設計組織プレイスメディア・放送大学教授の宮城俊作さん、そしてアルキービ総合計画事務所・本学建築学科教授の久保清一先生。
コーディネータは門内先生です!


久保先生は、建築学科の卒業生でもいらっしゃり、学生時代から「芸大生として建築を学ぶのだから、芸術家であろうと思った」とのこと。
総合芸術大学である大阪芸大の学びについても言及され、建築写真家や舞台建築などを例に、15学科の学びは全て建築にとって必要でリンクしていると教えてくださいました。
そして「大阪芸大には、芸術劇場や実験ドームといった施設もあり、建築を学ぶ環境が整っている」ともおっしゃていました!!


また、建築学科関係者による同窓会総会、祝賀会も開催され、多くの先生方や卒業生が建築学科の50年に思いを馳せていました!

時代のニーズに合わせて、日々進化する大阪芸術大学。
次の50年では、どう発展していくのでしょうか?

 

 

投稿:島田(企画広報部事務室)