2017年10月24日

地元中学校で子供たちに合唱指導

10月12日(木)に富田林市立喜志中学校、16日(月)に富田林市立第一中学校に本学学生が合唱指導のため訪問しました。

それぞれの学校では、10月下旬に学校内で合唱コンクールにむけて各クラスで練習が盛んに行われています。そんな中、各学校より合唱指導の依頼を頂き、本学の音楽学科と演奏学科の学生が公募により参加しました。各学校に指導に行くまでには、大学での授業終了後に模範演奏できるように練習を行い、また、あらゆる場面での指導法をディスカッションして練り上げました。

当日は、各クラスの練習時間に本学学生がお邪魔をして、歌詞の表現方法、発声練習やパートごとの練習などを行いました。隣の教室で合唱練習しているクラスもあり、お互い少しでも大きな声で歌おうとしていて、廊下まで子供たちの声が響きわたっていました。また、富田林市立喜志中学校では、音楽室で各クラスのパートリーダーと本学学生が模範演奏も行いました。

卒業後の進路として学校の先生を目指している学生も参加しており、自分自身の指導力を高める機会ともなり、有意義な時間を過ごしました。

次年度以降も、地元の学校と交流を深めていきたいと思います。

(富田林市立喜志中学校)

(富田林市立第一中学校)

 

報告者:演奏学科教授 眞野悦子(指導)・演奏学科副手 道旗直子(ピアノ伴奏)・就職課 川村良広


2017年10月5日

オペラ公演 木下ほうかさんが特別出演します!

毎年、大学内の芸術劇場で開催している、大阪芸術大学オペラ公演
キャストは、演奏学科声楽コースの学生を中心に、さまざまな学科の学生や大学院生が担当、時には卒業生が出演することも!
また、上演中の音楽は全て大阪芸術大学管弦楽団による生演奏でお届けしています♪

 
(写真は過去のオペラ公演の様子です。)

そんなオペラ公演ですが、今年度はなんと大学の外へ飛び出し、NHK大阪ホールという大舞台で、いつもとひと味もふた味も違う公演を予定しています!!

その仕掛けの一つとして、本学舞台芸術学科卒業生で俳優の木下ほうかさんに特別出演いただきます!!
木下さんは、映画「ガキ帝国」で俳優デビューされ、その後も数々の映画やテレビドラマにご出演!
2014年にフジテレビ系列で放送されたドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」では一躍注目を集め、その後はテレビアニメやバラエティ番組でも活躍されるなど、大変な人気を誇っています!

先日、大阪芸術大学に木下さんがお越しになり、オペラ公演の稽古に参加されました。

 

今回上演するのは、モーツァルト作曲「魔笛」!
古代エジプトを舞台にした物語で、夜の女王や神官ザラストロ、王子タミーノなど、個性的なキャラクターが数多く登場します。


その中でも特に愉快で人間味溢れるキャラクターが、鳥刺しのパパゲーノ
成り行きでタミーノと共に行動することになり、自分にぴったりの恋人を得るための試練に立ち向かうのですが、臆病で楽観的な性格から途中で投げ出す場面もあり…目が離せない登場人物です。
そして木下さんはあるシーンで、パパゲーノと絡む役を演じられるそうなんです!!

パパゲーノ役は、演奏学科声楽コース2年生の安田楓汰さん!


木下さんと一緒に稽古ができる時間は限られているので、この日は2人の掛け合いを念入りにチェック。
木下さんから安田さんに向けて、芝居っぽく大げさに演技する部分と自然に振舞うところのメリハリなど、細かい指導も入りました。
特にこのシーンでは、声楽よりも演劇寄りの芝居が要求されるので、オペラの演技とは少し違った部分に安田さんは苦戦されている模様…。

 

舞台芸術学科長で今回の公演の演出を担当されている浜畑賢吉先生は、
「せっかくプロで活躍している先輩と芝居ができるんだから、決まった動きをするだけでなく、先輩にゆだねることが大事。先輩がやってくださる演技に合わせることで、いい芝居ができる。」
と、安田さんにアドバイス。
段々と2人の芝居が形になっていきます!


稽古後、安田さんに話を伺うと、
「普段の授業で指導してくださっている先生方も、プロとして活躍されている方ばかりでとても勉強になっているのですが、木下さんは本当に的確な指摘をしてくださると感じました!アドリブで使う言葉のチョイスも、さすがですね!」
と感動を口にされました。


私も木下さんの演技を間近で拝見させていただきましたが、本当に「すごい!」の一言。
演技とは思えないほど、自然な立ち振る舞いなんです!!
木下さん、本番もよろしくお願いいたします!!
 

大阪芸術大学 第39回オペラ公演
「魔笛」
2017年10月26日(木)
開場 17:00/開演 18:00
★木下ほうかさんによるプレトーク 18:00~
NHK大阪ホール
>>詳細はコチラ

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年9月12日

中村佑介さん×後藤正文さん(アジカン)トークショー!

現在、大阪芸術大学スカイキャンパスで開催中の「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」!!
本学デザイン学科卒業生でイラストレーター 中村佑介さんの作品展で、プロとして手がけたイラストはもちろん、学生時代の作品も紹介しています。


会期中、中村さんと縁のあるゲストを交えてのトークショーや、合評教室、サイン会なども行われています。
 

9月2日(土)には、ロックバンド ASIAN KUNG-FU GENERATION(略称:アジカン)のヴォーカル&ギターを務める後藤正文さんがお越しになりました。


アジカンは1996年に結成、精力的にバンド活動を続け、2003年メジャーデビュー!
アニメ「鋼の錬金術師」のオープニング「リライト」や、映画「ソラニン」のメインテーマ「ソラニン」、また中村さんキャラクター原案のアニメ映画「夜は短し歩けよ乙女」主題歌「荒野を歩け」など、さまざまなヒットソングを生み出されています♪

 

中村さんは、デビューアルバム「崩壊アンプリファー」から現在に至るまでのほとんどのCDジャケットを担当!
ここまで1人の作家のイラストを起用し続ける音楽家は、他に類を見ません。
中村さんのイラストレーターとしての道は、アジカンと共に歩んできたと言っても過言ではないかも?
 

さて、中村さんと後藤さんの対談形式で行われたトークショー。


お2人は大変仲が良さそうで、聞き手となった中村さんは、後藤さんにどんどんツッコんだ質問を!
後藤さんの幼少期は?大学生時代は?音楽を始めたきっかけは?売れる自信が持てたのはいつ?など、さまざまなお話が飛び出しました。
また、中村さんが初めてアジカンのCDジャケットを描く時に送られてきたというデビュー直前のアジカンメンバーの写真も紹介され、「この写真を見て、売れなさそうなバンドだと思った」と話されると、会場がどっと沸きました。

トークで印象的だったのは、中村さんが後藤さんに向けて話された「憧れの人には、会える時に会いに行こう」という言葉。
中村さんも、「感銘を受けた作家がいたが、会いたいと思ってるうちに年月が過ぎ、二度と会えない存在になってしまった経験がある」のだそう。
今回のトークショーにお越しになった方も、お2人をひと目見ようと、参加されたのでしょうか。

私も、この日のお話を間近で聞くことができ、大変貴重な経験となりました!


 
中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」は、今月18日(月祝)まで!!
>>詳しくはコチラ
 

ASIAN KUNG-FU GENERATION 商品情報
2017年11月29日(水)発売
『映像作品集13巻 〜Tour 2016 – 2017 「20th Anniversary Live」 at 日本武道館〜』
【DVD】¥5,300+税 KSBL-6285〜6286
【Blu-ray Disc】¥6,000+税 KSXL-234

『映像作品集13巻 〜Tour 2016 – 2017 「20th Anniversary Live」 at 日本武道館〜 [Deluxe Edition]』
【完全生産限定盤 / Blu-ray Disc+CD】¥9,200+税 KSXL-232〜233

商品の詳細はコチラ(外部サイトへ飛びます)

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年7月27日

金属工芸コースのMelting Pot♪

今日は、工芸学科金属工芸コースから、素敵な展覧会のお知らせが届いたのでご紹介します★
 

現在、大阪府堺市にある「ギャラリーいろはに」において、工芸学科金属工芸コースの在校生13名と卒業生35名による展覧会「Melting Pot 2017」を開催中です!

Merting Potとは、金属を融かす時に使う、耐熱容器の坩堝(るつぼ)のこと。
金属工芸コースの在校生・卒業生が一挙に集い、時間を超えてひとつに混ざり合った展覧会ということから、このような名前になっているようです♪

会場の写真が、こちら!!
とっても可愛らしい空間ですね。

ずっしりと金属の重みを感じる作品もあれば、アクセサリーのように繊細なものなど、多種多彩な作品が並んでいます!!

金属工芸には、金属を溶解して型に流し込む「鋳金」、金槌などで叩いて形成する「鍛金」、切る・彫る・削る・磨く作業で仕上げる「彫金」など、さまざまな技法があります!
これらの技法を体験し、金属の特性や用途を学びながら政策に取り組める、金属工芸コース。
今回の展覧会は、そんなコースの魅力が存分に楽しめる内容になっています!

みなさんもぜひ、お立ち寄りください★

 

「Melting Pot 2017」
金属工芸 在校生・卒業生による作品展
2017年7月21日(金)~8月2日(水)
11:00~18:00(水曜日は休廊・最終日は17:00まで)
ギャラリーいろはに
大阪府堺市堺区甲斐町東1丁2-29

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年7月25日

デザイン学科卒業生 中村佑介さん 講演会

今日のブログは、「ヤバT」に引き続き、7月17日(月祝)に行われた大阪芸術大学オープンキャンパスのプログラムの中から、特に人気だったものをピックアップしてご紹介します!!

総合会場である総合体育館第1アリーナでは、デザイン学科卒業生でイラストレーターの中村佑介さんによる講演会が行われ、多くの方が集まりました!!


中村さんは子どもの頃から、将来絵を描く仕事がしたいと思っていたそうです。
しかし、”絵=仕事”という考えから、絵を描いて遊んだことは全くなく、ひたすら画力を上げる練習に力を注ぎ、デッサンを磨き続けたと言います。
元々絵を描くことが趣味でイラストレーターになったという人は大変多いと思うのですが、中村さんは幼い頃からそのようなプロ意識を持たれていたんですね!


高校時代、そして大阪芸大に入学した後も、中村さんが描いていたものはひたすらデッサンばかり。
絵を描くことを趣味としていなかった中村さんには、”描きたい絵”というものがなかったそうなのです。
現在の中村さんのイラストと言えば、黒髪に横顔の女の子をイメージする人も多いのではないでしょうか?
当時の作品には女の子のイラストなんて1枚もありません。

一体どのようにして、中村さんのスタイルが誕生したのか!?

中村さんが大阪芸大に通っていた頃は、女の子のキャラクターが出てくるゲームがヒットしたり、それまで子ども向けだったアニメも一般的に受け入れられるようになりつつある時代でした。
外国人をモデルにしたイラストや、ピンク色の髪の毛のキャラクターなどが世の中に溢れる中、中村さんはあえて”自分の好きな女の子”を描きたいと思い、この頃からセーラー服や黒髪の女の子を描き始めたそうです。
しかし、当時は”日本人=ダサい、地味”というイメージが強く、「西洋的なイラストに、なぜわざわざ田舎くさいモチーフを?」と言われたそう。
それでも中村さんは、”イラスト=都会的”を打ち破ろうと、とにかく田舎っぽいイラストを描き続けたと話されました。

「田舎の大阪芸大だからこそ、都会の人が知らないものを描いて伝えようと思った。喜志駅とか、芸大付近の田舎くさい空気感、木造のバスや建物など、とにかく身のまわりにあるものを描き続けることにした!」

また、大阪芸大で作品を制作する中で、「世間に受け入れられるためには、同じように絵を描く人に評価されるのではダメ」とも感じられたそう。
注目したのは、大阪芸大の中でも絵を描かない・尚且つ大学の外とも交流が盛んな学科…舞台芸術学科の学生たちに認められたら=世の中にも認められる!というもの。
思い立った中村さんは、線画の引き算などで着色を工夫して努力を重ね、ある時ついに舞台芸術学科の公演のパンフレットを手がけてほしいというオファーがきたのだとか!

中村さんのイラストは、大阪芸術大学での日々の中で、確立していったんですね!!

さあ、そんな中村さんのイラストの変遷、気になりますよね!?


現在、大阪芸術大学スカイキャンパスでは、「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」を開催中!!!
イラストレーター15周年となる中村さんのこれまでの15年間を切り取った作品展です。

 

プロとして手がけられたイラストはもちろんですが、オープンキャンパスで語られた学生時代の中村さんの作品も展示されていますよ!!

 

また、完成したイラストだけでなく、そのイラストの下描き、直筆の線画なども並べて展示しています。
この展覧会に来れば、中村さんがどのようにしてイラストを描き、現在に至ったのかがわかるかも!?

 

みなさん!ぜひ、お越しください★

芸術計画学科の学生もスタッフとして活躍中です!

 

「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」
2017年7月15日(土)~9月18日(月祝)
11:00~19:00(入場は18:30まで)
大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24階)

入場料:一般当日券 800円
※高校生以下無料!(生徒手帳を提示)
※大阪芸術大学グループの在校生も無料!!(学生証を提示)

>>詳細はコチラ

 

投稿:島田(企画広報部事務室)