2019年9月7日

産学連携 大阪トヨタ㈱ × 大阪芸術大学によるアートギャラリー制作

この度、大阪トヨタ自動車株式会社と本学とのコラボレーションとして、アートギャラリーのプロジェクトを行っており、来春、大阪市福島区にオープン予定の「レクサス大阪福島(仮称)」の工事現場の壁が、本学学生の作品で埋め尽くされています。

建設予定地の西側と北側の100mにわたる作品なので、大きくて見ごたえがあります。

作品を作っているのは、デザイン学科イラストレーションコースとグラフィックデザインコースの3年生と4年生の学生たち。
手描きイラストが、新しく出来る街並みを盛り上げてくれています。

作品は、工事期間の来年春ごろまで、3期間に分けて掲示されています。
第1弾は、個々の学生作品を、美術館のような展示のイメージで仕上げ、第2弾は「集う・繋がる・ときめく・走り出す」をテーマに各学生の作品をコラージュして一つの作品に仕上げたものです。(第2弾は写真参照)
現在掲示している第2弾の作品は8月下旬から9月までですので、ぜひ見に行ってみてください!

場所は、阪神野田駅徒歩5分、大阪シティバス海老江停留所の付近です。

10月からは、第3弾の作品が見れますのでお楽しみに!!

〈西側〉

〈北側〉

 

投稿:田中(就職課)


2019年8月29日

工事現場のイメージシートを芸大生がデザイン!

兵庫県神戸市に本社がある湊建設工業株式会社(代表取締役社長・松岡克彦様、本学建築学科卒業)と大阪芸術大学デザイン学科で産学連携事業を行い、工事現場で使用する仮設足場に掲げるイメージシートの作成を行っています。

デザイン学科2年生「デジタルアーツⅠ」の授業(担当教員:天野真由美先生、小林 文先生、前田高志先生)で取り組み、この度、デザイン案が完成して湊建設工業株式会社様より、採用された学生が7月5日(金)に表彰されました。

最優秀賞にデザイン学科2年生・吉川由莉さん、優秀賞にデザイン学科2年生・古谷拓都さんの作品が選ばれ、吉川さんの作品がイメージシートに使われることになりました。

最優秀賞の吉川さんの作品コンセプトは、神戸の会社であることを一目で分かってもらうため、背景にポートタワーをはじめとした海辺の景色を使用し、色々な方が目にする物なので、さわやかで親しみやすい優しいタッチのイラストを目指したとのことです。
また、手前の人物は白く縁取りして、奥の景色は淡い色で描くことで奥行きを感じられるように工夫されています。

また、優秀賞の古谷拓都さんの作品コンセプトは、『未来に高く飛び立つ景色』です。湊建設工業様が造り続けてきた建物、神戸の町を見下ろす様に描きました。
「建設を通じた人と人との出会いを大切に」、「和を以って貴しとなす」という会社方針で、技術や信頼の向上を目指すように翼で高く飛び立つワクワク感と町の賑やかさを表現したとのことです。

まだ神戸の街の工事現場でイメージシートは見ることはできませんが、きっと新しく出来る建物も喜んでくれていると思います。 

今秋にはイメージシートが完成すると聞いています。早く神戸の街で見られるのが楽しみです。


↑現在、使用されている湊建設工業様のイメージシート(足場中央部)


↑最優秀賞・吉川由莉さんの作品


↑優秀賞・古谷拓都さんの作品


↑左より湊建設工業㈱松岡様、吉川さん、古谷さん、湊建設工業㈱山根様、小林先生

 

(報告者 就職課 川村良広)


2019年6月1日

産学連携・トラックにラッピングデザイン 3台目が完成

昨年に引き続き、大阪芸術大学のある南河内・太子町の株式会社ジェイネクストロジスティクス様と産学連携事業を行い、このほど、ラッピングデザインを施したトラックが完成しました。
株式会社ジェイネクストロジスティクス様との産学連携事業は、2016年にはじまり今回で3台目となります。

今回も、デザイン学科3年生「デザインプロジェクト」(担当:森 和弘先生・非常勤講師)の授業の一環として取り組みました。
表彰式は、5月18日(土)に株式会社ジェイネクストロジスティクス様の本社で行われ、最優秀賞の万竝沙羅さん、優秀賞の出﨑千智さん、松浪実希さんと、指導された森先生が出席しました。
受賞した3名は、緊張した表情で代表取締役の山田純司様より表彰状を受け取っていました。

最優秀賞の万竝さんの作品が採用されて、トラックにデザインされています。
万竝さんに作品コンセプトを尋ねると、「提示されたコンセプトが【人と人をつなげる、幸せを運ぶ】だったので、運ばれてきた荷物を受け取る瞬間の人と人の繋がりと、受け取った後の些細な幸せのある日常を描きました。トラックをマンションに見立てて窓から手を振っている人などを描くことで、見た人が自分に手を振られているような気持ちになり、少しでも記憶に残れば嬉しいと思い制作しました。」と言っておられました。

ラッピングしたトラックをバックに記念撮影

右面と左面ではデザインが異なっています

これまでにデザインしたトラックは、大阪と関東や山陰方面を往復しています。
高速道路のサービスエリアで休憩のため駐車していると、「写真を撮っていいですか。」「大阪芸大の学生さんがデザインしたのですか?」と尋ねられる方もあるようです。
トラックが全国各地を走ることで大阪芸術大学を知ってもらうことができます。
また、芸大近くの太子町に会社があるので、スクールバスからも見ることができるかもしれません。見れたらラッキーです。
今後もジェイネクストロジスティクス様と産学連携事業に取り組み、4台目、5台目と増やしていきたいと思います。

最優秀賞・万竝沙羅さんと代表取締役・山田純司様で記念撮影

 

(報告者 就職課 川村良広)


2019年5月8日

斑鳩町×大阪芸術大学 聖徳太子の絵本と婚姻届が完成!

本日のブログは、デザイン学科の学生が制作に携わった絵本の話題です!


大阪芸術大学周辺と奈良県斑鳩町には、聖徳太子にまつわる多くの地が点在しています。
また、2021年は聖徳太子御遠忌(1400回忌)にあたり、それに向け斑鳩町では広報活動に力が注がれています。
そんな中2017年秋に大阪芸術大学に観光ガイドブックにもなるような「聖徳太子の絵本」作りのお話が持ち込まれました。
斑鳩町にある法隆寺は、聖徳太子が建立したお寺ですが、日本で初めての「世界文化遺産」に世界最古の木造建造物として、「法隆寺地域の仏教建造物」が登録されたことから、文化庁からの支援があります。
絵本制作にもその資金が、生かされます。
絵本に描かれた絵を再利用して、他のメディアやデジタルメディアに展開していきたいとの要望もありました。

「聖徳太子の絵本」の内容は、「世界文化遺産」地域連携会議・斑鳩プロジェクトチームにより、本来なら少し難しい歴史の内容となるところですが、できるだけ分かり易く、何度も手を加えられ、文章化されました。
その文章に絵をつけるのですが、どうでしょう。
多くの人々の頭の中の聖徳太子は、嘗ての一万円札の肖像画のイメージではないでしょうか?
また、聖徳太子の人生は、48年の短いものでしたが、生まれた時から多くのエピソードを残しています。
多くの人の頭の中の聖徳太子のイメージを払拭するようなキャラクターを作り出し尚且つ、あらゆる年齢を描き分け、色んな動きをつけ、見慣れない衣装を付けた聖徳太子を描かなくては、絵本として成立しません。
また、複雑な背景も描く必要があります。

こんな高い要求に答えてくれる学生がいるのかと、とても心配されましたが、飯間早苗さん(2018年度当時デザイン学科3年生)が、名乗りをあげてくれました。
そして、軽やかに描き上げてくれました。
デザインは、デザイン学科卒業生で副手でもある太田美波さんが担当してくれました。
予算上中綴じの絵本となりますが、デザイナーとして工夫を盛り込んでくれました。
2019年3月末に「ー聖徳太子えほんーいかるがの皇子さま」というタイトルで日本語バージョンと英語バージョンの原稿を入稿いたしました。

 

また、絵本の入稿に先立ち、斑鳩町役場の婚姻届もこの2名によってデザインされました。
婚姻届は、既に印刷も上がっており、何処の役所でも、この婚姻届を使えますので、どうぞご結婚の折はご利用になってください。

絵本の方は、2019年秋辺りの出版となります。
その後もフランス語や中国語等多くの言語に訳され出版されると伺っています。
どうぞご期待ください。

 

報告者・絵本指導:デザイン学科イラストレーションコース 駒原稔子


2019年2月14日

リーダーズ会議 実施!

今日のブログは、先日行われた「リーダーズ会議」の様子をお届け!

大学公認の学生団体(クラブ・サークル)の多くは、11月の学園祭終了から年度末にかけて、幹部交代をします。
リーダーズ会議は、新しい幹部がリーダーの自覚を養い、他の幹部との交流や親睦をはかり、各団体が発展できることを目的に、2017年度から実施されています。
(※2016年度以前は、宿泊を伴うリーダーシップトレーニングキャンプが実施されていました。)
 

まずは、役員就任式が執り行われました。
現在の大阪芸術大学学生自治会は、中央委員会体育会本部(通報:体育会)、文化倶楽部連合常任委員会(通称:文連)といった組織で構成されています。

中央委員会は学生自治会の最高執行機関で、役員は原則として全学生の選挙により決定します。
そして体育会は体育会系団体を、文連は文化系団体を統括する機関。
それぞれ、各団体から役員を選出して運営しています。

 

第38期中央委員会 会長 新田聖人さん(映像学科4年生)/第39期中央委員会 会長 永久和樹さん(放送学科3年生)

 

続いて、学生自治会の組織についての説明、正式加盟・準加盟・有志団体の違いや義務と権利について、今年度の活動報告、新年度の提出書類などが話されました。

 

 
最後の議題となったのは、学園祭の開催について。
大阪芸術大学の学園祭は長年、学園祭実行委員会という組織が中心となって運営を行ってきました。
しかし、近年は委員を担える学生が大幅に不足。
2017年度と2018年度は実行委員会を発足することができず、中央委員会、体育会、文連の役員が代行して開催していました。


来年度も実行委員会が発足できなければ、開催すら危ういかも知れない…
そんな話もあり、自分たちの問題として深く受け止める学生たち。
学園祭は、学生の力でつくり上げる大切なイベント。
2019年度には、55周年という節目も迎えます。
来年度開催に向けて、今から学生たちは動き出しています!
 

今回のリーダーズ会議には、公認48団体出席のほか、有志団体の代表など意欲ある学生も複数出席。
役員にとっても各団体にとっても、それぞれ大変意義のある1日になったのではないかと思います。
 

また、学生自治会の活動について、ブログでも積極的に取り上げていきたいと思います!!

 

投稿:島田(学生課)