現在、大阪市西区京町堀にある「ギャラリー 道」では、昨年3月の卒業生のグループ「ミチシルベ」による展覧会が行われています。写真あり、グラフィックデザインあり、絵画あり、テキスタイルデザインあり、金属工芸あり、陶芸あり、家具あり・・・と、作品を出品しているのは学科や専攻もいろいろの13人。 |
現在、大阪市西区京町堀にある「ギャラリー 道」では、昨年3月の卒業生のグループ「ミチシルベ」による展覧会が行われています。写真あり、グラフィックデザインあり、絵画あり、テキスタイルデザインあり、金属工芸あり、陶芸あり、家具あり・・・と、作品を出品しているのは学科や専攻もいろいろの13人。 |
今日は池田市立の「ギャラリーいけだ」で行われている中林誠治展に行ってきました。中林誠治さんは昨年2月に第十七回青木繁記念大賞公募展で大賞を受賞された若き美術作家です。本学・美術学科のご出身です。
会場には他にも中林誠治さんの大学在学中の貴重な作品が展示されていました。『パッセージ』のシリーズはバルサ材ですが、爪楊枝を敷き詰めたキャンバスに描かれた作品もありました。『ここから抜け出してどこかへ行こう』は約15万本の爪楊枝を使った作品です。木枠に爪楊枝を敷き詰めるだけでも3週間もかかるんだそうです。彩色され仕上がった作品の完成度は非常に高く感動的です。是非至近距離で鑑賞してみてください。絶妙の間隔で鮮やかな色の爪楊枝が配置されていて“隠し味”のように色面を華やかにしています。
1日およそ200人の方がギャラリーを訪れるのだそうです。私が伺った時、ちょうどデザイン学科の在校生が来られていました。でもまだ大阪芸術大学関係の方が少ないそうです。「だって遠いですからね」、と中林さんは笑っておられましたが、これは「どげんかせんとイカン!」。 ●中林誠治 展 |
学内では卒業制作展が続いています。今年度はじめて卒業生を送り出すキャラクター造形学科は、はじめての卒展です。会場は20号館と19号館に分かれており、全体で5つの教室を使って開催されています。
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昨日、大阪市立デザイン教育研究所で行われた中村佑介さんの特別講義を聴講しに行ってきました。そうアジカンのCD、DVDのジャケットデザインや数多くの書籍の装丁デザインを手がける超人気のイラストレーターです。 阿倍野在住の中村さん。会場にはお母さんも来られていたのだとか。照れくさそうにそんな話をしながらも、そのことをネタに笑いを挟み終始リラックスしたムードの特別講義が進められました。これまで数多くの講演会をされてきた中村佑介さん。今回も友人の柏木さんとのトーク形式です。事前に進行についてはお2人で打ち合わせがあったようですが、即興のトークライブのような雰囲気で柏木さんとの息はピッタリでした。 私が聴いていたすぐそばで当ててもらった方が、大阪芸術大学のデザイン学科1年生でした。『大阪芸術大学出身だそうですが、大阪芸術大学のどんなところが良かったですか?』 5月に200ページを超える画集が出版される予定の中村佑介さん。このヴォリュームで3,000円(予定)というお値打ち価格で抑える予定なのだそうです。なんとファン思い。絶対買いです。 途切れることのないお仕事。超多忙の中でも楽しみを見つけていること。常に笑顔で活躍される姿。これが人気の秘密なのだろうと感じました。 ●中村佑介さん関連WEBサイト |
大阪市西区京町堀にある「Port Gallery T」では現在「DOOR 2008」展が開催されています。もともと写真を中心としたギャラリーだそうですが、この「DOOR」展では若手作家によるジャンルを超えた作品を交えての展覧会となっています。今年で2回目を迎えるこの展覧会に本学の卒業生2名と大阪美術専門学校の卒業生が出品していました。 油画の作品を出品しているのが井上光太郎さん。井上さんは2005年に大阪美術専門学校研究科を修了され、その後大阪、東京、横浜でも個展を数多く開かれています。一度みるとなんだか気になってしまう作品です。描かれるシーンがどれも夜であること、そして対象物がどれも日頃美しいとは感じないものばかりなのです。井上さんの作品の不思議な魅力。どうして気になるんだろう?夜に住宅からこぼれる光、夜の自動販売機の光、タクシーのテイルランプ、夜のコンビニエンスストア・・・などなど、絵具をたっぷり使う描写方法とシンプルな構図が個性的な作品です。 写真作品を出品しているのは舩附智美さんです。舩附さんは文芸学科の出身。卒業後、写真表現大学で学ばれたそうです。出品されている『渚』」という作品はとても詩的なイメージで制作されていました。それは「文芸学科卒業」という文字を見た私の先入観からかもしれませんが。 この時期、あちこちのギャラリーでもきっとたくさんの在校生、卒業生が展覧会をしているんだろうなぁ、と想像しつつ年の瀬を迎えようとしています。最近「造形系の記事ばっかりだ」というご意見をいただくことがあり、少々反省。確かに偏ってきているのは薄薄感じておりました。来年からのブログの方向性を修正しなければ!皆様、ご協力お願いいたします。 |