近鉄南大阪線で運行されている、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」でのコンサート列車の旅を、近畿日本鉄道株式会社様と一緒に企画しました。
当日は、大阪阿部野橋駅18:37発⇒橿原神宮前駅(折返し)⇒大阪阿部野橋21:05着の約2時間30分の行程で実施しました。
今回のコンサート列車は、フルート三重奏として本学学生と卒業生3名が演奏。普段はコンサートホールなどで演奏している3名ですが、揺れる列車内での演奏ははじめてです。
今回、演奏した本学学生・卒業生は、
佐藤 柚月さん(演奏学科管弦打コース4年)
村田 泰葉さん(演奏学科管弦打コース卒業生)
三枝 澪奈さん(演奏学科管弦打コース卒業生) です。
お客様が乗車するコンサート列車が、大阪阿部野橋駅に到着したときは《ウエルカム演奏》として各車両の乗降口で演奏を行い、お客様をお迎えしました。
2022年3月18日(金)18時37分、大阪阿部野橋駅からお客様を乗せたコンサート列車は、本学学生・卒業生による車掌室からの車内放送設備を使って参加のお礼、ご挨拶など車内アナウンスを皮切りに折返し駅の橿原神宮前駅に向けて出発、車内でフルートコンサートを開催しました。車内での演奏は、列車の揺れを考慮して座席に座っての演奏でしたので、直接演奏者の姿を見ることが出来ないのですが、車内に響き渡るフルート演奏をお客様は楽しまれていました。
橿原神宮前駅停車中は、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」2号車ラウンジ車両で演奏を行いました。客室からたくさんのお客様に集まってもらい、停車時間約30分があっという間に過ぎました。
今回、演奏した3名からは、「列車の中での演奏は初めてでしたので、色々と手探りな状況の中、あたたかいお客様のご声援があってこそ成功した企画でした。」「車掌室からのアナウンス放送や、お出迎え演奏などめったに経験できないことをさせていただいて貴重な時間となりました。」「フルートの優しい響きと電車の揺れが重なり、演奏している私自身も不思議な気持ちでした。」というような感想を語ってくれました。
今回、はじめての企画でしたが、ご参加いただいたお客様には約2時間30分のコンサート列車の旅、フルートの音色と線路からくるガタンゴトンという音色の共演を楽しんでいただけたと思います。
当日、お客様にお配りしたプログラム(演奏曲案内)
車両の前面に取り付けた「コンサート列車」の案内板
客室での演奏
ラウンジ車両(橿原神宮前駅)での演奏
車内放送をする学生
(報告者 教務部 植村悦和・就職課 川村良広)