皆さんこんにちは!
今回は、映像学科の大橋先生からの投稿ブログです!
大阪市阿倍野区の「ギャラリー流流」で、芸術計画学科生による共同制作展が行われているので紹介します。本展は芸術計画学科専門科目「空間表現研究(造形表現研究)」(大橋勝担当)の授業の一環として行われています。
大きく2つの作業がここには展示されています。ひとつは壁面に展示された色彩構成(塗り絵)のようなもの。これはB4の用紙に、メンバーが一本づつ無作為に線分を加えてゆき、途中のすべての状態の紙を塗り絵の原画として、各自が着色していくという課題です。横一列が個人の作業で、縦の列は同じ種類の原画です。人によって色や画材の選択が異なっているのがよくわかります。


もうひとつは、天井から吊った糸にオブジェを一定の間隔で取り付けていくという課題です。紙や粘土を用いて作った物や既製品など、大きさの制限以外は自由に様々のものが糸に結わえられています。全体としては簾または縄のれんのように、空間を緩やかに仕切る面を構成しています。

一定の枠組みを設定し、参加者のそれぞれ創意工夫したものを持ち寄って組み合わせること。作為と偶然の出会いをすくいあげることがひとつの狙いです。90年程前にシュルレアリスト達によって考案され、試みられた手法がこの作業の基盤になっています。グループ展とも異なるユニークな展覧会です。ご覧いただけたら幸いです。

期間:2011年11月3日から22日 期間中水曜日休み
開廊時間:午前11時から午後7時
会場:ギャラリー流流 大阪市阿倍野区丸山通1-2-2 電話:06-6656-8184
催し名:大橋勝の現代芸術演習part3「井戸端会議または優美な屍骸」
参加者:今井萌、高橋豪、滝澤仁悟、谷本亜利紗、西山英梨子、桝本有佳里、松村直美、吉井麻友、大橋勝
ギャラリーHP:http://ru-pe.com/??
アクセス:http://ru-pe.com/www/pages/g-ac2.htm
投稿:大橋勝先生(映像学科)


今回の展示は、プレゼンテーションの授業の中でテーマ別に15のグループに分かれ、校外のギャラリーで
21号館101教室展示スペースでは今後もさまざまなイベントが企画されています。
大阪芸術大学大学院博士課程前期工芸領域1回生作品展『RELEASE』を大阪芸術大学芸術大学体育館ギャラリーにて、2011年11月15日(火)から19日(金)まで開催しています。
<藤原寛太朗>
<道浦正人>
<冨田慶子>
<岸田めぐみ>
こんにちは!大阪芸術大学映像学科です!
ここで ACADEMY AWARD「メッセージV」上映会の詳細をお知らせします!
学外上映
福井県鯖江市のまなべ館のオープニングトーク「瑛九との軌跡―木水育男(奥右衞門)を巡る人々」を聴講させていただきました。瑛九作品の鑑賞も重要でありましたが、タイトルにある「木水育男(奥右衞門)を巡る人々」への関心とオープニングトークにお話される1人に、木水さんの長男木水創さん(美術学科卒)がおられるということも聴講させていただいた理由です。
写真はシンポジュームの様子です。木水創さん(立ってお話されている方)、美術関係者だけでなく、木水育男さんとともに瑛九や若いアーティストを支えてきた人たちも数多く参加されていました。一人一人の体験された言葉には、本や映像では届かない強烈な力がありました。トーク内容の一つに、当時の版画は絵画の下請けのような様子で「版画を版画として自立した表現媒体にしないといけない、と瑛九さんは話していた」などの話がありました。
木水育男さんのシルクスクリーン版画作品です。小学校の先生をしていたとの事です。福井県の花水仙を周りに配置し内空間に背景を浮世絵的色彩と構図で描き出し、勤めていた小学校校舎と海はモダンに作られています。
伝統とモダンを織り交ぜた現代でも新鮮な作品です。この作品は小学校のある作品でも見られましたが「こいのぼり」ではなく「ぶりのぼり」とタイトルにあります。
海に接してある場所だけに、なるほどコイではなくブリの方が、リアリティがありまたユーモラスな作品でもありました。