2016年6月4日

大阪芸術大学 MY REQUEST♪

6月1日(水)、大阪・南森町にある“オンリーワン ファンキーステーション”FM802にお邪魔しました。
この日6月1日は、FM802の27回目の開局記念日!!
ラジオ局内は“ハッピーバースデイ”ムードで、沢山のビッグアーティストから祝福のお花が届けられていました。

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21時、スタジオでは、落合健太郎さんがDJを務めるFM802の人気番組「ROCK KIDS 802」の生放送がスタートしました。
毎週水曜日は大阪芸術大学が提供するコーナー「大阪芸術大学MY REQUEST」の放送日。
コーナーのアシスタントDJとして、放送学科卒業生の板東さえかさんが活躍されています!

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この日のゲストは、板東さんの先輩・友人でもあるデザイン学科卒業生のアートユニット「WHOLE9」のhitchさんとsimoさんのお2人。
「WHOLE9」とは、ラジオを愛するMUSIC LOVER たちの特大忘年会、FM802が贈るロックフェスティバル!「RADIO CRAZY」の会場を彩る大型バナーを制作していることで有名で、ライブペイント、壁画制作を中心に活躍しています。

FM802 27th FUNKY BIRTHDAY~27歳と音楽~』の特別編成にて「“ハッピーバースデイ”ライブペインティングin FM802」と称して、「WHOLE9」によるFM802の開局を記念するライブペインティングが行われました。

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ライブペインティングも21時過ぎからスタートし、スタジオの一画の壁に備え付けられた1800角(1.8m×1.8m)の真っ白なキャンバスは、軽快で元気な番組のオンエアと同時進行で、hitchさんとsimoさんのエネルギッシュな創作により、瞬く間に圧巻のイラストで彩られていきました。

時間の経過とともにどんどんと表情を変えていくキャンバス。
落合さん、板東さんをはじめ沢山のラジオ局スタッフが見守る中、番組の放送が終了する夜中の0時にようやく完成。
作品のコンセプトは「お祝い」「おめでとう」とのことです。

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完成した作品の前で記念撮影。

この「ROCK KIDS 802 – 大阪芸術大学MY REQUEST」では、
今後も、アシスタントDJの板東さえかさんと、“大阪芸術大学繋がり”のホットなアーティスト、クリエイターが登場予定です。
楽しみですね!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年6月3日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

7月2日(土)・3日(日)、ホテルグランヴィア大阪26階で、日本最大規模のアートフェア「ART OSAKA 2016」が開催されます。
生活空間に近いホテルの客室67部屋を会場に、53ギャラリーが参加を予定!
新人作家の作品から、国際的に活躍する著名作家の名作まで、絵画・彫刻・版画・写真など幅広いジャンルの作品が並び、気に入った作品はその場で購入することもできるそうです。

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このイベントに、大阪芸術大学も参加します!!
先日、出展する学生たちが、美術学科の加藤義夫先生から指導を受けていました。
どの作品を出展するか吟味している様子。

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こちらの作品を制作している森山枝美さんにお話を伺うと、「私はギリギリまで制作して、どの作品を出展するか決めようと思っています」とのこと。
がんばってくださいね!!

大阪芸術大学 出展予定作家 日下部一司 / 中川佳宣 / 馬渕晃子 / 岡田尭之 / 鈴木雄介 / 松浦知子 / 森山枝美 / 馬場雄基

 

Still0603_00005さて、今週の「大阪芸大テレビ」、まずはじめは、5月15日(日)に行われたイベントを2つ紹介します!

 

Still0603_000021つ目は、大阪市中央公会堂で開催された「OSAKA DESIGN FORUM」の話題。
企画から運営までデザイン学科の学生たちが中心となって行われるこのイベントには、各方面で活躍するデザイナーが招かれ、講演会やトークセッションを行います。
今年は、海外からもゲストをお呼びし、シンガポールを中心に活躍中のプロダクトデザイナーであるエドウィン・ローさんが出演してくださいました!

 

Still0603_000032つ目は、兵庫県中央区にある三宮フラワーロードで行われた「第46回 神戸まつり」メインフェスティバルの模様です。
神戸まつりは、1971年に市民参加型の画期的な祭りとして誕生した兵庫県最大の祭典で、メインフェスティバルではマーケットイベントやステージショー、サンバのパレードなどが行われています。
大阪芸術大学グループも、このイベントに参加!来場者に大学での学びを体験してもらいました。
どんな内容なのかは、番組でご覧ください!!

 

Still0603_00004続いて、これまでにお送りした映像の中から特に人気のあったものをもう一度お送りする「OUA-TVアーカイブ」のコーナーです。
先週に引き続き、昨年度の短期大学部オープンキャンパスをお届け!今回は、大阪学舎の模様です。
大阪学舎には、英米文化学科と保育学科があります。
今年の短期大学部オープンキャンパスは6月12日(日)に開催!!参加される方は予習のためにもご覧くださいね!

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時45分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
6月3日(金)
サンテレビジョン 24:45から
6月4日(土)
テレビ和歌山 22:30から
6月5日(日)
奈良テレビ放送 19:30から ※放送時間変更


2016年6月2日

所蔵品展 「音と映像メディアの変遷―テクノロジーとアートの接点・オーディオ資料室所蔵品大公開―」開催中!!

現在、大阪芸術大学芸術情報センター1階展示ホールにて、所蔵品展 「音と映像メディアの変遷―テクノロジーとアートの接点・オーディオ資料室所蔵品大公開―」を開催しています!

ポスターデザイン:小林真由美(デザイン学科4年)さん

音と映像メディアの変遷ポスター(B4)

毎年1回、蓄音機をはじめ映像機器も含めた所蔵品展を行っている大阪芸術大学博物館ですが、今回の展示は15回目の開催となります。
テクノロジーの進歩とともに発達したオーディオ・ヴィジュアルメディアの変遷をたどることで、人々の生活の中に新たなメディアとして浸透していった全貌を理解していただける展示内容です!

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まずは、蓄音機の変遷をたどってみましょう♪
蓄音機の開発に貢献した人物には、主に2人の発明家の名前が挙げられます。

1人は、トーマス・アルバ・エジソンで、1877年に円筒式蓄音機フォノグラフを発明して、声の録音と再生に成功しました。
エジソンは、円筒に錫箔(すずはく…メッキなどに使われる金属を薄く伸ばしたもの)を巻き付けたものを手で回転させ、録音針を押し当てて錫箔にできる溝の深さの変化で音を記録しました。
そして、この溝を再び針でたどって、音を再生させる仕組みを作ったそうです。

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そしてもう1人は、エミール・ベルリナー
ベルリナーは、1887年に円盤レコードを使う蓄音機グラモフォンを発明した人物です。
左右に揺れる溝を記録する方式で、亜鉛盤に薄く塗った蝋を録音針で削って、酸性の液に浸し盤を腐食させて録音溝を作る方法で、音を記録しました。

エジソンはビジネス用の口述記録や電話の通話記録など、実用的な録音再生機として、録音状況を変えずに最初から最後まで同じ音質で録音できる円筒を選んで開発を進めました。
一方、ベルリナーは音楽を再生して楽しむ娯楽のための再生機として、取り扱いが楽で大量生産しやすい円盤を選びました。
この違いが、レコードの形として現れたのだそうです。

所蔵品展では、時代に沿って形が変わっていく蓄音機を見ることができます!!

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こちらは、1906~1908年に製造されていた「ビクターⅡタイプM」という蓄音機。
花柄のホーンが華やかでとても目を引きますね。

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左の蓄音機は、1910年頃、日本で最初に製造された「ユーホン」です。
一見、蓋のないテーブルに見えますが、トーンアームとクランクをホーンの開口部に、ターンテーブルをキャビネットの底面に収納するポータブル型として作られているそうです。

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開発初期の蓄音機は、機械部分がむき出しになっているものが多いのですが、次第に機械を仕舞える棚のような形に変化していきます。
これは、家庭の中で蓄音機が普及したことで、他の家具と色合いや質感を似せ、部屋の中に自然に設置できるように設計されたからだそうです。

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蓄音機に続く娯楽として登場したのが、ラジオ
世界で最初の公式なラジオ放送と言われているのは、1920年のアメリカ大統領選挙の速報放送だそうです。
日本では、1925年に試験放送を始め、翌年1926年に国内のラジオ放送が本格的に始まりました。

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こちらは、1924年製の「モデル10C」というラジオ!
一枚板の上に部品が取り付けられた”ブレッド・ボード・ラジオ”と呼ばれた形式のラジオらしいです。
なんだかすごい装置ですよね!!

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ラジオの普及に伴って、ラジオを内蔵した蓄音機が販売されたり、蓄音機をラジオのスピーカーとして使えるようなアタッチメントが発売されるなど、娯楽の手段も広がっていきました!

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続いて、テレビの登場です!
日本で最初にテレビの製造を行ったのはシャープで、1951年に試作品を完成させました。
そして、写真の「TV7-17T」という機種は、1953年のテレビ放送開始と同時に販売されたもの。
12、14、17インチのサイズ展開で、このテレビは当時の中では最も大きい白黒17インチブラウン管テレビです!
私たちが当たり前のように視聴しているテレビですが、まだ放送開始から60年余りしか経っていないんですね!

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展示されているのは、ホームエンターテインメント機器だけではありません。
奥には、プロフェッショナル放送機器の所蔵品が展示されていました!!

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こちらは、1957年製の「ST-14TI」という機種で、6.3mm幅のテープを使う放送業務用の真空管式フルトラック・モノラルテープレコーダー。
本学6号館建設の際、NHKで使われていたものを、音楽学科の電子音楽スタジオに移設した機材だそうです。
当時の実習で、学生たちも触れていたらしいですよ!

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ピンクで可愛いこのデッキは、1969年製「DN-336R-T」で、1970年に開催された大阪万国博覧会のおまつり広場で活躍した巨大ロボットの中に搭載されていた現物なんですって!
1インチ幅のテープを使った6チャンネルマルチトラックテープレコーダーです。
派手な色は、イベントに使われていたからなんですね。

他にも、ラジオ局で使われていたテープレコーダーや、テレビ局で使われていたビデオカメラ、マイクなど…今では貴重になってしまった機器たちが展示されていました。
全てを解説することができませんので、展示ホールで直接ご覧くださいね。

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さらに、「中川一夫ライカコレクション」も展示されています!
ライカとは、ドイツのエルンスト・ライツ社が製造するカメラのこと。
中川さんはライカ研究者で、生涯かけてライカとその関連資料を収集され、このコレクションは2006年にご遺族より本学に寄贈されました。

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カメラ本体やレンズのみならず、アタッチメントやアクセサリー、店頭用広告ボードや、写真を引き伸ばして現像するための引伸機なども展示されています。

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みなさん、ステレオ写真ってご存知ですか?
平面(2次元)の写真で立体(3次元)として見える写真のことで、19世紀に写真が実用化された頃から存在していて、20世紀初め頃には世界各地の風景を撮影したステレオ写真が出版されていました。
現在では、事故現場の状況を記録するために活用されています。

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人が物を見る時に、右眼と左眼で見える像にズレがあり、そのズレを脳が認識して立体として見ています。
ステレオ写真はその原理を応用して、少しずれた位置で撮影した2枚の写真で構成されています。
専用のカメラか、もしくは2台のカメラを取り付けて使うアタッチメント、1台のカメラで撮影するためのレンズが必要なのですが、ライカにもステレオ写真撮影用のアタッチメントがあります。

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ステレオ写真撮影用交換レンズ「ステマー」で撮影したこちらの写真は、専用のステレオビューワーで見ると立体画像として浮かび上がるのだそうです!
さらに、ステレオビューワーを使わなくても「裸眼立体視」という方法を使えば、立体画像として見ることができるのですが、みなさんはできるでしょうか?
訓練すればできるようになるみたいなので、ぜひ展示ホールで挑戦してみてくださいね!!

裸眼立体視
平行法
右側の画像を右眼、左側の画像を左眼だけで見て、焦点を合わせないように画像を見ているとぼやけてきますが、そのままぼやけた状態を続けると中央に立体画像が浮かび上がります。
交差法
右側の画像を左眼、左側の画像を右眼だけで見て、より眼の状態で画像までの距離の中間で視点が交差するようにすると、横に並んだ3枚の画像が見え、中央の画像が立体に見えます。

所蔵品展の内容を少しでも楽しんでいただけたでしょうか?
私は仕事を忘れて、展示されている所蔵品を見るのに没頭してしまいました。
みなさんもぜひ、実際に見てみてくださいね!!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年6月1日

原野守弘先生 特別講義

6月になりました!
先月行われた授業で、まだ紹介できていないものもたくさんありますので、これからもどんどん記事をアップしていきますね。

今日のブログは、来年4月に誕生するアートサイエンス学科(仮称)開設に先駆けた講義の模様をご紹介いたします!

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5月21日(土)、クリエイティブディレクターの原野守弘先生による特別講義「世界で勝負するためのクリエイティブディレククション」が開かれました。

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原野先生は、2012年に「森の木琴」という作品でカンヌ国際広告祭金賞を受賞。
また、ロックバンド「OK Go」の「I Won’t Let You Down」という曲のミュージックビデオを手がけられ、YouTubeに公開された動画は10時間で再生回数100万回を突破するほど話題になりました。(現在は再生回数合計2800万回以上になっています!)
そして今年度より大阪芸術大学教授に就任、来年度からはアートサイエンス学科(仮称)で教鞭を取られる予定です。

今回の特別講義では、「10 tips for creatives」と題して、広告クリエイティブにとって大切な10のポイントを紹介。
原野先生の作品だけでなく、さまざまな広告作品を実例として挙げながら、先生自身が今作品を作るときに心がけていることを学生たちに伝えていました。

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10個のポイントの中で、私が特に印象的だったお話をご紹介します。

「The era of non-fiction and non-verbal.」
(ノンフィクションとノンバーバルの時代)

1990年頃までは、フィクションの時代だったそうです。
編集や加工が加えられた仮想的な作品=フィクションの作品が、人々の注目を集めていました。
しかし、インターネットが普及してから、ノンフィクションの作品が力を得る時代に変わっていったと言います。

原野先生が手がけた「OK Go」のミュージックビデオは、CGを使わずに、ワンカットでの撮影にチャレンジした作品。
また「森の木琴」も、実際に球を木琴に転がして音色を奏でている様子を伝えている映像です。
作品をつくるために、現実で誰かが何かを成功させたという”ノンフィクション性”が作品に求められている時代の表れなのかも知れません。

もうひとつのノンバーバルとは、非言語的という意味。
広告で言葉を使えば簡単に説明することができますが、言語で表現した作品は世界では伝わりにくいものになります。
言語に依存せず、目で見てわかるデザインをすることが重要なんだそうです!

「Good ideas come to those whosleep.」
(アイディアは寝て待つしかない。)

良いアイディアが思い浮かばないと、一生懸命考えたり、徹夜したりしがちですよね。
しかし、無理をすれば名案が出てくるものでもありません。
原野先生がアイディアを思いつくのは、マッサージを受けている時やお風呂に入っている時など、リラックスした状態の時なのだそうです!
脳が記憶を整理するのは寝ている間だと言われていて、睡眠不足だったり緊張状態だと考える力が低下してしまうのだとか…。
アイディアが生まれない時は、しっかりと睡眠を取って脳がリラックスできる環境を整えることが大切なんですね!

この他にも、アイディアは自分自身が経験したもの=人生からしか生まれないという話や、仲間づくりが大切だということなど、さまざまな視点からクリエイティブのポイントを話されました。
原野先生の講義は大変テンポが良く、また話の合間に紹介される広告映像が効果的で、90分間の講義がとても濃厚でした!

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アートサイエンス学科(仮称)では、どんな授業を展開してくださるのでしょうか?
今からとても楽しみです!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年5月31日

図書館所蔵品展のお知らせ♪

久しぶりに図書館所蔵品展のご紹介です♪

現在、大阪芸術大学図書館では、『文豪 夏目漱石 没後100年特別展 -所蔵資料でたどる夏目漱石-』を開催しています。

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夏目漱石については、みなさんご存知ですよね!
明治・大正時代に活躍され、日本を代表する小説家・評論家・英文学者です。

今回の所蔵品展は、漱石の没後100年を記念して開かれ、彼の作品世界に触れられる展覧会になっています。

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-所蔵品展のチラシより抜粋-

明治の文豪、夏目漱石が『こころ』を書いてから、100年の時が流れました。
漱石が生きた明治の時代は、国家主義から「個人主義」の時代に大きく舵を切っていきます。
そんな時代の潮流の中、矛盾と苦悩を抱えながら自我を見出そうとした漱石。
漱石は『こころ』で、急速に西洋化していく当時の日本を「こころが失われはじめた時代」といい、
漱石研究者は、漱石は個人主義の破綻を予見していたと言及しています。
だとするなら、今に生きる私たちに個の自由と責任は何をもたらし、何を失わせているのか。
没後100年を記念した本展で、漱石の作品世界にふれ、考えてみてください。
作品に込められた漱石の言葉を読み解いていくその先に、矛盾の多い社会とどう向き合っていけばいいのか、生き方について考える一助となれば幸いです。

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図書館2階には、このように漱石が書いた小説の一節が抜粋され、展示されています。

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親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりして居る。 「坊っちゃん」

1906年に書かれた「坊っちゃん」の最初の一文。
漱石の教師時代の実体験をベースに書かれた小説で、住み込みの女中から「坊っちゃん」と呼ばれている青年が主人公です。
冒頭から、読者を一気に小説の世界に引き込む言葉遣い…一度聞いたら忘れられない一文ですよね。

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日本より頭の中の方が広いでしょう 「三四郎」

1908年の作品「三四郎」の作中の言葉です。
主人公・三四郎が熊本から東京に向かう汽車の中で、のちに広田先生として登場する”髭のある男”が、
「熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より…日本より頭の中の方が広いでしょう」と話しました。
人は無限に考え想像することができるという意味にも捉えることができる一言。
とても奥が深い台詞ですよね。

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この他にも、さまざまな漱石の言葉・小説が展示されていました!

5月31日(火)までの展示を予定していましたが、6月2日(木)まで会期が延長されました!!
みなさんもぜひ、図書館で漱石の作品世界の中に飛び込んでみてくださいね!

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さらに、図書館4階展示コーナーでは、所蔵品展「人体解剖図の進化と表現力を見る-ヴェサリウス『ファブリカ』-」も開催中!
こちらは6月11日(土)まで行っています。
併せてお越しください♪

投稿:島田(企画広報部事務室)