2016年9月21日

図書館所蔵品展「横浜写真とその後」

台風16号の影響で、昨日は全日休講となりました。
大学の最寄駅まで来てから休講を知って引き返す学生も見かけましたが、台風接近中はむやみに外出すると危険ですので、「台風による休講処置」をしっかりチェックして対応してくださいね。
>>台風による休講処置はコチラ

さて、季節もすっかり秋らしくなってきましたね。
秋と言えばみなさんは何を思い浮かべますか?「食欲の秋」?「スポーツの秋」?
大阪芸術大学の学生なら、もちろん「芸術の秋」と回答しますよね!
ですが、「読書の秋」も忘れてはいけません。
大阪芸術大学図書館には、25万点以上の図書が所蔵されており、古今東西の多彩な芸術分野に関する専門書がそろっているんです。
また、書籍だけでなく、映像・録音・楽譜資料が約9万点あり、所蔵品を用いた企画展やイベントもたくさん開催されています。

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今日は、図書館4階展示コーナーで開催中の大阪芸術大学図書館所蔵品展「横浜写真とその後の模様をご紹介します!

「横浜写真」とは、幕末から明治にかけて日本最大の開港地となった横浜を中心に発達した商業写真のことです。
世界旅行が可能となった19世紀後半、欧米人にとって、日本も旅行先の対象となりました。
日本の名所、衣服、日常の生活などを撮影して一冊のアルバムにまとめた写真帖は、日本を訪れた外国旅客向けの土産物として人気を博したそうです。

今回の所蔵品展は、そんな横浜写真にスポットを当てた展示内容となっています。

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横浜写真の特長のひとつとして印象的だったのは、浮世絵師の彩色技術を取り込んだ独特の色彩美。

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「幕末なのに、カラー写真?この頃はまだカラー写真なんて実用化されていなかったと思うのだけど…?」なんて思って見ていたら、これは「手色彩写真(手色彩古写真)」と言って、1枚ずつ手作業で着色したものらしいです。
浮世絵師や日本画家たちによって、手作業だとは思えないほど丁寧に彩色されています。

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また、図書館2階閲覧室では、「マンガのチカラ 芸大発!人生のバイブルはこれだ!!展」も開催しています。
こちらの詳しい展示模様は、改めてこのブログで紹介する予定です。

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みなさんもぜひ、図書館にお立ち寄りいただき、本を取って「読書の秋」を、そして所蔵品展をご覧になって「芸術の秋」を楽しんでくださいね♪

大阪芸術大学図書館所蔵品展
「横浜写真とその後」
2016年9月11日(日)~10月8日(土)

「マンガのチカラ 芸大発!人生のバイブルはこれだ!!展」
2016年9月11日(日)~9月30日(金)

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年9月13日

「工芸学科 作品展」開催中!!

9月11日(日)から16日(金)まで、芸術情報センター展示ホールで「工芸学科 作品展」を開催中。
なんと、工芸学科4コース(金属工芸、陶芸、ガラス工芸、テキスタイル・染織)が初めて合同で行う作品展だそうです!

11日(日)のオープンキャンパスでも開催していましたので、すでにご覧になった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
私もさっそく見てきました♪

 

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会場には、工芸学科の教員、卒業生、大学院生たちの作品がずらりと並んでいます!!

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壁一面に飾られた色彩豊かな染織作品や、繊細でありながらも力強いガラス作品など、うっとり見とれてしまうものばかり。

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ここで、工芸学科各コースの学びを簡単にご紹介します。

IMG_0473金属工芸コースは、「鋳金」「鍛金」「彫金」の3つの技法を学び、さまざまな金属の特性についての知識を習得。
古くは弥生時代から始まったと言われている金属工芸の歴史を紐解きながら、まだ誰も見たことのないオリジナル作品を生み出す力を身につけていきます!

 

IMG_0483陶芸コースでは、自然のマテリアルを相手にゆっくり時間をかけながら、陶芸の技術と醍醐味を学びます。
自らの手で土に触れながら、自分らしい表現を身に付けていくコースです。

 

IMG_0476ガラス工芸コースは、ガラスという素材を用いた作品制作を通して、学生たちの人間性をも磨いていきます。
学内には電気炉やガラス溶解炉、コールドワーク室などといった設備が充実しており、自由な発想で作品を生み出す力を養います。

 

IMG_0481テキスタイル・染織コースでは、日本の伝統的な染織技術から、世界各国の技法まで幅広く学ぶことができます。
その中で自己表現を見出して、産業としてのテキスタイルだけでなく、布でできるアート表現を追求していくコースです!

 

工芸学科の魅力が詰まった展覧会に、みなさんもぜひお越しください♪

「工芸学科 作品展」
2016年9月11日(日)~16日(金)
11:00~17:00 ※11日のみ10:00~16:00
芸術情報センター展示ホール

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月6日

「8Kエマージングテクノロジー展」開催中!

現在、大阪芸術大学スカイキャンパスにて、「8Kエマージングテクノロジー展」を開催中です!!

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みなさん、「8K」ってどんな映像かご存知でしょうか?
デジタルデータの動画・画像は、点の集まりでできており、同じ面積でも点を細かく詰め込むほど、きめ細かになります。
従来の映像画質は、大きく分けると以下のようになっています。

SD
Standard Definition(標準解像度)の略。
アナログ放送の画質相当。
720×480ピクセル、約35万画素。

HD(ハイビジョン)
High Definition Video(高精細度ビデオ)の略。
1280×720ピクセル以上、約92万画素以上。
一般的なものは、地上デジタル放送の1440×1080ピクセル。

フルHD(フルハイビジョン)」=「2K
HDの中での最高画質で、1920×1080ピクセル、約200万画素。
※2Kの「K」は「キロ」という意味で、幅が約2000ピクセルの画質という意味。

4K
フルハイビジョンの4倍の画質。
3840×2160ピクセル、約800万画素。

そしてなんと、8K」はフルハイビジョンの16倍の画質で、7680×4320ピクセル、約3300万画素にもなる、超高精細映像なんです!!
スーパーハイビジョンと呼ばれていて、2018年には実用放送が開始される予定です。
しかし、その実像は、国際放送機器展などでの検証映像でしか一般には公開されていません。

今回の展覧会では、多くの可能性を秘めた”8K映像で何ができるのか?”をテーマに、大学としては世界初の8Kコンテンツ水中映像を発表し、その全貌を一般公開しています!

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会場には、フルハイビジョン映像、4K映像、8K映像が上映されており、それぞれを比較することができます。

フルハイビジョンの映像は、自宅のテレビ画面で見る分には綺麗だと思いますが、大きなモニターに映すとどうしても粒子感が目立ってしまいます。

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しかし、4Kになるとその粒子感はほとんどなくなります!
展示されているのは、パナソニックの98インチ液晶ディスプレイ。
実際に近づいてご覧いただくと、その美しさが体感できますよ!!

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そして!こちらが8Kの映像です!!
JVCケンウッドの大型スクリーンで投影しています。

…と言っても、写真では全くその精細さが伝わらないので、こちらも実際に会場でご覧ください!

4Kを見た時点では充分だと感じましたが、8Kを見てから再び4Kを見ると…やっぱり全然違います。

会場にいらっしゃった写真学科准教授の赤木正和先生に、8K映像がどれくらいすごいのかお聞きしたところ、
例えば、超高層ビルの屋上から地上を撮影しても人物一人ひとりの顔まで認識することができ、防犯カメラとして使用することもできるくらい、鮮明なんだそうです!

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会場には8K映像から切り出してオフセット印刷で出力した、プリントの展示も行われています。
先ほど、8Kは3300万画素くらいだとお話しましたが、これはデジタル一眼レフで撮影した画像と変わりません!!
普通、映像から静止画を切り出すと、どうしても荒い画質になってしまうのですが、8K映像から切り出したプリントはいかがでしょうか…?
こちらも必見の展示です。

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また、撮影使用機材や関連放送機器も展示されています!

展示は、13日(水)まで。
さらに、9日(土)11:00~と、10日(日)13:00~/15:00~の計3回、「大阪芸術大学写真学科准教授 赤木正和による公開講義」も行います。
今、最も注目されている8K映像に迫る展覧会を、お見逃しなく!!!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年6月10日

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は?

現在、大阪芸術大学図書館3階閲覧室にて、「岩崎冨士男 追悼展」を開催しています。

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クリエイティブディレクターで大阪芸術大学放送学科長・図書館長・大阪芸術大学テレビ(OUA-TV)代表の岩崎冨士男先生が、去る4月9日、お亡くなりになりました。
1982年に制作されたテレビCM ナショナルのあかり「光のメニュー」では、第29回カンヌ国際広告映画祭でグランプリを受賞。
他に、オードリー・ヘップバーンを起用したエクスラン”ヴァリーエ”「オードリー・ヘップバーン」や、乾電池”ネオハイトップ”「そこにビルがあるからだ」など、数々の名作を残され、多くの広告賞を受賞されました。

今回の展示は、”余人の及ばない斬新な発想と情熱にあふれた作品を通して、夢や生きる力を与えることばを生み出した岩崎先生の横顔に迫る“という内容になっています。

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岩崎先生が総合プロデューサーとして手がけられた大阪芸術大学のミュージカルに関連したものや、手書きの絵コンテ、新聞記事などが展示されています。

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また、先生オススメの図書も紹介されていました。

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Love for sale」というこの本は、テレビドラマ「ラブジェネレーション」でも、木村拓哉演じる広告マンが宝物のように大切にしていた広告のバイブルです。
岩崎先生が、学生たちに薦めている姿を何度か拝見したことがあります。

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大学にいらっしゃっる時、ふと何か思い付かれては、アイディアを書き留めていらっしゃった先生。
私は、残されたメモを見る度に、
「どうして先生が紡ぐ言葉はこんなに温かいんだろう」と思っていました。
どんなに堅苦しい話でも、先生の言葉だとスッと頭に入ってきて、心の中にいつまでも留まるのです。

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展示されているものの中にも、”先生らしい表現”をたくさん見つけることができました。
岩崎冨士男先生に会いに、みなさんもぜひ図書館にお越しください!

 

Still0610_00002さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、「すごいよ!キャンパスター ヴォーカルコンテスト」の話題からお伝えします!!
この取り組みは、大阪芸術大学とレコード会社「GIZA studio」主催で行っているもので、高校生を対象に新人ヴォーカリストとしての可能性を感じる人材を発掘して、大学とレコードレーベル双方からアーティストを育成するプロジェクトです。
参加方法は、ウェブ・郵送応募での音源審査と、大阪芸大のオープンキャンパスで行うカラオケ応募での審査があります。
今回は、5月のオープンキャンパスで実施されたカラオケ応募の様子をご紹介します♪
>>「すごいよ!キャンパスター ヴォーカルコンテスト」の詳細はコチラ

 

Still0610_00003続いて、大阪芸術大学に「ドイツ連邦共和国ダンス連盟」の先生方が来学された時の模様をご紹介します!!
この訪問は、文部科学省が行うドイツとの交流事業の一環で、日本とドイツ、それぞれのダンス教育の違いなどを視察することが目的となっています。
大学のキャンパス内や、舞台芸術学科のダンス授業の様子を見学されたほか、訪問に合わせて企画された「日独友好特別舞踊公演」の上演も行いました!
お見逃しなく!

 

Still0610_00004最後に、大阪芸術大学から生まれた音楽を紹介する「OUAミュージックライブラリー」のコーナーです!
今回は、今年3月に行われた演奏学科ポピュラー音楽コースの卒業演奏会で演奏された曲の中から、小島明日香さんが作曲した「We can do it!」をご紹介します!
小島さんが奏でるパワフルで美しいピアノの音色と、サックスやドラムなどの演奏がマッチして、とっても楽しい楽曲に仕上がっています♪
ぜひ、番組でお聴きくださいね。

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
6月10日(金)
サンテレビジョン 24:45から
6月11日(土)
奈良テレビ放送 18:15から
テレビ和歌山 22:30から


2016年6月2日

所蔵品展 「音と映像メディアの変遷―テクノロジーとアートの接点・オーディオ資料室所蔵品大公開―」開催中!!

現在、大阪芸術大学芸術情報センター1階展示ホールにて、所蔵品展 「音と映像メディアの変遷―テクノロジーとアートの接点・オーディオ資料室所蔵品大公開―」を開催しています!

ポスターデザイン:小林真由美(デザイン学科4年)さん

音と映像メディアの変遷ポスター(B4)

毎年1回、蓄音機をはじめ映像機器も含めた所蔵品展を行っている大阪芸術大学博物館ですが、今回の展示は15回目の開催となります。
テクノロジーの進歩とともに発達したオーディオ・ヴィジュアルメディアの変遷をたどることで、人々の生活の中に新たなメディアとして浸透していった全貌を理解していただける展示内容です!

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まずは、蓄音機の変遷をたどってみましょう♪
蓄音機の開発に貢献した人物には、主に2人の発明家の名前が挙げられます。

1人は、トーマス・アルバ・エジソンで、1877年に円筒式蓄音機フォノグラフを発明して、声の録音と再生に成功しました。
エジソンは、円筒に錫箔(すずはく…メッキなどに使われる金属を薄く伸ばしたもの)を巻き付けたものを手で回転させ、録音針を押し当てて錫箔にできる溝の深さの変化で音を記録しました。
そして、この溝を再び針でたどって、音を再生させる仕組みを作ったそうです。

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そしてもう1人は、エミール・ベルリナー
ベルリナーは、1887年に円盤レコードを使う蓄音機グラモフォンを発明した人物です。
左右に揺れる溝を記録する方式で、亜鉛盤に薄く塗った蝋を録音針で削って、酸性の液に浸し盤を腐食させて録音溝を作る方法で、音を記録しました。

エジソンはビジネス用の口述記録や電話の通話記録など、実用的な録音再生機として、録音状況を変えずに最初から最後まで同じ音質で録音できる円筒を選んで開発を進めました。
一方、ベルリナーは音楽を再生して楽しむ娯楽のための再生機として、取り扱いが楽で大量生産しやすい円盤を選びました。
この違いが、レコードの形として現れたのだそうです。

所蔵品展では、時代に沿って形が変わっていく蓄音機を見ることができます!!

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こちらは、1906~1908年に製造されていた「ビクターⅡタイプM」という蓄音機。
花柄のホーンが華やかでとても目を引きますね。

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左の蓄音機は、1910年頃、日本で最初に製造された「ユーホン」です。
一見、蓋のないテーブルに見えますが、トーンアームとクランクをホーンの開口部に、ターンテーブルをキャビネットの底面に収納するポータブル型として作られているそうです。

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開発初期の蓄音機は、機械部分がむき出しになっているものが多いのですが、次第に機械を仕舞える棚のような形に変化していきます。
これは、家庭の中で蓄音機が普及したことで、他の家具と色合いや質感を似せ、部屋の中に自然に設置できるように設計されたからだそうです。

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蓄音機に続く娯楽として登場したのが、ラジオ
世界で最初の公式なラジオ放送と言われているのは、1920年のアメリカ大統領選挙の速報放送だそうです。
日本では、1925年に試験放送を始め、翌年1926年に国内のラジオ放送が本格的に始まりました。

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こちらは、1924年製の「モデル10C」というラジオ!
一枚板の上に部品が取り付けられた”ブレッド・ボード・ラジオ”と呼ばれた形式のラジオらしいです。
なんだかすごい装置ですよね!!

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ラジオの普及に伴って、ラジオを内蔵した蓄音機が販売されたり、蓄音機をラジオのスピーカーとして使えるようなアタッチメントが発売されるなど、娯楽の手段も広がっていきました!

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続いて、テレビの登場です!
日本で最初にテレビの製造を行ったのはシャープで、1951年に試作品を完成させました。
そして、写真の「TV7-17T」という機種は、1953年のテレビ放送開始と同時に販売されたもの。
12、14、17インチのサイズ展開で、このテレビは当時の中では最も大きい白黒17インチブラウン管テレビです!
私たちが当たり前のように視聴しているテレビですが、まだ放送開始から60年余りしか経っていないんですね!

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展示されているのは、ホームエンターテインメント機器だけではありません。
奥には、プロフェッショナル放送機器の所蔵品が展示されていました!!

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こちらは、1957年製の「ST-14TI」という機種で、6.3mm幅のテープを使う放送業務用の真空管式フルトラック・モノラルテープレコーダー。
本学6号館建設の際、NHKで使われていたものを、音楽学科の電子音楽スタジオに移設した機材だそうです。
当時の実習で、学生たちも触れていたらしいですよ!

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ピンクで可愛いこのデッキは、1969年製「DN-336R-T」で、1970年に開催された大阪万国博覧会のおまつり広場で活躍した巨大ロボットの中に搭載されていた現物なんですって!
1インチ幅のテープを使った6チャンネルマルチトラックテープレコーダーです。
派手な色は、イベントに使われていたからなんですね。

他にも、ラジオ局で使われていたテープレコーダーや、テレビ局で使われていたビデオカメラ、マイクなど…今では貴重になってしまった機器たちが展示されていました。
全てを解説することができませんので、展示ホールで直接ご覧くださいね。

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さらに、「中川一夫ライカコレクション」も展示されています!
ライカとは、ドイツのエルンスト・ライツ社が製造するカメラのこと。
中川さんはライカ研究者で、生涯かけてライカとその関連資料を収集され、このコレクションは2006年にご遺族より本学に寄贈されました。

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カメラ本体やレンズのみならず、アタッチメントやアクセサリー、店頭用広告ボードや、写真を引き伸ばして現像するための引伸機なども展示されています。

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みなさん、ステレオ写真ってご存知ですか?
平面(2次元)の写真で立体(3次元)として見える写真のことで、19世紀に写真が実用化された頃から存在していて、20世紀初め頃には世界各地の風景を撮影したステレオ写真が出版されていました。
現在では、事故現場の状況を記録するために活用されています。

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人が物を見る時に、右眼と左眼で見える像にズレがあり、そのズレを脳が認識して立体として見ています。
ステレオ写真はその原理を応用して、少しずれた位置で撮影した2枚の写真で構成されています。
専用のカメラか、もしくは2台のカメラを取り付けて使うアタッチメント、1台のカメラで撮影するためのレンズが必要なのですが、ライカにもステレオ写真撮影用のアタッチメントがあります。

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ステレオ写真撮影用交換レンズ「ステマー」で撮影したこちらの写真は、専用のステレオビューワーで見ると立体画像として浮かび上がるのだそうです!
さらに、ステレオビューワーを使わなくても「裸眼立体視」という方法を使えば、立体画像として見ることができるのですが、みなさんはできるでしょうか?
訓練すればできるようになるみたいなので、ぜひ展示ホールで挑戦してみてくださいね!!

裸眼立体視
平行法
右側の画像を右眼、左側の画像を左眼だけで見て、焦点を合わせないように画像を見ているとぼやけてきますが、そのままぼやけた状態を続けると中央に立体画像が浮かび上がります。
交差法
右側の画像を左眼、左側の画像を右眼だけで見て、より眼の状態で画像までの距離の中間で視点が交差するようにすると、横に並んだ3枚の画像が見え、中央の画像が立体に見えます。

所蔵品展の内容を少しでも楽しんでいただけたでしょうか?
私は仕事を忘れて、展示されている所蔵品を見るのに没頭してしまいました。
みなさんもぜひ、実際に見てみてくださいね!!

投稿:島田(企画広報部事務室)