2010年11月2日

コマニメ特別講義

    

話し方によって印象が変わってしまうんです! 10月25日(月)4~5限目、コマニメの特別講義が行われました。
 聞きなれない言葉ですが、コマニメとは四コマ漫画アニメの造語です。わかりやすく言えば、少ないコマ数の漫画を深く読み込み、声や効果音、音楽を付加する“動画的”なコンテンツのこと。
 コマニメの企画はまだ始まったばかりですが、将来的にはキャラクター造形学科の学生が描いた4コマ漫画と、第一線で活躍するクリエイターとのコラボレーションによるコマニメを、インターネットなど様々な媒体で発信していく予定です。
 今回はメディア界の最前線で活躍するナレーターの畑中ふう氏をお招きし、4限目は原作演習1を履修する一回生、5限目は漫画制作実習1を履修する二回生を中心に、入れ替え制で行われました。
 同じ四コマ漫画でも違う人が台詞を喋り、音楽を変えれば印象がまるで変わってしまうのもコマニメの面白さ。暗転になってからも余韻を残す作品もあれば、テンポ良く展開する作品もあり、初めて経験するコマニメの世界に引き込まれました。
 コマニメ上映の後、畑中ふう氏からクリエイターとしての経験談もお話しいただき、内容の濃い90分×90分になりました。

コマニメとは??これからどんな作品が生まれるんでしょうか!?クリエイターとのコラボレーションも楽しみですね!

投稿:林日出夫先生(キャラクター造形学科)


2010年11月1日

キャンパス見学会でつながる・・・

       

 9月19日(日)・20日(月・祝)には、大阪芸術大学 キャンパス見学会2010第3回、第4回が開催されました。
今日は、キャンパス見学会での学生と卒業生の活躍ぶりをご紹介させていただきます。

芸大紙袋やパンフレットでもお馴染みですね!! 芸術情報センター1階展示ホールでは、7月18日、19日の第1回,2回に引き続き、個別相談会と同時に今や芸大広報の顔!?とも言うべきZAnPonさんのイラストの原画や携わられた作品などを展示したZAnPon Exhibitionが開催されました。そして、なんと作品展示だけではなく、卒業生であるZAnPonさんが4日間とも会場に来てくださって、実際にその場で、作品の制作も行ってくださいました!お友達も多く、後輩思いの明るく優しいお人柄で、高校生の皆さんや保護者の方々とも気さくに会話をされていました。学生時代から作家活動を行っていたというお話もされていました。

制作風景が見られるなんて…感激です!!
  話をしながら無造作に描かれているように見えますが、まるで機械で描かれたかのような美しい放物線が続々と描かれていきます。彩色の作業は、今回残念ながら見られませんでしたが、色鉛筆を研ぎ澄まし、薄く塗り重ねていく手法ZAnPonさんならではです。きっと間近で展示作品を見ても色鉛筆とは思わなかった方もおられるのではないでしょうか。今回のオリジナルグッズである3種類のZAnPonさんTシャツも大人気でした。そのTシャツにも気軽にサインをしてくださるので行列ができたり、とても盛り上がっていました。ZAnPonさん、本当にありがとうございました!!

明るい雰囲気で話もしやすいですよね!
  そして、個別相談コーナーの展示を行ってくれたのは、Art Project(キャンパス見学会学生企画)の25名の学生たちです。
2007年から始まったキャンパス見学会での学生企画のプロジェクトは、今や伝説となった「展-TEN」の代表 中谷吉英さん(本学大学院芸術研究科芸術制作専攻デザイン領域 2009年修了)が、4年生の12月に「キャンパス見学会で配布されるT-シャツは誰が制作しているのですか?」という素朴な疑問を入試課の職員に尋ねたことから始まりました。

現役の学生たちも頑張ってくれていました!!
 2007年, 2008年の2年間はGOODS DESIGN PROJECT=G.D.P.と称して、中谷吉英さんを中心にコンペ形式で広く学生にデザインを募集し、Tシャツやクリアファイルを作成しました。続く2009年には、それまでスタッフとして参加していた田原拓真さん(本学デザイン学科2010年卒業)前原緒璃艶さん(本学芸術計画学科2010年卒業)が中心となってタンブラーのデザインコンペを行い、評判を呼びました。そして、2010年の今年は、デザイン学科3年生の鎌田愛さんを中心に学科や学年を越えた25名の学生たちが展示にもアイデアを駆使し、とても見やすくきれいな会場を演出してくれました!

来場者たちも興味津々!!  色々な学科や学年が入り交じった学生スタッフ同士のつながりが深まるようにとネームプレートにはそれぞれの愛称が書かれていました。そのおしゃれなデザインは、田中晋弥さん(デザイン学科2年生)です。学生企画がずっと続くようにと願いながら卒業して行った中谷吉英さん田原拓真さんは、第1回,第2回にそれぞれ東京と京都からわざわざ駆けつけてくださいました。鎌田愛さは、「1年生の時に『展-TEN-』の活動やG.D.P. そして、ZAnPon さんが在校生とのコラボで展覧会に参加してくださった「TEXAHEDRON(テキサヘドロン)」を観て触発されていたので、今回そのご本人たちに実際にお会いできて、とても感動しました。」と話してくれました。

アートを通じて繫がっているんですね!
 中谷吉英
さん田原拓真さんキャンパス見学会での学生企画がすごく良い形で続いていることをとても喜んでくださいました!そして、来年もデザイン学科2年生のメンバーを中心に頑張ってくれるそうです。2010年からは、G.D.P.(グッズデザイン学生企画)から、Art Project(キャンパス見学会学生企画)という新たなカタチで、「学生企画」のバトンはしっかり受け継がれていきます!!在校生の皆さんはもとより、今回のキャンパス見学会をご覧いただいた高校生の皆さんの中から来年Art Project(キャンパス見学会学生企画)に参加してくださる方が生まれたら、それはとても素敵なことですよね。ぜひ、ぜひ、お待ちしています!!!

                                                             
写真:杉山寛高さん(本学写真学科2年生)LIBRARY DESIGN LAB.

 

 


2010年10月28日

未来の芸大生たちが来校!

   

学内施設を見学しました!

 10月21日(木)貝塚市第二中学校2年生の20名が松井先生引率のもと来学されました。

 進路学習の一環としての大学見学で、昨年に見学された生徒さんの評判がとても良かったので、今年も案内させて頂くことになりました。

 第2食堂で昼食をとった後、入試案内のDVDを見ていただいてから学内を見学。

映画のワンシーンみたいで大興奮!

 まずは工芸学科ガラス工芸コースの吹きガラス工房にて授業を見学し、映像学科の映画館・撮影所の施設見学、OUA-TVの見学、芸術劇場にて卒業公演リハーサルを観ていただきました。

 見学の途中、本学と石切参道商店街振興組合との産学連携プロジェクトのキャラクター「いしきりん」の着ぐるみと遭遇して一緒に写真を撮られていました。

OUA-TVにも来てくれました!!

 4時間ほどの見学後、帰りの電車で担当の先生に
「来年のキャンパス見学会には絶対行くねん。」
「OUA-TVで声優コースができることを知ってより行きたくなった。」
などと言う声も出ていたそうです。

 本学職員や学生との出会いにより、まだイメージ出来ていなかった18歳の進路を見据えることができた生徒さんも出てこられた、という事も聞きました。

いしきりんとも記念撮影しました!!

 自分の目標や進路をいかに早く決めそれに向かっていかに努力するか、その大切さを分かって頂けたらと思っておりましたので、皆さんの感想は大変うれしく想いました。ありがとうございます。

 最後に、貝塚市第二中学校の2年生の皆さん、今月末の30日(土)・31日(日)には学園祭があります。またいつでも大阪芸術大学に来て下さいね。

投稿者:大阪芸術大学 庶務課 磯野


2010年10月21日

加藤隆明 個展

  

豚の真皮部分を素材として用いています。

 芸術計画学科講師の加藤隆明さんの個展が、東京・銀座なびす画廊で開催されました。

 豚の真皮部分を素材とした立体造形を続けています。
 毎年、同じ素材の作品ながら、毎回、違う何か発見があります。

 

 今年も、空間生き物(と死)等、作家が、長年取り組んでおられるキーワードを軸に、魅力的な空間が展開されています。

 

人よりも大きなサイズ!!

 特に今年は大きな石の彫刻を彷彿とさせる立体作品ヤママユ蛾の糸をモチーフにした繊細な平面作品の対照が印象的です。

 一つ一つの作品の制作には大変な時間がかかっているのが実物を見ると感じられます。さらにこの手法を続けた年数が作品の重みとなって我々を魅了します。
             

加藤隆明 展

場所:なびす画廊 東京都中央区銀座1-5-2 ギンザファーストビル3F
期間:2010年10月11日(月)~16(土)
時間:平日11:30~19:00 最終日11:30~17:00
紹介者:小林直樹(webディレクター 芸術計画学科卒業生)


2010年10月18日

あなたのさくら色2010

受賞おめでとうございます!
 9月25日に「あなたのさくら色2010」の表彰式が、東京都港区赤坂のアークヒルズクラブ37階において行われました。

 応募総数1325作品の中から、本学キャラクター造形学科二回生・松島祐子さんの『かわいい勘違い』文字表現部門・3行エピソードの2位に選ばれました。
 「あなたのさくら色2010」はレナジャポンが芸術文化を志す人を支援するために設立した「さくら芸術文化応援団」のイベントで、今年が3回目になります。
 今年は画像表現部門が写真、イラスト、動画の3カテゴリ、文字表現部門が川柳、3行エピソード、歌詞の3カテゴリ、合わせて6カテゴリの募集がありました。

 3行エピソードは100文字以内でさくら色を表現するもので、松島さんの作品は梅の花を桜と勘違いした子供たちのかわいいやり取りがモチーフになっています。
 キャラクター造形学科らしく、ほほえましい日常のひとコマが目に浮かんでくるような受賞作でした。

投稿者:キャラクター造形学科・林日出夫先生