2019年11月7日

大阪芸術大学学園祭 卒業生ゲスト!

先日もご紹介しました、大阪芸術大学学園祭stART


今回は、卒業生ゲストをお迎えしてのステージを2つご紹介します!!
 

9号館前広場では、FM OH!とのコラボ企画で「よしもとラジオ高校~らじこー 秋の課外授業 お出かけらじこーin大阪芸大」を開催しました!!
昨年は「見取り図」のお2人をお迎えして大盛況だったこの企画、今年は2部制に拡大してパワーアップ!

第1部は、お笑いコンビ「ミルクボーイ」の駒場孝さんと内海崇さん、番組DJのみぃさんがご出演。
駒場さんは放送学科・内海さんは映像学科の卒業生で、なんとお2人とも本学「落語研究寄席の会」のOBでいらっしゃいます!! 

本学在学中に結成したコンビとのこと、長年培われた息ぴったりの漫才で、会場を盛り上げてくださいました!!

 

また、後輩にあたる落研の現役生たちとの大喜利対決も実現しました!!

 

そして第2部には、お笑いコンビ「藤崎マーケット」の田崎佑一さんとトキさんにも加わっていただきました!


「ラララライ体操」で大ブレイクし、「細かいモノマネ」などでも好成績を上げられている実力派なお2人!
なんと今回は、「ラララライ体操」を「特別に」ということで披露いただきました♪

 

後半は、「Geidai Action Team」、「放送研究会」、「声遊サークルLINK」、「探検部」、「アカペラサークルVIVENTE」、「Makers」代理で「落語研究寄席の会」の学生たちも登場しました★

 
 

さらに、12号館下ピロティ「ニューフォーククラブ」のステージには、音楽学科ポピュラー音楽コース(※現:演奏学科同コース)卒業生のNANAMI辻川奈々実)さんが所属する「color-code」のみなさんがご出演!! 

 

color-codeは、2013年に行われた「POP ICON PROJECT TOKYO」というオーディションで、およそ3000人の中から選ばれた3人組のダンスボーカルユニット。
現在はセルフプロデュースをされており、同世代女子に向け、音楽・衣装・立ち振る舞いに乗せて20代日本人女性の”リアル”を体現していらっしゃいます!

 

 

歌もダンスもとっても格好良かったです!!!

 
 

このように、本学を羽ばたいていった卒業生たちが成長され、再び母校へ戻ってきてくださることは本当に嬉しいですね★
学園祭を盛り上げてくださり、ありがとうございました!!

 

投稿:島田(学生課)


2019年11月5日

小松莊一良先生 特別講義!

今日のブログは、映画監督で本学映像学科客員教授でもいらっしゃる、小松莊一良先生の授業をご紹介いたします!

小松先生は、1992年に音楽ダンス映画「ハートブレイカー」でデビュー。
ミュージシャンやストリートダンサーをモチーフにした作品が多いのが特徴で、安室奈美恵さんやケイティ・ペリーさんなどの音楽映像も多数制作。
近作では映画「フジコ・ヘミングの時間」(2018年)が話題になりました。


今回の講義では、まず初めに小松先生が大阪芸大に通われていた時のお話をしてくださいました。
1年生から仲間を集めて映画を制作し、コンテストに積極的に出品していたという小松先生。
最初のうちは思うような成果も得られなかったそうですが、続けるうちに徐々に反応があり、人脈や活動範囲が広がっていったそうです。

小松先生の学生時代は、プロが使う35ミリフィルムや機材は大変高価で、学生たちは画質の悪い8ミリフィルム(3分で3000円くらい)を使うことがほとんどだったとのこと。

今はデジタルが主流で、デビューしなくてもプロ並のクオリティの作品をつくることができる時代。
また、YouTubeなどでも簡単に作品を発信できるので、小松先生は「今の学生が羨ましい」と一言。
せっかくなのだから、たくさん映像をつくってほしいとおっしゃっていました。


そして、後半は「音楽を使った映像演出の可能性」について講義いただきました。

小松先生曰く、音楽演出のスタイルは大きく分けて6つに分類されるのだそうです。

その6つとは、作品を強く印象づけることができる「劇伴」、主題歌や挿入歌など「楽曲・選曲系」、アメリカでは根強い文化の「ミュージカル系」、アーティストの実録「ライブ演奏系」、ダンサーが主人公の「ダンス系」、ミュージックビデオのようなシーンによる「イメージ・MV系」。


講義では、それぞれの特長や、必要とされるスキルなどを教えていただきました。
ほとんどの映画に使われている劇伴は、「ゴッドファーザー」や「ゴジラ」などのテーマ曲のように、10年・20年経っても音楽が生きていて、色んなところで使われています。
世界で一番映画をつくっているインドでは、最近はミュージカル系からMV系へ表現が移り変わっているそうです。


トーキー映画が誕生してから90年余り。
音楽センスを磨くことは、映画制作において必須事項と言っても過言ではありません。
音楽がいかに映像の魅力を引き出しているのか、今回の小松先生のお話から伺い知ることができました!
 

映像業界を志す学生のみなさん、音楽映画やミュージックビデオなどを研究して、音楽を使った映像表現についても知見深めていきたいですね!

 

投稿:島田(学生課)


2019年10月28日

卒業生の活躍「サロンモザイク」ギャラリー・ショップ・サロン

以前にご紹介させていただいた田岡和也展が開催された「サロンモザイク」の店主 コタニカオリさんは、本学工芸学科の卒業生(2003年3月卒業)です。
コタニカオリさんは、卒業後、副手やDMOARTSでの勤務経験を経て、2017年3月、大阪天満宮参道に「サロンモザイク」をオープンされました。
「サロンモザイク」は、ギャラリー、ショップ、サロンとして、アート、クラフトに親しみ、出会いを喜ぶ場所でありたいとのことです。
そして、同窓である大阪芸術大学卒業生の作品もたくさんショップに置かれています。

 

まずは、アストロ温泉さん[本学大学院芸術研究科芸術制作専攻2011年3月修了]の手づくり初マンガブック『人類ののぞみちゃん』です。
架空の観光地「アストロ温泉」をテーマに、ワンダーな立体作品や発明品を各地で発表、また、イベントやワークショップを行う作家のアストロ温泉、初のオリジナルブックです。
中学生の女の子「のぞみちゃん」が主人公の4コママンガと、イラストを収録しています。

 

アストロ温泉 Twitter: https://twitter.com/ASTROONSEN

次に染色作家山崎香織さん[本学大学院芸術制作研究科(工芸・染織) 2003年3月修了]のPUBLICA FABRICA & Yamasaki Kaori works とても素敵なオリガミ バッグやロウ染め×金銀加工のオリガミ カードケース,オリガミ ポーチです。

また、北 直人さん[本学大学院芸術研究科芸術制作専攻工芸領域(2010年3月修了)]の真鍮等の金属で制作されたアクセサリー等の作品もたくさん並んでいます。
「絵本から飛び出したような、ちょっぴりダークで、ひっそりと甘い、ヒトや動物たちをモチーフにした彫刻、装身具をつくっています。つくる喜び、そして手にしてくださった方々の喜び、『手が喜ぶ作品』を目指して。」

www.iichi.com/mobile/shop/kitanaoto プロフィールより) 北直人 Instagram : https://www.instagram.com/naoto.kita/

 

今回、最後にご紹介させていただくのは、渋谷 梵さん(本学工芸学科テキスタイル・デザイン卒業)の小作品です。近年墨を用いた たおやかな表現が特徴の作家さんです。和紙やアクリル、墨を主に使用し、幅広いモチーフの作品を制作しておられます。

澁谷梵㏋: https://bomb-phage.com

これからも大阪芸術大学卒業生の作家さんたちのご活躍と共に「サロンモザイク」での素敵な作家さんとの出会いや交流を楽しみにしています。学生の皆さんも是非、足を運んで、素晴らしい作品と素敵な空間を体感してくださいね。

 

サロンモザイク
〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋1丁目14−11
大阪市営地下鉄谷町線 南森町駅より徒歩約5分
JR 東西線 大阪天満宮駅より徒歩約5分
営業時間:13:00-19:00  不定休
http://salonmosaic.info/


2019年10月23日

卒業生の活躍「田岡和也展 サロンモザイクへ出張、兵庫景。(おまけ付き)」

本学美術学科卒業生(2005年3月卒業)の田岡和也さんの個展「田岡和也展 サロンモザイクへ出張、兵庫景。(おまけ付き)」が、大阪天満宮の傍にあるギャラリー「サロンモザイク」で、10月4日(金)〜10月14日(月・祝)開催されました。
マーカーと折紙で鮮やかに描かれた兵庫の日常「兵庫景」は、神戸市立兵庫図書館や神戸アートビレッジセンターなど、兵庫各地で開催されて大好評でした。
それらの作品およそ140点と、今回の展覧会の為に描き下ろされた「サロンモザイク」周辺の新作も追加で展示されました。
ネットでの「いいね」方式のように気に入った作品にシールを貼ったり、コメントを書いてもらったりとアナログで実践されていました。

 

ギャラリーの外からも色鮮やかで楽しい絵が見えていますので、通りすがりの親子連れも子供さんの「みたい!」という声に釣られて、中に入って楽しんで観てくださっていました。

 

田岡和也さんは、大学3回生の時に初個展を開催し、卒業後も会社員として勤務しながら精力的に作家活動を継続されています。通勤電車の中で乗客をデッサンしたり、残業後に帰宅後も制作に打ち込んで来られました。
田岡さんの作品制作に対する姿勢を拝見していると「時間がないので、制作できない」というよく聞かれる声は、言い訳のようにも聞こえます。
今回の制作手法であるマーカーと折紙は、2年前に神戸から福岡に単身赴任で転勤になり、画材等をたくさん持っていけなかったので、編み出された手法とのことでした。

 

身近なものを何でも作品にしてしまうアイデア等がいっぱい詰まったお楽しみ袋も販売されていました。

また、第35回記念 四国こんぴら歌舞伎大芝居の絵画「春の金丸座」を制作し、四国新聞に掲載されました(2019年3月16日)。

 

これからも環境の変化にもうまく対応しながら、変化と進化を続ける田岡さんの制作活動に注目して行きたいと思います。

そして、今回の展覧会場となったギャラリー「サロンモザイク」のオーナー コタニ カオリさんも本学工芸学科の卒業生です。詳細につきましては、次回のブログで紹介させていただきます。

KAZUYA TAOKA Website
https://taokakazuya.jimdo.com/

 


2019年9月17日

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」

今年も「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」が開催されました。
会期2019年9月13日(金)~11月24日(日)
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」は六甲山山上の各施設をステージにして展示しています。
ほとんどが屋外展示で大変大きな作品も展示されています。

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」には大阪芸術大学また大阪芸術大学短期大学部の卒業生が参加出品されています。

アーティスト一覧より抜粋。
岩城典子さん 大阪芸術大学 美術学科卒業
佐川好弘さん 大阪芸術大学短期大学部 専攻科修了
藤本由紀夫さん 大阪芸術大学 音楽学科音楽工学専攻卒業
葭村太一さん 大阪芸術大学 デザイン学科卒業

4名以外にも大阪芸術大学関係の卒業生がおられるかもしれませんが、アーティストリストより確認できた方々を紹介しています。

これら作品以外にも44名の方々がそれぞれの場所にあった作品を展示されています。
皆さんも一度六甲山で芸術に遭遇して見られると楽しいかもしれません。

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」の詳細は
https://www.rokkosan.com/art2019/でご確認ください
 

六甲ガーデンテラス自然体感展望台六甲枝垂れでは岩城典子さんの作品が展示されています。
高さ3メートルと大きな形の作品と2メートルの作品・犬の形の作品3点が展示されていました。
それぞれの作品には、生命の躍動を感じる心臓の鼓動のようにそれぞれの作品の胸付近で点滅を繰り返しています。
3体の作品が一つの家庭を表すような雰囲気でした。


(アーチストメッセージ)

頭の天窓を開きたいとゆう思いで、高さ3mほどの巨大オブジェから小さな箱庭作品まで制作、屋外展示やモビールと立体造形で構成されるインスタレーション展示を行う。
展示空間では、ダンサーや音楽家とのパフォーマンスイベントやワークショップなどを開催。
帽子やジュエリー、服飾ブランドとのコラボアイテムの制作なども積極的に行っている。 

 

展示全景

 

記念碑台(六甲ビジターセンター)前庭園では、葭村太一さんの作品が展示されています。
かなり大きな巨木を縦に置き魚が空を見るようにたっています。


(アーチストメッセージ)

モノを作るために壊し、新たに作り直し、また壊して姿が露わになる、たまたま自分が作りたくて作っていたものは彫刻だった。
ある特定の自然物の一部を切り取りそれらを自らの手で立体を起こし、焦点を当てる角度を変化させた作品を制作している。

 
 

六甲山カンツリーハウスの中央芝生には、佐川好弘さんの作品が展示されています。

 

(アーチストメッセージ)
漫画の表現にある、遠近も飛び出す文字を造形に取り入れ、感情やコミュニケーションにまつわる事情を立体造形やパフォーマンスなど、様々なひょうげんで発表する。

 

投稿:植村(教務部)