2014年5月20日

蓄音機がやってきた

みなさん、“音を再生する”ものといえば、どんなものを想像しますか?

ここ30年程の音楽メディアの変遷を見てみると、とても面白いですよ。
1980年頃、音楽メディアと言えばレコードが過半数を占めていました。
その後、1984年から1990年頃までは、カセットテープが主流の時代に。
CDが登場したのは1983年、カセットテープのシェアを越えたのが1991年頃、そして2002年には全体の95%の独占状態だったそうです!
さらに、2004年にダウンロードという制度が誕生し、現在はCDとダウンロードが半々くらいで主力になっているみたいです。
たった30年で、めまぐるしく移り変わっていますよね。

さて、今日はそんな音楽再生の原点とも言える話題。

現在、芸術情報センター展示ホールでは、大阪芸術大学所蔵品展蓄音機からラジオ・テレビへが行われています。
前期・後期に分かれており、今週は「【前期】蓄音機がやってきた」を開催中。


蓄音機は、1877年にアメリカのエジソンが発明し、1930年代頃まで作られていました。
レコードに刻まれた溝を再生針でトレースし、その振動を振動板に伝えて音に変換します。
レコードプレイヤーの前身と言えるものです。

蓄音機のレコードには、丸い筒状の円筒レコードと、薄い円盤状の円盤レコードがあります。

こちらは、1890年代にアメリカで製造された円筒式蓄音機


そしてこちらが円盤式蓄音機です。


蓄音機と言うと、大きなホーンのついたラッパ型を想像する人が多いかも知れませんが、こんな箱型のものもあるんですよ。

さらに、これは大正時代に日本で製造されたもの。
経机のような形が、いかにも日本らしいデザインですね!

蓄音機から流れる音は、本来の声や楽器の音にとても近いので、まるですぐそばで聴いているような錯覚に陥ることがあるそうです。
1日2回、レコード試聴会も行われていますので、みなさんもぜひ、蓄音機の魅力に触れてみてくださいね。

大阪芸術大学所蔵品展
「蓄音機からラジオ・テレビへ -ホーム・エンターテイメントの潮流-」
【前期】蓄音機がやってきた 5月14日(水)-23日(金)
【後期】ラジオ、テレビもやってきた 6月11日(水)-20日(金)
芸術情報センター1階展示ホール 11:00-18:30

>>詳細

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続いて、今日はもう一つ。
卒業生から、グループ展のお知らせを頂きましたので、ご案内します!

「第2回 カロンズ大賞展」
会期:5月20日(火)-30日(金)
時間:11:00-18:00(土日は17:00まで)
場所:ギャラリー風(HP)

美術学科の卒業生8名が出展しています。
本日から開催されていますので、ぜひぜひ足を運んでみてください!

投稿:島田(OUA-TV)


2014年3月10日

第35回オペラ公演 「フィガロの結婚」

今朝、キャンパスの花壇に花を植える作業が行われていました。
実は花壇横の校舎の耐震工事の影響もあって、今年の冬は何も植わっていなかったんです。
やっぱり花があった方が華やかで、キャンパスを歩くのが楽しくなりますね。

さて、華やかと言えば!
昨日、大阪芸術大学芸術劇場で第35回オペラ公演が行われました。
今回上演されたのは、モーツァルト作曲の「フィガロの結婚」。

舞台は17世紀の中期、スペインのセヴィリアに近いアルマヴィーヴァ伯爵の館。
伯爵の従者であるフィガロとスザンナの結婚式当日のお話です。
舞台芸術学科長の浜畑賢吉先生演出で、演奏学科教授の藤川敏男先生指揮のもと、大阪芸術大学管弦楽団と合唱団の演奏で行われました。

キャストは演奏学科声楽コースの学生と大学院生たち。
また、舞台芸術学科舞踊コースの学生たちによる舞踊や、合唱には他学科の学生たちも参加していました。

ミュージカルとは違い、聴こえてくるのはオーケストラの生演奏とキャストの肉声。
そして、台詞を全て譜面通りに歌い上げるのもオペラの魅力の一つですよね。
歌うということに相当なエネルギーを使っているのが伝わってきて、とても迫力がありました!!

投稿:島田(OUA-TV)


2014年2月20日

卒業制作展 放送・映像・芸術計画・デザイン・舞台芸術学科篇

「卒展のことをブログで読みました!」という声を頂きました!
やっぱり今の時期は、卒業制作展の情報を求めてここを読んでくださる方が多いのでしょうか?
大阪芸大ブログでは、みなさんの知りたい!という希望に少しでも応えられるよう、どんどん芸大情報をお届けしていきますね★
ということで、今日もまだ紹介できていない卒展の様子をお届けします!!

6号館、すごい人口密度になっています…大賑わいの放送学科です!
放送学科では、卒業論文展示と卒業制作上映が行われています。

隣の7号館映画館では、映像学科の作品が上映されていますよー!
街の映画館にも劣らない本格的な施設で、ゆっくり映画鑑賞できちゃいます♪

こちらは9号館芸術計画学科です。
写真、映像、ファッション、立体造形など、幅広い芸術分野の作品が並んでいます!

10号館では、デザイン学科の情報デザイン・スペースデザイン・プロダクトデザインコースの展示が行われています!
家に持ち帰って使いたくなってしまう作品が沢山ありましたよ!!

そして20号館では、舞台芸術学科の舞台美術コースの作品が展示されています。
役者だけでは成り立たないのが舞台、実際のステージで使用された舞台美術や舞台模型が並んでいました!

ブログ取材ということで、私は今回一つの学科5分というルールを決めて駆け回ってみましたが…
やっぱり時間をかけてじっくりゆっくり見るのが一番オススメです!
でも、時間がない!という人は、5分ずつでもかなり楽しめますので、是非ぜひ覗いてみてくださいね。

明日以降、次の予定でも公演などが行われます!

芸術情報センター 実験ドーム
舞台芸術学科 音響効果コース
オーディオドラマ上演会
2月21日(金)11:00-

2号館
音楽学科 音楽制作コース
卒業論文・作品展示
2月22日(土)・23日(日)11:00-17:00

3号館
音楽学科 音楽制作コース
卒業論文・作品発表
2月23日(日)13:00-16:00

芸術劇場
舞台芸術学科 舞踊コース
卒業舞踊公演
2月22日(土) 13:00開場/13:30開演

みなさん、まだまだ間に合いますよ!!

投稿:島田(OUA-TV)


2014年2月19日

卒業制作展 美術・デザイン・工芸・写真学科篇

今日も卒業制作展の見学に、たくさんのお客さんが芸大キャンパスを訪れています!

総合体育館では、美術、デザイン、工芸、写真学科の卒展が行われています。

こちらは第1アリーナ
美術学科デザイン学科の作品が並んでいます。


大きなキャンバスに力強く描かれた作品…迫力満点ですね!!

アリーナ前のスペースや廊下にも展示されていますよ!

第2アリーナでは、工芸学科の作品が展示されています。
金属、陶芸、ガラス、テキスタイル・染織と、多彩な作品を楽しめます♪

そしてギャラリースペースに並ぶのは、写真学科
一口に写真と言っても、印刷する用紙や額縁によっても魅せ方が様々で、見ていてとっても面白かったです。

卒展期間も折り返し!年に一度のチャンスですので、みなさんもお見逃しなく!!

投稿:島田(OUA-TV)


2014年2月18日

卒業制作展 造形系学科優秀作品展篇

今月15日(土)から始まっている卒業制作展。
昨日は各学科の展示をいくつかピックアップして紹介しましたが、今日は芸術情報センター展示ホールで行われている造形系学科優秀作品展」の模様を紹介します!!

こちらには、美術、デザイン、工芸、建築、環境デザイン、写真、キャラクター造形学科の優秀作品が展示されています。
学長賞や学科賞、初代芸術学部長を記念し美術学科の卒業生に贈られる鍋井賞、大阪芸術大学グループと提携を結んでいるミネアポリス美術デザイン大学の学長賞の受賞作品など、併せて26名の作品が集まっています!

絵画や漫画などの平面作品や…

工芸、プロダクトデザインの立体作品、

建築模型や映像作品もありました!!

一つの部屋でこれだけ様々なジャンルの作品を見ることができるなんて、総合芸術大学の卒業制作展ならではですよね♪
写真だけでは実物の迫力が全然伝わりませんので、是非とも実際に足を運んでみて頂きたいです!

明日のブログでは、更に他の学科の展示をお伝えする予定です!

投稿:島田(OUA-TV)