2018年2月6日

義足のダンサー 大前光市さん

みなさんは、大前光市さんをご存知でしょうか?
交通事故で左足を失いながらも、長短さまざまな義足を使って工夫することで、世界に2つとないダンススタイルを築き上げて来られたダンサーです。
リオパラリンピック閉会式でのパフォーマンスや、昨年の紅白歌合戦で平井堅さんの歌に合わせてダンスを披露されたことでも注目を集めました。

そんな大前さんは、本学舞台芸術学科の卒業生でもいらっしゃいます。
先日、人権教育特別講演会「義足のダンサー 大前光市 人生を語り、踊ると題し、本学で講演を行ってくださいました。


最初にスライドで流されたのは、アンデルセンの童話「すずの兵隊」。
ある男の子の誕生日祝いに、錫(すず)でできた25人の兵隊の人形が贈られるのですが、最後に作られた1人の兵隊は、材料が足りなくて1本足という設定のお話です。
兵隊姿で学生たちの前に現れた大前さんは、まず自身が使われている義足を紹介してくださいました。


左右で同じ靴が履けるように、先が足の形をしているのは、普段の生活で使うもの。
つま先から甲の部分の足の形を取り除いたものは、遠くから見ると義足だとわからない程自然に踊ることができる、ダンス用のもの。
さらにはピエロのような役にぴったりの長ーい義足に、今度はわざと短い義足。
そして「これはクリスマス用(笑)」と言ってイルミネーションが仕掛けられた義足も紹介してくださいました。

 

大前さんは、自分のダンス表現に合わせて、義足の形についてもさまざまに考案されているのです。

 

また、自身の人生についても振り返られました。
大前さんは中学の学芸会がきっかけで演劇に興味を持ち、高校では演劇部に所属。
ミュージカルに興味を持って、大阪芸術大学に入学されました。
そして在学中は、現在も舞台芸術学科で教鞭をふるわれている堀内充先生のもとで舞踊を学び、振付創作にも熱心だったと話されました。

しかし、卒業後に憧れの劇団への入団をめざしていた矢先、皮肉にもオーディションの2日前に交通事故に巻き込まれてしまいました。
左足を切断しなければ命が危ないと宣告され、自分の足を見て「なんで俺が」と叫んだという大前さん。
義足ではレッスンにも全然ついていけず、ダンス技術は大学に入学した頃に逆戻り…。
義足でダンスに初めて臨んだその日、一番泣いたそうです。


同期の活躍を聞く度に悔しい思いをされ、身体も心もボロボロに。
それでもダンサーの夢を諦め切れず、片足を活かしたダンスを志します。
義足を使ったダンス、義足を使わずに片足だけで踊るダンスと、試行錯誤。
大前さんは、自身の運命を受け入れて、前に進まれました。


「両足山という山を登っていたら、突然立ち入り禁止になってしまった。でも、隣に片足山というのを見つけた。
両足山を登ることを諦めて片足山を登ってみたら、なんだかどんどん登っていける。
そして実はどちらの山からも、同じ景色が見れたりすることにも気づいた。両足山を登ってる奴を見つけて、オーイ!って声も掛け合えたりする。
前のようにできなくなったとしても、形を変えて別のものになればいい。みなさんも、変化を恐れずに進んでほしい。」
そんな風に語られる大前さんの目は、希望に満ち満ちていました。


また、講演の最後には、堀内先生も壇上に上がられ、
「人間は完璧なものが良いのではない。どこか欠けていたり、到達していないところがある。そこが好き、それが芸術。」とコメント。
大前さんとがっしりと抱き合いました。

 

講演の後は、舞台芸術学科舞踊コースの学生たちが、大前さんと交流する場面も。
「ダンスの道へ戻ったきっかけは?」「よくやるトレーニングは?」など、多くの質問が飛び出し、最後まで大人気の大前さん!!


素敵なお話を、ありがとうございました。

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年11月30日

バドミントン部 OB戦 開催されました!!

毎年恒例となったバトミントン部のOB戦が、11月19日(日)に総合体育館第一アリーナで開催されました。当日は、バドミントン部の先輩方をお招きして、在校生とともに試合を行い、交流を深めました。


先輩方は、久しぶりに芸大に戻って来られて、在校生当時のことを思い出しながらプレーされていた様子です。また、家族連れで参加された方もあり、小さな子どもたちもラケットを持って、お父さんお母さんと一緒にバドミントンを楽しんでいる様子がほのぼのとしていました。

 

バドミントンの試合結果だけではなく、このような先輩と後輩が、人と人とが親睦を深めることも大切です。これからも、このようなOB戦を続け親睦を深めていきたいと思っています。

 

報告者:バドミントン部顧問 川村(就職課)


2017年11月9日

「大阪文化芸術フェス」に大阪芸術大学も参加!

今日のブログは、先月行われた「大阪文化芸術フェス2017」の模様をご紹介します!

このイベントは、大阪の10月を文化芸術の一色に染めようと企画され、1ヶ月の間に大阪府内のさまざまな場所で芸術に関わる幅広い催しが開かれました。
その中で、10月28日(土)に万博記念公園で行われた「大阪文化芸術ミックスステージ タレントミーツスクエア」と「ナニワハロウィンパーティ2017」に、大阪芸術大学も参加!!
 
大阪芸術大学のブースでは、キャラクター造形学科の学生・卒業生による似顔絵コーナーを設置!

 

その横では、デザイン学科卒業生のアートユニット WHOLE9によるライブペイントも行われました!!

 

東の広場の会場では、演奏学科ポピュラー音楽コースの学生バンドが出演♪

 

また、お祭り広場では、放送学科声優コース教員杉山佳寿子先生と松野太紀先生によるトークショーを開催しました!

 

写真を見ていただくと分かるかと思うのですが、当日はあいにくの雨模様。
雨の影響で、泣く泣く中止となったプログラムもあり、楽しみにしてくださっていた方には申し訳ございませんでした。


足元の悪い中お越しくださいましたみなさま、誠にありがとうございました。
 

大阪芸術大学では、このようにさまざまなイベントに参加しています♪
11月12日(日)には、「御堂筋オータムパーティ2017 御堂筋ランウェイ」に大阪芸術大学舞台芸術学科ポピュラーダンスコースと大阪芸術大学短期大学部メディア・芸術学科ポピュラーダンスコースの学生が出演します★
去年も多くの方で賑わったこのイベントは、御堂筋の本町から心斎橋の間に、400メートル以上のランウェイが出現!
ランウェイ上で、さまざまなパフォーマンスが繰り広げられます!!
大阪芸大のダンスパフォーマンスも、ぜひご覧ください!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年10月24日

地元中学校で子供たちに合唱指導

10月12日(木)に富田林市立喜志中学校、16日(月)に富田林市立第一中学校に本学学生が合唱指導のため訪問しました。

それぞれの学校では、10月下旬に学校内で合唱コンクールにむけて各クラスで練習が盛んに行われています。そんな中、各学校より合唱指導の依頼を頂き、本学の音楽学科と演奏学科の学生が公募により参加しました。各学校に指導に行くまでには、大学での授業終了後に模範演奏できるように練習を行い、また、あらゆる場面での指導法をディスカッションして練り上げました。

当日は、各クラスの練習時間に本学学生がお邪魔をして、歌詞の表現方法、発声練習やパートごとの練習などを行いました。隣の教室で合唱練習しているクラスもあり、お互い少しでも大きな声で歌おうとしていて、廊下まで子供たちの声が響きわたっていました。また、富田林市立喜志中学校では、音楽室で各クラスのパートリーダーと本学学生が模範演奏も行いました。

卒業後の進路として学校の先生を目指している学生も参加しており、自分自身の指導力を高める機会ともなり、有意義な時間を過ごしました。

次年度以降も、地元の学校と交流を深めていきたいと思います。

(富田林市立喜志中学校)

(富田林市立第一中学校)

 

報告者:演奏学科教授 眞野悦子(指導)・演奏学科副手 道旗直子(ピアノ伴奏)・就職課 川村良広


2017年10月5日

オペラ公演 木下ほうかさんが特別出演します!

毎年、大学内の芸術劇場で開催している、大阪芸術大学オペラ公演
キャストは、演奏学科声楽コースの学生を中心に、さまざまな学科の学生や大学院生が担当、時には卒業生が出演することも!
また、上演中の音楽は全て大阪芸術大学管弦楽団による生演奏でお届けしています♪

 
(写真は過去のオペラ公演の様子です。)

そんなオペラ公演ですが、今年度はなんと大学の外へ飛び出し、NHK大阪ホールという大舞台で、いつもとひと味もふた味も違う公演を予定しています!!

その仕掛けの一つとして、本学舞台芸術学科卒業生で俳優の木下ほうかさんに特別出演いただきます!!
木下さんは、映画「ガキ帝国」で俳優デビューされ、その後も数々の映画やテレビドラマにご出演!
2014年にフジテレビ系列で放送されたドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」では一躍注目を集め、その後はテレビアニメやバラエティ番組でも活躍されるなど、大変な人気を誇っています!

先日、大阪芸術大学に木下さんがお越しになり、オペラ公演の稽古に参加されました。

 

今回上演するのは、モーツァルト作曲「魔笛」!
古代エジプトを舞台にした物語で、夜の女王や神官ザラストロ、王子タミーノなど、個性的なキャラクターが数多く登場します。


その中でも特に愉快で人間味溢れるキャラクターが、鳥刺しのパパゲーノ
成り行きでタミーノと共に行動することになり、自分にぴったりの恋人を得るための試練に立ち向かうのですが、臆病で楽観的な性格から途中で投げ出す場面もあり…目が離せない登場人物です。
そして木下さんはあるシーンで、パパゲーノと絡む役を演じられるそうなんです!!

パパゲーノ役は、演奏学科声楽コース2年生の安田楓汰さん!


木下さんと一緒に稽古ができる時間は限られているので、この日は2人の掛け合いを念入りにチェック。
木下さんから安田さんに向けて、芝居っぽく大げさに演技する部分と自然に振舞うところのメリハリなど、細かい指導も入りました。
特にこのシーンでは、声楽よりも演劇寄りの芝居が要求されるので、オペラの演技とは少し違った部分に安田さんは苦戦されている模様…。

 

舞台芸術学科長で今回の公演の演出を担当されている浜畑賢吉先生は、
「せっかくプロで活躍している先輩と芝居ができるんだから、決まった動きをするだけでなく、先輩にゆだねることが大事。先輩がやってくださる演技に合わせることで、いい芝居ができる。」
と、安田さんにアドバイス。
段々と2人の芝居が形になっていきます!


稽古後、安田さんに話を伺うと、
「普段の授業で指導してくださっている先生方も、プロとして活躍されている方ばかりでとても勉強になっているのですが、木下さんは本当に的確な指摘をしてくださると感じました!アドリブで使う言葉のチョイスも、さすがですね!」
と感動を口にされました。


私も木下さんの演技を間近で拝見させていただきましたが、本当に「すごい!」の一言。
演技とは思えないほど、自然な立ち振る舞いなんです!!
木下さん、本番もよろしくお願いいたします!!
 

大阪芸術大学 第39回オペラ公演
「魔笛」
2017年10月26日(木)
開場 17:00/開演 18:00
★木下ほうかさんによるプレトーク 18:00~
NHK大阪ホール
>>詳細はコチラ

 

投稿:島田(企画広報部事務室)