2009年12月4日

今週末はどこへお出掛けですか?

全国書店にて販売しています!!
 1995年に文芸学科を卒業された西村健太郎さんがアルファポリス旅行記大賞を受賞され、2009年7月に『週末鉄道紀行』という著書を出版されました。

 西村さんは大阪府門真市出身。1995年に大阪芸術大学卒業後、法政大学大学院を修了、旅行専門誌編集者などを経て、現在IT専門紙の記者として活躍されています。

 2008年4月、西村さん個人のホームページが、アルファポリス社による第一回旅行記大賞で大賞を受賞したことをきっかけに、著書『週末鉄道紀行』を全編書き下ろしで出版されました。 

 会社員である西村さんが仕事の合間をぬって、週末に大好きな鉄道旅を満喫する自身の紀行エッセイです。小さい頃に時刻表を読んでは、人々の旅や移動、まだ見たことも行ったこともない土地を思い描き、大きくなったら鉄道を日本の隅から隅まで乗りつくして、小さくて狭い世界から抜け出したいと夢見ていた日々?。

 鉄道の旅もこんな楽しみ方があるんだなぁと改めて実感しました。この本を読むと普段の通勤・通学の電車から見える車窓の景色が、いつもと違う風景に見えるかもしれませんね。

 「私にとって月曜日は新しい旅の誕生日である。」月曜日の朝、満員電車の中で時刻表を開き、巻頭路線地図をパラパラめくることから週末の旅思案をスタートさせるという西村さん。
 今週末はどこへ旅するのでしょうか?

 発売元は星雲社で定価は1470円。全国書店にて販売しています。

 私も毎日、2時間かけて芸大へ来ていますが、この本のおかげで、満員の通勤電車が楽しくなりました!
 季節と共に変わっていく車窓や乗客の様子、車掌のアナウンスなど、毎日違う光景に出会っているんだと考えると、見逃してはもったいないと思うようになりました。

 みなさんも是非一度読んでみてはいかがでしょうか??


2009年12月3日

OUA‐TVから中継でお伝えします!!

 

OUA-TVスタジオからお伝えします!! またまた、先日の話ですが…。OUA-TVで放送学科3年生の中継実習が行われました。
 ディレクターさんとは中継実習当日まで、綿密な打ち合わせを繰り返してきました。

 いざリハーサルでカメラワークのチェックをすると、うまく打ち合わせ通りにいかないこともしばしば…。
 先生やTD(テクニカルディレクター)とどうすればうまく撮れるのか、あれこれ相談。

 実際に中継車を使って、中継番組を実習授業で制作できるなんて、改めて貴重な授業だなと思いました。
 ワタシも学生の頃に履修していたので、学生時代にタイムスリップしたかのようにブログ写真を撮っていました。
キャスター席に座っての原稿読み。緊張したそうです!!
 今回、中継リポーターとして出演した中谷香織さん(放送学科アナウンスコース4年)はビデオ制作会社でもアルバイトをしていて、司会のほかにカメラマンとしても活躍!「1000人くらいの前で喋るのは大丈夫なんですが、カメラで撮られるのは…カメラで撮る方がいい!!」と弱気な発言をしていましたが…。

 いざ本番が始まるとピシッとしてしっかりとリポートしてくれました!!
 本番を終えて「リハは緊張したけど、本番までには慣れてきて楽しくできました!!」

 中谷さんはレポーターだけでなくカメラもできるテレビマンです!!そんな中谷さんに芸大での4年間を振り返ってもらいました。
「芸大はおもちゃ箱をひっくり返したような楽しいところで、そこから自分自身が進んで勉強していけばいろんなことが身に付くことを実感しました!!芸大に入学したら是非、いろんな刺激を受けてもらいたいです!!」

 中継スタッフの皆さんも、寒い中お疲れ様でした!!


2009年12月2日

大阪芸術大学ミュージカル ついに開演!!

ポスター案も多くの候補の中から選びました!!
 いよいよ開演しました!!大阪芸術大学ミュージカル『龍の子ケンとリン』!!
芸大生だけでなく芸短生や附属幼稚園の園児たちも観に来てくれました!!
 
 もちろん、OUA-TVも撮影に行きました!!

 大阪芸術大学は、毎年様々なミュージカルを作り上げてきました。
 2007年の『氷山ルリの大航海』では、北極の氷床で生まれた氷山「ルリ」が、南極までの旅の中で動物たちとの出会いや大自然の美しさを通して、自然環境の大切さ、友情の尊さを伝えるものでした。

 2008年に上演した『御時幻影~そして物語は光になった~』は、千年前の物語が時空を超えて現代に息づき、更に西暦3000年へと語り継がれるというテーマでした。

 今回のミュージカルは、地球が生まれた時から地球を守り続けてきた龍たちが、地球環境を壊す生き物"人間"が現れたことによって、「龍の子」を人間の子として世の中に送り、地球を救うという物語です。

 照明、舞台衣装、大道具、音楽、振付に至るまで、演出が加わることで、台本を読んでイメージしていた世界観が更に大きくなりました!!

 それにしても、本当によくあんなに長いセリフを覚えられますよね。動きも合わせて覚えることを考えると、本当に尊敬します!!物忘れのヒドいワタシには…。

 閉演後には訪れた学生や園児たちから大きな拍手が送られました!!
 明日もまた上演が予定されています!!舞台芸術学科の皆さん、頑張って下さいね!!

 このミュージカルの模様は12月15日更新のOUA-TV NEWSでお伝えしますので、是非ご覧下さい!! 


2009年12月1日

大阪芸術大学ミュージカル、明日開演!!

  

学内の録音スタジオでいざ録音!!
 12月2日(水)、12月3日(木)に大阪芸術大学芸術劇場にて大阪芸術大学ミュージカル『龍の子ケンとリン』が上演されます。
 高円宮妃久子殿下原案・監修の絵本『龍の子 ケンとリン』(小峰書店刊)を大阪芸術大学グループがミュージカル化したものです。

 地球が生まれたその日から地球を守り続けてきた龍たちは、環境を保つためすべての命を守るために金の珠に色々な物を封じ込めて持っている。

真鍋先生の指導にも熱が入ります!!

 ある時、地球環境を壊す生き物“人間”が現れたことによって、龍たちは「龍の子」を人間の子として世界に送り出し、地球を救おうというスペクタクルファンタジーです!

 先日、ミュージカルで使用する音楽の録音が8号館スタジオで行われました。
 録音には演奏学科・舞台芸術学科の学生たちが参加。ワタシもスタジオブースに入って写真撮影してきました☆★

細かい指導に対応する学生たちもさすがです!!

 録音が始まるとヘッドホンから流れる音楽にあわせてチカラ強く、時には楽しく…。これだけ多くの人数が目の前で歌うと迫力があります!!

歌の指導は、舞台芸術学科真鍋みよ子先生。 
 音符の長さや声の大きさ、タイミングなど細かい注意はもちろん、その場でメロディーを変えたりと、めまぐるしく動くスタジオには張りつめた緊張感が漂っていました。
 

学科の枠を越えて学生・先生が一つになってミュージカルも完成間近です!!
 
 OUA-TV NEWSブログなどの取材で見覚えのある学生たちも、取材の時以上に真剣な表情で先生が求めるイメージを考えながら歌っていました。

 録音終了後、すぐに衣裳合わせに向かった学生たち…。

 ミュージカル本番は明日!!
 本番が楽しみです!!


2009年11月30日

朗読と音訳との違いとは?

  

なんと説明をして下さった久保田さんも芸大の卒業生!! 先日、社会福祉法人・日本ライトハウスの方々が大阪芸術大学に来校されました。

 社会福祉法人・日本ライトハウスとは、視覚障害者の方々の福祉サポートを行っている団体で、視覚障害リハビリテーション事業や盲導犬を訓練したりと様々なサービスを提供しています。

 今回来られた日本ライトハウスの久保田さん、梅原さんは、目の見えない方にも様々な情報を得られるように、録音図書や拡大写本の製作・提供サービスを通して、目の見えない方・見えにくい方の生活をもっと楽しく、豊かにしようという活動をされています。
ノートパソコンで簡単に音声を取り込むことが出来ます!!
 そこで、その視覚障害者の方々の為の録音図書の製作に放送学科アナウンスコースの学生たちが協力し、『録音ボランティア』としてに参加することになりました。

 視覚障害の方なら点字を理解できると思う人も多いと思いますが、実態はかなり違うようです。糖尿病や緑内障などで、人生の途中で視覚障害を発症された中途視覚障害者の方が視覚障害者の方の8割を占めていて、年齢的に触圧が弱まることで、なかなか点字を習得するのは難しく、点字識字率はまだまだ低い傾向にあるそうです。

小学生の教科書なんて何年ぶりだろう!?エヘッ!!
 今回録音ボランティアをするに当たって重要なのが『朗読音訳の違い』。皆さんわかりますか?
 簡単にいうと、『朗読』は読む人の解釈を入れて、気持ちを込めて読むこと。『音訳』は読む人の解釈がなるべく入らずに、活字を音声に置き換えて読むことだそうです。

 学生に細かく説明して下さった久保田さんも、実は大阪芸術大学の卒業生!!しかも放送学科アナウンスメントコース(当時)に在籍されていたそうです!!どおりでわかりやすい説明だなぁと思いました!!

日頃の実習の成果を発揮してくださいね!! 音訳を録音するパソコン操作の説明を理解するのにみんな四苦八苦…。
 それでも、OUA-TVでニュースキャスターも務めた渋江美和さん(放送学科3年)は「最初から最後まで教科書を読むこともそう多くはないので、是非チカラになれるように頑張ります!!」と、意気込み十分のコメントを頂きました!!

 初めは小学生の社会・理科・算数の教科書を音訳するそうですが…。いかに聞く人にわかりやすく伝えられるか、その表現力が重要になってきます。

 それにしても、算数なんてどうやって音訳するんでしょう?

 こうして普段勉強していることが社会で実践できる環境を大切にして、頑張ってほしいです!!