2011年2月24日

大阪芸術大学所蔵品展 本学ゆかりの作家展

 みなさんこんにちは、ゲイブルです!今日は投稿ブログを紹介します!

 卒業制作展と同時開催で大阪芸術大学所蔵品展「本学ゆかりの作家展」を芸術情報センター地下展示室で開催しています。

 1964年の開学以来、様々な分野の作家たちが本学の教壇に立ち、教員として学生の指導に当たってきました。博物館にはそんな先生方の作品が収められています。
今回の展覧会では、開学当初から近年まで教壇に立たれた先生がたの作品の中から絵画・版画・工芸・デザイン作品を展示しています。

本学で教鞭をとられた先生の作品が展示されています。 現役教授の作品も! みなさんのお越しをお待ちしています!

 開学当初活躍された、初代芸術学部長兼美術学科長を務められた鍋井克之先生、4代目美術学科長を務められた泉茂先生、グラフィックデザインの早川良雄先生、客員教授として、ヨーロッパ構成主義のデザイナーであり作家でもあったヨゼフ・ミューラー=ブロックマン先生、バウハウスの流れをくむウルム造形大学の学長を務め、デザイナーであり作家でもあったマックス・ビル先生の作品。1986年から1995年まで美術学科助教授を務められた日本画の川端健生先生、今年度末で定年を迎えられる現美術学科長の石井武夫先生、今年度前期に工芸学科非常勤講師を務められたガラス工芸のバンドゥ・ダンハム先生の作品。合わせて17点の作品を出品しています。本学の造形教育を担ってこられた先生方の作家としての側面と本学の造形教育の歩みを感じ取っていただければ幸いです。

経験豊富な教授陣が揃っていることも芸大の魅力の一つです! 先生方の作品がこれだけ揃うこともなかなかありません!

 芸術情報センター1階、展示ホール向かいに設置している立体作品「黄金分割による7つの部分を持つ柱」ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン先生の作品、同じくアートホール壁面のタペストリー早川良雄先生のデザインによるものです。他にも学内には、11号館エスカレーター前とスクールバス乗り場前の銀杏の際に工芸学科(陶芸)の教授を務められた林康夫先生の作品が設置されています。合わせてお楽しみください。

大阪芸術大学所蔵品展
「本学ゆかりの作家展」
会期:2月18日(金)~2月27日(日)
会場:大阪芸術大学芸術情報センター地下展示室
開館時間:10時~16時 会期中無休
入場無料


投稿:大阪芸術大学博物館
 


2011年2月22日

卒業制作2010 造形系学科 優秀作品展

     

 みなさんこんにちは、ゲイブルです!今日は投稿ブログを紹介します!

 卒業制作展出品作品の内、造形系学科(美術、デザイン、工芸、建築、環境デザイン、写真、キャラクター造形)の優秀作品展が芸術情報センター1階展示ホールで開催されています。

こ、細かい!!皆様のお越しをお待ちしています!
 

実際に描いているところを見られるのは嬉しいですね!
 美術学科の学長賞を受賞した小松原智史さん「ゾウ・ショク・シキソー・カン・ユメ・ヒキコ・モーリ・メ・モーリ・フェイス・コマノエ」のライブ・ドローイングが行われました。彼の描く作品は「増殖」をテーマにしていて、展示中にライブ・ドローイングを行う行為が「増殖」していく様子を表現するのだそうで、昨年6月に韓国のMCgalleryで個展が開催されています。
今回の優秀作品展でもライブ・ドローイングを2回行うことになっていて、この後、2月26日(土)の13時~16時に2回目のライブ・ドローイングが行われます。展示中の作品にインクで描き続けていく、これまでの卒業制作展でもあまり例のない公開制作を会場でご覧ください。

投稿:大阪芸術大学博物館

 


2011年2月18日

OSAKA UNIVERSITY OF ARTS 2010

       

 皆さんこんにちは、ゲイブルです!!
先日までの大雪が嘘のように、あたたかくなってきました!!昼間はぽかぽかしてOUA-TV前の芝生広場もとってもきもちよさそう…と言っても今は立ち入り禁止のロープが張られているので、中でくつろぐことはできないんですけどね・・・。

とっても大きな作品です!
 さて、いよいよ今日から大阪芸術大学卒業制作展覧会が開催されます。学生たちが趣向を凝らし、魂を込めて作った作品の数々が、学内の様々な場所に展示されています。まるでキャンパスが一つのギャラリーになったみたい!!今年は、20号館下のピロティや、21号館横の芝生広場にも作品が展示されています。先日は、準備の様子をブログにアップしました。準備段階ではまだどんな作品なのか分からなかったものも・・・ほらこの通り!!昨夜の雨が少し心配でしたが、外に展示してある作品は、天候のことも考慮して製作されているようです。

たくさんの人が来場して下さっています!

  一つ一つの作品に、この大阪芸術大学で過ごした4年間の全てが詰まっているような気がしました。どの作品も素晴らしいのはもちろんなのですが、言葉では言い表せないような、情熱のようなものが伝わってくるんです。作品を見て回りながら、私ゲイブルはそんな学生たちの作品に込められた思いを感じてちょっと泣きそうになってしまいました。この作品を製作した卒業生たちは、もうすぐこの大阪芸術大学を巣立っていくわけですが、この卒業制作は「集大成」ではなく、これからの長いアート人生の「出発点」なのだと思います。

 大阪芸術大学卒業制作展は、今日から27日まで芸大のキャンパスで開催されています。みなさん、是非お越しくださいね!!

 なお、学科によって、展示期間や、演奏会の日時が異なりますので、下の会場一覧でご確認ください。会期中はスクールバスも運行しています。OUA-TVのモバイルサイトでは、芸大スクールバスの運行表を見ることが出来ますので、ぜひ利用して下さいね!


OSAKA UNIVERSITY OF ARTS 2010大阪芸術大学卒業制作展覧会・演奏会・論文発表会2010
会場:大阪芸術大学キャンパス
会期:平成23年2月18日(金)~2月27日(日)10時~6時

大阪府南河内郡河南町東山469
0721-93-3781
近鉄南大阪線「喜志」駅下車
スクールバスをご利用下さい
 
下の学内マップや、OUA-TVのモバイルサイトも利用して下さいね!

学内マップgakunai_map.pdf

スクールバス運行表はモバイルサイトでチェック!!
 


2011年2月17日

ただいま準備中!!

 皆さんこんにちは、ゲイブルです!!2月も半ばを過ぎ、暦の上ではもうすでに春のはずなんですが…ぶり返してきた、この真冬並みの寒さ!!ゲイブルの家は築年数が古いので、毎日隙間風に震えております…。

 さて、芸大はすっかり春休みだというのに、ここ最近のキャンパスはなんだか学生たちの姿で賑わっていました。というのも、2月18日から行われる大阪芸術大学卒業制作展2010の準備で大忙しなんです!!卒業制作展と言えば、芸大にとって一年で最も気合の入る、重要な行事だと言っても過言ではありません。なにしろ、展示されるのは学生たちが4年間芸大で学んできたことの集大成ともいえる作品です。中には、1年以上もかけて制作された作品も!!どの作品にも、学生たちの魂がこもっています!!

手を打ちつけないように気をつけてね!見せ方にだってこだわります!!

 総合体育館では、学生たちが最後の仕上げや展示に走り回っていました。作品が出来上がったら終わりなのではなく、展示ももちろん自分たちの手で行います。作品の見せ方もアートの一部なんですね!広いアリーナでは、パネルに釘を打ちつけるトントントン…という音が、至る所で響いていました。

結構重たいんです・・・。

 大きな作品になると一人では運べません。学科やコースの仲間と協力して仕上げていきます。思えば、長いようで短かかった大学生活の最後を飾る展示会、仲間とこうして作業をするのも最後かもしれないんですね…。写真を撮りながら、ゲイブルはなんだかしんみりしてしまいました。

屋外での展示は大変!!
 大阪芸術大学の卒業展示会は、各学科が趣向を凝らした展示方法を行っています。アリーナだけでなく、エントランスホールやピロティ、さらには芝生や天の川通りなど屋外にも!学生たちは自分の作品が一番引き立つ場所を選んで展示することが出来るんです。卒業制作展中の芸大は、まさにキャンパス全体が一つのギャラリーへと大変身。絵画や彫刻、映像や音楽など、様々な種類のアートを体感することが出来ます
会期中は、保護者の方や一般の方ももちろんご覧頂くことができます。
みなさん是非お越しください!!

大阪芸術大学卒業制作展覧会/演奏会/論文発表会 2010 
         

会場:大阪芸術大学キャンパス
会期:平成23年2月18日(金)~2月27日(日)10時~16時

問合せ 大阪芸術大学
大阪府南河内郡河南町東山469
0721-93-3781
近鉄南大阪線「喜志」駅下車 スクールバスあり

会期中は土日もスクールバスが運行しています、是非ご利用下さい。
※学科によって展示期間や演奏会の日程が決まっているものもあります。詳しくは、下の会場一覧をご覧下さい。

卒業制作展2010 会場一覧
 


2011年2月3日

夢が、あふれだす。9つのエピソード 

 みなさんこんにちは、ゲイブルです!!今日は図書館から投稿ブログを頂きました!!

 かつてスピルバーグの映画『E.T』で、少年とE.T.(イーティー)が互いの人差し指の先をつけて心を通わせるシーンに、多くの人が感動を覚えました。映画をご存知でない方のために説明しますが、主人公のE.Tはダークな色調のボディとS極とN極のように離れ目を持つ、リアルでグロテスクな風貌をした地球外生命体です。今人気のひこにゃんのような”ゆるカワイイ”キャラクターとはお世辞にも言えません。おまけに、地球人との会話ができないE.T。しかし、少年エリオットとの交流によって人間的な感情が表れ、ジェスチャーや簡単な身体の動きで人間とコミュニケーションができるようになっていきます。そしてついには、二人の間に固い絆が生まれたのでした。
 映画で製作されたE.Tは特殊なフィギュアでしたが、ロボットと人間においてもE.Tと少年のようなこころのつながりがもてるように、今、様々な分野でロボットの研究開発が進んでいます。人間の生活機能をサポートするためのロボットはもちろん、演劇などエンタテーメントの世界でもロボットが登場して、癒しやストレスケアをするパートナー的な役割を担うロボットに、人々の期待は高まっています。
 
 未来を創造する夢のロボット。わたしたちの未来とロボットがどうかかわっていくか。ロボットを通して探ろうとするクリエーター達がわが大阪芸術大学にいました!本学デザイン学科の学生達が中心になって立ち上げたロボット研究会。昨年は日本科学未来館で開催された「ドラえもんの科学みらい展」で,「未来のともだち」をテーマに制作した未来系ロボットを出展し、子どもたちに創造する力や発想のヒントを与えました。
 この時出展した9体のロボットを本学の図書館内に展示し, 個性豊かな未来系ロボットのデザインを「友達ロボット展」と題して紹介しています。作品展は昨年11月から始まり、それから毎日、自由な発想でデザインされたロボットたちが、図書館に来る学生たちをやさしく迎えています。

かばんロボット「ONE PACK(わんぱく)」 ダウンライトの柔らかな光に照らされて、和やかな表情を見せるロボット。フレンドリーなロボットたちが醸し出す空気は、集まった人を温かく包みます。そんな空気感が、頭も身体もリラックスさせるのでしょうか。課題や論文で煮詰まっていたのが、ふうっと和らいだ感じ。と言ってくれた学生がいました。

こんなかわいいロボットと生活してみたい!!

 写真でもおわかり頂けると思いますが、ロボットと聞けば、まず機能性が重視された業務用ロボットを思い浮かべる方が多いと思います。役立つけれど、どこか冷たい。無機質なイメージですよね。ともだちロボットには、そんなイメージを拭い去るような親和性があります。未知の扉を開ける時のドキドキ感やワクワクした気持ちが湧き、アートを生み出すエネルギーの素をくれた気がします。自分も人の気持ちを和ませるロボットや、快適な環境をつくるロボットを作ってみたいと意欲をかき立てられた人もいて、ロボット研究会の活動内容を紹介したパネルを熱心に見ていました。
機能性だけでなく、人の心を癒してくれるような優しさをもっています。   ベイビー警官ロボット「KABY(ケービー)」

開催初日から、学生たちの間で評判になり、日を追うごとに見に来る人が増えました。

農作業ロボット「Tachibana(タチバナ)」   
 ともだちロボットはあなたに語ります。

ロボットの技術者でなくても…未来をデザインする感性とコミュケーション力そして自由な発想があればできる!!

  
 

ロボットと友達になっちゃってます!

ロボットの特徴や、イメージが載っています。とってもかわいい!!

 ロボットたちはそれぞれエピソードを持っています。一つ一つのエピソードに、学生のロボットデザインに懸ける熱い思いが込められ、こんな素敵なパンフレットになりました。 

 凍てつくような寒さにも動じない若きクリエーターたちの夢が、閲覧室いっぱいにあふれています。どうぞ皆さん、9つのエピソードを訪ねてみませんか。書架の近くで、のびのびと未来への夢を体現しているロボットに会いに来て下さい。

 ロボット研究会のメンバーの一人、デザイン学科3回生の徳尾野 仁さんに研究会の今後の抱負を聞きました。
「私たちロボット研究会はロボットや家電・未来のプロダクトに興味のある学生が集まり活動しています。プロダクトデザインコースの中川志信准教授にご指導頂きながら、新しいロボットをデザインし、これまでロボットの遠隔操作をするコントローラースーツや、岐阜県の博物館を案内する岐阜ロボットなどのロボットをデザインしてきました。
 そして今回、大学図書館で展示させて頂いている「友達ロボット展」は、昨年6月に東京の日本科学未来館から22世紀の未来に誕生したドラえもんのような友達ロボットを提案して欲しいとの依頼を受け、『ドラえもんの科学みらい展』で、未来に必要になるであろうロボットを9体提案したものです。22世紀の未来は科学技術の進歩などから失われてきた人間性をもう一度回帰させるためのロボット提案です。
 これからの未来はどんどん発達していき家電もロボット化が進んでいきます。私たちはそんなロボット