2023年11月13日

大阪芸術大学大学院生によるグリーティング・コンサートvol.4

11月5日、日曜日、ヤマハミュージック大阪なんば店2Fサロンにて、「大阪芸術大学大学院生によるグリーティング・コンサートvol.4」が開催されました。


ヤマハミュージック大阪なんば店の楽器売り場に隣接したサロンでのコンサートです。
ヤマハの楽器のフロアはピアノは勿論のこと、管楽器、弦楽器、その部品などが、それはそれは美しく展示されていて、音楽好きにはワクワクが止まらない空間となっています。

 

出演は声楽、ピアノ、ヴァイオリン、打楽器、作曲を専攻する院生たちです。共演ピアニストも含め、総勢14名が出演、3部構成のコンサートで、2時間半にも及ぶ大コンサートです。

 

 

團伊玖磨「夕鶴」よりアリア、「ジャンニ・スキッキ」より”私のお父さん”、「ウエスト・サイド物語」より”すてきな気持ち”などの歌曲、ピアノではショパンのバラードなど、ヴァイオリンでシュニトケの「フーガ」や、スネアドラムソロのマルタンショウ「チック」など、有名曲から、初めて聴く名曲まで、バラエティ豊かな選曲です。
作曲の院生の作品のピアノ連弾のための「冬の風」の初演もありました。
時間的には長いコンサートなのですが、曲目選択や演奏順などのプログラミングの妙、そして、何よりもそれぞれの演奏者の個性あふれる熱演の連続の為、長いと感じることは全くなく、お客様の熱気と音楽の美しさに触れる喜びを感じる演奏会となりました。

 

Vol.4となります今回の「グリーティング・コンサート」は今までとは違い、入場人数を制限することもなく、関係者のみの演奏会でもなく、一般の皆様にオープンなコンサートとして満席のお客様をお迎えいたしました。
コンサートの本来あるべき姿を取り戻し、演奏者とお客様とが共に同じ空間の中で音楽を感じつつ形作っていく過程をエネルギーとして感じる時間でした。

 

 

空は青く高く美しく、芸術を存分に堪能し、清々しい1日となりました。


 

投稿:演奏学科合同研究室(文責:仲道祐子教授)


2023年10月18日

生駒「高山竹あかり」 幻想的な空間をお楽しみください

今年も、奈良県生駒市の高山竹林園(※)で開催された「高山竹あかり」に行ってきました。
10月7日(土)・8日(日)の開催で、私は8日(日)の夕方に行ってきました。
あいにくの雨で、明かりが灯らず幻想的な空間を見ることができませんでした。

この「高山竹あかり」会場には、本学工芸学科教授の長谷川 政弘先生(金属造形作家)がデザインした竹の造形物が数多く展示されていました。
今回は、7日(土)に先生から提供された写真を掲載させていただきます。
幻想的な空間をお楽しみください。
また、8日(日)に雨の中撮影した写真もご覧ください。

ぜひ来年の「高山竹あかり」は、晴天になることを願っています。

※高山竹林園は、生駒高山の地の伝統ある竹製品(茶せんなどの茶道具)をPRするとともに地場産業の一層の振興を図るために作られた施設です。


 

 

 

 

 

下の2枚は、8日(日)に雨の中撮影しました。

 
 

(報告者 就職課 川村良広)


2023年8月22日

昨年に引き続き近鉄トンネル内での演奏会を開催します

~今回は声楽アンサンブルです~
 

2022年11月に近畿日本鉄道とコラボで、近鉄奈良線で以前に使用されていた旧生駒トンネル内(大阪府東大阪市~奈良県生駒市)で演奏会を開催しました。

旧生駒トンネルは、近畿日本鉄道の前身である大阪電気軌道が1914年(大正3年)に開通させた、当時の複線標準軌式トンネルでは日本最長の3.388mのトンネルです。
生駒山脈を貫通して大阪~奈良を最短距離で結びました。
1964年(昭和39年)に新生駒トンネルが開通したため、使用されなくなりました。

この旧生駒トンネルを使用して、今回は学生たちによる声楽アンサンブルを披露します。
1914年(大正3年)に開通したこのトンネルと時を同じくして生まれた『文部省唱歌』。
共に多くの人々に愛され、時代と共に駆け抜けてきました。
未来に向かって走る学生たちが新しい息吹を吹き込む唱歌、童謡、愛唱歌。
響き豊かな空間で、心のタイムスリップのひと時を。
演奏曲は、「ほたるこい」「荒城の月」「汽車ぽっぽ」などです。

この演奏会は、近畿日本鉄道の旅行商品として発売されます。
詳しくは、近畿日本鉄道のホームページをご覧ください。
 

・開催日 2022年9月23日(土)、10月1日(土)
・募集人数 各日70名(最少催行人員50名)
・行程 近鉄各駅~近鉄奈良線石切駅…旧生駒トンネル(演奏会)…近鉄奈良線石切駅~近鉄各駅
9月23日(土) 13:30集合 演奏会 14:00~15:00
10月1日(土) 10:30集合 演奏会 11:00~12:00
・旅行代金 大阪難波駅から 大人6,180円、小人5,760円
      大和八木駅から 大人6,680円、小人6,000円
      京都駅から   大人7,140円、小人6,240円
      ※旅行代金には、近鉄往復運賃、イベント費用、諸税等を含みます。
      ※他駅からの設定もあります。
・申し込み 近鉄ホームページ上「おすすめのツアー」ページにて好評発売中です。

 
 

(報告者 就職課 川村良広)


2022年12月26日

大阪芸術大学学生による 旧生駒トンネルで響く! ブラス・オーケストラ演奏会 開催されました!

2022年11月12日(土) 旧生駒トンネル(近畿日本鉄道奈良線)で演奏会が開催されました。

今回の「旧生駒トンネルで響く!大阪芸術大学学生による演奏会」は、近畿日本鉄道と一緒に計画してまいりました。

春に「青の交響曲(シンフォニー)・コンサート列車」を初めて企画させていただき、近畿日本鉄道の協力で成功させていただきました。
その後も、近畿日本鉄道様より色々と提案をいただいた中で、近畿日本鉄道奈良線の輸送を支え、旧生駒トンネルで、日頃訪れることもできない場所を演奏会の会場に提案をいただきました。

旧生駒トンネルは、近畿日本鉄道の前身である大阪電気軌道が、大阪と奈良をつなぐため1914年(大正3年)に開通したトンネルです。
1964年(昭和39年)まで使用され、新生駒トンネルの開通で使用を終了し現在に至っています。経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されています。
トンネルの中ということで、残響が4秒程度有り、教会のチャペルの中でのような演奏になるか楽しみな演奏会でした。

当日は晴天でしたが、トンネル内は年間を通じて18度程度の気温で湿気も多く、一部は地下水のしずくが落ちていました。
演奏しているメンバーは良いのですが、お聞きいただいてるお客様にとっては少し肌寒いかもしれませんでした。

演奏は、入口から300メートルほど入った先で、演奏者はトンネルの奥に向かって演奏を行いました。
トンネル内で響きがどのように影響を及ぼすか心配でしたが、演奏中響はトンネルの奥に響いていき演奏には支障なく、お客様にもお聞きいただきやすかったのではないでしょうか。

ブラス・オーケストラは、クラシック音楽を学ぶ演奏学科管弦打コースの学生を中心に活動し、大学の近隣住民の方々に向けて演奏会の企画や、府内の小学校に音楽鑑賞会として公演を行い、幅広い年齢の方々にも親しみやすい曲をレパートリーに、演奏活動を行っています。
今回は学生と教員の15名で演奏いたしました。

お客様に素晴らしい響きで演奏会を開催させていただいた事に感謝いたします。

素晴らしい演奏会の機会を提供して頂いた近畿日本鉄道株式会社に感謝申し上げます。

関係者の皆様、本当にありがとうございました。
 


 
投稿:植村(教務部)


2022年11月8日

大阪芸術大学 大学院生による グリーティング・コンサートVol.3

10月29日、土曜日。
からっとした気候が心地よい秋の日に、三木楽器開成館の2Fサロンにて「大阪芸術大学 大学院生による グリーティング・コンサートVol.3」が催された。
前期博士課程に在籍している7名の院生たちによるコンサートである。

190年の歴史を持つ三木楽器開成館、実は演奏学科の学生の必須教則本「コールユーブンゲン」の日本での出版元である。
本店の建物は国登録の有形文化財として登録され、入口のステンドグラス、大理石の階段、縁取りのなされた天井、階段の手すりの飾りなどが醸し出すドイツモダンスタイルの建築物の伝統と歴史の重みが、コンサートへの期待を盛り立ててくれる。

 


今年のグリーティング・コンサートは、バラエティ豊かな内容となった。
ヴァイオリン、ピアノ、ソプラノ、バリトンに加え、打楽器のスネアドラムも登場する。
ロマン派の名曲から珍しい近現代の曲までをもしっとりと表情豊かに、あるいは迫力満点に、ハッと思わず息を飲む技巧、など出演の院生達がそれぞれの個性を発揮して聴衆に語りかけて来るようなコンサートとなった。

 

 

今までの、関係者のみの演奏会とは違い、今年は一般のお客様もいらしてのコンサートである。
当日、三木楽器開成館にきてからこのコンサートの事を知り、そのまま客席に入ってお聞きくださったお客様もいる。
音楽を、院生たちの演奏を心から楽しみにしていたお客様に恵まれた。
出演者たちもこの笑顔である。

 


お客様と時間空間を共にしながら、お客様の気配を感じながら、生で演奏することの喜びを久々に取り戻した感動あふれるコンサート。
それが今年のグリーティング・コンサートだった。


 

投稿:演奏学科合同研究室(文責:演奏学科教授 仲道 祐子)