2008年12月22日

クリスマス・ポップスコンサート at 堂島リバーフォーラム

関西屈指の文化拠点である大阪中之島。
この中之島エリアで毎年行われる「OSAKA光のルネサンス」
連携イベントとして開催されている「大阪芸術大学クリスマス・ポップスコンサート」
今回は、場所を堂島リバーフォーラムに移して開催されました。
堂島リバーフォラム
この堂島リバーフォーラム3階には、大阪芸術大学ほたるまちキャンパスがあり、
芸術の情報発信基地として各種アートイベントや展覧会などが開催されています。

コンサート当日は、小雨がちらつくあいにくの天気でしたが、気温が下がらず、
12月とは思えない暖かさでした。
堂島川の水上バス 
堂島川
会場前の堂島川には、水上バスが行き来し、水の都を感じさせます。
堂島リバーフォーラム
厚い雲に覆われた空から、小雨がちらほら降っていました。
堂島リバーフォーラム ホール 
堂島リバーフォーラム
今回で5回目となるクリスマス・ポップスコンサート。
回を重ねるごとに完成度が増していくように思います。
学年の枠を超え、競演する学生たち、ひとりひとりの個性が会場いっぱいに輝いていました。

音楽学科ポピュラー音楽コースでは、今年度だけでも
キャンパス見学会でのキャンパスコンサート【5月・7月・9月】
六都コンサート(博多・広島・高松・神戸・大阪・名古屋)【8月】
JAZZ&POPS【11月】
クリスマス・ポップスコンサート【12月】
などなど、数多くのステージをこなします。
学生たちは実際に舞台(ステージ)に立って表現できる機会に恵まれています。
会場でしか感じることができない雰囲気をお伝えするのはとてもむずかしいのですが、
頭のてっぺんからつま先まで、全身で音楽を感じることができました。
ライブならではのこの感覚!お伝えできないのが本当に残念です。

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2008年12月20日

可能性を感じたら、「応募する」。

今月に入って漫画誌の新人賞や入選、掲載などの報告がたくさん入っています。その中には在校の作品が評価される報告もあり、学生のみなさんが躍進している様子が私達をワクワクさせてくれます。皆さん頑張っていますね。
小池一夫公式ホームページ(2008-12-17更新)

今月の報告の中で大きな入賞だったのは「第11回『少年シリウス 新人賞』」でした。入選に選ばれたのはキャラクター造形学科の重 陽児さん(3年生)の作品『君に贈る』でした。
今月号(1月号)に発表された入賞報告によると、入選(100万円)と佳作(30万円)のどちらもが初投稿者であったそうで、誌上では「驚愕のワン!ツー!!フィニッシュ!!!」と謳われていました。おめでとうござます!

受賞作:『君に贈る』 あらすじ
主人公・悠也の心に引っかかっているのは、自分が生まれる前に死んだ兄の一言によってこの世に自分が生まれたのだという事実。そんな葛藤を抱える悠也は、ある日、タイムスリップを繰り返す少女と出会う。「どんなに過去に遡っても私の運命は変えられない」と語る少女は、過去に戻れるビー玉を悠也に渡す。残された言葉の真意を聞く為、悠也は過去に遡り、生前の兄に会いに行くが・・・・・。」

少年シリウス編集部の講評によると「初投稿とは思えない画力&ストーリーテリング。思春期ゆえの悩み、葛藤、行動原理がみずみずしく描かれている。読後感もよい。」 とても好評です。また重 陽児さんは受賞コメントとして「自分なりに真剣にマンガと向かい合って描いたので本当に嬉しいです。これからも日々精進していきます!」と述べられています。『君に贈る』は次号・少年シリウス2月号)に掲載される予定です。
少年シリウス フィシャルサイト

また発表されたばかりのプロダクションI.G×マッグガーデンコミック大賞では大賞・優秀賞ともに該当作品がなかったようで、「次点」として「入選」と「奨励賞」が設けられました。その入選作品の中で一番最初に紹介されているのがキャラクター造形学科の白石文武さん(2年生)の作品『JAPANESE FAMILY』。おめでとうございます!

その作品の多くがアニメ化・ドラマ化されている漫画原作者の安童夕馬氏のコメントは「読み応えがあって面白かった。絵はキャラの安定感に欠けるなど課題も多いが、それをねじ伏せるだけの勢いがある。年齢的にもまだ若く、漫画家としての可能性を感じるので、今後に期待したい。」
>>作品紹介ページ


私がリスペクトする「ガネーシャ」様(ベストセラー『夢をかなえるゾウ』)の課題にもありますが、「応募する」は大切ですね。自分の才能を見出してもらうために、可能性を感じたらどんどん「応募」してみましょう!人生が変わるキッカケですから。

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2008年12月15日

芸術の森 陸上トラック 完成

太子グラウンド(芸術の森 陸上トラック)が完成しました。
400m 3コースの土のグラウンドです。
太子グラウンド 芸術の森 陸上トラック
場所は、芸大から距離にして約4km。芸大を出て喜志駅方面へ向かい2つ目の信号(太子町南)セブンイレブンがある交差点を右折。道なりに進むと左側に「
道の駅」がありますのでそこを左折。
道の駅 近つ飛鳥の里 竹内街道歴史資料館
しばらく行くと左側にグラウンドが見えてきます。
近つ飛鳥の里 太子グラウンド 芸術の森 陸上トラック
二上山の麓、太子温泉の上側にあたり、南阪奈道路の太子インターチェンジのすぐそばにあります。
太子グラウンド 芸術の森 陸上トラック
グラウンドから見おろす眼下には南河内の街並みが一望でき、とてもナイスビューなところです。

先月行われたスポーツ推薦入試では全国大会出場者を含む4名が陸上で受験し、来年の入学が決定しました。女子駅伝部は在校生と有望新人を合わせて7名がそろいますので、来年関西学生女子駅伝に挑戦します。このグラウンドで夢をつかむために一生懸命練習します。
そして夢である杜の都 全日本大学女子駅伝を目指します。 
Dreams Come ture. Go to SENDAI !!
太子グラウンド 芸術の森 陸上トラック
主に女子駅伝部の練習拠点になる予定ですが、トラックを全力で走ってみたい方、またタイムを計ってみたい方は是非利用してみてください

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2008年12月14日

小橋陽介 展

肥後橋駅から徒歩5分、靭公園のそばにあるギャラリー「Gallery Den」で開催中の「小橋陽介 展」に行ってきました。
小橋陽介 Gallery Den ギャラリーデン 
小橋陽介さんは2003年に大阪芸術大学を卒業され、展覧会「VOCA2006」や水戸芸術館現代美術ギャラリーでの個展など活躍されている現代アートの作家さんです。

今回の個展に出品しているのは13作品。しかもほぼすべての作品が自らの裸身を描いています。その色彩感覚と観る人の心を解放させる自由な構成はすごいインパクトです。
小橋陽介 展 Gallery Den ギャラリーデン
小橋陽介さんは大学3年生のときからずっと人物を描いているのだそうです。なんだかそれがしっくりくるのだとか。わたしの勝手な推測ですがその「しっくりくる感じ」、ちょっとわかるような気がします。私の場合、ブログの写真を撮るときにはできるだけ人が写るように撮ろうと思っています。
小橋陽介 展 Gallery Den ギャラリーデン
小橋陽介さんの作品は、裸身の自らが鳥や蝶などの空を飛ぶ生き物や樹木や花・野菜などと自由に戯れている天真爛漫な明るい世界と、宇宙や森の奥、自分の影のような闇の世界との対比がとても印象に残ります。その中に小橋さんの哲学を感じます。イメージの中で解き放たれている小橋さんが見ている世界をそのままキャンバスにぶつけ、さらけ出したような作品です。
小橋陽介 展 Gallery Den ギャラリーデン
「細かく繊細な描写」や「理論的な構成」、そんなことは超越したかのようにも思える作風はユニークで面白い。単に「面白い」というより興味深いです。小橋陽介さんは「不思議な感性」と評されることもあるようですが、本当は誰もが持ち合わせている「非論理的なもの」や「理性的でないもの」を堂堂と表現してくれている作家さんのような気がします。
小橋陽介 展 Gallery Den ギャラリーデン小橋陽介 展 Gallery Den ギャラリーデン
世界にはヌーディストビーチなるものが本当にあるらしいです。白い砂、青い空や海。生まれたままの姿で自然の中にとけ込んでいく。そんな解放感を求める気持ちは誰にもあるのでは?と思います。小橋陽介さんの作品は現実社会の規制から解放された自由な精神を素直にストレートに描き出していると思います。ラフさやポップな色使いも肩の力を抜いてくれます。絵画など造形表現の楽しさや魅力というのはこんな感覚のことをいうのではないかなと思いました。
小橋陽介 展 Gallery Den ギャラリーデン小橋陽介 展 Gallery Den ギャラリーデン
ギャラリーに伺ったとき小橋さんは東京に戻られていておられませんでしたが、「裸」の小橋さんにお会いできたような気がしています。個展の最終日(20日)には在廊されるそうです。

小橋陽介 展 Gallery Den ギャラリーデン 
●小橋陽介 展
  2008.12.8(月)→12.20(土)
  
月曜→金曜:12:00 – 19:00  土曜:17:00まで
  日曜休廊
  Gallery Den(ギャラリーデン)

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2008年12月13日

Q3展 キャラ造の顔 -外に発信するキャラ造-

「Q展 キャラ造の顔?外に発信するキャラ造?」
Q展 キャラ造の顔 キャラクター造形学科作品展
キャラクター造形学科の実習で制作された作品を一堂に展示する「キャラクター造形学科展」、略称「Q展」。本日まで開催されている「Q展 キャラ造の顔?外に発信するキャラ造?」を見に体育館ギャラリーに行ってきました。
Q展 キャラクター造形学科作品展
「Q展」の「Q」は“キューブ”と読むのだそうです。正六面体の「6」とキャラクター造形学科の6種類のカリキュラムの系統をかけて名付けられました。「マンガ」「立体アニメ」「レタスアニメ」「GIFアニメ」「アナログゲーム」「デジタルゲーム」の作品がギャラリーの空間を埋め尽くしています。
Q展 キャラクター造形学科作品展
以前、「東京国際アニメフェア」の会場に行ったことがあります。規模や華やかさは比べ物になりませんが、雰囲気やイメージはそれと似ています。広い会場はコンテンツの種類ごとに空間が区切られていてメディアミックス、3回生ゲーム、2回生漫画、3回生漫画、絵本、2年生ゲーム、クレイアニメ、レタスアニメと続いています。ゆっくり見ると小一時間かかりそうなほど作品数はたくさんです。
Q展 キャラクター造形学科作品展
日野日出志先生担当の「メディアミックス」という授業では、まず各グループが「メディアミックスによるキャラクタービジネスの新会社」の設立を想定し、企画会議→キャラクター制作→ビジネス展開会議→実制作という段階で進んで生きます。その授業で制作される作品は出版業界、放送業界、映像業界、通信業界など様々な業界に対してのアプローチを想定したもので、ポスターやゲームやDVDのパッケージはもとより、CGアニメやWEBやモバイルサイトなどのデジタルコンテンツ、衣類、飲料水の企画まで様々な形で展開していきます。
Q展 キャラクター造形学科作品展
Q展 キャラクター造形学科作品展
2年生の漫画制作実習(担当:バロン吉元先生)で制作される作品は、自然描写や建築描写、メカニック描写を含んでストーリーや設定を生かす画面構成を学びます。マンガ特有の2色・4色カラーの彩色原稿を作成しいきます。
Q展 キャラクター造形学科作品展
Q展 キャラクター造形学科作品展
さらに3年生の漫画制作実習(担当:里中満智子先生)の作品は、Photoshopを使ってのデジタルイラストが展示されています。
Q展 キャラクター造形学科作品展
3年生のゲームデザイン実習(担当:細田伸明先生)の作品は、ストーリーを重視したゲーム企画書を基にキャラクターと美術設定を制作するものでした。メインビジュアルとして商品ポスターが製作され、その作品が展示されていました。
Q展 キャラクター造形学科作品展
会場の作品展示はまだまだ続き、次のセクションではカードゲーム、ボードゲームの作品を見ることができました。アナログゲームの制作を通じて「遊び」そのものをあらためて考え直し、展開していくストーリーや環境設定、美術設定、キャラクター制作などの工程を経験します。
Q展 キャラクター造形学科作品展
Q展 キャラクター造形学科作品展
アニメセクションには2台の大型モニターを使ってローテーション上映されており、コーナーの壁面には作品制作に用いられた絵コンテがびっしり展示されていました。
Q展 キャラクター造形学科作品展
キャラクター造形学科の個性豊かな作品の数々が発表されていますので、これを見れば「キャラクター造形学科って何してんの?」って疑問はなくなるはずです。あいにく今日までの会期ですが見れる人は今からでもトどうぞ。本日は15:00までです!

● Q展 キャラ造の顔?外に発信するキャラ造?
 129日(火)→13日(土)
 10:0018:00 ※ 最終日は15:00まで

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