2008年12月12日

1000000人のキャンドルナイト

冬至まであと10日ですね。クリスマスも近いし、課題の締切りも迫ってくるし、学生さんはなんだか落ち着かない頃でしょうか?ここらでちょっとひと息入れてください。キャンドルの自然な灯りって目に優しいですよ。
1000000人のキャンドルナイト
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11日「1000000人のキャンドルナイト@OSAKA CITY 2008inter」(主催:100万人のキャンドルナイト@オオサカシティ実行委員会)に大阪美術専門学校デザイン学科グラフィック専攻、イラストレーション専攻の1・2年生が参加しました。このイベントは“でんきを消して、スローな夜を”をキャッチフレーズにした全国的な環境ムーブメント『100万人のキャンドルナイト』の呼びかけに賛同して行われるものです。大阪では年2回、夏至の6月と冬至の12月に茶屋町と西梅田で開催されます。

学生さんは課題制作の合間に電気ドリルで大工仕事したり、油性マーカーのにおいに酔ったりしながら、たくさんのパーツを制作し、たった1日のお披露目のために10月から頑張ってきました。
1000000人のキャンドルナイト
1000000人のキャンドルナイト

18:00点灯を待たずにあちこちの作品に灯がともり始めました。あちこちから「キレイ!かわいいー」という声があがり、たくさんの人々が足をとめていただけたようです。
さらに2000まわりのビルがライトオフ、2時間だけ作品たちの輝きを見守るように協力してくれます。この作品は「冬の蛍」、清流で育ち夏に飛びかう蛍が冬に現れたら・・・どんな輝きを見せてくれるのでしょう。なかなかダイナミックな作品で、シンプルながら構成の美しさが光ります。
1000000人のキャンドルナイト
足元を飾る作品はタイトルが「風を観る」、風で紙コップがクルクルと回転するのです。たくさんの紙コップがゆら?りゆら?りと動き出す、姿のない風が見えた様になります。写真ではちょっとわかりにくいですね(苦笑)
1000000人のキャンドルナイト

この西梅田ではハービスPLAZA3Fのカフェにも絵画専攻1年生・チーム絵画部の作品が21日まで展示してあります。こちらはテーブルキャンドルのシェードを制作しました。見ていてあったかくなる可愛い作品ばかりで、いつもの絵筆を持ち替えて挑んだようです。
1000000人のキャンドルナイト
1000000人のキャンドルナイト

先週124日の茶屋町エリアの報告も少々・・・
美専のグラフィック、イラストチームが参加したのはもちろん、卒業生もクリエイターとして参加していました。この春に彫金アクセサリー専攻を卒業したばかりの安岡忠夫さん・楠瀬悠介さんチームです(楠瀬さんは卒業後、大阪芸術大学・工芸学科・金属工芸コースに編入)
1000000人のキャンドルナイト
小さい子供さんや女性にも人気で何重にも人垣ができました。その様子を本人たちはじっと見つめて作品の好評価と、にんまりしていたようです(笑)実は彼らは在学中からクリエイター桜井トモヒロさん(大阪芸術大学・工芸学科・金属工芸コース卒)の制作協力でキャンドルナイトに参加していました。桜井さんの作品は今回も西梅田に登場!!!
1000000人のキャンドルナイト
1000000人のキャンドルナイト

このイベントが開催されるようになってからずっと彫金アクセサリー専攻2年生は毎年6月に参加しています。毎年2年生で参加協力し、卒業後にクリエイターとして再び参加というカタチが続いています。こうして次々に“アートごころ“が受継がれていきます。来年6月にはもっとたくさんのチームが美専から参加しますから、ぜひ見にきてくださいね。

投稿者:大阪美術専門学校 事務局


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2008年12月11日

クリスマス週間です

今週月曜日8日から学内では「クリスマス週間」が始まっています。学内のあちこちにオーナメントの装飾が施され、一足お先にクリスマスムードを盛り上げる工夫がされています。
クリスマス週間
バス乗り場のイチョウの樹や、9号館前階段広場のハナミズキの樹にも飾りつけがされています。少しのことで微笑ましくなれることが実感できます。
クリスマス週間
食堂では窓ガラスやカウンターにまで飾りつけが行われています。そして130食限定のクリスマス限定メニューも販売されており結構な人気です。この機会、是非お早めに。
クリスマス週間
<第一食堂>
・からあげプレート 450
・チキンライスプレート 450

クリスマス週間

<第二食堂>
・シチューオムライス 450
・プレートセット 480
クリスマス週間

クリスマス週間
学内には何人ものサンタクロースが出没し、飴を配りながらクリスマス週間のPRをしていました。天の川通りの7号館ポール前では「メッセージボード企画」が行われています。
クリスマス週間
クリスマス週間
ボードに貼られたメッセージを読むのもよし、自分でメッセージ書いて貼ってもよし。そしてサンタクロースがあなたに代わってメッセージを届けてくれるサービスもありました。
クリスマス週間
お昼休みには銀河系広場で芸大アクションチームによる「ゲイダイガーショー」。9号館前ではアカペラサークル「VIVENTE」のライブが行われるなど、あちらこちらでお祭ムードです。VIVENTEは今日もクリスマスの曲を歌ってくれましたが、明日12日(金)12:30からもライブを行います(4曲だけだそうですが)。これはクリスマス週間の企画として行われるそうです。

 

そしてVIVENTEは学外でもクリスマスライブが予定されています。
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22日(月) 18:00スタート 天王寺・新宿ごちそうビル前 にて
VIVENTE クリスマス ライブ アカペラ

●クリスマス週間
 128日(月)→1213日(土)

※メッセージボード企画の「届けるメッセージ」の受付は本日で終了しています。

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2008年12月10日

卒制ムード

現在学内では、既に提出を終えた学科の卒業制作作品の一般公開が始まっています。
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号館・21号館では建築学科が、18号館・19号館では環境デザイン学科の展示が行われています。
建築学科卒業制作一般公開中
建築学科ではエントランスのところから所狭しと大きな模型作品が展示されていました。今年の卒業制作は少しプレゼンテーションが少し控えめな感じを受けましたが、皆さんこだわりの図面と模型で展示スペースをディスプレイしていました。
建築学科卒業制作一般公開中
建築学科の一般公開は本日まで。全体で80作品ある中から二次審査に残る作品は21作品だそうです。その作品は12日にあらためて搬入が行われ、13日には二次審査のためのプレゼンテーションが行われるそうです。このプレゼンは一般の方も聞いて構わないそうです。1年生も2年生も3年生もこの機会に先輩の勇姿を見に行きましょう!
建築学科卒業制作一般公開中
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号館ではちょうど環境デザイン学科の卒業制作の合評会が行われていました。
環境デザイン学科 卒業制作 プレゼンテーション中
伺ったときはちょうど「水都」をテーマにした作品のプレゼンが行われており、先生からは「橋下知事の意見に対してはどう思う?」のような質疑も行われていました。
環境デザイン学科 卒業制作 プレゼン中
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号館では展示されている先輩の卒業制作を見て、思うところや感想をまとめて短いレポートを作るという1年生の授業が行われていました。京都の木屋町に提案する小学校の設計計画の前では、環境デザインの1年生がじっと見入って感想を考える様子がありました。
環境デザイン学科 卒業制作 一般公開
環境デザイン学科 卒業制作 一般公開
18-38
19-4319-44など3教室に地域計画の提案や街づくり、建築の要素の強いもの、ランドスケープデザインなどたくさんの作品が展示されています。環境デザイン学科は明日までです。一般の方もご覧いただけます。
環境デザイン 卒業制作 一般公開中

今週12日金曜日に提出の締め切りを迎える学科もあります。工芸学科のテキスタイル・染織コースや陶芸コースの実習室の様子を見てきました。皆さん真剣に制作されていて緊張感が漂っています。
工芸学科 テキスタイル 染織コース 卒業制作 制作中
ふらふらと実習室をうろついていると邪魔になりそうなのであまり長居はしませんでした。自習室には完成間近の作品があちらにもこちらにも。少しだけでしたが一足早く見ることができました。次の卒業制作展も期待大です。
工芸学科 陶芸コース 4年生の実習室

ということで、今年度の卒業制作展の日程が決まっていますのでお知らせします。

●卒業制作2008展覧会・演奏会・研究論文発表<学内展>
 平成2126日(金)→15日(日)

2008年度大阪芸術大学グループ卒業・修了作品展<学外展>
 
場所:サントリーミュージアム[天保山]
 ・<卒業制作>芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校
  平成21220日(金)→226日(木)
 ・<修了制作>大阪芸術大学大学院
  平成21210日(火)→216日(月)

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2008年12月7日

「展-TEN- FINAL in図書館」、近況報告。

―アーティスト・トーク&図書館ツアーへのお誘い―

121日から始まりました「展-TEN- FINAL in図書館」も激動の一週目(笑)が終了し、明日からいよいよ二週目に突入です。初日から芸大のある河南町の武田町長や大阪芸術大学の塚本理事長・学長・学院長もお忙しい中お越しくださり、見応えのある展示にお褒めのお言葉と良いものを観せてもらってありがとうとお礼のお言葉までいただき、大変嬉しく思いました。学内の学生さんや先生方のご来場も日増しに増えていますが、学外からも卒業生や美術関係の方々を始め、図書館関係の先生方もお越しいただき、本やしおり、ブックエンドなどを利用した展示方法や案内にも感心してくださいました。

展 ten テン 図書館 FINAL
OUA-TV
の皆さんにも取材をしていただきましたが、放送学科2年生の学生さんたちが、授業の実習の中で、「展-TEN- FINAL in図書館」の取材に来てくださったのもとても嬉しいことでした。丁度「アーティスト・トーク&図書館ツアー」を終えて戻って来たところでしたので、もう一度、展の代表中谷吉英さんの展-TEN- FINALに懸ける思いや企画のコンセプトを語ってもらうところから取材が始まりました。

展 ten テン 図書館 FINAL
会期中のお昼休みの隔日に「アーティスト・トーク&図書館ツアー」を行っています。
この時間では、企画代表者の中谷さんの企画コンセプトや出品作家の作品に行き着くまでの話など、作家紹介に書かれていない話をたくさん聞くことができます。
まず、大学院陶芸助手の金理有さんの展示では、インパクトのある素晴らしい作品であることは一目見ただけでわかりますが、釉薬の使い方や制作意図・理念等、実際にお話を聞くことでより見えてくるものがたくさんあります。地底から掘り起こされたように演出されている砂も実際に作品と同じ釉薬で焼かれているとお聞きし、驚きました。取材の学生さんたちにもかなり響くものがあったようで、質問攻めでした。

展 ten テン 図書館 FINAL
うまく話せるか心配だと言われていた大学院生彫刻専攻の明石隼さんもツアー参加者の皆さんの質問に答えて、樹脂での制作過程や作品が生まれた経緯(「鱗」は夢から)等も熱く語ってくださいました。
今回の展覧会では、展示した作品を一方的に観てもらうだけではなく、アーティスト・トークでの質問や感想等の対話を通して、作家の側もまた新たな発見をすることができ、とても勉強になっていると感じます。まさに図書館が目指したい知的交流の場となっています。

展 ten テン 図書館 FINAL
大学院生絵画専攻の北村章さんの作品は、どうやって描いているのですかと図書館員に聞きに来られる方もおられた程ですが、木屑を使っている現在の制作形態がなぜ生まれたのか等の興味深いお話にツアー参加者だけでなく、閲覧席に座っていた人も読んでいた本を閉じて北村さんのお話に聞き入る姿も見受けられました。

アーティスト・トークに参加することで、作品や作家についてより深く知ることができ、本企画を2倍楽しむことが出来ます!
また、施設等の紹介もしていますので新しい図書館も知ることができるのでは?!「こんなところにプリントアウトもできて、個人研究のできる学習室があったなんて!?」という声も聞かれました。

「アーティスト・トーク&図書館ツアー」は、毎回参加アーティストが違いますので、毎回来るもよし、お目当ての作家の話を聞きに来るのもよしなので、是非ともお越しください。

「アーティスト・トーク&図書館ツアー」
9()
上野真希子/日置智也/長谷川朋也/岡村 基
11()
神尾康孝/金 理有竹下士敦日置智也
13()
明石 隼/永田明日香/長谷川朋也

参加希望の方は12:25に図書館2階のカウンター前に集合してください。

展 ten テン 図書館 FINAL
上記のポスターですが、学校の至るところで目にすると思います。実は、このポスター右下にQRコードがあるのです。このコードを携帯で読んでいただくと図書館の携帯サイトにつながります。図書館の携帯サイトでは、図書館の紹介やお知らせだけではなく、「展ダイアリー」と題して、アーティスト・トークの情報や報告などもアップしているので、是非ともアクセスしてください。
QR
コードはちらしにもあります。
図書館HPからもアクセスできます。http://lib.osaka-geidai.ac.jp/limedio/i/info-j.html

展示、アーティスト・トーク&図書館ツアー、展ダイアリーを制覇して、展マニアになってはいかがでしょうか?

「展-TEN- FINAL in図書館」
 2008121日(月)→13日(土) [休館日:127日(日)]
 開館時間:平日9:20-19:40(土曜日 9:20-15:40
 場所:大阪芸術大学・図書館(芸術情報センター234階)
 ※会期中も図書館は通常開館しています。

投稿者:展-TEN-スタッフ+図書館事務室


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2008年12月6日

シェル美術賞2008の続報

先月、1111日のブログでご紹介したシェル美術賞2008に関して続報です。今回のアワードで受賞、入賞した作品をまとめた作品集が本学の博物館事務室に送られてきました。
シェル美術賞 2008 昭和シェル石油 中井康之 蔵屋美香
現在、美術学科の副手をお勤めの
渡邉順子さんの作品が「中井康之審査員賞」に輝いたことはお伝えしてありましたが、この作品集には渡邉さんを含め4名の卒業生が紹介されてありました。

蔵屋美香審査員賞」を受賞されている岡田大さんは2004年にデザイン学科をご卒業です。岡田さんは絵とものづくりの雑誌『みづゑ』が主催する、《みづゑ賞》の絵本部門でスズキコージ賞などを受賞されています。今回の受賞作品は『名前のある馬』という作品です。アクリルやペンキ、マジックを使って描かれたポップな色使いの作品です。
http://www.showa-shell.co.jp/society/philanthropy/art/winners2008.html

入賞者には2006年に卒業された奈良田晃治さんと2004年に卒業された前田大介さんもいらっしゃいました。どちらも美術学科の出身です。お二人の作品をWEBで見ることができないのが残念です。

奈良田晃治さんの作品は深いモスグリーンの背景に小さな雲がたくさん描かれているような作品でタイトルは『自画像』。タイトルを見てからよく見るとランダムに配置されているかのように見えた小さな雲が繋がって、少しうつむきぎみで立っている人のシルエットが浮かび上がってきます。

前田大介さんの作品は『街並』というタイトルです。8階建てのマンション(?)の立面図をモチーフにしたような独特のタッチの作品です。背景の薄く優しく描かれた街の上に古びて渋さが現れた様子の建物がぽっかり浮かんだような作品です。

どんな作品も言葉で表現するのは難しいです。是非、実物をご鑑賞いただきたいです。
ということで、シェル美術賞展2008(京都展)は年明け16日からです。

●シェル美術賞展2008
(京都展)2009年 1月 6日? 1月11日 京都市美術館別館
>>>シェル美術賞公式ホームページ

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