みなさん音楽再生機器って、どんなもの持っていますか?携帯電話で聴く方もいるでしょうし、私もほしいなぁと思う「ipod touch」なるものもありますよね。音楽だけでなく写真や動画も簡単に持ち歩くことができ、いつでもどこでもメディアを楽しむことができる、便利な時代ですよね。
「めざましい技術の発展だなぁ」と、あらためて今日、学内の博物館の所蔵品展の会場でひとり感慨にふけっておりました。
本日から博物館の地下展示室では冬季所蔵品展として「日本の蓄音機とレコード」の展示が行われています。
音の録音・再生機器の最初の形は、かのトーマス・アルバ・エジソンが発明した蓄音機で「フォノグラフ」と呼ばれる円筒形の蓄音機でした。それが1877年のこと。今から131年前です。 そこからアナログ音楽の時代が始まり、CD(コンパクトディスク)が発表されたのが1981年、ipodが発表されたのが2001年。電子技術はめざましく発展したんだと実感できます。
この展示会場では、実際に蓄音機をつかって昔のレコードを再生してもらうことができます。会場にあるレコードリストからかけてほしいレコードを選んで会場のスタッフの方にお願いしてみてください。
私は今年で38歳になります。考えてみるとカセットテープの時代からCD、MDを経てMP3プレイヤーなど音楽データの形式も機器も変化していく様子を体験してきました。今は音の質は向上し利用しやすくなって、それが当たり前のような気になっています。 蓄音機で聴く音楽は音の質でいうと、決してクリアではありませんが、「音の深み」というか「渋み」というかアナログならではの「音の表情」のようなものを感じることができると思います。
単に音楽だけでなく、昔のレコードのラベルやパッケージのデザインも見ることができますし、蓄音機そのものの造形も楽しむことができると思いますよ。
●『日本の蓄音機とレコード』 平成20年2月17日(日)まで 【入場無料】 開館時間:10:00→16:00 (1月18日は13:00まで) 休館日:1月13日、14日、19日、20日 1月27日→30日、2月3日
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