2024年3月26日

いちごのメッセージカードを作成しました ~いちごフェスタ@ららぽーと堺~

大阪府南河内農と緑の総合事務所から依頼を頂き、贈答用いちごに添えるメッセージカードのデザイン制作を、デザイン学科の授業「デザインプロジェクト」(木村正彦先生)で取り組み、2作品が選ばれて、2024年3月9日(土)に三井ショピングパークららぽーと堺で行われた「いちごフェスタ@ららぽーと堺」でお披露目がありました。ちょうど、この日は、2025年に開催される「大阪・関西万博」の400日前にあたる日でした。

メッセージカードに選ばれたのは、デザイン学科3年生の明石 莉佳さんと廣本 紗弥さんの作品です。また、今回の「いちごフェスタ」のロゴデザインは、明石さん作成です。

「いちごフェスタ@ららぽーと堺」の当日は、大阪府知事の吉村 洋文様も出席されて、子どもたちといちごにまつわるクイズ大会、いちごの重さ当てなどが行われたあと、メッセージカードを作成した2人が吉村知事からコンセプト、このカードを誰にあててメッセージを書きたいかなどを聞かれて答えていました。

明石さんと廣本さんからは、メッセージカードやロゴのコンセプトを次のように語っていました。

明石さんからは、「カードは、もらう人はもちろんあげる人も嬉しくなってほしいものを、思わずいちごを食べたくなってしまうような可愛らしいキャラクターをデザインし、ロゴは、いちご農園をイメージして、いちごをモチーフにした帽子を被ったキャラクターをデザインして、帽子のつばの部分であるハートは南河内のMとかけて描いてみました。」

また、廣本さんからは、「メッセージカードは、捨てずに取っておく人も多いのではと考えて、手元に置いておきたくなる可愛いデザインを目指してつくりました。」と語ってくれました。

「いちごフェスタ」は終了しましたが、まだまだ南河内には、いちごを楽しめる観光農園、スイーツが買えるお店もたくさんありますので、皆さん行ってみてはとうですか。

 ↑明石さんデザインのポストカード

 

↑明石さんデザインのポスター

↑明石さんデザインの南河内いちごフェスタのロゴ

 

↑廣本さんデザインのポストカード

 


↑吉村知事と、明石さん廣本さんと対談



↑木村先生、明石さん、廣本さん、ミャクミャク、もずやんで記念撮影

↑私の購入したいちごにメッセージカードを添えて

大阪府南河内農と緑の総合事務所では、6月2日(日)まで「南河内いちごを贈ろうインスタグラムキャンペーン」を行っています。
南河内のいちごと今回作成したメッセージカードを撮影して応募してみませんか。
写真を投稿すると、抽選でいちごの加工品が当たります。
詳しくは、大阪府南河内農と緑の総合事務所までお問い合わせください。

 

 

(報告者 デザイン学科 木村正彦・就職課 川村良広)


2024年3月14日

今年も″2023おおさか環境デジタルメディアコンテスト″で多数の学生が入賞しました

大阪府、豊かな環境づくり大阪府民会議主催の「おおさか環境デジタルメディアコンテスト」が今年度も募集があり、昨年7月10日(月)から10月31日(火)の応募期間に本学学生が多数応募して、下記の学生が各賞に入賞しました。また、本学からたくさんの応募がありましたので、感謝状が授与されました。

今年度の募集作品のテーマは、「私が描く持続可能な未来社会のデザイン 脱炭素社会の実現をめざして」でした。

表彰式は、3月8日(金)に大阪府咲洲庁舎で行われ、本学の受賞学生は全員出席し表彰状を受け取りました。表彰式には、デザイン学科の小林 文先生、山地 啓之先生も出席されました。

これらの入賞作品は、大阪府内の街角や施設に設置されたデジタルサイネージで放映される予定です。

入賞した作品をご覧頂いて、持続可能な未来社会を築く一助となればと思います。

【デジタルポスター部門(縦型)】
最優秀賞 デザイン学科 浅川 実彩さん
「それ、捨てちゃうの?」

「⾷品ロス」の原因の中でも、⾝近で、私たちの⽣活の中で⾒落とされがちな「過剰除去」に着⽬した。少し⼿を加えれば⾷べられるものまで捨ててしまっていることは、環境にとっても本⼈にとっても損なことだと思う。このポスターを通じて、普段料理をする⼈に「過剰除去」に興味を持ってもらいたいという思いを込めて制作した。 

大阪産(もん)賞 デザイン学科 森 美由紀さん
「買う前に整理しよう」

⾷品ロスの半分近くは家庭内から出ています。また、冷蔵庫に物を詰め込みすぎると余計に電気代がかかってしまいます。新しい⾷材を買う前に、⾷品ロス削減と省エネの両⽅の観点から冷蔵庫を整理していく⼼がけが必要です。
 

【デジタルポスター部門(横型)】
優秀賞 黒木 蓮也さん
「未来のためのあなたの選択」

持続可能な社会を無限に続く社会と捉えて、町の様⼦が描かれているウィンドウが合わせ鏡のように続いていく様⼦で表現した。環境に配慮した選択をしていくことで未来は続いていくというメッセージを中央に配置した。
 

大阪産(もん)賞 デザイン学科 上ノ薗 大政さん
「白熊が危機を訴えかける」

地球温暖化によって氷が解け⽣息地を奪われている⽩熊が笑いかけ注意喚起をするブラックユーモア的なものを⽬指しました。
 

大阪産(もん)賞 デザイン学科 櫛田 真綾さん
「身近な水を大切に」

⾃分たちの⾝近にある河川、海などは知らないところでけがされている現状に向き合ってほしいと思い描きました。
 

↑本学受賞者全員で記念撮影

(左から)山地先生、櫛田さん、浅川さん、上ノ薗さん、黒木さん、森さん、小林先生

 

表彰式会場の迎賓会議室は、大阪府咲洲庁舎の50階にあり、2025年に開催される「大阪・関西万博」会場の夢洲が目の前に見えました。

↑工事中の「大阪・関西万博」会場

 

【大阪府・2023年度おおさか環境デジタルメディアコンテストホームページ】
https://www.pref.osaka.lg.jp/chikyukankyo/room/digitalmedia2023.html

 

(報告者 デザイン学科 小林 文、デザイン学科 山地 啓之、就職課 川村良広)


2024年3月12日

「大阪府警察富田林署・高齢ドライバー安全啓発ポスター」を芸大生が制作しました

大阪府警察富田林署より依頼を受けて、「高齢ドライバー安全啓発ポスター」の依頼を受けて、本学デザイン学科の授業(「グラフィックデザイン研究」高田雄吉先生)で取り組み、最優秀1点、佳作3点が選ばれて、2024年2月29日(木)に大阪府警察富田林署において感謝状授与式が行われました。

最優秀はデザイン学科3年・片山 梨子さん、佳作はデザイン学科3年・木村 哉太さん、井上 琴音さん、坂本 萌さんです。

警察からは、「運転中、慌てず焦らずに安全確認を十分に行う」「身体機能の低下を自覚し慎重な運転を心掛ける」をコンセプトに高齢ドライバーに安全運転を働きかけ注目されるデザインをと依頼を受けて、片山さんは自分の作品のコンセプトを次のように語ってくれました。

「わかりやすく誰にでもシンプルに伝わるようにしました。高齢者の方向けではあるので、文章の伝えたいことや口調に気をつけ、また、デザインの上の部分が運転手の目線になっていて、下が運転手自身になっています。このポスターを見て、運転している時のことを思い出して安全運転に繋がれば良いなと思い制作しました。」

また、初めて警察署に行ってみて、片山さんは「日々地域の安全を守るお仕事をする場所で重要な場所なんだなと感じることができました。想像していたより明るい場所で、みなさんが温かく迎えてくださり緊張が徐々になくなり、有難かったです。」と語っていました。

昨今、高齢ドライバーによる交通事故が増えている中で、本学学生がデザインしたポスターが南河内地域で掲出されて事故がなくなることを願っています。

↑片山さんがデザインしたポスター

↑大阪府警察富田林署長・矢野登志夫様より感謝状を授与される

↑大阪府警察富田林署長・矢野登志夫様と記念撮影

 

(報告者 就職課 川村 良広)


2023年12月18日

大阪信用金庫・じゆうちょうの表紙デザインを芸大生が手掛けました

大阪信用金庫様から依頼があり、じゆうちょうの表紙デザインを本学学生が行いました。
大阪信用金庫では、小学校や支援学校で出前授業を行っておられて、その際の記念品として子どもたちにじゆうちょうを贈呈されています。

今回は「動物」をテーマに、本学デザイン学科の授業「デザインプロジェクト」(担当教員・木村正彦先生)で取り組み、七野壱康さん(グライックデザインコース3年)「いのちのわ」と廣本紗弥さん(イラストレーションコース3年)「動物の親子」の作品が採用されました。

七野さんは、コンセプトを「生き物のつながりです。表紙では“輪でつながる生き物”と“地球に住む生き物”を円形で表現し、裏表紙では親子のつながりを表しました。
手にして一目でわかるように、既存の自由帳のイメージから逸脱せず、どの年齢層の子どもがもらって気に入ってもらえるデザインを意識して制作しました。」と語っています。

また、廣本さんはコンセプトを「動物園で多くの家族連れを目にして、“動物も親子で描けば私たちと同じように生きているということや、動物そのものを身近に感じられるのではないか。”と思い、「親子」をテーマに制作しました。
自由帳を手にする子どもたちが、一目でかわいい!と感じるように、明るいイメージでデザインしました。」と語っています。

12月8日(金)、大阪信用金庫・常務理事 安野博也様、常勤理事・業務部長 梅田充紀様に大学にお越しいただき表彰式を行いました。

多くの子どもたちに、このじゆうちょうに夢を描いてもらいたいと思います。

 
↑「いのちのわ」七野壱康さん

 
↑「動物の親子」廣本紗弥さん

 

 

(報告者 就職課 川村良広)


2023年11月21日

演奏学科・音楽学科の学生によるオータムコンサート

 

 
11月6日、月曜日、まだまだ夏日の暑い日に、ヤマハミュージック大阪なんば店3階のヤマハグランドピアノサロン大阪にて「大阪芸術大学 演奏学科・音楽学科の学生によるAUTUMN CONCERT」が開催されました。


 会場となったヤマハミュージックは、いわば音楽の殿堂です。楽譜売り場、CD売り場、各種楽器売り場、音楽教室までもが一つのビルの中に集結しています。今回の会場は3階のグランドピアノショールームの中にあります。会場の横にはグランドピアノ各種が勢揃い、圧倒されるような光景です。これだけのグランドピアノが一部屋に揃っている光景はなかなか見られません。
 AUTUMN CONCERT には、8月に行われたオーディションを通過した9名の学生が出演しました。10月には大学内、3号館ホールでのドレスリハーサルを経て、擬似本番を体験、観客役のピアノの先生方全員から演奏とステージマナーについてアドバイスを受け、研鑽を積み重ねてきました。
演奏曲目はモーツァルトのソナタやベートーヴェンのソナタなど、ピアニストにとっては試金石のような、難しくも素晴らしくもあるソナタを演奏する学生が多く、他にもリスト、グリーグなどロマンティシズム溢れる作品、ドビュッシーの小品やプロコフィエフのソナタなどの研ぎ澄まされた感性の曲など、各時代を網羅するプログラムです。

 

ヤマハのCFXのコンサートグランドピアノの鳴りは美しく、さまざまな表現に応えてくれます。ピアニストは、何十時間、何百時間を一人でコツコツと練習に費やします。その練習の積み重ね、念入りな準備があるからこそ、本番でできる表現があります。何百時間にも及ぶ練習も不可欠なのですが、一回の本番にて、つまりホールで、素晴らしいピアノで、お客様と共に過ごす時間からしか得られない大切なものもあります。学生たちは日頃練習を重ね、そして今回の本番の体験、こ
れらを両輪として更なる前進の意欲を抱き、音楽と向き合う気持ちを新たにしたことでしょう。努力の先にある光景を感じられるコンサートとなりました。

 

(報告 演奏学科合同研究室)