2009年11月11日

芸大レジェンド vol.2

   

芸大レジェンド…大きな反響を頂戴しました!!
 お待たせしました!vol.1で大きな反響を頂き、ありがとうございます!

 このカテゴリ『芸大レジェンド』は、芸大が誕生して60年という長い歴史の中で、現在では『伝説』となってしまったモノや人物を語り継ごうというカテゴリです。

 第二回目の『芸大レジェンド』は
               ………『芸大卒業アルバム』です!!

アルバム表紙も年々個性的なものに変化しています!! さかのぼること十数年前、芸大を晴れて卒業する卒業生に「卒業アルバム」たるものが渡されたそうです。この卒業アルバムの購入価格は約2万円。購入希望者のみに渡されていた卒業アルバムは、アルバム委員会という団体が写真や構成を担当して、1984年~1996年のアルバムは確認されました。
 各学科卒業生の個人写真をはじめ、授業風景、キャンパスライフ、芸大周辺の写真やゼミの集合写真に想い出写真など、当時の芸大生の様子が記録されています。言わば小中高校時代の卒業アルバムの芸大バージョンです。

 ただ、芸大全学科の4回生のほとんどの顔写真と名前が掲載されていることを考えると、小中高のアルバムとはクオリティが違います!!
気になるアルバムの内容については…後日お伝えします!! このアルバムを見ていると、やっぱり芸大生って楽しそうだな~と感じます。また、当時のアルバム委員会の方々がどれほど忙しく活動されていたかがわかります。ワタシもブログ取材をしっかりしなければ…と痛感させられました。
 ちなみに、現在ではアルバム委員会はなく、各学科単位で学生たちが卒業アルバムを制作しています。当時、芸大生として通っていた卒業生の方々にとっては、「こんな時代もあったな~」としみじみ感じる、非常に懐かしい想い出の品ではないでしょうか?
 
 実は、このアルバムの写真の中に、驚くべき当時の芸大の姿が掲載されていました!!また今後『芸大レジェンド』でお伝えしようと思いますので、お楽しみに!!


2009年11月10日

視線、その先にあるもの。

               

神尾康孝写真展「-交差する、視線-」より 図書館3階閲覧室にて開催中

  闇の中に写し出されたトンネル。その先はどこへつながっているのだろうか。

闇の中に写し出されたトンネルは、どこに繋がっているのか? 写真作家、神尾康孝さん(本学大学院博士課程(後期) 芸術制作デザイン(写真)領域在学中)の作品「Wormholes」を目にすると、観客は知的に抑制されたモノクロームの世界に吸い込まれてしまう。作品の根底に作家の深い思索があるためだろうか。
 
 ここでは、どこが入り口で、どこが出口なのかは問題ではない。神尾さんの目(ファインダー)を通して写し込まれたトンネルは、私たちがトンネルにもつイメージを深層から揺るがした。観客は気づく。彼が写真を通して何を表現しようとしているのか。そこにあるものを“見る”ということと、“見える”ということを意識し「撮る」ことで、写真は芸術の領域に昇華し得るということを。図書館の、無機質なコンクリートの壁に架けられた作品群を見れば、彼の企みが成功していることがわかるだろう。

図書館3階閲覧室にて開催中です  彼の透明なレンズは、スパイラルに混在するさまざまな事象を、見えるもの=実像と、見えないもの=虚像(それは作家の意識下にあるものかも知れない)までもかたちにして、私たちにほらね、とばかり、未知の世界を呈示した。

現場のスピード感や空気感が感じられます  長谷川朋也さん

 神尾さんの撮影現場や制作過程に密着して、現場のスピード感や空気感を撮ってくれたのが、本学大学院卒業生の長谷川朋也さん。作品が出来上がるプロセスを連写して撮り、数枚のパネルにした。フィルムのように連なる写真が効果的だ。作家が作品を創る時のテンションと思索の微妙なバランスが伝わってくる。リアルに徹するカメラマンの視線が伺える作品。

3人のクリエイターがシンクロした写真展
近澤優衣さん
  今回、写真展のチラシ及びパネルのデザインを担当したのが近澤優衣さん(本学大学院博士課程(前期) 芸術制作デザイン領域在学中)。

 彼女のデザインによって、展示された作品がよりインスパイアされ、観客の前に立ち上がってくるような印象を与えた。

図書館にいながら芸術に触れられます!!  3人のクリエイターがシンクロし、それぞれのポジションで創り上げたこの写真展。本学図書館(3階)の視聴覚資料閲覧室の壁に展示しています。写真家を志す学生やチラシを見て興味をもった学生たちがじっと見入る姿を目にします。CDやDVDを視聴する傍ら、写真を見る人も。

  以前、このブログで紹介した図書館で身近にアートの時と同様、図書館を利用する人は芸術的な空気にふれながら、創造する時間を過ごすことができます。まだの方はぜひ、日常の慣性から抜け出し、写真の前に立って彼らの視線を感じとってみて下さい。

  Wormholesが過去から未来へと続くパサージュ(交通路)だとしたら、その先にあるものを…。

 「Wormholes」を手がけた写真作家の神尾康孝さんに、作品に向き合う時の様子などをインタビューしてみました。

神尾康孝さん>>Q1.作品の作り込み方を教えて下さい。
   「シンプルかつ丁寧に、を意識しました。撮影から暗室作業まで、暗い中でストイックに…いま思えば、『苦行』です(笑)。」

>>Q2.現場の空気感は?
   「現場のほとんどが山奥です。月明かりが結構明るくて、木々が風でざわざわしています。トンネルよりも、周りの山が怖いです。」

>>Q3.今後のヴィジョン(次回作など)について
   「さて、今後はどうなるんでしょう?(笑)。今はまだ『ゆらゆら』しながら作っています。ただ、シンプルであることと、アナログな写真にはこだわり続けたいと思っています。」
 


2009年11月9日

映像学科から特別試写会のお知らせ

         

 映像学科から特別試写会の案内ブログが届きましたので、ご紹介します!!

特別試写会のお知らせ!!試写会のお知らせ

 皆さん、こんにちは。映像学科です。
 今回映像学科では、ワーナー・ブラザース映画提供『THE  4 TH  KIND フォース・カインド』の特別試写会を催します。
 この作品は、今冬公開の最新作で、主演は『バイオハザード』でおなじみのミラ・ジョヴォヴィッチ。65時間以上に渡る記録映像及び音声の抜粋と、その再現映像とで構成された、今までにない衝撃の超常ドキュメンタリー映画です。予告編から既に、衝撃的です!!

THE 4HT                                          ―――― 信じられないのは、信じたくないだけなのか

主演はミラ・ジョボヴィッチ
  1ST KIND=目撃、2ND KIND=痕跡、3RD KIND=接触
そして、4TH KIND
                                               
 2000年10月に米アラスカ州ノームで、心理学者アビゲイル・タイラー博士が体験した記録映像と、再現映像で構成された全く未知なる体験との遭遇。カメラが捕えたのは、これまで誰も目にしたことのない映像だった…。

 この映像を信じるかどうかは、あなた次第。なお、記録ビデオには一部、かなり衝撃的な映像が含まれている。

MOTION PICTURE COPYRIGHT ©2009
GOLD CIRCLE FILMS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

先日完成した大阪芸術大学映画館でご覧頂けます!!                
        
12月23日(祝・水)、全国ロードショー 
監督:オラトゥンデ・オスンサンミ
ナビゲーター/主演:ミラ・ジョボヴィッチ             

■配給   ワーナー・ブラザース映画               
■日本語オフィシャルサイト                                   http://www.the4thkind.jp   

 この映画の試写会を、大阪芸術大学 映画館にて行います!

                                                    MOTION PICTURE COPYRIGHT ©2009
                                          GOLD CIRCLE FILMS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 映像学科科目『作品分析(土曜3,4限)』の授業の一環として行いますが、他学科学生も受講(鑑賞)出来ます!!
 この機会にぜひ、この冬話題の最新作『THE  4 TH  KIND フォース・カインド』を、一般のシネコンに劣らぬ、最新音響設備(ドルビーデジタルサラウンドEX)を備えた、大阪芸術大学映画館にてお楽しみください!!

※受講には、事前の申し込み受付が必要です!!

 試写会日時  : 11月21日(土)13時20分(3限)~ ※13時開場            
   場所     : 大阪芸術大学 映画館

エントリー期間 : 11月9日(月)~11月17日(火)まで
          (平日10時~18時、土曜10時~17時、ただし、17日は17時まで)

エントリー方法 : 下のQRコード(2次元バーコード)から映像学科試写会アドレス、
            もしくは、cinema@osaka-geidai.ac.jpへ学生番号、氏名をメールしてください。
※学生番号、氏名のないものは、無効となります 。                          

受講者発表日 :  11月18日(水)12時   

(当選者)注1)受講(当選)者に、映像学科より当選メールを送信します。
      注2)メール受信制限で、指定のドメインからのメールのみを受信する設定をされている方は、
         当選メールを受信できません。cinema@osaka-geidai.ac.jpからのメールを受信可能な設定に し     
         てください。
      注3)当選メールが試写状となりますので、削除しないでください。試写会当日、当選メールを係の者にご提示く
         ださい。

お問い合わせ先 : 映像学科研究室(7号館32教室)

今後も、映像学科では、劇場公開作品の試写会を企画していますので、ご期待ください!!

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2009年11月5日

偶然か・・・それとも運命か・・・?

  

芸術情報センター4Fにて開催中です!!
 2009年もあと2カ月となりました。皆さんは今年を振り返ってどんな一年でしたか?

 実は、2009年はヘンデル没後250年、ハイドン没後200年、メンデルスゾーン生誕200年記念の年です。

 ヘンデルはドイツ生まれの作曲家で、あのバッハが「音楽の父」と呼ばれるのに対し、ヘンデルは「音楽の母」と呼ばれ、バッハと並び称されるドイツ・バロック音楽最高の作曲家と言われています。
 

この顔に見覚えありませんか?
 ハイドンは古典派を代表するオーストリアの作曲家で、多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲、弦楽四重奏曲第77番第2楽章にも用いられた皇帝賛歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」の旋律は、現在ドイツの国歌として用いられ、『交響曲の父』『弦楽四重奏曲の父』と呼ばれています。

 メンデルスゾーンはドイツロマン派の作曲家で、作曲以外にもそれまで独立していなかった「指揮者」という職務を独立させ、自らも極めて有能な指揮者として率先して範を示し、弟子たちに指揮法を教え、現在にまで至る指揮法を確立した創始者とされています。

 このような偉大な作曲家たちの記念の年が重なるとは果たして偶然なのでしょうか・・・、はたまた運命なんでしょうか・・・。

 音楽を志すあなたは必見です!!

 大阪芸術大学図書館所蔵品展では、今回『メモリアル・イヤーの作曲家たち ヘンデル・ハイドン・メンデルスゾーン』と題して、彼らの音楽家人生にまつわる品々が展示されています。

 普段クラシック音楽を聞かないという人も、彼らの名前を知らないことはないでしょう。展示されている品々から、彼らが人生をかけて作り上げた音楽を感じられるのではないでしょうか?

 是非、足を運んで彼らの音楽に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

大阪芸術大学図書館所蔵品展
『メモリアル・イヤーの作曲家たち ヘンデル・ハイドン・メンデルスゾーン』
平成21年10月19日(月)~11月14日(土)
大阪芸術大学図書館4Fにて開催中(芸術情報センター内)
 


2009年11月4日

大阪芸術大学 ウィンドオーケストラ第31回定期演奏会

 

 演奏学科の副手さんからブログ投稿をして頂きました!!

 2009年10月18日(日)クレオ大阪中央にて演奏会が行なわれました。

 ついにブラス定期がやってきました。
 管弦打コースでは、ウィンドオーケストラ定期演奏会のことを通称「ブラス定期」と呼んでいます。

 曲目は、毎年4回生を中心に演奏したい曲を相談して選曲しています。
 が、今年は曲を決めるのに時間がかかってしまいました。
 アンコール曲もなかなか決まらず、最終決定したのがブラス定期のちょうど1週間前・・・。

 早くに決まっていた曲は、前期の授業から音出しをし、夏休みから本格的にブラス定期に向けて、休みを返上して打ち込んできました。

緊張感の漂ったリハーサルとなりました!! そして、本番の日。

 リハーサルは、「本番大丈夫なんかな?」と思わせるようなヒヤヒヤする一面もありました。

 しかし、本番はみんな衣装に着替えて、女の子は綺麗にお粧しして、男の子はタキシードでかっこ良く決めて、指揮者の先生も燕尾服で身を包み、全員気合いが入り、約700名のお客様の前で集中した演奏が出来ました!

 ある曲の演奏が終わった瞬間、客席から「ブラボー!!」と歓声を頂きました。

 また、特別ゲストで、2週間本学で特別実技講習をして下さった、クラリネット奏者のロマン・ギュイオ先生にもソリストとして、演奏して頂きました。
 ギュイオ先生のソロはすごく素敵で鳥肌物でした。
 私は、舞台袖で感動しすぎて、涙がでました。ギュイオ先生ブラボー!!です。

 アンコールも、大阪芸大ウィンドオーケストラ定番アンコール曲の「ラデツキー行進曲」でお客様の手拍子と一体になりました。

また来年に向けてみんなで頑張ります!!
 演奏会終了後の打ち上げでは、みんな開放感に満ちあふれた顔ではじけていました。

 学生一人一人、それぞれ演奏会を終えて様々な反省点はあると思いますが、全体的に楽しく演奏をしていたし、素敵な演奏会になったと思います。

 来年のブラス定期に向けて、みんなで頑張っていきます!!

 ありがとうございました!!

投稿者:演奏管弦打研究室 松村麻未

 お忙しいところブログ投稿して頂いて、ありがとうございました!!