2014年9月6日

夏の終わりに、国立国際美術館に行こう!

本学ほたるまちキャンパスの堂島川を挟んだ対岸にある国立国際美術館では、5月27日(火)から9月15日(月・祝)まで「ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉」展が開催されています。世代も作風も異なる日本の現代美術家10組による展覧会ですが、横尾忠則氏と肩を並べて、本学美術学科の卒業生である小橋陽介さん(2003年卒業)も出展されています。ご案内が遅くなってしまいましたが、夏休みの最後に、是非、国立国際美術館に足を運んでみてください。

 

小橋陽介さんの美術館での展示は、2006 年水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城)での個展と「VOCA 展2006」上野の森美術館(東京)以来、3度目とのことです。今回の展示は、出展の10組それぞれが、独立した空間で、自らの「ノスタルジー&ファンタジー」を表現されていますが、小橋陽介さんの展示も通常のギャラリーの2,3倍はありそうなスペースと高い天井による広い空間を生かした痛快な展示となっています!
小橋陽介さんも今回、希望通り、ここまで大きな祭壇(!?)を設置してもらえたことで、とても満足していますとのことでした。

 

「self-portrait 148」 2008年 高橋コレクション

人物、特にセルフポートレートを中心として、自由奔放に色彩豊かに描かれる小橋陽介さんの作品群は、マチスを彷彿させると評されたこともあり、早くから注目されて来ました。今回は、2006年の「self-portrait 48」から2008年の代表作でもある「self-portrait 148」や最新作まで数えきれない程、多くの作品が、多彩な顔を覗かせています。
最近では、セルフポートレートにとどまることなく、ネコなどのどうぶつはもとより、「こばしの図」として様々な「もの」が、描かれています。


今回も、祭壇の裏側には、17列×6=102枚の図が描かれています。花瓶のようにも見えたりしますが、要するに色鮮やかに描かれた「フォルム=カタチ」の数々です。今回の展示にあったって、かなりの数の新作を最後の一か月、特に直前の一週間は、夜も寝ずの感じで、描き上げたそうです。小橋陽介さんは、学生時代もずっと絵を描いていたそうですが、実験的な絵は家で描いて、これはいけると思ったら、また大学で描くという事を繰り返していたとのことでした。

 

「self-portrait 48」 2006年

今回、展覧会のオープニングで、小橋陽介さんが、2006年から個展を重ねておられる Gallery Denのオーナー手島美智子さんにお会いし、お話しをお伺いしました。「作家は、作品も勿論大切だけれども、人間性もとても重要だと思います。その点、小橋陽介君は、人間性もとても素晴らしい。自然と人が寄ってくる。そうでないといけないと思いますよ。」

 

確かに今回のオープニングでも、月曜日にもかかわらず、たくさんのお友達やお知り合いの方々が来られていました。祭壇前での記念撮影では、小橋陽介さんと一緒に写りたい方が続々とおられて、とても賑わっていました。また、小橋陽介さんは、若手アーティスト8名による「ハジメテン」としての活動も行っておられます。2012年神戸アートビレッジセンターでの「ハジメテンのワンダフルハジメテンプル」展の図録『ハジメテンプルブック : 記録集』は、本学図書館のおすすめ図書コーナーにありますので、是非、ご高覧ください。

 

小橋陽介さんの展覧会は、「ハジメテン」の展示を経て、さらに展示方法にも自由度を増しているように思います。どこまでも伸びやかに自由に描かれる画面と同じく、展示の空間造りにも既成概念に縛られない自由さを感じます。観ている者まで、心が開放されるような、物事の本質に立ち返れるような、そんな気がします。夏の終わりに打ち上げ花火のような小橋陽介ワールドを是非、体感してください!!

 

『VOCA展 : 現代美術の展望–新しい平面の作家たち 2006年』は、本学図書館4階図録コーナーにあります。
20900081 723.1/V/’06)

国立国際美術館HP
http://www.nmao.go.jp/exhibition/index.html

小橋陽介HP
http://www.yosukekobashi.com/

Gallery Den mym(南山城村)
http://galleryden-mym.com/past/2012_03.html


投稿:大阪芸術大学図書館


2014年9月5日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

大阪芸術大学は来週8日(月)から後期授業を開始します!
但し、9日(火)から12日(金)は集中講義・補講期間で、その間、通常授業は行われません。
学生のみなさんは間違えないように注意してくださいね!

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、大阪芸術大学スカイキャンパスで開催された「色彩のファンタジー・ワールド展 By HIRO YAMAGATA ヒロ・ヤマガタ」の模様からお伝えします!
この展覧会では、世界で活躍されている画家 ヒロ・ヤマガタさんの原画93点が展示されました。
鮮やかな色彩が印象的な作品の数々、お見逃しなく!!

 

続いて、これまでにお送りした映像の中から特に人気のあったものをもう一度お送りする「OUA-TVアーカイブ」のコーナーです。
今回は、7月にもご紹介した大阪芸術大学オープンキャンパスのリポート特集をお届けします!!
大阪芸術大学のオープンキャンパスは、今月14日(日)が今年度ラストチャンス!!
まだ参加できていない方は要チェックですよ!!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時40分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
9月5日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:40から
9月6日(土)
テレビ和歌山 22:45から


2014年9月4日

スカイキャンパスにゴジラ登場!

只今、大阪芸術大学スカイキャンパスでは
「大阪芸術大学 Presents 大ゴジラ特撮展 ゴジラ60年の軌跡」を開催中です。
なんと大阪芸術大学グループの在校生は学生証を提示すると無料で入場することが出来ます。
学生の皆さん、これは行くしかないですよね!!

ハリウッド版『GODZILLA』も公開され、
世界的にも人気なゴジラ。
今回の展示会ではそんなゴジラの第一作目から最新作までの
貴重な品々が展示されています。
資料や小道具の他にもジオラマ展示があり、
画面の中でしか見たことがなかった
ゴジラの世界を体感することもできます。
展示の一部は写真撮影もOKなので、
映画の中に入り込んだ気分で記念撮影を楽しめますよ!


初日に行われたオープニング式典には
『ゴジラvsビオランテ』『ゴジラvsキングギドラ』の監督をはじめ、
脚本などでもゴジラシリーズに携わられた
映像学科学科長 大森一樹先生、
平成のゴジラシリーズで特技監督を務められた
映像学科客員教授 川北紘一先生
そして、特別ゲストとしてゴジラも登場しました!!
ゴジラもテープカットに参加してくれたんですよ。


また、物販コーナーも充実しており
限定品も数多く販売されています。
その中でも大阪芸術大学×大ゴジラ特撮展の
完全限定オリジナルトートバッグは
スカイキャンパスでしか販売されていない貴重なグッズです!
なんと、大森一樹監督のサイン入りのトートバッグも
数量限定で販売されているらしいですよ…!!
ファンの方は必見です!

この展示会は9月15日(月・祝)まで開催されます。
是非、お越しください!

大阪芸術大学Presents大ゴジラ特撮展 ゴジラ60年の軌跡

2014年8月29日(金)~9月15日(祝・月) 
午前11時~午後7時(最終入場は午後6時30分まで)
スカイキャンパス(あべのハルカス24階) 

入場料
(大人)900円
(中・高生)600円
(小学生以下)無料  

※大阪芸術大学グループ校の在校生は、受付にて学生証提示により無料となります。

投稿 : 林(OUA-TV)


2014年9月3日

映像学科卒業生監督作品「サルビア」を上映!

今日は、大阪芸術大学の卒業生の活躍をご紹介します。

みなさんは、「なら国際映画祭」をご存知ですか?
「第60回カンヌ国際映画祭」にてグランプリを受賞した、奈良県在住の映画作家 河瀬直美さんがエグゼクティブディレクターを務められている映画祭です。
河瀬さんの出身地である奈良を文化で活気づけようという試みから、2010年に第1回の開催が実現しました。
そして今年も「なら国際映画祭2014」が開催されるのですが、そこで本学映像学科の卒業生である西中拓史さんの監督作品「サルビア」が上映されます!!

西中さんは2010年にも、卒業制作作品「APE」で学生映画を対象としたコンペティション部門の観客賞を受賞しています。
今回はその縁で、「NARA-wave ー学生映画部門ー」のプログラムの招待作品として西中さんの作品が特別上映されることになりました!
この「サルビア」という作品には、西中さんの他にも多くの映像学科の卒業生や在校生が携わっています!
現在、映像業界を目指して勉強中の学生のみなさんはもちろん、他の業界を志す方の刺激になること間違いなしです!!
みなさんもぜひ、お越しください!!

「サルビア」あらすじ
半年前の事故によって、土谷 翔が亡くなった。
翔と共に事故に巻き込まれた土谷日奈子は、生き残ってしまった事に対して罪悪感を抱えながら生きていた。

西中拓史監督プロフィール
1987年、岡山県出身。
2006年、映像学科に入学。
2007年に課題として制作した短編映画「春の風」が第3回TOHOシネマズ学生映画祭に入選。
産学協同ドラマ「ブロードキャストASUKA」第3話編集担当。
2010年、大阪芸術大学映像学科を卒業。
卒業制作「APE」が、なら国際映画祭、清水映画祭、うえだ城下町映画祭など多数の映画祭で大賞や観客賞を受賞。
2011年には河瀨直美監督の呼びかけで制作された「3.11 A Sense of Home Films」に監督の一人として参加。
ビクトル・エリセ、ポン・ジュノ、アピチャッポン・ウィーラセタクンなど、世界的に著名な映画監督達と肩を並べる。
2012年には表現映像「SUNDAY」を8mmフィルムで制作。
この作品で撮り下ろした映像が、リドリー・スコット監督が製作総指揮を務めた「JAPAN IN A DAY[ジャパン・イン・ア・デイ]」にて使用された。

☆おすすめポイント☆
本編は16mmフィルムと8mmフィルムで撮影しました。
メインスタッフだけでも、約10名以上の映像学科出身者が関わっています。

予告編URL
http://youtu.be/kwdH5KAgFH8

>>「なら国際映画祭2014」公式ホームページ

投稿:島田(OUA-TV)


2014年9月2日

通教 保育学科スクーリング「図画工作」

今日は、夏休み中に大阪芸術大学で行われた通信教育部のスクーリングの模様をお伝えします!

大阪芸術大学のキャンパスでは、主に春休みや夏休みなどに、通信教育部<4年制>・短期大学部通信教育部<2年制><3年制>のスクーリングを行っています。
私が今回お邪魔したのは、短期大学部保育学科の「図画工作のスクーリング。
教室がいっぱいになるほどの受講生が集まり、賑やかで楽しそうな雰囲気にあふれていました。

担当されていたのは、大阪芸術大学大学院の修了生でもある藪晶子先生です。
教室のスクリーンに自分の手元を映しながら、20以上の図画工作技法を教えられていました。

こちらは、授業で制作された作品のひとつ。
約100人の受講者たちの作品が集まった賑やかで楽しい粘土の動物園です。
小さな子どもでも安心して使えるよう、小麦粉から粘土をつくっていました。


この作品は、くるくると紙をカールさせて、細くなったり太くなったりぷるぷる揺れたりと表情豊かに変形する顔です。
子どもたちが喜びそうですよね!!


こんな風に、子どもたちと一緒につくることができる技法で、さまざまな作品を制作していました。

受講した通信教育部の学生たちからは、
「集中していて、気付けば時間がすぎていた。
びっくりするくらい濃い4日間だった。
図画工作は苦手で気が重かったけれど、わくわくしてつくれた。
終わってほしくない、もっとつくりたい。」といった感想を聞くことができました。

藪先生は、「楽しい!つくりたい!という気持ちを持ち帰り、こどもたちに感動やわくわくを伝えてもらえると幸いです。」と話していました。

大阪芸術大学通信教育部では、仕事や育児をしながらでも、自分のペースで勉強に取り組むことができます。
学びたい気持ちを諦め切れないみなさん、通信教育部で学んでみませんか?

投稿:島田(OUA-TV)