2017年2月2日

三十三間堂大的大会で本学学生が優勝!

みなさん、突然ですが「三十三間堂大的大会」という行事をご存知ですか?
「三十三間堂」とは、京都市東山区にある寺院の仏堂のこと。
正式名称は「蓮華王院」と言い、その本堂の内陣の柱間が33あるという建築的な特徴から、三十三間堂と通称されています。
平安時代後期、院政を行った後白河上皇が、自身の離宮内に創建したものだそうです。

この仏堂の年間行事として、毎年1月15日に近い日曜日に行われているのが、「大的大会」・別名「通し矢」。
江戸時代に各藩の弓術家が本堂の軒下で矢を射た「大矢数」にちなむ行事です。
成人を迎えた男女の弓道有段者や称号者が、約60メートル先の大的を射て技を競います。
尚、新成人による大会は、1951年から行われています。
晴れ着姿での競技は、大変華やかで、京都の風物詩の1つとして親しまれています!

大阪芸術大学にも「弓道部」があり、今年成人を迎えた学生たちもこの大会に参加していました。
そしてなんと!成人女子の部で、放送学科2年生の兼尾結実さんが優勝しました!!

兼尾さんからコメントをいただいていますので、ご紹介いたします!

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雪景色の京都。異例の積雪で体の芯から凍るような寒さの中行われた「第67回三十三間堂大的大会」。
新成人の男女およそ2000人が国宝三十三間堂で60メートル離れた大きな的に向かい矢を射る。
成人女子の部での優勝。
決勝で寒さに震えながら放った矢が的に中(あた)ってくれたのは本当に運が良かったと思っている。
三十三間堂の仏たちが味方をしてくれたのではないだろうか。
応援に来てくれた方々にも感謝している。
人生に一度の大会で優勝できたことは一生の誇りにしたい。
成人男子の部では、参加者が890人いる中で2年生 岩壁快樹が5位入賞を決めた。
三十三間堂で入賞ばかりか男女共に賞状を受け取ったのは大芸弓道部の歴史でも前代未聞である。
我々弓道部はここ数年で着実に実力がついてきていると思う。
男子は昨年秋のリーグ戦で3年連続となるリーグ昇格を決め、男女共に2部リーグ所属となった。
紅色の上衣が今後ますます名を轟かせることに期待していただきたい。

大阪芸術大学体育会弓道部 2年生 兼尾結実


2017年1月31日

平成28年度 人権啓発標語・ポスター 優秀作品発表!

今日のブログは、人権教育推進委員会からいただきました!
大阪芸術大学では毎年、学生や教職員を対象に「人権啓発標語・ポスター」を募集しています。

<募集の趣旨>※募集概要より抜粋
人権の尊重・擁護は、世界共通の課題であり皆で推進しなければなりません。
しかし、人権の尊重は個々のモラルや意識によるところが大きく、自己に対する持続的な啓発が大切になります。
その持続的な啓発を自分自身に対して喚起する機会として、学内では人権啓発標語及びポスターの募集を行います。
自分の中にある人権に対する意識を振り返り自分なりに表現してみてはいかがでしょうか。

今年度のテーマは、「人権尊重の重要性を訴えるような標語・ポスター」。
その選考結果が届きましたので、お知らせいたします!!

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平成28年度 人権啓発標語・ポスターの表彰式が1月19日(木)に行われました。
ポスター部門33点、標語部門218点が寄せられ各最優秀賞、優秀賞、佳作が決定し表彰されました。

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【ポスター部門】
最優秀賞
初等芸術教育学科 谷紗矢香さん

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優秀賞
キャラクター造形学科 佐藤綾子さん

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キャラクター造形学科 東紘子さん

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【標語部門】
最優秀賞
工芸学科 樋口奎人さん
「大丈夫? その一言が 救いの手」

優秀賞
工芸学科 縄野日佳莉さん
「耳をすませて聞いてみて心の声が聞こえるはず」

音楽学科 永松ゆかさん
「わたしに何かできることありますか?」

受賞者のみなさん、おめでとうございます!

投稿:人権教育推進委員会


2017年1月24日

放送学科声優コース 今年の卒公は…「走れメロス」!

毎日寒いですね!
大阪芸大では、今朝もちらちら雪が降っていました。
寒い日に厄介なのは、「手がかじかむ」こと!(※かじかむ…手足が凍えて思うように動かなくなること)
絵を描いたり、楽器を奏でたり、繊細な手の動きが必要な芸大生たちにとって、「かじかむ」って大敵ですよね!?
私も今、キーボードを打つ手がいつもより上手く動きません。

手がかじかむ原因は、寒さで血管が縮まるからだと言われています。
あまりにも寒くなると、体温を維持するために、脳が身体の動きを制限するのだそうです。
ですから、手がかじかんでいるということは、体温が下がっている、生命を守るために身体が働きかけているということなんですね。
無理せずしっかり身体を温めてから、芸術活動に勤しんでくださいね!

さて、今日のブログは…寒さも吹き飛ばす!?
放送学科の学生からホットなニュースをいただきましたので、温かいうちにみなさんにご紹介いたします~★

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みなさん、こんにちは!
放送学科声優コース4年生、卒業公演広報担当の田渕桃です。

来たる2月15日(水)、わたしたち声優コース3期生は卒業公演を上演することになりました。

群読劇「走れメロス」です。

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「走れメロス」といえば、国語の教科書にのっていたイメージがおありかと思います。

メロスは激怒した!、たくさん走っていたなあ、友達の名前なんだっけ?、たしか王様と約束して・・・などなど
思い出せるのはこれぐらい。
すでに記憶もおぼろげではないでしょうか?

子供の頃に読んだメロス。大人になって読むメロス。
あれ?こんなにパワーのある物語だったっけ・・・?

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熱く猛々しいメロスを、ぜひ劇場まで「体感」しに来てください!

みなさまのご来場、お待ちしております!

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第三回放送学科声優コース卒業公演 
群読劇『走れメロス』

■日時:2017年2月15日(水)
【A班】開演 13:00~
【B班】開演 15:30~
(※開場は開演の30分前です)

■会場:大阪芸術大学 芸術劇場

■料金:無料

■チケット予約
 ・件名『卒業公演チケット予約』
 ・①お名前(フリガナ)
  ➁ご希望の公演、チケット枚数
  ➂メールアドレス
  ④電話番号
以上をご記入の上、下記のメールアドレスにお送りください。
また、何かご質問等ございましたら、同様のメールアドレスまでお問合せください。

【ご予約・お問合せ】seiyuu_oua_sotsuko@yahoo.co.jp

~お詫びと訂正~
招待チケットのB班公演時間が「15:00~」となっておりますが、正しくは「15:30~」です。
大変失礼致しました。

投稿:放送学科声優コース


2017年1月18日

地元中学校で子供たちに合唱指導

10月17日(月)に富田林市立第一中学校、24日(月)に富田林市立喜志中学校に本学学生が合唱指導のため訪問しました。

それぞれの学校では、10月下旬に学校内で合唱コンクールにむけて各クラスで練習が盛んに行われています。
そんな中、各学校より合唱指導の依頼を頂き、本学の音楽学科と演奏学科の学生が参加しました。

当日は、各クラスの練習時間に本学学生が数名お邪魔をして、歌詞の表現方法、発声練習やパートごとの練習などを行いました。
隣の教室で合唱練習しているクラスもあり、お互い少しでも大きな声で歌おうとしていて、廊下まで子供たちの声が響きわたっていました。

卒業後の進路として学校の先生を目指している学生も参加しており、自分自身の指導力を高める機会ともなり、有意義な時間を過ごしました。

次年度以降も、地元の学校と交流を深めていきたいと思います。

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(富田林市立第一中学校)

(富田林市立喜志中学校)

(富田林市立喜志中学校)

 

(報告者 就職課 川村)


2016年12月15日

角谷恭子作品展 (F7)ギャラリー白 10/3-6

壁にモノクロ―ムと鮮やかな色彩のレリーフ絵画。性質の異なる二種類の作品。一つはミニマルアートのような表情と構造、もう一つはカラーフィールドペインティングの様子が見える。

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カラーフィールドペインティングのように見える作品に近づく。すると全く異なるのもが見えてくる。一つは着彩だと思っていたものが、100円ショップなどの売られているリボンであった。それをアクリルボックスの内側から並列に接着し、外から鑑賞するようにできている。

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このアクリルボックスもそのようなところで手に入れたという。既製品や日常品を素材とする手法はダダ、シュールレアリスム、ポップアートなど現代アートの方法でもあるが、美術館等でミニマルアート、カラーフィールドペインティングを体験した鑑賞者にとってそのような作品の重厚さは消え、角谷氏の作品にはコミカルさとかわいらしさそして現代アートに対しての皮肉さえも感じられた。

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そのように考えたらもう一つの作品が見えてくる。一見鉛質のような重厚そうな表面だけの作品であるが立体部分の角のグラファイトがせめぎ合うところは物質的に盛り上がり張りぼて感が生まれている。
この二つの作品は対をなしているように思えた。

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そしてこのグラファイトレリーフ作品は角谷(旧姓町田)氏の学生時代の絵画作品とも絡み合っていることが分かると思う。

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※角谷氏学生時代(1980年代)の絵画作品

報告 教養課程講師 加藤隆明  協力 芸術計画学科合同研究室