2008年6月11日

ブログの取材、の取材・・・

放送学科の2年生が入試課を訪ねてきてくれました。聞けば授業の中でドキュメンタリー番組の制作をするとのこと。その題材に「大阪芸術大学ブログ」を取り上げたいというのです。ブログの取材、の取材、というわけです。

こんなに地味なブログ制作の作業がドキュメンタリーとして本当に成立するのかなぁ?取材を受けるか、受けないか迷いました。裏側の作業はずっと秘密にしておきたい、そんな気持ち半分。認知度を上げることに貢献してくれるならありがたいっ!と思う気持ち半分。丁寧に相談に来てくれたこと、ましてや授業の一環なので協力はしてあげたいし・・・。どうしよう?

企画意図を書面で頂き、ドキュメンタリーの肝、その「落としどころ」を確認しました。『・・・視聴者にこのブログに興味をもってもらい幅広く学校を知ってもらえればよいと思う』とありました。こうなると入試課としては協力しないわけにはいきません。ちゃんとカット割を確認して、できれば顔はこっち側の角度から撮影お願いします・・・、なぁんて。
ここで考えました。この「ブログの取材の取材」・・・を取材して、記事にしよう!
・・・というわけでこのブログを書いています。

その後、仕事をしているとなんとなく入試課の外から視線を感じます。ガラスの扉の向こうから既に撮影は始まっていました。森本泰史さん、堀香菜子さん、田村和也さんの3人がカメラを持ってやってきました。まず、ホワイトボードに書かれたブログ制作メモの撮影から始まって、ネタ探しの様子、体育館ギャラリーの取材などカメラが私を追っかけてきます。私はもともと歩くのが早い上に、恥ずかしいので更に加速。自分でもなんとなく「わざとらしいなぁ」と思えるしぐさ満載で撮影は進んでいきました。
放送学科 ドキュメンタリー番組 取材
途中、インタビューが予定されていました。「ブログ制作を通じ芸大生はどのように見えているか?」という質問は難しかったです。でも撮影が終わってから、あれも話せばよかった、これも話せばよかったと、整理のできていなかったコメントについて一人、反省会をしました。

インタビューの中で「苦労は?」というのもありました。「苦労はやはりネタ探しですかねぇ・・・」。
ブログの運営が始まり、早9ヶ月。「毎日更新」が→「ほぼ毎日更新」となり、楽しみにしていただいている方には失礼しております。雨上がりには、芝生広場に小さなキノコが生えること。あの日取材したタケノコ、どこまで大きくなったかなぁ?そんな小さなネタもあれば、在校生が行うさまざまな活動など芸大の日常はネタで溢れています。本来、ネタ探しには苦労はないはずなんですが、あぁ、あんな風にコメントしちゃった・・・。

残念ながらブログの取材ができなかったイベントを後から知ったときは結構ダメージがあります。もっともっと身近に大学を感じてもらうことがこのブログの目的ですから、できる限り続けて更新してきたいです。各学科に特派員さんがいればいいな、と思うこのごろです。
今後も変わらずのご愛読、よろしくお願いいたします。(ブログ開設 祝・9ヶ月!!

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2008年6月6日

よさこい日和。 初々しい演舞。

今日は爽やかなお天気でした。昨日までのジメジメが余計にそう思わせてくれます。
おとといと昨日の2日間、ブログを更新できなかったので今日は精力的に学内をウォッチングしてきました。

総合体育館1Fでは「世界禁煙週間」のPR活動が行われていました。保健所の方々にお越しいただき在校生に向けて喫煙による健康被害のことなどを個別に説明していただく様子がありました。海外での禁煙PRのためのポスターの展示などもありました(ちょっと大人向けの作品もありましたので、その写真は省略いたします)。
世界禁煙週間
在校生が座って検査していたのは「呼気一酸化炭素濃度検査」でした。「うげぇー、マジでー!」と奇声が聞こえました。きっとヤバいくらいの結果が出たのでしょう。世界禁煙デーは531日で今日までが世界禁煙週間だったそうです。
学内でもよくタバコを吸っている在校生の姿を見かけます。歩きながらの喫煙はとにかくやめましょう。とにかくマナー重視。それとやはり喫煙によってお肌の老化や歯の色が悪くなったりといいことはありませんよ。ニオイもそう。タバコを吸わない人は敏感に感じてます。就職活動の時などは特にさわやかな白い歯でお願いしますね。

さて本日、お昼休みに銀河系広場・赤レンガ舞台(実はタイル)で『よさこい×結び–天晴祭』が行われました。
よさこい×結び 
今回は新しく「よさこい×結び」に入った1年生の舞の初舞台です。日差しも強くなって絶好の「よさこい日和」です。
よさこい×結び よさこい
まずは、2年生以上の方がその前座として演舞を踊りました。「アグニ」という舞です。この踊りは大阪芸術大学に「よさこい×結び」が生まれたときにつくられたオリジナル第1弾の舞だそうです。さすが先輩、気合が入っています。そのあといよいよい1年生達の登場です。
よさこい×結び よさこい
銀河系広場の奥の方、陶芸の実習室前あたりから威勢のよい掛け声とともに登場してきました。皆さん照れはほとんど感じられず、顔いっぱいに楽しそうな表情です。いい感じで揃っています。上出来じゃないでしょうか?みなさんさわやかな白い歯です(勝手なイメージ)。
よさこい×結び よさこい
よさこい×結び」は、圧倒的に女子のメンバーが多いそうで、男子メンバーを強く強く求められています。本日の演舞をみて、カッコイイ!と思った男子諸君。よさこいに加わってみましょう!
よさこい×結び」は月・水・金の18:30から、総合体育館下のピロティで練習を行っているそうですよー。

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2008年5月30日

ガンバッテマス、忍術研究会

今日は朝からすっきりしないお天気でした。雨が降るのかな?って思わせる、湿度。もう梅雨入りなのか?いやいやまだでしょ。結局、雨は降りませんでした。
忍術研究会 忍研 NHK取材 お昼の公演
さて、そんなお天気の本日、お昼休みに学内の「銀河系広場」にて忍術研究会の公演が行われていました。タイトルは「The Earth」。いつもの感じの脚本とは違い、今回はコンピューターゲームの中の世界のお話でした。
忍術研究会 忍研 NHK取材 お昼の公演
忍術研究会は『殺陣』(たて)、いわゆるチャンバラをメインにした舞台活動を行っているクラブ団体です。舞台制作、音響、アナウンス、もちろん出演(アテレコ含む)もすべて、多くはない部員数でこなしています。皆さんヒジョーに頑張っています。
忍術研究会 忍研 NHK取材 お昼の公演
今日はその忍術研究会のテレビ取材の為、NHKのスタッフの方々が来られていました。朝から大学内の様子を撮影されたり、公演の様子、クラブボックスの様子などを撮影されました。取材は本日だけではなく、来月14日、29日にも取材の続きが予定されているそうで、次回は「安田大サーカス」の方々がリポーター?として大阪芸術大学にやってくるのだそうです。(放送予定はまだ決定していません。)
忍術研究会 忍研 NHK取材 お昼の公演
今日のスッキリしないお天気のせいか、ギャラリーはそれほど多くありませんでした。
次回の公演のときはたくさんのお客で盛り上げてあげましょう!

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2008年5月28日

5月の備忘録

もうすぐ5月も終わりです。進学説明会などが本格的に行われるシーズンで出張の機会が増えており大学内で過ごす日が少なくなっています。そのためブログも在校生や他部署の方の協力を得て今月もできるだけ更新してきました。さて、本日は今月のブログでタイムリーに紹介できなった出来事を2つ、備忘録的にご紹介させていただきます。

522日(木)、元・モーニング娘。の「よっすぃー」こと吉澤ひとみさん、ハンパねー実力派お笑いコンビ・トータルテンボスが取材のため大学に来ました。
今回の来校は毎週水曜日深夜2429ON AIRの「わおーん!」(読売テレビ系)のロケです。テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の5代目主題歌を担当している「50回転ズ」をゲストにした放送が6月に予定されているそうで、「では彼らの出身の大学を見に行こう!」ということで彼らの学び舎を取材に来られました。
ザ50回転ズ」のプロフィールでは、富田林の「大阪ロックンロール少年院」に収容されていた、
徳島の酔いどれ「ダニー」(G・Vo出雲の妖怪「ドリー」(B・Vo浪速のドラ息子「ボギー」(D・Vo)の3人が少年院にて奇跡的に出会い結成した(ウィキペディアより)、となっていますので、彼らの本当の過去は明らかにしないほうが良いようですね。でも陰ながらご活躍応援しております。

524日(土)、産学協同ドラマ6弾の出演者オーディションが行われました。
毎年、恒例になった
KBS京都・サンテレビ・t v k産学協同企画ドラマシリーズの第6弾。今年は「トレジャーハンター/キャンパスの秘密」(仮)が予定されています。今回の主要キャストは5名だそうでそのうち4名を今回のオーディションで決定する(した)のだそうで、舞台芸術学科の在校生約40名がオーディション会場に集まったそうです。
タイトルはまだ「仮」の状態ですので変更があるかもしれないとのことでしたが、タイトルからすると以前の産学協同ドラマ「探偵オブ・マイハート」や「お宝デイズ」にテイストが似てくるのかなぁ?なーんて邪推しちゃいます。でも私の浅い想像はいい意味で裏切られることになるでしょう。きっと。とても楽しみです。

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2008年5月26日

アオイホノオ

やっと手に入れましたっー!「アオイホノオ」。
最近の少年マンガ誌は性の描写が多くて(多すぎるので)読むのに抵抗を感じています。立ち読みでもなかなか手を出すことがなかったのですがこのマンガは違いました。現在、ヤングサンデーに連載中の「芸術大学生物語」です。
 アオイホノオ 島本和彦 ヤングサンデー
先週末のこと。出張の帰りに、あべのルシアスF喜久屋書店・漫画館へ。時間短縮のためさっそく店員さんに聞いてみると「あぁ、島本和彦さんのですよね。あれけっこう面白いですよね」と言って探しはじめてくれました。店員さんの「面白いですよね」の言葉で私の「その漫画どうしても欲しい熱」は一気に最高潮へ。「えぇっと、小学館だから・・・」と、探してもらった結果・・・「すいません、あいにく品切れみたいです」。とても親切にしてくれたイケメンの定員さんに別れを告げ、天王寺Mioの9Fへ。旭屋書店でも「すいませーん、昨日品切れになりました。」と。悪あがきで地元もブックオフへ。そこにもやはりありませんでした。「今、売れてるんだ。この漫画。」、と確信する私。結局、迷わずネットショッピングで購入。あっという間に読んじゃいました。

この漫画、キャラクター造形学科の研究室では以前から紹介されていました。「大阪芸術大学」ならぬ「大作家芸術大学」(おおさっかげいじゅつだいがく)に通う一回生「焔 燃」(ホノオ モユル)が主人公です。TV・映画・アニメの講義を受けながら近い将来ひとかどの漫画家になってやると、ひそかにもくろんでいる18歳。時代背景は1980年代初頭。この時代、次々に登場する漫画やアニメの名作を目の当たりにして落ち込んだかと思ったら、「ウヌボレ」とも思える切換えの早さ。メチャクチャ前向きです。
アオイホノオ 島本和彦
またこの漫画の面白さはなんといっても登場人物。「焔 燃」が学内で出会うのは、その後アニメ・漫画の業界を支えることになるスゴイ人たちばかりです。この漫画の巻末に特別企画として庵野秀明氏との対談も収録されていますが、その庵野秀明さんとの出会いのシーンもあるのです。その後、GAINAXの社長になる山賀博之氏。「ネコじゃないモン!」で一世を風靡する矢野健太郎氏などなど。
アオイホノオ 島本和彦
この漫画の一番初めには「実在の人物・団体等の名称が一部登場するが、あくまでこの物語はフィクションである。」としっかり断り書きが記されていますが、リアル過ぎます。「フィクションである」をしっかり書けば書くほど「ノンフィクション」であることを強調してしまっているようです。人だけではなくシーンとして描かれている教室やキャンパスの風景、けっこうそのまんま大阪芸術大学です。また「島本さんが在学されていた時代。スゴイ人々がこのキャンパスで学んでいたのか」とか、その頃の大阪芸術大学の校風が今もやはり「芸大らしさ」として残っていることを感じたり、芸大のことを知っているからこそさらに面白いと感じる表現などがたくさん描かれており、大阪芸大生なら必読です。(それにしても映像計画学科の先生はデフォルメしすぎかなー?)

おっと!イケナイ。この物語はあくまで「フィクション」なのでした。

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