2010年7月16日

「五大」写真展開催!

 

今回の展示は他学科ともコラボレーション!

  このたび、写真学科永坂ゼミは、「五大」写真展を開催しております。
この場をお借りして告知させていただきます。

 展示のテーマとしている「五大」とは、宇宙を構成しているの五つの要素です。
 つまり、この世の全て森羅万象五大に当てはめることが出来ます。

五大を表現しました!
 私達は、テーマである「五大」をそれぞれの視点でとらえ、今日の私達が興味のあること、思うこと、考えていることを織り交ぜて表現しました。

 そして、今回の展示にあたり文芸学科阪井ゼミ三回生の方々が私たちの写真に対しそれぞれ、相応しい言葉をつけてくださいました。

写真という映像だけでは伝えきることのできない思考を、言葉で補ことによって、このような学科を越えての展示に至りました。
 

異なる芸術との融合で、新たな表現が生まれるのですね!

 写真と言葉という、次元の異なる芸術分野がコラボレーションすることによって、新たな表現が生まれるのではないかと思います。

開催日が残り少ないですが、是非足をお運びください。

永坂ゼミ一同

7月7日(水)~7月19日(月)
OPEN 11:00~CLOSE 18:00
情報センター1階回廊ギャラリー
 


2010年7月13日

天王寺学館マスコットキャラクターコンテスト

 

可愛いキャラクターがいっぱい!!

 7月2日、大阪市阿倍野区にある天王寺学館高等gで“天学祭”が行われ、天王寺学館マスコットキャラクターコンテストが本館2階で開催されました。

 今回のコンテストは開校以来「全日制・定時制・通信制」の枠を超えた「独自の一校」づくりに取り組んできた同校が、今秋の平野区への移転を機にさらに広く教育活動を知っていただくためのPRや話題づくりの一環として企画されたものです。

 天王寺学館高等学校の生徒たちの作品に加え、大阪芸術大学大阪美術専門学校キャラクター造形学科大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科の1~2回生を中心に308名、309作品が参加。
天学祭来場者と天王寺学館高等学校の生徒たちの人気投票が一次審査となり、より多くの票を集めた上位30~40作品が最終審査の対象になります。
 最優秀作品に選ばれたキャラクターは今後同校の情報発信グッズ展開など戦略的な広報活動などに使用される予定です。

とても盛り上がっていました!果たして最優秀作品はどのキャラクターなのか!?

投稿:キャラクター造形学科 林日出夫先生


2010年7月8日

OUA Festival 2010 

ぜひ参加しておもいっきり楽しんじゃいましょう!2010年度大阪芸術大学学園祭『Hey you!』
 一般企画団体参加募集!
 
今年も学園祭一般企画団体を募集します。
 
昨年の参加団体数は134団体!芸大のメインストリートである天の川通りには個性ある模擬店が並び、学内各所では学園祭でしか目にすることの出来ないイベントの数々が開催されました。
 
芸大の一大イベントである学園祭に参加しないのはもったいない!サークル仲間や学科の友達と連れ立って、模擬店イベントをやりませんか?
 
学園祭で何かやりたい!芸大にいるんだから何かやってやろう!と思っているそこのあなた。この機会がチャンスです!!

詳細はコチラ!!

昨年もとっても盛り上がりました!今年はどんな楽しい学園祭になるのでしょうか!?

 主催:大阪芸術大学学生自治会学園祭実行委員会



2010年6月16日

布に懸ける 若きアート魂を見よ

   

 幸運や楽しい出来事、凡々とした毎日ですら、再び同じ時間が繰り返されることがないように、織りや染めも、同じ意図や素材を使って同様の制作工程で作ったとしても、色や風合い、手ざわり、微妙なニュアンスなど、完全に同じものを創り出すことはできません。
 これこそが手作りの醍醐味であって、テキスタイルや染織の世界に魅かれた人たち、布を愛する人たちが夢中になるわけがここにあります。
 今回ご紹介する作品展ちひさきものはみなうつくし Small Works 切・布・裂は、本学の工芸学科テキスタイル・染織コースの学生が制作研究してきた織りやろう染め、シルクスクリーン等で創り込まれた手作りの布です。
 矩形に切った小さな布には、伝統的な技法だけでなく、染織のミライを予感させるような斬新な工夫があり、どの作品も美しさを伝えるための緻密な計算が覗えます。
 制作した学生たちが、何にこだわり、何を心がけたのか。長い時間を費やし、丹念に仕上げた作品が展示ケースに一堂に並べられると、無心であることの強さやおおらかさを発し、観る人の目を惹き付けます。
 織り込み、染められた一枚の小さな布がこれほど品格を醸し出し、作者の美意識や心象世界を伝えるとは。驚きと共に染織芸術の深さに感動を覚えます。

※1
斬新で奥深い作品に惹き込まれてしまいます!工芸学科の学生たちの作品です!

    

     
 開催初日から、図書館を利用される方々の間で話題になり、多くの方に作品に触れて頂きました。先日も、本学で開催された教育懇談会に参加された保護者の方々からご好評を頂き、一般の方々の芸術への関心の高さを改めて実感しました。作品を堪能された後、一様に、本展覧会のコンセプト“ちひさきものはうつくし”の言葉にナットク!の表情をされていたのが印象的でした。

 皆さんは今年2月に、館内で展示した福本繁樹ブックアート和綴じ「さいはひぼん(福本)」鬼本・彦本・姫本豆本を覚えておられますか?

右:いとし 2009年度2回生小作品集 左:2004年度
 今回のSmall Works 切・布・裂を指導された福本教授の手仕事による、蝋染めや布象嵌をはめ込んだ和紙を和綴じ本にした、染織工芸の技が冴える作品展でしたが、このブックアートの世界に興味を持ったテキスタイル・染織コースの学生が、意欲的に取り組んだのが写真の和綴じ本です。

 多様な素材と手法による作品に一貫して言えるのは、学生たちの素材に対する徹底的な探求と幾何学的な形が誘発する端正な美です。この小さくも美しい布(きれ)だからこそ、平面に並べてみるもよし、和綴じにしても、額に入れてもよし。自由な発想や表現で、染織工芸はまた新たな芸術領域に昇華していくのだと思います。    
                                             右:いとし 2009年度2回生小作品集 左:2004年度

 新感覚ユニット!「小枝プロジェクト」
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新感覚ユニット!「小枝プロジェクト」

 現代工芸の制作として、学生たちは「100本の短い枝や棒のような材料を使ってかごを作る」という課題に取り組みました。枝や棒の感じを出すために学生たちがそれぞれに考え選んだ材料は、ストローやつまようじ、綿棒、マッチ棒、ペン、クリップなど。既成の枠にとらわれない、ユニークなかごが学生の手により編み出されました。

とても細かいですね!!

 見る人が楽しんでもらえるよう丸テーブルに置いて、いろんな角度から鑑賞して頂きました。ねらった通り、作品展を観に来られた方はもちろん、作品展を知らずに閲覧室に来られた方も全員と言っていい程、足を止めて見入っておられました。

 「ちひさきものはみなうつくし」作品すべてにあてはまる言葉です。
 作品の中からオーラのように発せられる“爽気”、凛とした清潔感は作品の向こうにいる学生たちの魂から湧き出してくるもの。ものづくりに対してまっすぐにこころを込めて取り組む、そんなひたむきさが端正な美を生むのだと実感しました。
 全作品を本ブログに載せたいところですが、学生たちの作品の中から1点、紹介します。作家のアート魂が伝わるメッセージを添えて。

「想像の創造」

       「想像の創造」
     タコ糸 毛糸 ガラス絵具/綴織り

          作品を作るときに、
  想像していたことが出来ない事があります。
そんな困難を埋められるような創造者になりたい。
               C08060 米田 尚美

 作品展は終了しましたが、図書館では今後も本学で学ぶ未来の芸術家たちが制作した作品を発表する場、“アートライブラリー”としての機能を発揮し、学生に様々な芸術作品に触れてもらい、新しい可能性や


2010年6月14日

スーパーキャラクター

 キャラクター造形学科の4回生がグラフィック社の『スーパーキャラクター実践セミナー』でイラストデビュー!!

 キャラクター原論や原作演習1などの参考書『スーパーキャラクター実践セミナー』(グラフィック社)のカバー原画と本文イラストを、本学の在校生が描いてるってこと知ってました?
 イラストは全部で約80点。それをキャラクター造形学科4回生古澤由貴さんが一人で担当しています。

 きっかけは2回生の時。「菅本順一先生から『グラフィック社がイラストを描ける人を探しているんだけど、応募してみない?』と声をかけていただいて、ダメモトでとりあえずポートフォリオを提出してみようと…」
 腕試しのつもりが、ペンタッチがいいとほめられ、昨春『スーパーキャラクター実践セミナー』の挿画を担当することが正式決定した。

みなさんも目にする機会があるかも!古澤さんのイラストです! 「嬉しいというよりも、びっくりしました。大丈夫なの、私? って感じでしたね(笑)」
 思いついたものを好きなように描くのではなく、原稿を読んでイメージを膨らませ、ビジュアルを描く難しさ。『こんな感じで』とラフを指定されるのも初めての経験だったという。
「いい勉強になりました。講義や演習の時間に先生がおっしゃっていた意味はこういうことだったんだ、みたいな感じが多かったですね」
 実は古澤さん、入学するまであまりつけペンを使ったことがなかったという。
「Gペンや丸ペンの使い方を漫画制作実習1と2で基礎からしっかり学べたことが大きかったです。
今回、ペンタッチがいいとほめていただいたのも、実習の先生方のおかげです」
 
 目に見えて、初めてのスキルといえるだけに、やはり在学中の実績は大きい。
「今、就活中ですが、挿画の仕事をさせていただいたことを伝えると、企業も興味を持って見てくれます。この経験を将来に役立てることができるように頑張りたいです」

 まさにこの大阪芸術大学で夢への一歩を踏み出している古澤さん
 在学中でもこのような大きなプロジェクトに関わることで大きな自信に繋がりますね!

記事投稿:キャラクター造形学科 林日出夫先生