2024年3月12日

「大阪府警察富田林署・高齢ドライバー安全啓発ポスター」を芸大生が制作しました

大阪府警察富田林署より依頼を受けて、「高齢ドライバー安全啓発ポスター」の依頼を受けて、本学デザイン学科の授業(「グラフィックデザイン研究」高田雄吉先生)で取り組み、最優秀1点、佳作3点が選ばれて、2024年2月29日(木)に大阪府警察富田林署において感謝状授与式が行われました。

最優秀はデザイン学科3年・片山 梨子さん、佳作はデザイン学科3年・木村 哉太さん、井上 琴音さん、坂本 萌さんです。

警察からは、「運転中、慌てず焦らずに安全確認を十分に行う」「身体機能の低下を自覚し慎重な運転を心掛ける」をコンセプトに高齢ドライバーに安全運転を働きかけ注目されるデザインをと依頼を受けて、片山さんは自分の作品のコンセプトを次のように語ってくれました。

「わかりやすく誰にでもシンプルに伝わるようにしました。高齢者の方向けではあるので、文章の伝えたいことや口調に気をつけ、また、デザインの上の部分が運転手の目線になっていて、下が運転手自身になっています。このポスターを見て、運転している時のことを思い出して安全運転に繋がれば良いなと思い制作しました。」

また、初めて警察署に行ってみて、片山さんは「日々地域の安全を守るお仕事をする場所で重要な場所なんだなと感じることができました。想像していたより明るい場所で、みなさんが温かく迎えてくださり緊張が徐々になくなり、有難かったです。」と語っていました。

昨今、高齢ドライバーによる交通事故が増えている中で、本学学生がデザインしたポスターが南河内地域で掲出されて事故がなくなることを願っています。

↑片山さんがデザインしたポスター

↑大阪府警察富田林署長・矢野登志夫様より感謝状を授与される

↑大阪府警察富田林署長・矢野登志夫様と記念撮影

 

(報告者 就職課 川村 良広)


2023年12月18日

大阪信用金庫・じゆうちょうの表紙デザインを芸大生が手掛けました

大阪信用金庫様から依頼があり、じゆうちょうの表紙デザインを本学学生が行いました。
大阪信用金庫では、小学校や支援学校で出前授業を行っておられて、その際の記念品として子どもたちにじゆうちょうを贈呈されています。

今回は「動物」をテーマに、本学デザイン学科の授業「デザインプロジェクト」(担当教員・木村正彦先生)で取り組み、七野壱康さん(グライックデザインコース3年)「いのちのわ」と廣本紗弥さん(イラストレーションコース3年)「動物の親子」の作品が採用されました。

七野さんは、コンセプトを「生き物のつながりです。表紙では“輪でつながる生き物”と“地球に住む生き物”を円形で表現し、裏表紙では親子のつながりを表しました。
手にして一目でわかるように、既存の自由帳のイメージから逸脱せず、どの年齢層の子どもがもらって気に入ってもらえるデザインを意識して制作しました。」と語っています。

また、廣本さんはコンセプトを「動物園で多くの家族連れを目にして、“動物も親子で描けば私たちと同じように生きているということや、動物そのものを身近に感じられるのではないか。”と思い、「親子」をテーマに制作しました。
自由帳を手にする子どもたちが、一目でかわいい!と感じるように、明るいイメージでデザインしました。」と語っています。

12月8日(金)、大阪信用金庫・常務理事 安野博也様、常勤理事・業務部長 梅田充紀様に大学にお越しいただき表彰式を行いました。

多くの子どもたちに、このじゆうちょうに夢を描いてもらいたいと思います。

 
↑「いのちのわ」七野壱康さん

 
↑「動物の親子」廣本紗弥さん

 

 

(報告者 就職課 川村良広)


2023年11月21日

演奏学科・音楽学科の学生によるオータムコンサート

 

 
11月6日、月曜日、まだまだ夏日の暑い日に、ヤマハミュージック大阪なんば店3階のヤマハグランドピアノサロン大阪にて「大阪芸術大学 演奏学科・音楽学科の学生によるAUTUMN CONCERT」が開催されました。


 会場となったヤマハミュージックは、いわば音楽の殿堂です。楽譜売り場、CD売り場、各種楽器売り場、音楽教室までもが一つのビルの中に集結しています。今回の会場は3階のグランドピアノショールームの中にあります。会場の横にはグランドピアノ各種が勢揃い、圧倒されるような光景です。これだけのグランドピアノが一部屋に揃っている光景はなかなか見られません。
 AUTUMN CONCERT には、8月に行われたオーディションを通過した9名の学生が出演しました。10月には大学内、3号館ホールでのドレスリハーサルを経て、擬似本番を体験、観客役のピアノの先生方全員から演奏とステージマナーについてアドバイスを受け、研鑽を積み重ねてきました。
演奏曲目はモーツァルトのソナタやベートーヴェンのソナタなど、ピアニストにとっては試金石のような、難しくも素晴らしくもあるソナタを演奏する学生が多く、他にもリスト、グリーグなどロマンティシズム溢れる作品、ドビュッシーの小品やプロコフィエフのソナタなどの研ぎ澄まされた感性の曲など、各時代を網羅するプログラムです。

 

ヤマハのCFXのコンサートグランドピアノの鳴りは美しく、さまざまな表現に応えてくれます。ピアニストは、何十時間、何百時間を一人でコツコツと練習に費やします。その練習の積み重ね、念入りな準備があるからこそ、本番でできる表現があります。何百時間にも及ぶ練習も不可欠なのですが、一回の本番にて、つまりホールで、素晴らしいピアノで、お客様と共に過ごす時間からしか得られない大切なものもあります。学生たちは日頃練習を重ね、そして今回の本番の体験、こ
れらを両輪として更なる前進の意欲を抱き、音楽と向き合う気持ちを新たにしたことでしょう。努力の先にある光景を感じられるコンサートとなりました。

 

(報告 演奏学科合同研究室)

 


2023年11月14日

【京都中央信用金庫】学生デザインコンテスト2023(ロゴ部門)で 本学学生の作品が受賞し「VRモール京都」のロゴとして採用されました

今夏、京都中央信用金庫(京都市下京区・理事長白波瀬 誠)様では、京都にある企業の商品パッケージや企業ロゴ等を募集する「中信学生デザインコンテスト2023」を開催されました。

本学学生も応募して、デザイン学科3年生の片山 梨子さんのロゴ作品が、10月25日(水)に京都経済センターで行われた表彰式で、イデオ株式会社(京都市中京区・代表取締役井出やす香)様の企業賞を受賞しました。

表彰式では、片山さんは代表取締役の井出様から、表彰状を受け取りました。
イデオ株式会社様では、「京都ブランドを大切にし、地元京都を盛り上げたい。」という思いから、経済産業省の支援を受けた(R2事業再構築)新事業を2022年よりスタート。
その新事業にふさわしい独創的なロゴを募集されていました。

今回、受賞した片山さんのロゴコンセプトはつぎのとおりです。

「商品を立体的に体験できる通販サイトということで、商品の新しい見方が可能という部分を伝えるため、目をイメージしたロゴを制作しました。京都らしさを出すために山と日が上がっている明るいイメージと共に、舞妓さんの特徴的なアイメイクの目元にも見えるようにしました。また、縁起ものである鞠を配置しました。伝統的であり、VRメール京都で、素敵な商品との出会いを期待する意味も込めたデザインとなっています。」

採用された片山さんのロゴは、VRメール京都のホームページで早速採用されて見ることができます。

VRモール京都のサイトはこちら
https://kyoto-vrmall.co.jp/

本学学生が制作したロゴが、京都の地で採用されて、たんさんの方に見ていただけることは光栄なことです。片山さんをはじめ本学学生が、このようなコンテストに挑戦してくれることを期待します。

表彰式当日、私も会場に伺いましたが、もう一点、皆さまにご報告があります。

今回、表彰式で司会をされていたのが、本学放送学科卒業生の森 慎之介さんでした。
森さんは大阪芸術大学在学中は、OUA-TVのキャスターとして活躍されて、卒業後、京都中央信用金庫に就職し窓口業務を行う中、今回のようなイベントの際は、大学で学んだことを活かして司会をされているようです。


片山さんがデザインした「VRモール京都」のロゴ


代表取締役 井出様から表彰状の授与


井出様と一緒に記念撮影


表彰式司会の森 慎之介さん(大阪芸術大学卒業)


片山さんと森さんで記念撮影(大阪芸大の繋がり)
 

(報告者 就職課 川村良広)


2023年11月2日

近鉄・旧生駒トンネルで声楽アンサンブルコンサートを開催しました

~トンネルに学生の歌声が響きました~

 

2023年10月1日(日)、近畿日本鉄道株式会社とのコラボで、近鉄奈良線で以前に使用されていた旧生駒トンネル内(大阪府東大阪市~奈良県生駒市)で声楽アンサンブルコンサートを開催しました。

当日は、30名程度のお客様の参加があり、トンネル入口で近畿日本鉄道の担当者から旧生駒トンネルの説明を受けて、コンサート会場の石切側から約330m付近まで歩いて頂きました。
途中、前日からの雨がしずくとなってぽたぽたと落ちている箇所もありました。

コンサートは、演奏学科教授の永松圭子先生のあいさつにはじまり、このトンネルと時を同じくして生まれた『文部省唱歌』を中心に15曲が学生たちによって披露されました。
演奏した曲は、当日配布したプログラムのとおりです。

また、学生の演奏だけではなく、お客様も一緒に歌っていただく場面もあり、歌詞カードを見ながら口ずさんでおられました。

このコンサートでバスを務めてくれた、芳賀拓郎さんは「普段はホールで歌うことが多いですが、トンネル内では響きが違いました。残響が長く続くので、歌っていて気持ちが良かった。」と語ってくれました。

本当にトンネルでの声の響き、素晴らしかったです。

この旧生駒トンネルでのコンサートは、昨年の金管楽器に続き2回目となりますが、引き続き、ちょっと変わった場所でのコンサートを開催していきたいと考えています。

~出演者~

【ソプラノ】上野 舞さん、山田 結香子さん
【アルト】 岩井 優月さん、前田 彩音さん
【テノール】磯本 龍成さん、福井 雅志さん
【バス】  芳賀 拓郎さん、若井 隆さん
【打楽器】 岡田 幸樹奈さん、清原 奈々さん

【司会進行】永松 圭子先生
【編曲協力】河合 摂子先生

~演奏曲~

1 汽車ぽっぽ
2 朧月夜
3 花
4 鯉のぼり
5 ほたるこい
6 海
7 夏の思い出
8 箱根八里
9 紅葉
10 荒城の月
11 村祭り
12 まっかな秋
13 ペチカ
14 ふるさと
15 線路は続くよどこまでも

 

↑近鉄・募集チラシ

 
↑当日配布のプログラム

 
 

(報告者 就職課 川村良広)