2012年10月11日

ひいな時めぐり – アートでつながる後の雛 –

1011hina000.jpg皆さん、こんにちは!LIBRARY DESIGN LAB.(図書館サークル)です。
さて、10/13(土)-14(日)の間[20日(土)は、展示のみ]、富田林寺内町にて、富田林観光協会様主催、LIBRARY DESIGN LAB.共催でイベント「ひいな時めぐり – アートでつながる後の雛 -」が行われます。
大阪府で唯一、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている富田林寺内町では、今年も「寺内町四季物語 後の雛まつり」が10/13(土)に開催されます。
それに合わせてサークルでも、寺内町の歴史ある街並みとアートのコラボレーションを企画しました。
ここで当日行われる企画をいくつかご紹介したいと思います!

チラシデザイン 表:北丸 郁香(デザイン学科2回生)
チラシデザイン 裏:川那部 花菜(デザイン学科2回生)
イラスト: 宮崎元寛(キャラクター造形学科2回生)

1011hina001.jpg●「つくろう!ふわまり」
10/14(日)13:00-15:00 じないまち交流館にて
メンバーによる毛糸を使ったワークショップです。風船にボンドのついた糸を巻きつけて乾かすだけ!子供から大人まで、簡単に誰でも楽しみながら「ふわまり」が作れます。
しかもとってもきれいです!参加費無料で先着20名となっています。
せっかくなので何か作ってみたい!という方は、ぜひ、いらしてください。

●「芸大生とめぐる寺内町ツアー」
10/14(日)1回目11:00-、2回目15:00-
集合場所:じないまち交流館、各回先着1 5名
寺内町は江戸時代からの街並みを今もなお残す、歴史ある景観と、たくさんの趣あるお店に彩られた心落ち着く場所です。
ぜひ、そんな寺内町を堪能できるように、各お店やスポットにてづくりはんこを用意させていただきました。
観光案内所でもらえるマップに掲載されたラリー台紙を元に、はんこを集めながら寺内町を楽しくめぐりましょう!はんこを一定数集めることで景品ももらえます!
また寺内町の名所を、着物を着た私たちの案内でまわるツアーも行われます!店頭におかれたアート作品の紹介をしながら、寺内町を楽しく案内します!

●「じないまちはんこらりー」
10/13(土)・14(日)10:00-16:00

この他にもたくさんの素敵なイベントが行われます。この休日は、ぜひ富田林寺内町に足をはこんでみてください!
お待ちしています!

LIBRARY DESIGN LAB.当日参加メンバー: 美術学科2回生 中本知里・川口千佳/デザイン学科2回生  阿比倉 花・青木みさき・川那部 花菜・北丸郁香・小谷玖実・小西温子・小林明日香・中川真若・山本優季/
キャラクター造形学科2回生 宮崎元寛/大学院芸術研究科博士課程後期デザイン(写真)領域 神尾康孝

●「フルートデュオ・コンサート」
久斗理恵&清水春那(大阪芸術大学演奏学科卒業生)
10/13(土)17:30会場18:00開演、旧杉山家住宅にて 定員先着60名、入場無料
寺内町の夕暮れにぴったりな風情溢れる素敵な演奏をお楽しみください♪

1011hina002.jpg13(土)・14(日)・20(土)(入場無料)10:00-16:00
勝間家住宅にて、下記、3つの展示を行います。

●「コマノエ」
小松原智史(本学大学院芸術研究科博士課程[前期]芸術制作絵画専攻)全日、公開制作実施。
和紙に墨で表現される「増殖」は、観る者の皮膚や心(精神)を通して、まさに増殖を続けます。公開制作も必見です!

●「これからの素材の使い方」
家具研究会(本学デザイン学科プロダクトデザインコース)
4回生阪上直樹/3回生芥川佳世/2回生森本健斗

●「デザイン+伝統工芸」
大阪金剛簾プロジェクト(本学デザイン学科プロダクトデザインコース)
2回生 北浦孝起・小谷忠弘・福井康平/
1回生 吉田早織・久門誠・森木咲乃(伝統工芸研究会)

勝間家住宅という歴史ある日本家屋とアート及び、デザインのコラボレーションをご堪能ください。まさに温故知新の提案です!

さて、さて、LIBRARY DESIGN LAB.では、新入部員を大募集中です!
少しのやる気が大きなチャンスに! まずは見学からでも、気軽にお越しくださいね!!
ミーティング: 毎週木曜日18:30- 図書館4階共同研究室
連絡先: librarydesignlab@gmail.com
Facebook: http://www.facebook.com/LibraryDesignLab

投稿:大阪芸術大学図書館


2012年10月3日

マンガ出張編集部に卒業生・在校生が持ち込み

マンガ出張編集部に卒業生・在校生が持ち込み

IMG_8967.JPG9月21日から23日までの3日間、京都市左京区にある京都産業館(みやこめっせ)で『京都国際マンガ・アニメフェア2012』が開催されました。
出版社やアニメーションの制作会社など出展社数30社以上、出展作品50作品以上という規模で開催された漫画・アニメーションのイベントは西日本では初めての試みでした。

IMG_8952.JPG21日には京都産業館(みやこめっせ)の地下1階で集英社、講談社、小学館をはじめとする25誌以上の編集部が参加する『マンガ出張編集部』が行われ、本学キャラクター造形学科と短期大学部デザイン美術学科の卒業生・在校生が作品を持ち込みました。

IMG_8947.JPG
続いて展示会のお知らせです。10月5日まで大阪市中央区のGallely SPOONで本学キャラクター造形学科卒業生ななえさん(P・N)ら芸大出身5人による、奇妙をテーマにしたイラスト展『TOXIC』が開催されます。
住所は釣鐘町2-3-17ベルハウス、電話番号は06-6943-1166、時間は午前11時から午後6時。土・日はお休みです。

halloween!.jpg
吸血鬼ドラキュラがコンセプトのレストラン『ALUCARD』(大阪市中央区西心斎橋2-4-6花月第一ビル3F)では10月1日から31日までハロウィンイベントを開催。この期間、レストラン内で本学キャラクター造形学科一期生によるハロウィンギャラリーも行われます。
なお7日と21日(日)には似顔絵イベント、27日(土)にはライブペイントイベントが行われます。開催時間などの詳細はホームページで。
営業時間は正午から深夜12時。休日は火曜日。ワンオーダー(コーヒー1杯190円)以上の注文が必要。

投稿:林日出夫先生(キャラクター造形学科)


2012年9月29日

信太の森のおきつね様 -豊穣神の使い-

kitsune_poster.jpg和泉市立シティプラザ図書館の夏休み企画『信太の森のおきつね様-豊穣神の使い- 』として、本学卒業生大世晃僖さんの写真と図書館所蔵資料とのコラボ展示が、7月21日(土)?8月16日(木)行われました。

 

それは、6月6日のブログでご紹介させていただきました大世晃僖さんのおきつね様写真シリーズですが、大阪府立中央図書館での展示の好評を受け、今回、LIBRARY DESIGN LAB.(図書館サークル)と和泉市立シティプラザ図書館、(株)図書館流通センターとのコラボレーションによって、和泉市立シティプラザ図書館での地域密着型企画が実現しました。

写真: 大世晃僖(霞末侑作)本学大学院芸術研究科博士課程(前期)芸術制作写真専攻2012年3月修了。稲荷信仰を写真で表現する作家活動を中心に、フリーランスカメラマンとしても活躍中。

ポスターデザイン: LIBRARY DESIGN LAB. デザイン学科2回生 北丸郁香

tenji.jpgこの企画は、和泉市の歴史や伝説を地域の方々に知っていただきたいという思いを込めて開催されました。

和泉市には葛の葉伝説というものがあり、葛葉稲荷神社(くずのはいなりじんじゃ)には葛葉姫が祀られています。葛葉姫は、日本の歴史に登場する陰陽師安倍晴明の母親である白狐です。

おきつね様の写真の横に、和泉市の葛の葉物語や伝説、陰陽師安倍晴明関係の書籍等がずらりと並ぶコーナーが設けられました。

夏休み中ということもあり、多くの子供たちも足を止めて写真や本に見入っていました。

 

book.jpg和泉市立シティプラザ図書館の東佐智子館長からのメッセージです。
「プラザ図書館入口の展示ですので、本当にたくさんの方々(約1万人)が写真展示の場で立ち止まって、おきつね様の写真を観てくれて、本を借りていってくれました。写真と本のコラボ展示ができたことは、たいへん良かったと思っています。」

展示をご覧になられた利用者の皆様からのご感想を一部紹介します。
「写真を観た後、葛の葉稲荷神社に初めてお参りに行ってきました。」
「自分の住む地域に葛の葉伝説があることをはじめて知りました。」
「とても魅力的な写真ですね。安倍晴明が狐と関係していたことにビックリしました。」
「こういう感じのおきつね様の写真は観たことがないので新鮮でした。」「おきつね様の写真を子供に観せてあげたいです。」
「実物よりも迫力があって、おもしろかった。」
「おもしろいので写真集を作ってください。」

okitsunesamato.jpg大世晃僖さんに展示を終えての感想を聞いてみました。
「図書館に来られた多くの方々、そして、子供たちに興味を持って写真を観ていただくことができ大変嬉しいです。
稲荷信仰を写真で表現する研究活動をこれからもより深めていきたいと思いました。
葛の葉稲荷伝説のある地域で約1ヶ月間展示ができたこと、このような展示ができるきっかけをくださった方々に感謝します。
また、今回の企画のおかげで、11月10日(土)?11月18日(日)に兵庫県にある芦屋神社の参集所で個展が決まりました。時間があればぜひ足をお運びください。」

そして、今回の展示で、和泉市立シティプラザ図書館で働く、本学映像学科の卒業生(2001年3月卒業)小谷祐仁(こたに よしひと)さんとの嬉しい出会いもありました。

kitsune_de.jpg図書館は、展示用に造られているわけではないので、展示にあたっては、工夫や準備が必要です。そこで、今回の搬入の際には、シティプラザ図書館の方々が、パネルに重たい額が展示できるように等、色々考えて、ご協力くださいました。その際に主になって行ってくださったのが、小谷さんでした!

せっかくの出会いですので、少し、お話を伺ってきました。

●学生時代の一番の思い出は、何ですか?
「卒業制作の上映会時に運営委員になりました。そこで卒業制作展のパンフレットを約3週間で作らないといけないことになり、3週間でイラストレーターの概要を覚え、パンフレットを制作しました。その時、短期間で集中して身につけたことが、後々自分の仕事に大いに役立ったので 印象的に覚えています。

 

●今、仕事をする上で、一番大切に思っていることは何ですか?
「何かを残そうという気持ちを大切にしています。 図書館の仕事は、形で残すというよりも、目には見えない思いを残すという仕事だと思っています。情報が簡単に手に入れることができる時代だからこそ、あえて簡単に答えを求めず、その答えに辿り着く課程の楽しさを知って頂くお手伝いができればと思っています。」

●今の学生に向けて、学生時代にやっておいたら良いと思うことを教えてください。
「人に見てもらう事を意識して作品制作をしよう!自分の為だけに今しかできないものを制作しよう!とアドバイスしたいです。 そうすることでよりクオリティが高い作品ができると思うし、楽しめると思います。 」

色々なところで、活躍する卒業生と出会うことは、とても嬉しいことです。今回も偶然の出会いでしたが、大変お世話になりました!
和泉市立シティプラザ図書館の皆様、小谷さん、どうもありがとうございました!!

和泉市立シティプラザ図書館HP
http://www.library.izumi.osaka.jp/library/city/index.html

信太森葛葉稲荷神社
http://www2.ocn.ne.jp/~kuzunoha/

芦屋神社
http://www.ashiyajinja.or.jp/

投稿:大阪芸術大学図書館


2012年9月10日

カバーイラストにキャラクター造形学科一回生のキャラクターが採用されました!

IMGP9556.JPG理学療法士・作業療法士国家試験共通分野問題集のカバーイラストにキャラクター造形学科一回生のキャラクターが採用されました!

8月に久美出版から発売された『理学療法士・作業療法士 国家試験共通分野速習チェック!!一問一答式問題集』のカバーイラストに、本学キャラクター造形学科一回生の木村有里さんの描いたキャラクターが採用されました。
木村さんの作品はバランスボールを手にした女性の療法士さん。可愛いだけでなく目力や引き締まった口元から芯の強さを感じさせるキャラクターです。

IMGP9525.JPG8月28日から大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1-2-1 地下鉄中央線・近鉄東大阪線荒本駅下車)1階展示コーナーで、平成24年度大阪府高齢者保健福祉月間啓発ポスター原画コンクール入選等作品展が始まりました。

高齢者保健福祉月間は大阪府福祉部高齢介護室介護支援課が、高齢者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、高齢者に対し自らの生活の向上に努める意欲を促すきっかけとなるよう、月間を中心にさまざまな関連行事を行い高齢者の社会参加促進に努めることを目的としています。

IMGP9532.JPG同啓発ポスター原画コンクールはその一環として企画され、本学キャラクター造形学科も昨年から参加しています。
今年は二回生・石倉春菜さんと松村美緒さんが優秀賞を受賞。惜しくも選には洩れましたが、一回生・川崎真穂さん、木下真菜さん、山崎優実さん、二回生・加納愛理さん、辻本葵さん、峰松亜由美さん、山本明恵さん、吉田三佳さんが最終選考まで残りました。

IMGP9533.JPG同入選等作品展は受賞作だけでなく、最終選考まで残った作品全てが展示されています。いずれも劣らぬ力作揃いですので、是非見に来て下さい。
大阪府立中央図書館1階展示コーナーでの作品展は9日まで。
その後は大阪府庁本館(大阪市中央区大手前2-12-2 地下鉄谷町線谷町四丁目・天満橋駅下車)1階玄関で、9月14日から28日(土・日・祝は閉庁)まで行われます。

投稿:林日出夫先生(キャラクター造形学科)


2012年9月4日

夢の実現に向かって!  第60回 朝日広告賞 一般公募の部 入選報告!!

ロンドンオリンピックでは、皆さん、寝不足が続いたでしょうか?多くの競技、多くの選手の活躍に感激し、勇気をたくさん
もらうことができました。次は、大阪芸大の学生や卒業生の活躍から、感動や元気をお届けしたいと思います!

まずは、本学デザイン学科を2007年に卒業された北本浩之さんから、「第60回 朝日広告賞 一般公募の部 入選」の嬉しいニュースが届きました!朝日広告賞は、朝日広告賞は若手クリエーターの登竜門です。朝日新聞社が1952年に創設した「朝日広告賞」は、新聞広告の新たな可能性を探り、次世代を担う広告制作者の発掘・育成を目的としています。
http://adv.asahi.com/modules/feature/index.php/content0557.html

kitamoto1.jpg入賞作品に関しての北本浩之さんのコメントです。
旭化成の課題は「食品用包装ラップと言えば「サランラップ」
とお客さまに選んでいただけるようなアイデアを募集」とありました。
昔から親しまれ使われているサランラップ。
誰もが知っている昔話にサランラップを登場させて商品の王道感を表現しました。
拘ったところは、登場人物の表情。紙芝居のように一枚の絵からストーリーが膨らむよう工夫しました。
 

kitamoto2.jpg審査委員である原研哉氏のコメントです。(朝日新聞社広告局HPより)
―ほかに印象に残った作品はありますか。―
個人的に好きだったのは旭化成の「サランラップ」です。
桃太郎が生まれた瞬間におばあさんが桃にサランラップをかけようとしているとか、浦島太郎が玉手箱を開けたのにサランラップが張ってあって煙が出てこないといったシーンには、つい笑ってしまいます。イラストのトーンとサランラップのつやつやした描き方がいいコントラストになっていますね。

北本浩之さんに朝日広告賞一般公募の部に入選してのご感想や今の想いをお聞きしました。
「朝日広告賞は若手クリエーターにとっての登竜門で、学生時代から朝日広告賞の受賞作を見て刺激を受けていました。今回、自分の作品が評価いただいたことが大きな自信に繋がりました。この経験を生かして、今後も精力的に制作に取り組んでいきたいと思っています。」
 
左: 授賞式会場での写真(中央が北本浩之さん)

 

kitamoto.jpg北本浩之さんの学生時代は、どんな様子だったでしょうか?学生時代の一番の思い出を聞いてみました。
「他学科の友人と組んでグループ展をした事です。学科が違うと価値観も多様で、意見が合わずに喧嘩になる事も多々ありました。それほど制作に対して誠実な仲間と一緒に作れた事も良い思い出ですし、多様な意見の中で議論を重ねた経験が今に生きています。」

最後に学生たちに向けて、学生の間にやっておけば良いと思うことを教えてください。
「僕がもっとやっておけば良かったと思う事は海外旅行です。僕はこれまでニューヨークとローマ、フィレンツェに行きましたが、沢山のものを見る事で感性も磨かれますし、文化の違いを感じることで視野も広がります。大学にいると学生同士で競い合えますがどうしても仲間内で完結してしまいがちです。別の世界に飛び込むことで、自分の置かれた立場を客観視できるようになると思います。それに働きだすと長期間の休みを取るのがなかなか大変で、海外旅行に行く機会も減りますので、今のうちに沢山の経験をされた方が良いかと思います。」

北本浩之さんは、現在、日本デザインセンターに勤務されています。「人を大切にするとても働きやすい会社ですよ。3月に名古屋で開催された会社の新卒採用の説明会では、僕も壇上でお話しをさせていただいたので、もしかすると大芸の学生さんともお会いしているかもしれません。」とのことでした。
日本デザインセンターと言えば、まさにデザイン界の大御所である原研哉氏が代表取締役で永井一正氏が最高顧問です。原研哉氏の著書は、デザインのバイブル的「ポスターを盗んでください。」1995年(資料ID: 1110000868)から「日本のデザイン : 美意識がつくる未来」2011年(資料ID: 21100313)まで15冊、図書館に所蔵しています。永井一正氏の著書も13冊所蔵しています。
ぜひ図書館に来て、ご利用ください!

北本浩之さんのますますのご活躍を期待しています!
そして、学生の皆さんも北本浩之さんに刺激を受けて、朝日広告賞を目指して頑張ってください!!

(株)日本デザインセンター
HP: http://www.ndc.co.jp/
facebook:  http://www.facebook.com/NDCcojp

投稿:大阪芸術大学図書館